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2022年1月7日(金)、雪に埋もれた合掌造りの家々を快晴の下で満喫した翌日、この日は北陸廻りで家路に就く。7時頃目覚めて部屋の窓を開けると小雪模様の空(下の写真1)。前日はあんないい天気でとてもラッキーだったと喜ぶ。<br /><br />7時40分頃から囲炉裏のある部屋で朝食。朝から飛騨牛の朴葉焼きにたっぷりの山菜にヨーグルトまで(下の写真2)。久々に卵かけご飯を頂く(下の写真3)。<br /><br />8時半、宿を出てバスターミナルへ移動。今朝の通りは雪に覆われている(下の写真4)。10分ほどでターミナルに無事到着。<br /><br />8時50分の定刻通り、金沢駅前行出発。10分ほどで白川郷ICから東海北陸道(東海北陸自動車道:E41)に入るが、来た時とは逆方向の北に向かって進む。すぐに飛騨白川PAを通過するが、前日と違って路面にも薄っすらだが積雪がある。<br /><br />30分ほどで山並みを抜けて砺波平野に入る。そして小矢部・砺波JCTで北陸自動車道に入り、西に進み、10時5分、定刻に金沢駅前に到着。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9414492618620678&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br />金沢駅を利用するのは半年ちょっと前の2021年8月、豪雨の松本から脱出した後に寄った高岡からの帰りに電車乗り換えて以来だが、その時はIRいしかわ鉄道から北陸本線に乗り換えただけなので、乗り降りするのは2016年の6月に内灘に行った時以来5年半振り。<br /><br />石川県の県庁所在地でもある金沢市の代表駅。1898年(明治31年)4月の官設鉄道北陸線の小松からの延伸開業に伴い、終着駅として開業。ただし、7か月後には高岡まで延伸されて中間駅となった。1949年(昭和24年)に国鉄駅となり、1987年にはJR西日本の駅に。<br /><br />2015年に北陸新幹線が長野から延伸され、新幹線の金沢駅が開業。それと同時に北陸本線の石川県内金沢以東がIRいしかわ鉄道に移管された。また、従来の東口が兼六園口に、西口が金沢港口に改称された。また、和倉温泉へ行く七尾線の列車の発着駅になっているが、津幡まではIRいしかわ鉄道を通っている。さらに、北陸鉄道浅野川線の北鉄金沢駅は兼六園口(東口)駅前広場の地下にある。<br /><br />在来線が島式ホーム3面7線、新幹線が島式ホーム2面4線を有する高架駅。在来線ホームと新幹線ホームは同一平面上にあり、1階に在来線・新幹線のそれぞれの改札口が、中2階に在来線と新幹線を一括で処理する乗り換え改札口と、在来線から金沢百番街「あんと」に直結する「あんと改札口」が設けられている。<br /><br />駅舎はJR西日本系ホテルのヴィアイン金沢や金沢百番街と一体化している。1990年の高架化に伴って作られたもの。金沢百番街の「百番」は、加賀百万石や開業当初の店舗数115店、さらに顧客から100点満点をもらえる施設にしたいと云うことから名付けられた。<br /><br />高架下南部のあんと、北部のRintoと西口ビルのあんと西で構成される。「あんと」は石川県方言の「あんやと(ありがとう)」から名付けられ、「Rinto」は「凛と」を意味し、「凛として生きる女性をファッションでサポートしたい」との思いが込められている。<br /><br />2001年に第3回中部の駅百選に選定。2005年には、東口に能楽の鼓をイメージした「鼓門」、ガラス張りで地下広場を備えた「もてなしドーム」が完成。2011年には米国「Travel+Leisure」の世界で最も美しい駅の一つに選定された。<br /><br />10時29分発、北陸本線上りの福井行各駅停車に乗車(下の写真5)。現在国土交通省の鉄道要覧では金沢起点となっているが、JR西日本は米原起点としており、米原行が上りとなっている。<br /><br />北陸本線は直江津駅と米原駅を結んでいた線で、1882年(明治15年)に官設鉄道として長浜・金ヶ崎(その後敦賀港に改称されたが、2019年に廃駅となった。ただし、駅設備は今も残る)間が開通。7年後の1889年に米原まで延伸され、後の東海道線と繋がった。1896年(明治29年)に福井まで延伸され、小松までがその翌年、そして金沢まではさらにその翌年の1898年(明治31年)に開通した。<br /><br />その後、1913年(大正2年)には直江津までの全線が開通したが、その102年後の2015年に北陸新幹線金沢延伸によって、金沢・直江津間は第三セクターに移管された。2024年春には北陸新幹線敦賀延伸により金沢・敦賀間も第三セクターに移管される予定。<br /><br />金沢から加賀市までは両白山地を南に見ながら金沢平野を進む。加賀平野・石川平野とも云う。西側には粟津温泉、片山津温泉、山代温泉、山中温泉などが集まる加賀温泉郷があり、石川県内有数の観光地となっている。<br /><br />南側の車窓からふたコブの山に薄っすら雪が掛かっているが、鞍掛山。小松市と加賀市に跨る山で、山の名前は馬の鞍に似ていることから付けられたと云う。確かに。漁舟が目標としたことから、船見岳あるいは舟見山とも呼ばれる。大日山、富士写ヶ岳と共に江沼三山とも云われる。<br /><br />左側の前山が少し高く標高477.7m、右側の後山が標高466.7m。石川県では入門登山の山としてとてもポピュラーな山。手軽でありながらも標高の割には山頂からの360度の視界は素晴らしく、加賀平野、日本海、白山などが美しい。<br /><br />前にも別の旅行記で書いたが、加賀温泉駅の北側には大きな観音さんが建っている。加賀大観音と云う1988年に開眼した、全高73mの慈母観世音菩薩大立像。仏教をテーマとする複合テーマパークとして造られたが、1999年に閉園した。現在は観音院加賀寺として大観音のみ運営している。<br /><br />12時過ぎ、予定通り福井駅に到着。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9414504385286168&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />途中下車して、福井城址を歩くが続く

