2023/06/23 - 2023/06/26
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2013tomoさん
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この旅行記スケジュールを元に
青函トンネル記念館に大きな模型が
展示されていました。
青函トンネル内部に設置された設備で
原寸大の模型です。
幅9m 高さ7mとあります。
この2階ではドキュメンタリー映画も上映されています。
ケーブルカーに乗って
私たちは海底にある坑道駅に行って見学しました。
次に津軽半島竜飛岬の海岸にある龍飛館を
尋ねました。
太宰治や津軽三味線の高橋竹山、版画家棟方志功ら
有名な文人たちが宿泊した旅館「旧奥谷旅館」が
平成11年に外ヶ浜町龍飛岬観光案内所として生まれ
変わった建物です。
館内には太宰治が小説「津軽」の執筆の際に、
太宰の親友N君と投宿した部屋が復元公開されていました。
私は太宰の「津軽」の中で竜飛岬について描写されている
「路がいよいよ狭くなったと思っているうちに、
不意に、鶏小舎(とりごや)に頭を突っ込んだ。
一瞬、私は何が何やら、わけがわからなかった分からなかった。
「竜飛だ」とN君が、変わった調子で言った。
「ここが?」落ちついて見廻すと、鶏小舎と感じたのが、
すなわち竜飛の部落なのである。」
※新潮文庫「津軽」(太宰治著)の三、外ヶ浜P.117より
という箇所に強い印象を受けて実際に私の目で確かめてみたい
と思っていました。
今回の旅でようやくその願いが実現できます。
本当に竜飛岬は「鶏小舎(とりごや)」のようなところ
なのでしょうか。
以下のブログで私たちが体験した印象を述べて行きたいと
思います。
大人の休日倶楽部 青森 竜飛岬、三沢への旅スケジュール
2023-06-23(金) 東横INN新青森駅前
東京10:20新青森JR新幹線はやぶさ17号・13:29着 新青森
ほぼ満員でした。
大人の休日パスは自宅のPCからえきネットで一人15270円
事前にみどりの窓口の券売機で発券した。
2023-06-24(土) 東横INN弘前駅前
新青森08:02→08:08青森
8:14青森駅発 蟹田駅に8:50着 10分待ち合わせ
竜飛岬へ 2023年6月
JR津軽線(蟹田以北)区間を
含むJRのおトクなきっぷ所有者は300円
蟹田駅から三厩迄はJRの大人の休日パスを見せて無料
蟹田駅から乗り合いタクシーのわんタク予約制
蟹田駅 1便9:00発 500円だがおトクなきっぷ所有者は300円
JRの大人の休日パスを見せて300円でした。
スイカが使用できました。
三厩駅発 10:50発 龍飛埼灯台着 11:15着
1便はいまべつ駅に50分ほど停車 135分
お客さんが多いので2台のタクシーになり いまべつ駅に停車せず、
直行便になって1時間早く着いて良かった。
外ヶ浜町を通る県道281号線、三厩駅から龍飛崎の先端まで
約15キロに約15、000本のあじさいが咲き誇っています。
まだ少し早すぎました。
帰りは 2便 4便がある
龍飛埼灯台発 4便の 14:35発 定期便の時間
14:30発 三厩駅 経由 蟹田駅行 予約済み
実際は5分程早い予約時間でした。
乗車するバス停を間違えて乗れないところでした。
三厩駅発 15時 遅れたようです。
三厩駅発の予約客が駅ではなく間違えて駅から出て
曲がったバス停で待っていました。
蟹田駅着 15:55 -30分待ち合わせ 帰りは85分間
津軽線(蟹田) 16:25発17時13分に青森駅に到着
17:26青森 奥羽本線・弘前行 9駅 18:13 弘前着
2023-06-25(日) 東横INN新青森駅前
07:06 弘前 JR奥羽本線快速・青森行 6駅
07:40 新青森着 乗り継ぎ3分
07:43 新青森 新幹線はやぶさ10号[発] 11番線 指定席
早歩きで3分で何とか乗り継げました。
ホームにまだ並んだ状態でしたので急がなくても良かったかな?
