小机城址と大倉山の生ラムと新羽のフレンチ　横浜港北区での一日

2023/06/25 - 2023/06/25

北海道の旅行記を拝見していたら、猛烈にラムが食べたくなった。
一時、雨後の筍のように増えたジンギスカン店。最近はめっきり少なくなった。一人焼肉は経験あるが一人ジンギスカンって経験ないなあ。
なんてことを思いながら、検索すると大倉山(横浜の)に北海道以外で唯一北海道の生ラムを扱っているという精肉店を見つけた。

因みに国内に出回る羊肉の60％がオーストラリア産、38％がニュージーランド産であるらしい。
残りの2%のそのまた半分が国産だそうな。

その1%の肉を求めて、大倉山へ。
これだけだと単なる買い物になっちゃうんで、小机城址へ行ってみることに。

帰路、
フレンチ好きの知人から、新羽にあるフレンチへのお誘いが入る。
新羽というのは、位置的には新横浜の北側の場所でフレンチレストランがあるとは思えないところだ。

もっともそのレストランのシェフは葉山のラ・マーレ・ド・チャヤの料理長だったらしい。
そう聞くと俄然興味津々。

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

ということで、まずはJR横浜線で小机へ。

なぜか遠回りさせる駅の案内。
途中の雲松院に向かわせたいんですかね。
ここ、俳優の内野聖陽の実家らしい。

小机駅 駅

駅自体は非常に殺風景。

目指す小机市民の森はあれだ。

随分前に一度訪れたことがある。

振り返れば日産スタジアム。
鍋蓋の取っ手のように見えるのは、新横浜のプリンスホテル。

日産スタジアム 名所・史跡

畑と住宅街を抜けると案内が現れる。

いざ小机城址へ。

小机城、築城の年代ははっきりしないらしい。
上杉家の支配下にあったのではないかと言われている。
飯田城、根古屋城とも呼ばれていたそうな。

その後、北条氏の支配下に置かれたと。

城跡と言っても天守閣があるわけではなく・・・

二の丸、本丸跡もここにあったんだろうということらしい。

嵯峨や鎌倉報国寺の竹林には多くの人で溢れているんだろうなあ、なんてことを思いながら誰もいない横浜の竹林を歩く。

聞こえるのは鳥の鳴き声だけ、と言いたいところだけれど第三京浜が近いので車の音が時折飛んでくる。

でもまあ、竹林独り占めというのはいいな。

雰囲気あるなあ。
肝試しに仕えそうな祠

二の丸があったとされる場所。

ここを兵(ツワモノ)が走り回っていたんだろうか？

狸か猪でも出てきたら面白いんだけれど、そうそううまくは行かない。

本丸があったとされる場所。

以前訪れた時はここで少年野球が行われていた。

空堀の中も歩いてみる。

唯一城っぽいものはこの門。

まあ、当時のものではないことは確かだ。

さてと、ラムを買って今宵はビールと共にジンギスカン！

なんてことを考えながら駅に向かっているところにフレンチのお誘い。
断る理由はないな。

とはいえ、本来の目的も。

おや、ラムがない。

訊くと、切ってくれた。すぐに売り切れちゃうそうな。
尚、大倉山ローストビーフも人気らしいがこれは次回に。

冷蔵庫には高級和牛がずらり。

大倉山って梅林だけじゃないんだ。

これが生ラム600g。
100g、950円。

ラムチョップは予約分で売り切れだそうな。
無論翌月分を予約。

クセがあるからラムは苦手という人も少なくないけれど、クセのクの字も無い見事な肉でしたよ。
お値段以上。

肉のヤマザキ グルメ・レストラン

さて、レストラン ビマビ。

レストラン ビマビ グルメ・レストラン

住宅街の中の一軒家レストラン。

本日はありがたいことに、飲めない運転手がご一緒。
泡でスタート。

蒸し暑い時の泡はたまらんな。

メニューは昼夜同じで月替わりのようだ。

Aコース　4300円
Bコース　7000円
Cコース　9000円

本日は、Aコースで。

葉山のラ・マーレ・ド・チャヤでは考えられない料金。　　

アミューズは、ラムのミートパイとホタテと甘えび

このラムのパイ、一口じゃ足りないな。

自家製パンとハーブバター

北海道産のジャガイモのヴィシソワーズ
ツブ貝の冷製とフルーツトマトのソルベ

若鮎のコンフィとその肝のパテ
ヤングコーンのグリエと山椒のソース

若鮎の下はヤングコーン。
その下は鮎の肝のパテ。

右上のものはとうもろこしのひげ。

鮎は塩焼きが一番だと思っていたがこれにはちょっとびっくりした。
これがメインでも良いな。

メインは豚スペアリブのスパイス焼き　蜂蜜赤ワインソースをチョイス。

ボルドーの赤を貰って。

お連れさんが選んだのは鮮魚のポワレ。
魚はスズキ。

その下にはアオリイカの焼きリゾット。
一口味見させてもらった。
スズキも良かったけれどリゾットが凄かった。

そりゃあ元葉山のレストランのシェフだしな。魚はお手の物なんだろう。

entreが鮎だったのでスペアリブを選んだんだけれど、魚でも良かったな。

デザートはチェリーのコンポートとティラミス　国産レモンのアイス

珈琲

最後の小菓子も素晴らしい。

泡も、ボルドーも1000円以内。
おまけにサービス料は無しだ。

こちらもお値段以上。

非常に満足度の高いディナーでした。

店の場所にちょっと難ありですが、レストラン不毛の地の新横浜駅前なんかに宿を取った場合タクシーを飛ばして来る価値は十分あり、かと。

新羽無いし綱島から歩くと20分くらい、タクシーならワンメーターか。
ご近所マダム専用にしておくのはちょっともったいない。

また、誘ってね。

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2023/07/19 17:21:32

  ごっくん

  メニューだけ眺めて、メインは、鮮魚のポアレか豚スペアリブだなと決めました。お友達とその両方選んでくださって、うれしいです。
  スズキでしたか。なら、後者です。私的メインは、断然、鮎の一皿。これこそ、めったに口にできないものですもの。y_0236さん、ごちそうさまでした。
  
  横浜も広くて深い。神戸にも大倉山あり。

  y_0236さん からの返信 2023/07/20 08:28:28

  RE: ごっくん

  mom Kさんおはようございます。
  
  稚内の山女もおいしそうですねえ。
  それにしても、鮎、岩魚、山女が400円って破格！
  フレンチの鮎も良かったけれどやっぱり塩焼きもいいですねぇ。
  こちらもごっくん、です。
  
  来月は神戸の大倉山のお隣で神戸牛を頂いてきます。
  暑くても食欲だけは旺盛です。
  
  
  y_0236
  
  
  
  > メニューだけ眺めて、メインは、鮮魚のポアレか豚スペアリブだなと決めました。お友達とその両方選んでくださって、うれしいです。
  > スズキでしたか。なら、後者です。私的メインは、断然、鮎の一皿。これこそ、めったに口にできないものですもの。y_0236さん、ごちそうさまでした。
  >
  > 横浜も広くて深い。神戸にも大倉山あり。