2019/04/26 - 2019/05/01
305位(同エリア1405件中)
ユウジさん
4月27日からは10日間のゴールデンウィークが始まりました。
どこかに行こうとは思っていましたが、色々あって結局何も決められないまま、4月26日の夜にまでなってしまいました。さてさてと深夜バスのサイトを見ると、まだ横浜から名古屋行のバスが空いているではないですか。そこで名古屋に行き、そこから岐阜県の飛騨地方に行くことにしました。
飛騨は、白川郷、五箇山、郡上八幡と自然の中に文化が息づいている興味深い地域で、行ってみたいと思っていましたが、少しアクセスが悪いのでなかなか行けないでいた場所でした。(正確には、五箇山も、郡上八幡も飛騨ではありませんが、飛騨周辺ということでご容赦ください。)
今回は飛騨だけでも良いのですが、せっかくの大型連休ですので、5回目の訪問となる広島県の大久野島(うさぎ島)と京都にも訪れてみることにしました。
日程
4月26日
横浜→名古屋(深夜バス)
4月27日
名古屋→郡上八幡(バス)
郡上八幡→下呂(電車)
4月28日
下呂→高山(電車)
高山→白川郷→五箇山(相倉)→五箇山(菅沼)→白川郷→高山(バス)
4月29日
高山→名古屋(電車)
名古屋→三原(新幹線)
4月30日
三原→忠海(電車)
忠海→大久野島→忠海(船)
忠海→三原(電車)
5月1日
三原→京都→横浜(新幹線)
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<4月27日>
朝7時に名古屋に到着しました。実は名古屋の生まれなので、何回か来たことはあるのですが、駅前の高層ビル群は、名古屋の勢いを象徴するかのように日増しにその存在感を高めている気がします。
さて、その名古屋から岐阜県の少し奥にある郡上八幡に向かおうと思うところですが、電車だと乗り換えが辛いので、長距離バスを利用することにします。名鉄バスのカウンターに行くと8時のバスが空いているということで、少し時間が出来たので、近くのビル群を回り、束の間に名古屋の変化を楽しみました。 -
10時45分に郡上八幡に到着です。郡上八幡は水の街として有名な城下街で、街には、宋祇水という名水百選にも選ばれた湧水や、綺麗な水路が流れています。
水には、引き込まれるような美しさがあり、もっとも心に平安をもたらすものとして五感に訴えかけてくれる存在です。...と、何だかエセスピチュアリストみたいなことを言ってますが、とどのつまり飛騨に来たなら、郡上八幡は外せない場所なのでした。 -
郡上八幡のバスターミナルは、郡上八幡城の近くにありますので、とりあえず郡上八幡城に向かいます。
城主によってこの街も守られてきたはずですから、まずはごあいさつです。高台にありますので、山に囲まれた郡上八幡の全景も見ることができます。 -
街の中心部にある「やなか水のこみち」です。柳があるのが良いですね。癒しは、水、そして風だということがよく分かっています。せせらぎの流れる音と柳の葉が風でかすれる音があればすぐに安眠できる気がします。
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街の中心部から上流の方に歩いていくと綺麗な水路が流れています。透明度の高い水に鯉が元気に泳いでいます。自分も水路に沿って歩いていると汚れた心が洗い流されていくようで、いくぶん元気になったような気がします。水の街の名もだてではありませんねぇ。
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街の中心を流れる吉田川も郡上八幡を水の街としての印象付ける魅力の一つです。
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「俄(にわか)」さんで郡上そばをいただきました。郡上で育った川魚のあまごが乗っていて、そばとマッチして美味しかったです。
さて、お腹も満たし、白川郷への起点となる高山に向かいたいところですが、郡上八幡と高山は同じ飛騨でも移動に5時間ほどかかります。なかなか難儀だなぁと思い、ためしに中間地点にある下呂温泉の宿を調べてみると、偶然にも「みのり荘」というお宿で1人部屋が空いておりました。こんな当日予約で、GWに下呂温泉に泊まれるとは、なんだか幸せなことです。 -
下呂温泉の「みのり荘」さんです。温泉大浴場が完備されていて、気持ちよかったです。
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「みのり荘」さんでは、下呂の繁華街まで車で送っていただけるサービスがあります。繁華街に着いたのは9時ごろなので、店も閉まってきていますね。