列車内の案内では次の列車のアナウンスをしていました。
えっ?と思ったが急いで良かったです。
08:10着 JR八戸 48分待ち合わせ
08:58発 八戸 青い森鉄道・青森行4駅
09:17着 三沢駅から2.4km徒歩30分
バスは西口1番 バスに乗らず徒歩で向かいました。
帰りも駅まで徒歩でしたが下り坂で良かったです。
三沢駅13:45発 青い森鉄道 青森経由 15:30新青森着
三沢 9:45-16:00三沢アメリカンデー
パレード 9:45発 実際は10:10ごろからでした
櫻井薬局 ゲート前経由 公会堂迄 11時迄
ハーレー200台ですが見たのは50台くらいでした。
消防隊、自衛隊航空音楽隊、ベリーダンスなど
2023-06-26(月)
08:37新青森JR新幹線はやぶさ14号・東京12:08着
ほぼ満員でした。途中から席の空きが出始めました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の旅の友として持参した
新潮文庫「津軽」(太宰治著)です。
読みながら旅をし、旅をしながら読むという
私の旅パターンはいつも同じです。
ただ今回の旅はこの小説「津軽」に誘(いざな)
われて竜飛岬を訪れることになりました。東京駅 駅
-
東京駅10:20発のJR新幹線はやぶさ17号です。
新青森駅には13:29に到着します。東京駅 駅
-
列車は新青森行きの車両と秋田行きのこまちが連結して
いました。
車両は盛岡駅で分離されます。
(このように連結されているのですね)東京駅 駅
-
私たちが乗車した車両はほぼ満席状態でした。
2023年5月8日にコロナ感染の分類が2類から
5類(インフルエンザと同等)に引き下げられて
旅行をする人たちがまた戻って来ているのだと思います。東京駅 駅
-
新青森駅で宿泊した東横インのホテルです。
会員登録をしていますので15時からと1時間早く
チェックインすることができます。
また10泊すると1回の宿泊料(シングル)
が無料になるという特典もあります。
どの地域の東横インも宿泊システムが同じなので
迷わずに済みます。
更に朝食が無料なのも助かります。
量的にも十分でお腹がいっぱいになります。
場所によって品数やメニューに変化がありますので
楽しみにしています。
(勿論限られた予算内で工夫しているので他のホテルの
有料の朝食バイキングの様には行きませんが)東横イン新青森駅東口 宿・ホテル
-
翌日はJR青森駅8:14発の津軽線蟹田駅(8:50着)経由で
竜飛岬に向かいます。青森駅 駅
-
列車は2両編成のワンマンカーです。
私たちのような観光客はあまりいませんでした。
乗車しているとワンタクから電話で今日はお客さんが多い。
ついては竜飛岬直通でも良いか聞いてきました。
勿論直通が良いに決まっています。
1時間くらい早く着いて
ランチする時間もできて満足する旅になりました。青森駅 駅
-
蟹田駅からは代行(振替)交通機関のワンタクで
JR三厩駅経由で竜飛岬に向かいます。
※JR津軽線蟹田~三厩間は、2022年8月の豪雨で大きな被害があり、
現在も不通となっています。
駅舎を出るとワンタクの方が声をかけてくれました。
電話で聞いた通り黒い大きいワンボックスカーです。蟹田駅 駅
-
2023年6月 竜飛岬への行き方。公共交通で行きます。
ワンタクは一人乗車料金は500円一律です。
但し、JR津軽線(蟹田駅~三厩駅)が運休となっている期間は、
同区間の各駅間で「わんタク」「わんタク定時便」をJRのきっぷで
無料で利用することができます。
蟹田駅から三厩駅は500円のところ
大人の休日パスを見せて無料でした。
乗車の際に運転手に大人の休日パスを見せると乗車料金は
三厩からだけの300円に割引されます。
現金、Suicaなどの交通系電子マネーでも支払い可能です。
わんタクの予約は