岐阜 白川郷から福井へ(Shirakawago to Fukui,Japan)

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2022/01/07 - 2022/01/07

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ちふゆ

ちふゆさん

2022年1月7日(金)、雪に埋もれた合掌造りの家々を快晴の下で満喫した翌日、この日は北陸廻りで家路に就く。7時頃目覚めて部屋の窓を開けると小雪模様の空(下の写真1)。前日はあんないい天気でとてもラッキーだったと喜ぶ。

7時40分頃から囲炉裏のある部屋で朝食。朝から飛騨牛の朴葉焼きにたっぷりの山菜にヨーグルトまで(下の写真2)。久々に卵かけご飯を頂く(下の写真3)。

8時半、宿を出てバスターミナルへ移動。今朝の通りは雪に覆われている(下の写真4)。10分ほどでターミナルに無事到着。

8時50分の定刻通り、金沢駅前行出発。10分ほどで白川郷ICから東海北陸道(東海北陸自動車道:E41)に入るが、来た時とは逆方向の北に向かって進む。すぐに飛騨白川PAを通過するが、前日と違って路面にも薄っすらだが積雪がある。

30分ほどで山並みを抜けて砺波平野に入る。そして小矢部・砺波JCTで北陸自動車道に入り、西に進み、10時5分、定刻に金沢駅前に到着。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9414492618620678&type=1&l=223fe1adec

金沢駅を利用するのは半年ちょっと前の2021年8月、豪雨の松本から脱出した後に寄った高岡からの帰りに電車乗り換えて以来だが、その時はIRいしかわ鉄道から北陸本線に乗り換えただけなので、乗り降りするのは2016年の6月に内灘に行った時以来5年半振り。

石川県の県庁所在地でもある金沢市の代表駅。1898年(明治31年)4月の官設鉄道北陸線の小松からの延伸開業に伴い、終着駅として開業。ただし、7か月後には高岡まで延伸されて中間駅となった。1949年(昭和24年)に国鉄駅となり、1987年にはJR西日本の駅に。

2015年に北陸新幹線が長野から延伸され、新幹線の金沢駅が開業。それと同時に北陸本線の石川県内金沢以東がIRいしかわ鉄道に移管された。また、従来の東口が兼六園口に、西口が金沢港口に改称された。また、和倉温泉へ行く七尾線の列車の発着駅になっているが、津幡まではIRいしかわ鉄道を通っている。さらに、北陸鉄道浅野川線の北鉄金沢駅は兼六園口(東口)駅前広場の地下にある。