ご当地物を探して少し歩きましたが、この夜はとにかく寒い。すぐに諦めて、鍋焼きうどんをいただきました。 -
繁華街にある加恵瑠神社です。お賽銭を入れるとしゃべります。夜だったこともあり、びっくりしてしまいました。カエルがゲロゲロと鳴くから、下呂に加恵瑠神社があるみたいですね。
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灯籠もかわいいですね。
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ベットに入ると、いつものことながら、また悩みます。次の日の目的地は白川郷、五箇山にある合掌造りの世界遺産巡りということは決めていますが、問題はバスのルートと時間の兼ね合いです。
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通常は、下呂温泉からの直通バスで白川郷まで行きたいところですが、これでは白川郷着が最速でも11時40分になってしまい、そこから五箇山にある菅沼集落と相倉集落と2つの集落をバスで回るには4~5時間ほどかかってしまうため、白川郷17時30分発の高山行最終便に乗るには、相当に厳しいスケジュールになってしまいます。これでは最大集落である白川郷を十分に楽しむことはできません。また、菅沼集落と相倉集落の片方だけに行くという選択をすれば、もちろん五箇山に行ったという事実は残り、時間も約2時間の短縮となりますが、その妥協をすれば、後々後悔することは、自分が一番良く分かっています。
結局、白川郷、菅沼集落、相倉集落の3か所を回るべく、下呂駅からJR高山本線の6時24分の始発で高山まで行き、8時50分発のバスで9時40分に白川郷に到着する経路をとることにしました。最初からこの結論しかないのに長々と悩んでしまいました... -
<4月28日>
朝6時前、昇る朝日を見ながら下呂駅に向かい、高山本線で高山駅を目指します。決断が遅かったため、あまり寝ていないですが、早朝の澄んだ空気が心地よいです。 -
高山駅から白川郷行きのバスに乗ります。さすが、白川郷ともなるとバスターミナルにも外国人がたくさんいました。こんなにバスに乗れるのか不安になるところですが、GWだからか同じ時間に白川郷行きのバスが何台もでていましたのでひとまず安心です。
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白川郷のバスターミナルで世界遺産バスに乗り換え五箇山に向かいます。意外とこのバスは空いていました。あまり皆さんバスでは五箇山に行かないのかもしれませんね。
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まずは、五箇山の相倉集落です。白川郷、菅沼集落、相倉集落の中では、最も奥地にあり、最も商業化されていない集落です。
本当に山の中で今でも普通に生活している感じで、観光客もそんなに多くはありません。なんか、勝手に歩き回って申し訳ない気すらあります。 -
集落のはずれの階段を登ると、高台から集落の全景を見ることができます。いつまでも眺めていたい気持ちもありますが、次のバスの時間が迫っているので、あまりゆっくりできないのが、悲しいところです。
とはいえ、本当にこの集落に来る選択をして良かったと思います。昨日の自分に感謝です。 -
次は五箇山の菅沼集落です。相倉集落よりは商業化されていますが、こじんまりとしてかわいい集落です。
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塩硝の館など博物館があるのも特徴的です。塩硝というのは火薬の材料なのですが、かいこの糞を利用し作成されていたようです。かいこは絹糸以外の利用方法もあったのですね。勉強になります。
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五箇山から白川郷に戻ってきました。白川郷は、五箇山の2つ集落より広大で、合掌造りの建物も五箇山の2つの集落を足した数よりもたくさんありますので、時間をかけて見学する必要があります。ただ、その分、合掌造りでない建物もたくさんあり、商業化が進んでいます。これは、良い悪いではなくそれぞれの特徴です。高山の名物みたらしだんごや飛騨牛乳のソフトクリームを食べながら、白川郷を堪能するのも良いものです。
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名家の大きな合掌造りの家では、家の中に入り屋根裏の養蚕場を見学することも出来ます。
