2022/11/16 - 2022/11/20
626位(同エリア846件中)
かるあみるくさん
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この旅行記スケジュールを元に
この旅行の一番目的にしていた、泗川(サチョン)にあるKAI航空宇宙博物館見学の旅行記になります。
韓国南部慶尚南道にある泗川市は航空産業の街でもあり、タクシーの行燈も飛行機を模している様な町全体が航空の街になっています。韓国で航空機製造を担うKAIの敷地に隣接する博物館には米軍機や韓国軍機などを展示していて、その中にはB-29戦略爆撃機やC-124などの貴重な航空機が多く保存展示されています。
泗川市自体日本ではマイナーな場所で、泗川市南部の三千浦は風光明媚な場所として韓国では知られている様ですがこちらも日本ではほとんど知名度ないですよね。一つ北の晋州市は文禄・慶長の役(韓国名:壬辰倭乱)の際の倭城跡があったり交戦した場所としてもそれなりに有名だったりはしますが・・・。
ちなみに泗川も文禄・慶長の役の交戦地でもあったりします。
そんなわけでほとんど日本語では情報のなかったKAI航空宇宙博物館ですが、正直行ってみてよかったと思います。ソウルの外国人がアクセスしやすい戦争記念館などよりも展示がマイナーで、かつ韓国語が読めないとなかなか難しい場所ではあるんですが、私と同じような出来事に関心がある人には是非行ってもらいたい場所でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前のパートの最後の写真と同じですが、KAI航空宇宙博物館にやってきました。韓国航空宇宙産業(KAI)の本社横、泗川空港に隣接する地区に2001年に造られた博物館です。KAI自体韓国国内の航空・宇宙産業の企業が出資して1999年に設立された比較的新しい企業なので、創設直後に造られた事になります。
展示されているのはKAI製造の機体と朝鮮戦争でアメリカ軍、国連軍として活躍した機体、独立後の韓国軍の機体となり、特に朝鮮戦争で活躍した機体は元々ソウルの汝矣島で展示されていたそうです。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらが入口ゲート横にあった案内図と展示機の案内です。紙のパンフレットも含め韓国語だけでなく英語が併記されているので、韓国語がわからなくてもどうにかなると思います。ただ中の展示機に関しては韓国語のみの説明だったり、あっても英語の案内は少な目だったりもするので韓国語が理解できた方が楽しめると思います。まあ今はスマホの翻訳でどうにかなると思いますが・・・。
展示機に関してはKAIの博物館ではありますが、KAIの製造したものというよりも朝鮮戦争で活躍した米軍機がメイン、次いで韓国軍機という形でKAIが関わっているのはスリオンとT-50、ベル427くらいですかね。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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チケットカウンターでチケットを購入して入場です。チケットは3000ウォン、ちょっと前の情報では2000ウォンと書かれていましたが、1000ウォン値上がりしています。まあたった1000ウォンの値上がりですし展示品を見たらそれくらい全然かまいません。正直ここまで来る方がもっとお金かかりますしね。
チケット売り場は窓口のみですが片言の韓国語で通じました。 -
入ってすぐに展示されていたのはT-37ツイート。日本では導入されていないので馴染みが薄い機種ですが韓国では初等ジェット訓練機になります。愛称のツイートはツイッターの語源と同様囀り・呟きを意味しています。
ちなみに製造は小型機でおなじみのセスナ社です。あまり軍用機のイメージはないですが過去にはこのT-37や派生型のA-37を製造しています。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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韓国空軍塗装のEC-47Q。DC-3の軍用型C-47を電子偵察機にしたタイプの機体です。機器などは残っていないとは思いますが、日本で電子戦機などを保存する場合はアンテナなどを取っていますが、アンテナが残っている状態での展示です。そういう意味では貴重ですね。
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こちらはC-54スカイマスター。DC-4の軍用機版の機体です。韓国は政府専用機としても利用したそうです。日本でも日本航空が導入し活躍しましたが保存機としては残っていないですね。
ちなみにDC-4Eとはまったく違う機体になるので、DC-4Eを元に製造された日本海軍最大の機体である深山とは共通点はないです。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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C-54スカイマスターは中に入れる形になっていて、コックピット横のドアから入り後部から降りる形になっていました。そしてコックピットも見る事が出来ます。