https://wantaku.jp/
のHPでWEB予約 24時間受付です。
予約は、乗車の1週間-当日の60分前まで可能です。
TEL:050-3135-2258(8:00~20:00受付)でも予約できます。
私たちが蟹田駅から乗車したわんタクは10人乗り程度の
ワンボックスカーでした。
途中で新幹線の奥津軽いまべつ駅を右手に見ながら通過しました。
新しくて大きく立派な駅です。
でも津軽半島突端近くにあるこの奥津軽いまべつ駅から
果たして乗車する客がいるのか
疑問を感じてしまいました。
私たちを乗せたわんタクは深い緑に囲まれた
津軽半島の山道(舗装されています)を走って行きます。
途中で野生のサルの群れを見かけました。
(彼等は竜飛岬の国道339の坂道でも見ました)
運転手さんの言葉によりますと最近は野生の熊も出没する
そうです。
梅雨のせいでしょうか道中は小雨が降っていましたが
青函トンネル記念館に到着する頃には雨も止んでいました。
直通に変わったので私たちが乗ったわんタクは
途中の三厩駅で待ち合わせをしませんでした。
1時間早く青函トンネル記念館に到着しました。
蟹田駅から竜飛岬までは42㎞あります、
途中の三厩から一人500円のところJR大人の休日パスを
見せたので割引で300円でした。
お安い交通機関だと思います。
2022年11月男鹿駅前からなまはげ館迄片道1100円でした。
蟹田駅~三厩駅が通常500円、三厩駅から竜飛岬まで
通常500円ですので距離は違いますが同等の料金でしょうか。
分かりにくい文章ですが距離的に安いと言う事です。蟹田駅 駅
-
私たちは青函トンネル記念館に到着しました。
記念館では海面下140mの別世界を体験することを
楽しみにしていました。
津軽海峡の海の底を貫く青函トンネルの実際に工事に使った
地下の坑道を体験することで24年という長い工期の末にたどり着いた
壮大なプロジェクトを体感することができます。
体験ツアーの所要時間は約40分です。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
入館料内の展示コーナー・体験坑道・ケーブルカー乗車セット券で
大人一人1,500円(子供・小学生料金750円)です。
現金のみでした。
次のケーブルカーの出発まで時間がありましたので
記念館内の展示コーナーを見学することにしました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
青函トンネル記念館に三厩地区循環バスの時刻表
(令和4年4月1日)が掲示されていました。
灯台⇒記念館⇒龍飛漁港⇒三厩駅行きの時刻表です。
12:10発のバスに津軽海峡冬景色句碑前の駐車場
バス停から龍飛漁港付近まで乗車しました。
乗車料は現金100円で運転手席の横にある小さな透明の
ボックスに入れました。
運転手さんへ事前に伝えれば降車したいところでバスを
停車してくれるので助かります。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネル記念館に大きな模型が
展示されていました。
青函トンネル内部に設置された設備で
原寸大の模型です。
幅9m、高さ7mと書いてあります。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネルの構造です。
このトンネルが津軽海峡の海底を
北海道まで走っています。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネルの構造と地図です。
トンネルを走っている時には分からなかったのですが
240m下の海底を走るときにはかなりの水圧がトンネルの天井に
かかっていると思います。
地震で天上に亀裂がはいいたらどうなるのでしょう?
