レッドウッド国立公園を目指してその3 ひたすら巨木を見た1日part2

2023/05/04 - 2023/05/04

カリフォルニア州レッドウッド国立公園を目指す旅、
その1
https://4travel.jp/travelogue/11824742
その2
https://4travel.jp/travelogue/11827321
からの実質3日。折り返し地点です。

レッドウッド国立公園の近く、カリフォルニア州最北部のクレセントシティーに滞在しているところからスタートです。

エリア レッドウッド国立・州立公園周辺(アメリカ)

3日目の朝。
ロビーの前の

Lighthouse Inn ホテル

朝食会場で

朝ごはん。ここも朝ごはんがついていました。というか今回全部朝食ついていました。

マフィンとシリアルな食材。ここは独立系というかチェーンではないけど割とちゃんと運営がされていました。

WさんとKくんはうたた寝してしまったので、元気なKちゃんとトランプ。
神経衰弱をしたのですが、記憶力の衰えがちょっと心配になっているレベルに...小学校2年生に何度やっても惨敗です。

クレセントシティからUS199を15分ほど北東に車を走らせ、

NPS(国立公園局)のヒウーキ（Hiouchiの発音合っている？）のビジターセンターに立ち寄りました。

ヒウーキビジターセンター ショッピングセンター

本日の基本インフォメーション。
レンジャーにお勧めトレイルを教えてもらい、一番近いお手軽コースとちょっと奥に入ったタイタントレイルを歩く事にしました。

レッドウッドの森は映画スターウォーズのロケ地としても有名。売店にもスターウォーズをもじったTシャツが売っていてスターウォーズファンのWさんは買っていました。奇しくもこの日は5月4日。スターウォーズファンには特別な日らしいです。

ビジターセンターから近いところにあり、一番お手軽なトレイルとしてお勧めされたストウトグローブトレイルを歩くことにします。

スターウォーズの実際のロケ地は、国立公園や州立公園に隣接する私有地で見学はできないとの事ですが...

スターウォーズは見た事ない（正確に言うと見たけど退屈さに耐えられず最後まで見続けた事がない）私ですが、そもそもレッドウッド国立公園に来ようと思ったきっかけは、スターウォーズファンの旅友がここに来たいと言うことで調べ始めた事でした。（私の国立公園巡り（制覇）の一環であることはもちろんなのですが）

確かにこの森は木の向こうから何か出てきそうな雰囲気を持っています。

レッドウッド国立及び州立公園 国立公園

例によって巨木巡り。見上げてみますが本当に大きい。

この辺りでレッドウッドと共生している生き物に「バナナナメクジ」というのがいて、レッドウッドの種や葉、苗は食べないが他のものはなんでも食べ尽くすというナメクジがいる（つまりレッドウッドにとってはこのおかげで生存競争に勝てる）と、案内がありました。
天気が霧雨模様だったということもあり、注意してみると結構いること、いること。
ナメクジって言っても10cmくらいあるデカいもの。さらに名前の通り、本当にバナナの皮のような鮮やかな黄色。

デカさと派手さで気持ち悪さ倍増ですが、こんな相棒とこの雨があってこそのレッドウッドの森。

一周0.5マイル、（0.8km）のお手軽な周回コースでした。

通路を作るために切られた倒木。

次にもう少し奥にあるミルクリークトレイルを歩くことにします。レンジャーにはグラベル（砂利道）と言われましたが、割と舗装はされている道でした。

ミルクリークトレイルのトレイルヘッドに到達。
ここからトレイルの奥にあるグローブオブタイタンズを見学します。

いろんな言葉での挨拶があったのですが見慣れないものも。調べたら、ベトナム戦争でアメリカに協力した結果難民となったモン族（??とかではミャオ族）なものでした。
クレセントシティにもコミュニティがあるようです。