在来線が島式ホーム3面7線、新幹線が島式ホーム2面4線を有する高架駅。在来線ホームと新幹線ホームは同一平面上にあり、1階に在来線・新幹線のそれぞれの改札口が、中2階に在来線と新幹線を一括で処理する乗り換え改札口と、在来線から金沢百番街「あんと」に直結する「あんと改札口」が設けられている。

駅舎はJR西日本系ホテルのヴィアイン金沢や金沢百番街と一体化している。1990年の高架化に伴って作られたもの。金沢百番街の「百番」は、加賀百万石や開業当初の店舗数115店、さらに顧客から100点満点をもらえる施設にしたいと云うことから名付けられた。

高架下南部のあんと、北部のRintoと西口ビルのあんと西で構成される。「あんと」は石川県方言の「あんやと(ありがとう)」から名付けられ、「Rinto」は「凛と」を意味し、「凛として生きる女性をファッションでサポートしたい」との思いが込められている。

2001年に第3回中部の駅百選に選定。2005年には、東口に能楽の鼓をイメージした「鼓門」、ガラス張りで地下広場を備えた「もてなしドーム」が完成。2011年には米国「Travel+Leisure」の世界で最も美しい駅の一つに選定された。

10時29分発、北陸本線上りの福井行各駅停車に乗車(下の写真5)。現在国土交通省の鉄道要覧では金沢起点となっているが、JR西日本は米原起点としており、米原行が上りとなっている。

北陸本線は直江津駅と米原駅を結んでいた線で、1882年(明治15年)に官設鉄道として長浜・金ヶ崎(その後敦賀港に改称されたが、2019年に廃駅となった。ただし、駅設備は今も残る)間が開通。7年後の1889年に米原まで延伸され、後の東海道線と繋がった。1896年(明治29年)に福井まで延伸され、小松までがその翌年、そして金沢まではさらにその翌年の1898年(明治31年)に開通した。

その後、1913年(大正2年)には直江津までの全線が開通したが、その102年後の2015年に北陸新幹線金沢延伸によって、金沢・直江津間は第三セクターに移管された。2024年春には北陸新幹線敦賀延伸により金沢・敦賀間も第三セクターに移管される予定。

金沢から加賀市までは両白山地を南に見ながら金沢平野を進む。加賀平野・石川平野とも云う。西側には粟津温泉、片山津温泉、山代温泉、山中温泉などが集まる加賀温泉郷があり、石川県内有数の観光地となっている。

南側の車窓からふたコブの山に薄っすら雪が掛かっているが、鞍掛山。小松市と加賀市に跨る山で、山の名前は馬の鞍に似ていることから付けられたと云う。確かに。漁舟が目標としたことから、船見岳あるいは舟見山とも呼ばれる。大日山、富士写ヶ岳と共に江沼三山とも云われる。

左側の前山が少し高く標高477.7m、右側の後山が標高466.7m。石川県では入門登山の山としてとてもポピュラーな山。手軽でありながらも標高の割には山頂からの360度の視界は素晴らしく、加賀平野、日本海、白山などが美しい。

前にも別の旅行記で書いたが、加賀温泉駅の北側には大きな観音さんが建っている。加賀大観音と云う1988年に開眼した、全高73mの慈母観世音菩薩大立像。仏教をテーマとする複合テーマパークとして造られたが、1999年に閉園した。現在は観音院加賀寺として大観音のみ運営している。

12時過ぎ、予定通り福井駅に到着。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9414504385286168&type=1&l=223fe1adec


途中下車して、福井城址を歩くが続く

  • 写真1 宿の部屋から朝の景色

    写真1 宿の部屋から朝の景色

  • 写真2 宿の朝食

    写真2 宿の朝食

  • 写真3 卵かけご飯にお味噌汁

    写真3 卵かけご飯にお味噌汁

  • 写真4 雪の荻町 メインストリート

    写真4 雪の荻町 メインストリート

  • 写真5 金沢駅に入線する金沢発福井行各駅停車

    写真5 金沢駅に入線する金沢発福井行各駅停車

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