なんだか怖いですね。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネル記念館に掲示されていた海底の様子です。
複雑な地層がたくさんありますので大変な工事だったと思います。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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赤い設備は青函トンネル設備の原寸大模型です。
幅9m 高さ7mとあります。
この2階ではドキュメンタリー映画も上映されています。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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入り口を入ったすぐ右側にチケット売り場
があります。
展示ホールへはその左側から入ります。
隣が食堂、その左にはお土産コーナー
がありました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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展示ホールでは海底240m、
総延長53.85Kmの津軽海峡の海の底を貫く
青函トンネルの 構想から完成まで42年間の過酷な条件の中で
繰り広げられた数々の軌跡を、
当時の資料をもとに 音や映像、立体モデルなどを交えて、
わかりやすく紹介していました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
展示ホールに入る前に映画「海峡」のポスターが掲示されて
いました。
高倉健さんと吉永小百合さん共演の映画です。
私はこのような映画が作成されていたことを全く知りませんでした。
『ウイキペディア』にはこの映画について
次のように解説されています。
映画『海峡』(かいきょう)は、1982年10月16日の
日本映画です。
『日本沈没』、『八甲田山』、『動乱』の森谷司郎監督が、
青函連絡船洞爺丸事故から約30年間 青函トンネルの工事に
執念を燃やす国鉄技師らの物語を描いた映画です。
東宝創立50周年記念作品です、
高倉健、吉永小百合、森繁久彌、
三浦友和などそれに相応しい豪華な出演陣です、
全国的な新人オーディションを行い、約6000人の中から中川勝彦、
約12000人の中から青木峡子の2人が選ばれた。
また、シンガーソングライターの南こうせつが、
初めて本格的な映画音楽に取り組んだ。
文部省特選。
映画のラストでは作業員達がトンネル貫通に湧くシーンが描かれ、
実際の先進導坑貫通は本作公開の翌年1983年、
本坑全貫通は1985年です。(近いうちに探して観たいと思います)青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネルの工事開始から開通までの期間が
表示されています。
1964年(昭和39年)に開始し、
完成したのが1988年(昭和63年)ですから24年間
に亘る長丁場の工事です。
1976年(昭和51年)には大出水という大事故が発生
しています。
工事に関係する殉職者が34名ですので多くの人命が
失われています。
ただただ瞑すべき大工事でした。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネルの工事開始から開通までの工事費総額です。
一般の地下鉄工事の半分の費用(換算)工事が実施されました。
多くに新工法が導入されたと思います。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネル記念館に掲示されていた
本州側青森の入り口の部分の写真です。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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展示コーナーには工事で働いていた人たちの様子が
生き生きと展示されていました。
これを見ていて佐渡を訪れた際に金山で働いている
人たちが生々しく展示されているのを思い出しました。
(参考ブログ)
還暦夫婦 ツアーで佐渡島ツアー フェリーを利用
https://4travel.jp/travelogue/11135318青函トンネル記念館 美術館・博物館
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体験坑道・ケーブルカーの出発時間が来ましたので
私たちはケーブルカー乗り場に向かいます。
どのような世界が展開されるのか楽しみです。
地底探検に出発するようで気持ちがわくわくしてきます。
発車口は左の階段を上った所にあります。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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これが私たちが乗るケーブルカーです。
山頂へ向かって上る経験は多くあるのですが
海底へ向かって下ることはめったにありません。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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ケーブルカーの前には分厚い鉄製の扉が降ろされていました。
今は青函トンネルを実際に新幹線が走るときには凄い風圧で
強風が吹きこんでくるそうです。
なんだか目に見えない地底怪獣が潜んでいる洞窟に入り込む
ような気分がしてきました。
写真に映っているのは私の指先です。
鉄製の重たい扉が開くのを今か今かと待ち構えています。
連れ合いは火葬場の入口に似ていたとか言っていました。
いずれにしても楽しさで満ち溢れた世界につながっている