DC-4系列のコックピットも見るのは当然初めてで、武骨な計器が並ぶのは時代を感じるなと思いますが、操縦桿がハンドルの様になっているのも驚きました。調べてみるとDC-3もこの形なんですね。DC-8はボーイング機の様な操縦桿になっていました。 -
C54スカイマスターの機内は大統領専用機時代の面影はほとんどなく、大韓航空の航空機の写真などが展示されていました。それぞれの時代の大統領の名前に合わせて写真は展示されています。ただ基本的に韓国語のみなので最低限読めるくらいでないと意味がわからないかと思います。
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大韓航空のA300-600Rの写真。てかこれ成田空港ですよね(笑。
A300-600Rには乗った事がないですしもうすでに全機退役していますね。航空学校に付属している博物館に1機展示、この一世代前のA300B2が済州島の静石飛行場にされている様ですがあまり写真は出ていないですよね。
静石飛行場はロッキードコンステレーションも保存されているんですが一般公開はされていない様でちょっと残念です。 -
こちらは政府専用機、B747-400の中の様子を描いたものです。現在韓国政府専用機は元大韓航空のB747-8iを利用していて2023年3月には羽田にも飛来しています。その一世代前の政府専用機ですね。
かなり簡略化されている図ですがなんとなくどんな感じだったのかがわかります。 -
こちらが大統領執務室の座席の様です。奥には大統領専用のベッドも展示されていました。現在のB747-8iの様な大きさの機体ではないのでこじんまりとしています。
最もこの配置だったのかどうかはわかりませんが・・・(たぶん違う。)。というか椅子が固定されていないのでこれでは離着陸時に転がって行ってしまいます・・・。 -
大統領執務室の上にあったハングルで書かれた世界地図(アメリカ大陸は画角的に入らず)。カタカナ表記とハングル表記で発声が異なってくるので当然と言えば当然なんですが、国名も微妙に異なってくるんですね。エジプトが「イジプト」と表記されています。
ちなみにこの機体が活躍した当時はまだソビエトは崩壊しておらず東西冷戦下なので、この地図がこの機体で実際に活用された事はないはずです。 -
C-54の出口階段から航空機展示場を眺めたところです。
いやー本当に山の様に航空機が展示されていますね。しかもほとんどが日本では見られない機体。見られる機体もF-86やF-4Eなど人気がある機体が多いです。
正直情報が少なくこの日も金浦空港出発のあたりまではどうかなあと思って期待より不安が大きい状況もあったのですが来てよかったです。 -
この機体も日本では導入していないですが、割と韓国では展示機として見る事が出来るF-5A。戦争記念館にも展示されていましたが、こちらは塗装が異なっています。
比較的簡易な機体という事もあり現在はF-5Aは全機退役し、機能更新されもう別物と呼んでも良いF-5E、F-5Fはまだ韓国軍で活躍しています。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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これは日本でもおなじみ、F-4Eです。日本でも韓国でもつい最近まで現役で飛んでいる機体でした。
実のところ日本でもおなじみの機種の展示はあまりなく、このF-4とF-86くらいであとはなかなか日本で現在は見る事が出来ない機種が多いです。B-29、C-124など過去には散々米軍基地に飛来していた機種もあるんですが、今では見られないものばかりですね。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはC-123輸送機。アメリカのフェアチャイルドが開発した輸送機でアメリカも当然使用していますが、この機体は韓国空軍塗装になっています。韓国だけでなく多くの国で導入された輸送機ですが、日本は導入していませんので国内での展示はないです。韓国空軍では1974年から1993年まで使用されたと書かれていました。
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C-123も機内に入る事が出来る様になっています。今の軍用機に比べると小さく狭いですが、当時の機体としてはある程度の大きさだった様です。機内が武骨なのは今の軍用機もあまり変わらないですね。
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C-123のコックピットの様子。階段を登ってアクリル板越しに望むことが出来ました。こちらも時代を感じるコックピットですね。比較的近年まで飛んでいた機体ですが現在の機体と比べると計器の多さを感じます。