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白川郷には明善寺という合掌造りのお寺があります。五箇山には神社はありますが、お寺はないので、これは白川郷ならではの特徴です。建物の中も見学することもできますし、茅葺きの鐘楼門も独特の雰囲気を持っていますので、一風変わったお寺巡りができますよ。
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最初は気づかなかったのですが、どうやら展望台があるようです。いつもの愚か者的発想ですが、上に何かあると登りたくなります。思ったよりは疲れる坂で、我に帰ると虚しくもありますが、集落一帯を見渡せるこの景色を見ると、やはり白川郷って凄いんだなぁと胸ときめくものです。
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GWということもあり、さすがは観光地の高山、まったく宿が空いてません。時を遡ること五箇山から帰りのバスの中、もう宿泊は無理かなぁと野宿を覚悟して、宿泊サイトを検索していました。キャンセル情報を待っていると、思いがけず「α‐1高山バイパス」さんの空室情報が5部屋出てきました。戸惑いながらも山間部で途切れ途切れの電波の中、必死に予約を入れました。
ホテルの場所は、バスの到着する高山駅からは2㎞ほど離れていますが、これで、お風呂に浸かれ、ベッドで眠れるのですから意気揚々と歩いていけます。何事も目指す先があるっていうのは幸せなことです。 -
<4月29日>
荷物を駅のロッカーに預け、身軽になったところで、街に出ます。
高山は江戸時代や明治時代を思わせる古い町並みが「飛騨の小京都」として有名です。まだ、朝早いので人がおらず、落ち着いた空気の中、気持ちよく散歩ができます。 -
おや、朝市には、人が集まってますね。
宮川朝市といって、取れたての野菜や高山の名産が売られています。朝は他のエリアでは、まだ開店前のお店が多いですから、ここで食べ歩きするのも楽しいですね。 -
高山で有名なラーメン屋「豆天狗」さんに、開店と同時に入店しました。
実はこのお店は「トミタ栞」さんのお父様が経営しているお店です。トミタ栞さんは、テレビ神奈川「saku saku」のMCだったり、FM横浜で番組をもっているなど、地元神奈川では特に人気のタレントさんです。店内でもFM横浜が流れていたり、トミタ栞さんの本が置いてあるなど、ご家族に愛されているのが良く分かります。
もちろんラーメンも美味くいただきました。 -
飛騨の最後は、少し山を登り高台から高山の街並みを眺め心を落ち着けます。
これから、大久野島(うさぎ島)に行くために、広島県の三原まで新幹線などで移動です。 -
<4月30日>
5時30分に起き、三原から大久野島(うさぎ島)に行くためのフェリー乗り場がある忠海駅に行きます。駅名標のうさぎのイラストもかわいいですね。 -
第1便の船は、7時40発ですが、GWで早めに行かないと、船の定員数からあぶれ1時間後になってしまいますので、1時間前にフェリー乗り場に到着するようにします。
思えば今回で大久野島に行くのは5回目ですが、初めて大久野島に来た時もGWでした。本当に癒されて、また来たいと思ってしまうんですよねぇ。 -
大久野島に到着しました。うさぎがお出迎えしてくれます。
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GWはうさぎより人の数の方が多い印象です。
たくさんの人が連日訪れ、うさぎ達も少しお疲れかも知れません。奥のうさぎは体をのびーんとして休憩しています。 -
「ぱくぱく、キャベツの葉っぱおいしいなぁ」
と言ってたらうれしいですね。 -
春は子ウサギが生まれる季節です。
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うさぎのおしりです。
しっぽ丸いイメージですが、実は舌みたいな形なんですよね。 -
雨が降ってきたので、屋根のある四阿(あずまや)でうさぎと一緒に雨宿りです。
寒いので、寄り添って体を温めているのでしょうか。 -
日が暮れだすと、大半の人は本州に帰っていきます。昼の間はあまり相手をしてくれなかったウサギ達ですが、この時間になると僕の周りにもたくさん集まってきてくれました。
恥ずかしながら、いつも始発の便でうさぎ島に来て、19時15分の最終便で本州に帰りますので、まだまだうさぎとふれあう時間はあります。
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しかし、40にもなってうさぎと堂々と触れ合えるのは、日本中、いや世界中探しても、この大久野島しかありません。(周りから見たらもはや私も変質者のたぐいですから、大久野島でもNGかもしれませんが、)他に代えがきかない唯一の場所であることは、確かなことです。