トンネルではなさそうです。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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私の連れ合いもなんだか不安そうな表情をしています。
受付の女性に地下は14度くらいと言われ持参してきた
衣類をすべて着こんでいます。
それほど寒くはなかったです。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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鉄の扉が開くとケーブルカーは
傾斜角度14度の斜坑を徐々にスピードを増しながら
140m下の海底へまっしぐらに走り下ってゆきます。
ケーブルカーは海面下の体験坑道へ約7分で到着します。
突然、「ところで今、地震が起きたらどうなるのだろう?」
という不安な気持ちが胸の内に起こってきました。
(私たちは海面下140mの世界に閉じ込められるのでしょうか…)青函トンネル記念館 美術館・博物館
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私たちは海底にある坑道駅に到着しました。
駅名は「竜飛海底(たっぴかいてい)」駅です。
前の駅は「つがるいまべつ」、
次の駅は「よしおかかいてい」です。
(本当に繋がっているの?)青函トンネル記念館 美術館・博物館
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終点の体験坑道駅に降りました。
しばらく歩くと自転車が数台置かれていました。
(埃まみれだけど今でも使っているのかなあ…?)青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青函トンネル記念館の地下の体験坑道駅。
バリアフリーではありません。
暗いトンネルは迷路のような雰囲気です。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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体験坑道では女性のスタッフに案内して頂きました。
マスクをされているので定かではありませんが
青函トンネル記念館の入館時に受付で対応して頂いた
方だと思います。
それとも周りが薄暗いので私の視力がおかしくなっている
のかもしれません。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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青白い証明に緑色に浮かび上がる私の顔は
海底に棲息する不気味な妖怪のように見えます。
(普段は普通のお爺さんです)
後ろで働いているのは体験坑道のお人形さんですが
彼との一体感を感じてしまいました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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連れ合いも心なしか不安げな様子で坑内を歩いています。
左に見える暗闇空間は遠くどこまで繋がっているのでしょう。
(間違ってさ迷いこんだら大変そう)青函トンネル記念館 美術館・博物館
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案内係のスタッフの方に遅れないように
私は彼女のすぐ後ろを付かず離れず歩くように
していました。
これでは鬼太郎の妖怪「子泣きジジイ」ではなく
海底トンネルの「後追いジジイ」状態です。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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壁面に恐怖を感じさせる様な掲示板がありました。
そこには「非常口⇒地上まで1,329段、徒歩で約20分」
と書かれています。
ということはこの海底世界では非常事態が発生する
ことが稀にあるかも知れないということに気が付きました。
テレビのニュースでは
沈んだタイタニック船を見る観光の潜水艇が
海底4,000mで行方不明になっていると報じられています。
1週間後くらいに発見されましたが船体は粉々のようです。
一人3,500万円の乗船料でしたが若者も亡くなって可哀そうです。
私は最悪の事態発生を想定しました。
足元を見ると水が黒々と私の靴を濡らしています。
先程、案内の方が
「この坑道には毎日大量の海水が流れ込んできますが
排水設備が常に稼働していますので問題ありません。」
と説明していました。
案内の方に
「すみません。足元に流れているのは海水ですか?」と質問すると
「これは普通の水です。」という回答でした(本当かなあ~)。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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もし岩盤が裂けて大量の海水が坑道に流れ込むようなことに
なったら急いでケーブルカーに逃げ込まなくてはいけません。
この写真は当時発生した大事故から逃げる人を表現していると
思いました。
実際、この青函トンネル工事では34名の方々が出水等の
大事故で殉職されています。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
青函トンネル記念館の地下の体験坑道内部です。
掘削機でトンネルを掘っている人形さんが働いて
いました。
口には防塵マスクらしきものを装着しています。
厳しい労働環境下の労働は大変だったと思います。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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もしこの薄暗い坑道で事故が発生したら
どこへ逃げたら良いのだろう?