少しだけアップダウンがあるトレイルを歩いて

巨木を鑑賞。

倒木があったり

シダの生える岩があったりするコースを進み、

小川があったりしますが、基本ここでも

巨木巡り(笑)。

木の持つエネルギーを十分感じますが、

感覚が麻痺しています。

タイタンズと複数形なので、一本の木を見に行くというよりかは複数の森を見に行くコースだけどこの木が一番大きそう。

さてお昼過ぎになり、レッドウッド国立公園にわかれをつげて引き返すことにします。

屋根付きの橋がありました。屋根付きの橋は北東部のイメージですが、橋を長持ちさせる効果があるそうです。

そのまま同じ道を戻るのは芸がないので、北東の山越えの道、US -199を進み内陸部をもどることにします。

木の種類が変わりました。峠を越えて下り道へ。

このルートをとった最大の目的、オレゴン州に入りました！

私にとってこれで50州中35州目（空港で乗継とかではなく、ちゃんと地面を歩いて観光したベースで）制覇！

州の形を型どった州境のウェルカムサインは、デザイン、造り、大きさ、いずれも気合いが入っています。

一方カリフォルニア州側はレトロなデザインながら、お手軽感。

針葉樹の林の道をさらに進み、ケーブジャンクションという街へ。

あまり知られていないけど、洞窟で有名らしい街ですが、その町にあるマイクロブリュワリーがピザレストランも併設していて、ファミリーフレンドリーな作り。

Wild River Brewing and Pizza イタリアン

ペバロニとベーコン、ソーセージのトッピングを頼んだらこんな肉肉しいピザに。
これぞアメリカのピザという感じでおいしかったです！ビールのお味の方は、私は飲めないのでわからないけど...

郵便局に寄って友達に絵葉書を出しました。

海岸から山越えの道、US 199を走って来ましたが、比較的大きな町のグランドパスに到着。この町はアメリカ西海岸をメキシコ国境からカナダ国境までを結ぶ大動脈のI -5(州際道路5号線)が通り、周辺の道路が集まる交通の要所なので、この辺りでは大きな街になっています。

オレゴン州は州税のセールスタックス（消費税に相当）がかからない州なので、同じ値段のものを買ったとしたら、セールスタックスがかかる州より税金分安く買える事になります。
つまり免税店で買うような買い物天国、という事。

というわけで買い物タイム！
Wさんも私も買い物は好きなので、いくら時間があっても足りません。

が、私はちょっと自分に合う衣類のようなものは見つけられず（時間があってじっくり見られたら良いけど、足りなすぎる）。Wさんは娘さんのKちゃんに洋服を買ってあげていました。後で着てご満悦な顔の可愛かったこと。

後半戦は地元がオレゴン州が本拠のスーパー、Fred Meyerへ。

食料品は買うものがたくさん。

アメリカならではのカラフルすぎるケーキを買ったり、お土産にワインを買ったり...あっという間に時間が過ぎていきます。

このままでは宿に辿り着けないので切り上げ、給油。
この前の給油では5ドル台でしたが、ここではガロン3.899。
いかに意識高い系カリフォルニア州がガソリンに税金をかけているか、ですね。

グランドパスからはI -5(州際道路5号線)を南下します。

結構なスケールの峠越えの道を進みます。峠越えの最中に再びカリフォルニア州に入ります。

急勾配、急カーブで、周りを走る車のペースも高速だと、緊張感も増します。

峠を越えて、トイレ休憩、眼精休憩を兼ねてワイリーカという街のタコベルに立ち寄り、

タコスをつまんで軽食に。一つ単位で頼めるタコスは量を調節できるのでガッツリ食べたい時もちょっと小腹減ったなという時も対応できて便利。

ワイリーカ（Yreka)という地名はネイティブアメリカンの言葉で「白い山」という意味だそうですが、今回初日に泊まった街がユカイヤ（Ukiah)でこちらもネイティブアメリカンの言葉で「深い谷」という意味だそうで、北海道でアイヌ語由来の地名を見るようで面白いです。

さてこの町を出るともう暗くなりました。

時差のせいで、睡眠スイッチがおかしなことになっていると、暗い道の運転は余計に疲れるのです。しかも今日の宿はざっくりこの辺のエリアの代表的な都市の「レディング」で探して取った宿と言う認識があったのですが、実際はメインの「レディング」の街を過ぎて30分走ったレッドブラフという街でした。予約した時点ではちゃんとそのことはわかって、どんな場所か把握していたんですが、いざこっち来てみたらざっくりこの辺の宿取ったと言う認識だけがあったので、ちょっと勘違い。

22:00に着くと思って走り、目的地が近づいた時点でどの出口で高速を降りるのだろうと調べて、初めてまだ30分先で着くのは22:30と分かった時は、ゴールインしたかと思ったら延長戦走らなきゃ行けないみたいな感じで、ちょっと疲れました。

そんな経緯を経て今宵の宿、デイズイン・レッドブラフに到着したのは22:40。安い割になかなか綺麗で良いお部屋。デイズインは今回の旅で2箇所目。いずれも格安な割に良かったので、たとえばモーテル6と比較して差がなければこちらにしよう。

この日の走行距離は301マイル、481.6km。

デイズ イン バイ ウィンダム レッド ブラフ ホテル

この時間ですが、お腹は空くものです。車座になってスーパーで買っておいたチキン、カクテルシュリンプ、メロン、ブルーベリーなどで夕食としました。

デザートのチーズケーキを食べて就寝。
結構密度が濃いので見た目よりずっしり来ます。
明日はサンフラン市に戻る日です。おやすみなさい。