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C-123の中の様子です。当時としてはかなりの大きさの機体だったのは間違いないですが、横田のイベントなどでC-5やC-17の中に入った事がある身からするとやっぱり細い機体だなと感じてしまいます。
機内は空挺部隊を模した人形が置かれていたり当時の機器が展示されたりしていました。 -
第二次大戦で活躍し、さすがに朝鮮戦争では第一線の戦闘機としては退いたものの戦闘爆撃機として活躍したF4Uコルセアも展示されています。南洋諸島や沖縄で苦しめられた戦闘機である意味日本にも縁がある機体ですが日本では展示されておらずここで初めて見ました。
余談ですが1971年サッカー戦争の際にホンジュラス空軍のF4Uがエルサルバドル空軍のP-51を迎撃した事がありこれが最後のレシプロ戦闘機による空中戦とされています。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらの機体はB-26。大戦中の攻撃機として開発されA-26とも呼ばれています(B-26は別の戦術爆撃機としてまた存在しています)。朝鮮戦争でにも参戦している機体という事もありここで展示されていました。
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ある意味日本では誰でも知っている航空機、B-29が展示されています。これがここの目玉でもあり、アジアでB-29が展示されているのはここだけになります。
戦略爆撃に特化した機種で北マリアナを失った後は日本各地に戦略爆撃を行った機種ですね。原爆を広島に投下したエノラ・ゲイや長崎に投下したボクスカーは知名度のある機体になっています。
日本では良いイメージがない機種ですが、朝鮮戦争時に北朝鮮軍を空爆した機体でもあるので韓国ではそこまで悪いイメージはないようです。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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B-29は中に入る事は出来ないものの、コックピット下に櫓?という程ではないですが足場がありコックピットを覗くことが出来る様になっていました。当時の軍用機らしい狭いもののガラスで覆われていて視界が良いように造られているみたいです。
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ただコックピットを覗いてみましたがガラスが相当に傷ついていて残念ながら中を見る事はほとんどできず・・・。当時としては相当に先進的なコックピットだったそうですが見る事が出来ず残念です。
操縦席の前に爆撃手席があったのでそれがこの右側になるのだと思います。 -
B-29には巨大なエンジンとプロペラが片側に二機ずつ搭載されています。B-17などと違い長距離戦略爆撃機としての使命をもって誕生した機体の為超強力なエンジンであるR-3350が搭載されました。ただそれでも特に初期型はエンジンの過熱が酷く火を噴くことも多く、交換時期も非常にスパンが短く扱いが大変だったそうです。
まあエンジンを交換して本国に送り返しオーバーホールをして戻すという事が出来ていたこと自体相当な兵站と工業力、人員があってこそですが・・・。 -
こちらはC-124。この機体も今では日本で見る事が出来ないです。第二次世界大戦終結後に投入され朝鮮戦争では日本などからの空輸で大活躍しました。二層式のデッキを持ちヘリコプターや戦車を空輸出来る能力を持っていた機体で、愛称のグローブマスターⅡはC-74から引継ぎ、現在はC-17がグローブマスターⅢとして活躍しています。
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C-124も中に入る事が出来ました。中は設備などがほとんど撤去されていて当時の様子はほとんど残っていないですが、高さがとてもある事がわかります。二層式デッキというのも伊達じゃないですね。
中は朝鮮戦争の写真や記録を展示していました。
ちなみにこの機体は中に入る事が出来る機体では唯一コックピットが見えないようになっていました。 -
朝鮮戦争の戦況の変化がわかるような航空写真です。朝鮮戦争は6.25に北緯38度線を突破した北朝鮮軍は瞬く間に開城、議政府市を占領しソウルになだれ込み、漢江大橋の爆破で混乱する韓国軍を蹴散らしそのまま釜山近郊まで押し込みます。ただ攻勢限界に達した事、補給を完全無視して人海戦術で進んだことと、韓国・アメリカが戦線を整理し強力な防衛線を敷いた事、日本やグアムからの戦略爆撃が本格化した為釜山を陥落させることは出来ず。その最中に仁川に逆上陸されそのままソウルを失いさらに平壌も失陥、一気に中国国境線まで戦線を押し上げますが今度は事実上の中国軍の支援により再度平壌、ソウルを韓国は失い・・・と一進一退の戦況が続きます。
最終的に戦線が膠着しソビエトでスターリンが死去した事もありその時点での領域のまま休戦となりました。
ちなみに韓国では朝鮮戦争とは言わず韓国動乱、6.25動乱などと呼ばれますが、日本語で一般的に通じる朝鮮戦争で話を進めていきます。 -