元来方向音痴な私はたちまち真っ暗な迷路に
さ迷いこんでしまうと思います。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
このような怪しげな妄想に悩まされながら歩いていると
ようやく帰りのケーブルカーに到着しました。
私の顔には恐怖と安堵の入り混じった表情が浮かんでいます。
僅か40分間余りの坑道体験でしたが実際の工事では
長時間の緊張した労働をされた方々の勇気と粘り強さに
深く感謝したいと思います。
次回はこの感謝の気持ちをもって青函トンネルを新幹線で渡って
みたいと思いました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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降りて来る時に乗車した青函トンネル記念館駅に
戻ってきました。
ようやく無事に地上に帰ってくることができました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
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トンネルの扉(風門)がゆっくりと閉まります。
無事に現実世界に帰ってこられたので
しばらくは海底に下りたくはありません。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
青函トンネル記念館見学を終えて
私たちは竜飛岬に向かうことにしました。
でも地理不案内でどちらに歩いて行けばよいのか
分かりません。
仕方がないので小高い丘にある展望台に上って当たりの様子を
見ることにしました。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
右は青函トンネル記念館の下にある
駐車場です。
観光客の車は少ないようです。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
駐車場から津軽海峡と風力発電が見えます。
竜飛岬は津軽海峡から吹いてくる風の岬です。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
左手の遠くの丘に灯台も見えます。
後であそこ迄歩いて上ります。青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
青函トンネル記念館を出て道を少し下ると
バス停がありました。
ここは写真を撮っていますがコミュニティーバスで
後で通り過ぎました。
これは町営のコミュニティーバスで100円で
乗り放題です。
龍飛岬は歩くとアップダウンが多く疲れますので
便数は多くありませんがタイミングがうまく合えば
便利な交通機関だと思います。
運転手さんへ事前にお願いすれば降りたいところの
近くに停車していただけます。
(運転手さん、ありがとうございます)青函トンネル記念館 美術館・博物館
-
途中に「国道339号」はこちらという矢印がある
標識がありました。
日本で唯一階段だけの階段国道として有名な観光スポットです。階段国道339号 名所・史跡
-
私たちは小高い丘の上にある竜飛崎展望台に
上っていきました。
地上の周りにはお花やベンチがいくつか置かれています。
観光客は誰もいません。
みなさんはきっとグーグルマップ等で事前に
地理を確かめているのでしょう。 -
ここは竜飛崎展望台です。
天気が変わりやすく山が雲に
覆われ始めました。
雨が来そうです。龍飛崎 自然・景勝地
-
竜飛崎展望台の裏手の奥から山道を
龍飛ホテルの方角に下っていきました。龍飛崎 自然・景勝地
-
展望台から竜飛岬での唯一のホテルである
「ホテル竜飛」が見えました。
その左側には石川さゆりさんの有名な「津軽海峡冬景色」の
句碑も見えています。
その更に左側に竜飛岬の海岸へ下る「国道339号」の階段の
入り口があるはずです。龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル
-
竜飛崎展望台から裏の方を見ると
ぐねぐねとホテル竜飛まで下る近道がありました。
見晴らしがよいので方向音痴の私でも道に迷うことはありません。龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル
-
私たちは近道で展望台の丘を降りてきました。
これがホテル竜飛です。
このホテルは津軽半島最北端に位置する一軒宿として
有名です。
新幹線がホテルの下を走っているので音が聞こえる
という話を聞いたことがあります。龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル
-
ホテル竜飛を通り過ぎてしばらく歩いていると
「津軽海峡冬景色」石碑の道向かいに駐車場がありました。
バス停がありましたので時刻表を確かめていますと12時ごろだったか
タイミングよくコミュニティバスが近づいてきました。
(なんて運が良いのだろう!)
私たちはこのコミュニティバスに乗って竜飛岬の海岸へ
降りることにしました。
話は変わりますが蟹田駅に帰るときに
このバス停をわんタクのバス停だと勘違いして
安心して待っていて乗り損なうところでした。
ようやく今回の旅の本命である龍飛岬観光が始まります。
その顛末は次のブログで紹介いたします。龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル
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旅行記グループ 風の街、津軽半島竜飛岬と基地の街、三沢のアメリカンフェスティバルを訪ねて(6月23日~26日)
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