フェリーに乗る時間が迫ると、名残惜しい気持ちになり、やっぱりまた来たくなりますねぇ。 -
〈5月1日〉
狙ったわけではないのですが、偶然にも、令和最初の日は京都で迎えました。
まずは八幡市まで移動し石清水八幡宮を訪れます。地元鎌倉の鶴岡八幡宮は、源頼義により、前九年の役においての戦勝を祈願して、石清水八幡宮を鎌倉に勧請したのが始まりとされており、石清水八幡宮にも一度は訪れたいと思っていました。
山の上に社殿があり、30分ほど石段を登ったので、疲れましたが、山の上にあるだけあって、自然に包まれた神聖な神社でした。 -
令和最初の日ということで、御朱印を求める人が長蛇の列になっています。(ずいぶん人がいるなぁと思っていたらロープウェーでもここまでこれるのですね。)僕も記念として45分ぐらい並んで御朱印をいただきました。
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令和元年五月一日の御朱印頂きました。
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鳥居が有名な伏見稲荷大社です。社殿も素晴らしいですが、やはり鳥居の数や大きさに圧倒されます。
連なった鳥居は、神聖な空間への入口として特別な空気感を醸し出しています。もう少し人の少ない時期に来れば良かったなぁと思ったりもします。 -
京都には何度か来ていますが、あまり神社を中心には訪れていませんでした。京都にはまだまだ神社はありますが、今回は、京都駅近くで、社格の高い神社をいくつか回ってみようと思います。まずは下鴨神社、木々に囲まれた落ち着いた神社です。
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下鴨神社を訪れたら上賀茂神社にも訪れない訳には行きません。意外と下鴨神社と上賀茂神社は離れているのですね。ちょっと京都駅から離れて行ってる気もしますが、バスで上賀茂神社まで行きました。ちょうど加茂競馬足汰式という儀式が行われていて結構混んでいましたね。
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上賀茂神社からバスで平安神宮に行きました。あまり予備知識なく京都の神社めぐりをしていますが、今まで行った神社では見たことないような広大な境内が社殿の前に広がっており、日本の神社としては特異な配置だなぁという印象です。
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平安神宮から八坂神社までは、そんなに離れていなかったので歩いていきました。八坂神社も参拝客がぎゅうぎゅうに混雑していて凄かったですね。そう考えると先程の平安神宮の広い境内は、心の平安を求める参拝客にとっては助かりますね。
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八坂神社から京都駅までもまた歩き、新旧の雰囲気を織りなす街並みを眺めながら旅の最後の時を迎えました。
何はともあれ令和最初の日に格式高い神社を6か所も回れましたので、令和も自分なりに良い時代となることを祈るばかりです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pacorinさん 2020/04/09 10:29:08
- うさぎの島
- ユウジさん、こんにちは
大久野島、5回も行かれているのですね!わたしも昨年初めて訪れましたが、うさぎさん達がとてもかわいくて、また行きたくなる気持ちがわかりました。
ユウジさんの旅行記、すべて拝見しましたので、新着見逃さないようにフォローさせていただきますね。今年のGWはどうしましょう(どこにも行けない)という状態ですが、また自由に旅できる日が早く戻ってくることを祈りつつ・・・
pacorin
- ユウジさん からの返信 2020/04/10 05:56:23
- 嬉しいコメントありがとうございます
- pacorinさん、こんにちは
嬉しいコメントありがとうございます。
全ての旅行記を見ていただいたなんて感激です!ありがとうございます(^^)
大久野島良いですよねぇ。本当にウサギ達には、何度も心を救われた気がします。
pacorinさんのウサギ達の写真も可愛いですね。ウサギ達もpacorinさんに心をゆるしているようです☆
確かに今年のGWは待機になりそうですね(^^;
また自由に旅ができる日が訪れると良いですよね。僕もその日が早く訪れてくれるように祈っております。
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