北韓共産党の南進というタイトルで世界各地の朝鮮戦争の始まった日の新聞が展示されていました。毎日、朝日、読売の日本の3新聞やニューヨークタイムスもあります。太字しか見えないですが、当時は38度線で純粋に南北が区切られていたので開城は韓国領、一方江原道は現在よりも北朝鮮領が多かった状態だったので、開城が陥落と書かれています。
カンヌンへの上陸はともかくポハンへの上陸は誤報かもしれないです。 -
韓国空軍の練習機、IL-103です。ここに置かれているという事はこの機体は退役したんですかね。
名前の通りソビエトのイリューシン設計局で1990年に開発された機体で、2004年に韓国空軍に導入されました。現在でも現役の機体はあるはずです。
あまりイメージがないですが、韓国は冷戦終了後にロシアとの軍事協力もKa-32ヘリコプターを韓国軍が運用している他、対空ミサイル天弓(チョングン)はSA400の技術を元にしていると言われています。玄武2はイスカンダルだと言われますが正規のルートで入手したものではないとか・・・。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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現在使用されている装備ではF16も展示されています。なんだかんだアメリカ製が圧倒的に多いですね。
ただこれはおそらくモックアップだと思います。KAIが韓国軍F-16に納品されるF-16のうち一部をライセンス生産しKF-16として生産しているのでその関係でしょうか。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらもモックアップのはずです。韓国製のT-50訓練機。訓練機でありますが軽攻撃機としても運用が出来る汎用性の高い機体です。前日金浦空港の航空博物館ではブラックイーグルス塗装でしたが、こちらは一般的な戦闘機の塗装になっていました。
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KAI航空宇宙博物館では屋外展示場の他に二棟の建築物がありどちらも中を見る事が出来ました。こちらの建物では韓国航空宇宙産業の歴史や会社紹介、T-50の紹介などがありました。実機展示はなしです。
上の方に展望室みたいなのが外からは見えて、あの高さだと泗川空港はともかく隣接するKAIの工場は見る事が出来そうですが、一般的には開放していない様です。まあそりゃそうですよね。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらの展示館の方が内容的には面白かったです。というかここが博物館としてはメインの建物ですかね。
というかこのKAI航空宇宙博物館、中に自販機や売店がないんです・・・。韓国国内線が機内に飲み物を持ち込めるかわからなかったのでダメ元で1本だけ持ってきていたんですが、思っていた以上に暑さがありそれも尽きてきていて・・・。この中に自販機くらいあるかなと思っていたんですがそれもなかったので、これから訪れる人はその注意が必要だと思います。 -
中の展示は大きく分けて、朝鮮戦争に関してとKAIや他国の航空・宇宙開発に関してです。
このパネルは入り口に置いてあったものでKAIが製造した軍用機の写真が展示されていました。 -
まずはメインである朝鮮戦争に関する展示から見ていきます。ここに限らないのですが、日本でのこの手の展示と違い、遺体の写真なども結構展示されています。モノクロですしそこまで大きくないですが、日本的な感覚でいうとちょっと見るのが辛いというものもあると思います。
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分断直後、1945年10月の南北境界線の写真がありました。この頃は純粋に38度線で南北が分かれていて、まだ大韓民国も朝鮮民主主義人民共和国も建国しておらずアメリカとソビエトの占領区域という時代です。東西ドイツやベルリンもそうですがこの時点では南北往来はほとんど支障なく行えていたそうです。看板には南側に英語で、北側にロシア語でアメリカとロシアのエリアが分かれている事が記載されています。
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朝鮮戦争で活躍した東西陣営の航空機です。青が国連軍、赤が北朝鮮、中国人民義勇軍、ソビエトの機体になります。種類でいうと圧倒的に西側陣営の方が多く、ジェット機が初めて本格的に投入された戦争になりましたが、コルセアやムスダンクなどプロペラ機も活躍した戦争です。
またアメリカはB-29やB-47を投入していますが、ソビエトはTu-4は投入しなかった様です。制空権は初期の北朝鮮優勢の時期から国連軍にあったのでその影響だと思います。 -
朝鮮戦争に国連軍として参加した国々との交流や勲章、記念切手などが置かれていました。これはエチオピア帝国との関連のものです。
写っているのはエチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世ですね。エチオピア航空の写真の上にハングルで書かれています。
余談ですが英語表記のKim-poAirportは昔の韓国語での英字表記ですね。今の方式だとGimpoAirportになります。個人的には昔の表記の方が韓国語わからない人には発音しやすいのでは?と思ってしまいます。 -
朝鮮半島すべての衛星写真が展示されていました。日本だと韓国、北朝鮮というくくりになりますが、韓国は朝鮮半島全域を領土としておりあくまで北部は社会主義の反乱団体が不法占拠しているという認識です。なのでこういう衛星写真などは半島すべてが写っていますね。
ちなみに北側に位置する平安南道などにも韓国側にも知事がいます。 -
こちらはKAI航空宇宙開発や他の国々の機体のモデルなどを展示するコーナーです。なんだかんだ世界的に見れば韓国も宇宙開発はかなり進んでいる方ですし、宇宙服や国際宇宙ステーション関連なども展示されていました。専門的な韓国語を読めるレベルではないので詳細がわからなかったのは残念です。
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KAIが開発した機体やその他もろもろの機体の模型が吊るされていました。構想の機体なども多かったので正直わからない機体もありました。
A220みたいな機体も構想にはあったのか、模型が展示されていました。たぶん構想でしかないと思いますが・・・。 -
展示室を出て出口の方に向かいますが、先ほどとは反対側の機体を見ていきます。1本の通路を挟んで両側に置いてあるので一気に見て回るのが普通だと思いますが、どれを撮影しているかわからなくなるも困るのでこういう風に見て回りました。
こちらはKAIが開発した韓国陸軍塗装のヘリコプター、KUH-1スリオン。実機の様に見えますが登録番号が000となっていますし、退役機は出ていない事から開発時に作成したモックアップだと思います。
現状韓国でのみ運用されているヘリコプターなのでモックアップだとしても貴重ですね。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは韓国空軍で活躍したシコルスキーのH-19Dです。韓国では1958年に導入され1968年にUH-1Bで置き換えられるまで活躍したと書かれていました。韓国だけでなく西側諸国を中心に世界で導入され日本でも活躍しています。現在でも浜松と所沢で同型機が展示されていますね。
アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミサイルはナイキ・ハーキュリーズのみの展示でした。ハーキュリーズなのかハーキュリーズをリバースエンジニアリングして製造した「白熊」なのかはわかりません。白熊だとすると1978年に初めて韓国国産として成功したミサイルの系列という事になりました。
案内を見る限りはそのあたりは書かれておらず1965年に韓国では導入された事、2013年に韓国空軍よりこのミサイルが提供された事が書かれていました。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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戦車の展示は少ないですが数台あり、その中にはイギリス製戦車のセンチュリオンの展示がありました。まず日本じゃ見る事が出来ないですね。
割と多くの国で使用され特にイスラエルは有名ですが韓国は導入していないです。その為国連軍として朝鮮戦争でも参加した戦車としてここで展示されていたのだと思います。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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正規に導入されたIL-103を除けば唯一のソビエト製の兵器として展示されているのがこのT-34でした。おそらくは朝鮮戦争で鹵獲したものだと思います。
特段北朝鮮のものという事を強調した展示でもなく、家族連れなどもいましたが普通に見て通るだけでしたね。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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ただ過去に使用された兵器が並んでいるだけ、少しだけ朝鮮戦争についての展示があるだけの博物館ではあるんですが、10:37に入場してこの時点で2時間程見ていました。隣国ではあるんですがソウルから遠く離れていてなかなか来ることのできない場所という事もあり相当細かく見ました。
この旅行記ではすべての機体を上げたわけではないですし説明もそんなにしていないですが、航空機に興味がある人にはとても楽しめる場所だとは思います。韓国語が分かった方が絶対に勉強になりますが、わからなくても正直どうにかなると思うので空港からも近いですしタクシーもどうにかなるので行ける人は行ってみるといいんじゃないかなと思いました。アジアでは唯一のB29展示 by かるあみるくさんサチョンサイバー航空宇宙体験館 博物館・美術館・ギャラリー
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一通り見学を終えてゲートを出ました。3000ウォンでここまでの展示を見せてくれるのですから最高ですね。まあどこからくるにしても泗川までの交通費がかかりますが、釜山からバスでくれば相当に交通費も抑えられそうです。
この旅行記の最初の写真の場所から反対側を見るとこんな感じです。右側には駐車場があり、正面は売店でミリタリーグッズや飲み物、アイスなどを売っていました。ソウルの戦争記念館と違い中には自販機やコンビニなどが無かった、少なくとも私は見つけられなかったので注意が必要です。
KAIの本社はあるとは言え工場街でタクシーも通らなさそうなので受付にタクシーを呼んでもらうようにお願いしました。電話ではなくアプリで呼んでくれて、到着するタクシーのナンバーを教えてもらいました。 -
タクシーは数分で到着しました。遠くから走ってくるタクシーを見てまだ来ないだろうなと思ったら目の前で止まってくれました。最初「バスターミナル」と言ってしまって?という表情をされてしまい「ボスターミナル」と言い直すとあっさり通じました。韓国式発音難しい(笑
写真はタクシーの中で撮影した泗川の紅葉。この日は前日のソウル同様かなり暖かかったですが、普段は結構涼しくなっている様で木々が綺麗でした。 -
タクシーで10分程弱走り泗川バスターミナルまでやってきました。タクシー呼べて助かったです。この距離歩くとなると結構大変、たぶん1時間程かかったんじゃないかなと思います。途中にお店などもないようなので結構苦痛だったんじゃないかと・・・。
釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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泗川バスターミナル付近はこんな感じでした。ちょうど上の写真から反対側を見たところですね。一般的な韓国の街並みなのかなと思いますが、木で少し見えにくいですが奥には寺院らしき建物がありました。
右側には病院があったりと、泗川地区の中心でもあるような雰囲気でした。 -
チケット売り場で釜山行きチケットをお願いすると次のバスは既に満席でさらにその次の14時代のバスを待つしかないそうです。晋州に出てKTX乗り継ぎで向かう事も一瞬頭によぎりましたが、冷静に考えるとそっちの方がはるかに時間がかかりそうなので1本後のバスに乗る事にします。
地方都市で英語も日本語も通じないので必死にコミュニケーションしましたが、自分の韓国語力もそんなにあるわけではないのでちょっと大変でした。またクレジットカードはローカルカードオンリーでウォンでの支払いになりました。釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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時間があるのでバスターミナルの近くに行く事も考えましたが、韓国ではグーグルマップの情報量が少ないんですよね。それでもソウル等では外国人などがそれなりに投稿していて役立つところもあるのですが、ここ泗川は本当に情報が少ない。近くにマクドナルドがある事はわかったんですがそれ以外はよくわからず、自分の韓国語力も正直自信がないのでバスターミナル内で食べる事に。
いくつかお店があったのですが、このトースト屋に入る事にしました。
ちなみにドラッグストアやコンビニもありました。釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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結構店内は広くこの時間帯の泗川バスターミナルは人はあまりいませんでしたが、混雑時にはそこそこ人が入るのかなと思うくらいの広さでした。
このお店はカウンターで注文して会計してテーブルで待っているスタイルです。泗川では珍しく英語表記もありました。釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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ピザトーストとエッグトースト、そして水を注文しました。しっかり一枚一枚その場で焼いてくれますし、ボリュームも満点。朝方ホテルでコンビニのパンと巻物だけを食べた形でしたが、ここで食事を取れて空腹も満たされました。というかバスのチケットが取れなかったのは痛いですが、釜山まで1時間半以上かかるので結果的に1本後のバスになって良かったのかなとも思います。
釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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チケット売り場の隣の通路を抜けるとバスの発着場があります。こちらは全て市外バスが入るようで1番~11番まで乗り場がありました。
念のため10分くらい前から待っていましたが2台くらいバスが来てすぐに出発していったので割と本数はあるみたいですね。うち一台はソウル行きでしたが、釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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「No nine」とチケット売り場で案内されましたが、バス乗り場に出てみると大きく表記がされていました。これは天井からの吊り下げですが、上の写真に写っている地面にある車止めにも書かれていました。
釜山、金海、??は初めて聞きましたが、調べてみると金海市にある地名の様です。どれも慶尚南道の都市なので9番乗り場からはそちらに向かうバスが発着する様です。
ちなみに日本語どころか英語表記もないので最低限ハングルを読めた方が良いとは思います。釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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こちらがチケットです。韓国語だと「チケッ」って感じの発音です。ほとんどハングルですが英語表記もされているのでわかりやすいと思います。韓国語のみ行先の釜山西部の後ろに(沙上)と書かれていますがこれはターミナルのある地区の名前で駅名にもなっています。
乗車口で運転士さんがチケットの左半分をもぎ取り、右側だけもって乗車になりました。釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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バスは満席でした。泗川市南部の三千浦から泗川バスターミナルを経由して釜山西部バスターミナルに向かいます。韓国では一応鉄道路線があったとしてもバスでの都市間移動が主流になっていて、泗川市は既に鉄道は廃線になっています。また一つ北の晋州市はKTXも乗り入れていますが本数も少なく、釜山へ行くには一度東大邱に出てから乗り換える必要があるので、泗川-釜山間の移動はバスか自家用車になっている様です。
釜山・ソウルなどと結んでいます。 by かるあみるくさん泗川バスターミナル バス系
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泗川バスターミナルを出てまずは泗川市街を進んでいきます。考えてみると韓国に来てからバスに乗るのは初めてですね。タクシーには乗ってきていましたが、タクシーとは違い少し高さがあるので見える街の景色も変わって感じます。
町並みは日本と大して変わらない気もしますが、右側通行なので結構違和感を感じます。 -
バスは泗川市街を抜け泗川インターチェンジから南海高速道路へと入り釜山に向かっていきました。結構大きな料金所に見えます。また日本でいうETCの様なシステムもあるようでノンストップで料金所を通過しました。
南海高速道路は朝鮮半島南西部にある全羅南道から釜山広域市を結ぶ高速道路で、朝鮮半島南部の東西の交通を担っている道路になります。 -
途中まではバスは快適に走っていたのですが突如として大渋滞。15:05分頃昌原市内で突如として進まなくなり、おそらく2キロ程度の所を40分くらいかけて通過しました。特に事故などはなく自然渋滞の様で、バイパスの様なルートとの合流JCTの直前からスムーズに動くようになったのでおそらく合流での渋滞だと思うんですが平日昼間でこんなに混むとは思っていませんでした。
この写真は本線料金所の通過の時ですがこちらはまったく動かず、反対車線はガラガラの状態です。 -
渋滞を抜けた後は途中立派な線路を見たりしながら(釜山地下鉄?KTXが通る場所ではないですし)バスは進み、南海高速道路から支線へと入りました。そうこうするうちに徐々に釜山広域市の中心部へと向かっていきます。
ここはまだ釜山広域市ではなく、隣接する金海市と釜山広域市の境の付近。ただ金海市も釜山のベッドタウンとなっている様で高層マンションの建築が進んでいました。 -
釜山広域市に入った途端、イメージとは逆に田園地帯を高速道路が走っていく事になりました。そして洛東江の手前まで広域市とは思えない長閑な風景が続いていきました。
ちなみに左手に金海空港があり、韓国空軍のCN235が飛行しているのが遠目に見えたりと個人的にはこの付近は楽しめる場所でした(笑。 -
泗川から南海高速道路、その支線と走ってきて最終的に沙上インターチェンジで一般道へと降ります。ちなみにこの沙上ICで高速支線は終了でここから先は釜山都市高速になるようです。この辺りは日本とそっくりだなと・・・。
ちょうどこの沙上ICは洛東江を渡ったすぐ先にありました。 -
距離的には沙上インターチェンジからすぐなのですが、下道に降りた途端渋滞や信号待ちもあり少し時間がかかりましたが、釜山西部バスターミナルに無事にバスは到着しました。
思っていたよりもずいぶんと遅い到着になりましたが、まだまだ日没まで時間はありそうです。釜山西部市外バスターミナル バス系
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