白川郷旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2022年1月6日(木)1時半前、長瀬家、神田家の合掌造りを後にして荻町城跡展望台へ向かう。途中にも食事処たなか屋(下の写真1)など合掌造りの家が続く(下の写真2)。また、屋根の雪下ろしをする方もおられて雪国を実感(下の写真3)。<br /><br />和田家住宅方向へ分かれる三差路を来たに直進すると坂道が始まる(下の写真4)。雪が残っている部分があるので滑らないように気を付けながら進むと、坂の上に展望台が見えてくる。<br /><br />展望台があるのは荻町集落の東側に連なる台地の先端。標高540mで麓からの高さ約60mのこの台地は庄川に宮谷・牛首谷からの河川の合流点で、合流点に面する西北部は断崖絶壁となっている。現在は石組みの一部しか残っていないがここには戦国時代まで荻町城があった。<br /><br />戦国時代の山城は居住する施設ではなく、戦争の際に立て籠もる詰城で、天守閣もなく石垣を設けない土造りの城郭。櫓も井楼組の簡単な施設で、普段は山麓の集落に居館を構えて居住していた。荻町城の場合も麓からの比高も高いものではなく、恐らく山麓のいずれかに居館を構えていたのではないかと考えられる。<br /><br />荻町城の築城がいつ、誰によって行われたかは明らかでなく、南北朝時代に南朝の公家たちの隠れ家として使用されていたという説などが残るが真偽は不明。<br /><br />戦国時代に室町将軍の奉公衆である内島氏が現在の鳩ヶ谷貯水池の南に跡が残る帰雲城を居城としてこの地域を支配しており、庄川沿いに南北に貫く白川街道上に帰雲城を防御するため北側に配置され、家臣の山下氏が3代に渡り城主を務めた。<br /><br />荻町城の規模は小さく、籠城するための城ではなく、白川街道や西の馬刈峠、東の牛首峠を監視する城として機能していたものと考えられる。山城からの眺望は抜群で、構造、立地ともに戦国時代の山城の典型例として評価されている。<br /><br />台地の先はヘアピンカーブになっており、カーブの内側に城山天守閣展望台があるが、食事処内の設備で、コロナ禍の影響と思われるが休業中で入ることが出来ない(下の写真5)。その代わりと云うことはないが、カーブの先端の南側に荻町城跡展望台が造られ、眼下にひろがる荻町合掌造り集落の眺望を満喫できる。<br /><br />坂道を登り始めて10分足らずでこの展望台に到着。この絵面が見たかったんだよな。本当に素晴らしい。また、天気が良くて最高!15分くらい眺めてた。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9328943893842218&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />荻町集落へ戻るが、続く

岐阜 白川郷 荻町城跡展望台(Ogimachi Castle Ruin Lookout,Shirakawago,Gifu)

8いいね!

2022/01/06 - 2022/01/06

792位(同エリア1461件中)

旅行記グループ 白川郷

0

5

ちふゆ

ちふゆさん

2022年1月6日(木)1時半前、長瀬家、神田家の合掌造りを後にして荻町城跡展望台へ向かう。途中にも食事処たなか屋(下の写真1)など合掌造りの家が続く(下の写真2)。また、屋根の雪下ろしをする方もおられて雪国を実感(下の写真3)。

和田家住宅方向へ分かれる三差路を来たに直進すると坂道が始まる(下の写真4)。雪が残っている部分があるので滑らないように気を付けながら進むと、坂の上に展望台が見えてくる。

展望台があるのは荻町集落の東側に連なる台地の先端。標高540mで麓からの高さ約60mのこの台地は庄川に宮谷・牛首谷からの河川の合流点で、合流点に面する西北部は断崖絶壁となっている。現在は石組みの一部しか残っていないがここには戦国時代まで荻町城があった。

戦国時代の山城は居住する施設ではなく、戦争の際に立て籠もる詰城で、天守閣もなく石垣を設けない土造りの城郭。櫓も井楼組の簡単な施設で、普段は山麓の集落に居館を構えて居住していた。荻町城の場合も麓からの比高も高いものではなく、恐らく山麓のいずれかに居館を構えていたのではないかと考えられる。

荻町城の築城がいつ、誰によって行われたかは明らかでなく、南北朝時代に南朝の公家たちの隠れ家として使用されていたという説などが残るが真偽は不明。

戦国時代に室町将軍の奉公衆である内島氏が現在の鳩ヶ谷貯水池の南に跡が残る帰雲城を居城としてこの地域を支配しており、庄川沿いに南北に貫く白川街道上に帰雲城を防御するため北側に配置され、家臣の山下氏が3代に渡り城主を務めた。

荻町城の規模は小さく、籠城するための城ではなく、白川街道や西の馬刈峠、東の牛首峠を監視する城として機能していたものと考えられる。山城からの眺望は抜群で、構造、立地ともに戦国時代の山城の典型例として評価されている。

台地の先はヘアピンカーブになっており、カーブの内側に城山天守閣展望台があるが、食事処内の設備で、コロナ禍の影響と思われるが休業中で入ることが出来ない(下の写真5)。その代わりと云うことはないが、カーブの先端の南側に荻町城跡展望台が造られ、眼下にひろがる荻町合掌造り集落の眺望を満喫できる。

坂道を登り始めて10分足らずでこの展望台に到着。この絵面が見たかったんだよな。本当に素晴らしい。また、天気が良くて最高!15分くらい眺めてた。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9328943893842218&type=1&l=223fe1adec


荻町集落へ戻るが、続く

  • 写真1 食事処たなか屋

    写真1 食事処たなか屋

  • 写真2 合掌造りの家

    写真2 合掌造りの家

  • 写真3 雪下ろし中

    写真3 雪下ろし中

  • 写真4 荻町城跡展望台への坂道

    写真4 荻町城跡展望台への坂道

  • 写真5 城山天守閣展望台

    写真5 城山天守閣展望台

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

白川郷

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP