高野山周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 海外旅行に行けない日々が続き、<br />そろそろストレスがたまってきたbaba友3人。<br />ちょっと興味深いツアーを見つけました!<br />京都に6泊7日。宿泊先の移動なし!<br />1日目と4日目には、京都検定1級案内人同行して<br />観光案内をして下さる。<br />2日目には、個人では行きにくいお寺にも!!<br />終日自由行動の日も3日間。最終日も半日以上は観光できる。<br />これは「行くっきゃないでしょう♪」ということで、<br />baba友との楽しい旅が決まりました。<br /><br /> ツアー6日目。この日も終日自由行動。<br />高野山まで足を伸ばします。<br />京都に着いてから、天気予報とにらめっこしながら、<br />この日の天気が一番良さそう!とのことで、<br />京都駅から高野山まで行く高速バスを予約。<br />精進料理も食べたいと、ネットでお店を探して<br />ランチも予約。<br />一応、用意は整えたけど、バスを降りてからは、<br />自分達だけで高野山を巡ります。大丈夫かな?<br />心配を抱えながら、いざ出発。<br />

baba友と京都長期滞在 知的好奇心を満たす旅7日間(12)

2いいね!

2022/10/14 - 2022/10/14

942位(同エリア1091件中)

Ybaba姫

Ybaba姫さん

 海外旅行に行けない日々が続き、
そろそろストレスがたまってきたbaba友3人。
ちょっと興味深いツアーを見つけました!
京都に6泊7日。宿泊先の移動なし!
1日目と4日目には、京都検定1級案内人同行して
観光案内をして下さる。
2日目には、個人では行きにくいお寺にも!!
終日自由行動の日も3日間。最終日も半日以上は観光できる。
これは「行くっきゃないでしょう♪」ということで、
baba友との楽しい旅が決まりました。

 ツアー6日目。この日も終日自由行動。
高野山まで足を伸ばします。
京都に着いてから、天気予報とにらめっこしながら、
この日の天気が一番良さそう!とのことで、
京都駅から高野山まで行く高速バスを予約。
精進料理も食べたいと、ネットでお店を探して
ランチも予約。
一応、用意は整えたけど、バスを降りてからは、
自分達だけで高野山を巡ります。大丈夫かな?
心配を抱えながら、いざ出発。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
阪急交通社

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  •  秋晴れの晴天!気持ち良い~。<br />京都に来てから、天気予報とにらめっこして<br />高野山へ来る日を決めました。<br />京都駅から高野山奥の院まで、2時間45分ほどで<br />行くことができる高速バスを予約しました。<br />竹も紅葉するんですね。

     秋晴れの晴天!気持ち良い~。
    京都に来てから、天気予報とにらめっこして
    高野山へ来る日を決めました。
    京都駅から高野山奥の院まで、2時間45分ほどで
    行くことができる高速バスを予約しました。
    竹も紅葉するんですね。

  • 途中、道の駅「くしがきの里」で<br />トイレ休憩。<br />

    途中、道の駅「くしがきの里」で
    トイレ休憩。

  • 綺麗な景色を眺めながら高野山を<br />目指します。<br />「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産にも<br />登録されている高野山は、高野山全域を<br />「総本山金剛峯寺」とし、特に「奥之院」と<br />「壇上伽藍(だんじょうがらん)」は2大聖地と<br />されています。<br />寺院は117もあるんだそうです。

    綺麗な景色を眺めながら高野山を
    目指します。
    「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産にも
    登録されている高野山は、高野山全域を
    「総本山金剛峯寺」とし、特に「奥之院」と
    「壇上伽藍(だんじょうがらん)」は2大聖地と
    されています。
    寺院は117もあるんだそうです。

  • バスは、「大門南駐車場」、「奥の院前」、<br />「高野警察前(金剛峯寺北)」で止まりますが、<br />私たちは「奥の院前」で下車。<br />本当は音声ガイドを借りようと思っていて、<br />一の橋案内所を探して行ってみたのですが、<br />返却も同じ場所でないとダメと言われ、<br />一の橋から、大門目指して歩く私たちは<br />残念ながら諦めました。<br />(一の橋案内所で借りて、中央案内所で<br />返却できると思っていました。実際、そうした<br />ことができる・・というネット記事も目にして<br />いたので・・)

    バスは、「大門南駐車場」、「奥の院前」、
    「高野警察前(金剛峯寺北)」で止まりますが、
    私たちは「奥の院前」で下車。
    本当は音声ガイドを借りようと思っていて、
    一の橋案内所を探して行ってみたのですが、
    返却も同じ場所でないとダメと言われ、
    一の橋から、大門目指して歩く私たちは
    残念ながら諦めました。
    (一の橋案内所で借りて、中央案内所で
    返却できると思っていました。実際、そうした
    ことができる・・というネット記事も目にして
    いたので・・)

  • 高野山は2回目。<br />2016年に添乗員さんが一緒のツアーで<br />訪れています。<br />宿坊に泊まって、翌日の午前に高野山の奥の院<br />近辺だけちょこっと回るというツアーでしたが・・<br />(その時の旅行記グループ<br /> 「伊勢・那智・熊野・高野山・・・神域を行く(2016年5月)」<br /> https://4travel.jp/travelogue_group/2328)<br />その時、こんなロケットの慰霊碑なんてあったかな?

    高野山は2回目。
    2016年に添乗員さんが一緒のツアーで
    訪れています。
    宿坊に泊まって、翌日の午前に高野山の奥の院
    近辺だけちょこっと回るというツアーでしたが・・
    (その時の旅行記グループ
     「伊勢・那智・熊野・高野山・・・神域を行く(2016年5月)」
     https://4travel.jp/travelogue_group/2328
    その時、こんなロケットの慰霊碑なんてあったかな?

  • 一の橋から奥の院・御廟まで、<br />約2Kmの参道には、おおよそ20万基を<br />超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑が<br />立ち並んでいます。<br />

    一の橋から奥の院・御廟まで、
    約2Kmの参道には、おおよそ20万基を
    超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑が
    立ち並んでいます。

  • 参道脇の土手は苔に覆われています。

    参道脇の土手は苔に覆われています。

  • こんな可愛い小さな赤い実も。

    こんな可愛い小さな赤い実も。

  • 奥の方に「御廟橋(ごびょうばし)」が<br />見えてきました。

    奥の方に「御廟橋(ごびょうばし)」が
    見えてきました。

  • この御廟橋を渡ると御廟のある<br />霊域となります。<br />

    この御廟橋を渡ると御廟のある
    霊域となります。

  • 服装を正し、礼拝してから渡ります。<br />御廟橋から先の写真撮影は禁止です。

    服装を正し、礼拝してから渡ります。
    御廟橋から先の写真撮影は禁止です。

  • 「燈籠堂(とうろうどう)」は修復中との<br />ことで内部に入ることはできませんでした。<br />前回訪れた時は、灯籠堂の地下へ入ることができ、<br />そこには、全国から奉納された、数えきれない<br />ほどの「燈籠」と「身代わり大師」が並んでいて<br />圧巻の光景でした。<br />baba友にもその光景を見てほしかったので、<br />残念です。

    「燈籠堂(とうろうどう)」は修復中との
    ことで内部に入ることはできませんでした。
    前回訪れた時は、灯籠堂の地下へ入ることができ、
    そこには、全国から奉納された、数えきれない
    ほどの「燈籠」と「身代わり大師」が並んでいて
    圧巻の光景でした。
    baba友にもその光景を見てほしかったので、
    残念です。

  • 白壁でお城のようなたたずまいですが、<br />

    白壁でお城のようなたたずまいですが、

  • 「清浄心院(しょうじょうしんいん)」という<br />寺院のようです。<br />清浄心院のWebサイトによると、<br />824~34年に高祖弘法大師により草創された<br />とのこと。歴史ある寺院なんですね。<br />現在は宿坊にもなっているようです。<br />

    「清浄心院(しょうじょうしんいん)」という
    寺院のようです。
    清浄心院のWebサイトによると、
    824~34年に高祖弘法大師により草創された
    とのこと。歴史ある寺院なんですね。
    現在は宿坊にもなっているようです。

  • 屋根の上の黄金に輝く部分、<br />目玉きょろきょろ、誰かが<br />覗いているみたい(^o^)

    屋根の上の黄金に輝く部分、
    目玉きょろきょろ、誰かが
    覗いているみたい(^o^)

  • 精進料理のランチを予約しているお店を<br />目指して、歩いています。<br />途中、目についた寺院をパチパチ写真に<br />撮りながら・・・。<br />「毘沙門天」

    精進料理のランチを予約しているお店を
    目指して、歩いています。
    途中、目についた寺院をパチパチ写真に
    撮りながら・・・。
    「毘沙門天」

  • 「恵光院(えこういん)」

    「恵光院(えこういん)」

  • 地蔵院

    地蔵院

  • 萱堂 上池院(かやどう じょうちいん)

    萱堂 上池院(かやどう じょうちいん)

  • 「清高稲荷(きよたかいなり)大明神」

    「清高稲荷(きよたかいなり)大明神」

  • 「遍照光院(へんじょうこういん)」<br />弘法大師により創建され、<br />白河上皇の御在所でもあった、由緒ある<br />寺院のようです。

    「遍照光院(へんじょうこういん)」
    弘法大師により創建され、
    白河上皇の御在所でもあった、由緒ある
    寺院のようです。

  • 青空が綺麗!<br />あの塔は何かな。

    青空が綺麗!
    あの塔は何かな。

  • 「成福院(じょうふくいん)八角三重塔」

    「成福院(じょうふくいん)八角三重塔」

  • 「大圓院(だいえんいん)」<br />左側に「あゝ同期の櫻」と書かれた<br />石碑がありました。

    「大圓院(だいえんいん)」
    左側に「あゝ同期の櫻」と書かれた
    石碑がありました。

  • 予約したランチの時間には少し余裕があり、<br />お店の近くにお土産物屋さんがあったので、<br />覗いてみると、見たことのない物が・・<br />「珍菓 佛手柑(ブッシュカン)」

    予約したランチの時間には少し余裕があり、
    お店の近くにお土産物屋さんがあったので、
    覗いてみると、見たことのない物が・・
    「珍菓 佛手柑(ブッシュカン)」

  • 黄色っぽい色の植物が「仏手柑(ぶっしゅかん)」。<br />先端が指先のように分かれているので<br />「手仏手柑(てぶしゅかん)」とも呼ばれている<br />そうです。<br />仏手柑は主に観賞用として栽培されることが多く、<br />お正月飾りやお茶席の生け花などにも使われる<br />んですって。<br />食べる場合は、皮をマーマレードに利用したり、<br />砂糖漬けにするのが一般的とのこと。<br />ここで売られていたのは、砂糖漬け。薄く切って<br />食べると美味しいとのこと。

    黄色っぽい色の植物が「仏手柑(ぶっしゅかん)」。
    先端が指先のように分かれているので
    「手仏手柑(てぶしゅかん)」とも呼ばれている
    そうです。
    仏手柑は主に観賞用として栽培されることが多く、
    お正月飾りやお茶席の生け花などにも使われる
    んですって。
    食べる場合は、皮をマーマレードに利用したり、
    砂糖漬けにするのが一般的とのこと。
    ここで売られていたのは、砂糖漬け。薄く切って
    食べると美味しいとのこと。

  • 予約した「花菱」さんで精進料理のランチ。<br />私たちが入店したのは、ランチにはかなり遅い<br />時間帯でしたが、店内にはまだまだお客さんが<br />いました。デザートに手をつけようか・・と<br />いう頃、外国人の団体客の方が大勢入店<br />されました。上の階に団体で利用できる席が<br />あるようでした。<br />(写真はbaba友の@navebutaさん提供)

    予約した「花菱」さんで精進料理のランチ。
    私たちが入店したのは、ランチにはかなり遅い
    時間帯でしたが、店内にはまだまだお客さんが
    いました。デザートに手をつけようか・・と
    いう頃、外国人の団体客の方が大勢入店
    されました。上の階に団体で利用できる席が
    あるようでした。
    (写真はbaba友の@navebutaさん提供)

  • 帰りの高速バスの時間は<br />大門南駐車場を16:50発。<br />残り2時間半ほど。<br />拝観したい寺院が2か所ほどあるので、<br />写真を撮りながら先を急ぎます。<br />立派な門は、<br />普賢院(フゲンイン)

    帰りの高速バスの時間は
    大門南駐車場を16:50発。
    残り2時間半ほど。
    拝観したい寺院が2か所ほどあるので、
    写真を撮りながら先を急ぎます。
    立派な門は、
    普賢院(フゲンイン)

  • 目的、一つ目の寺院は、<br /> 高野山真言宗総本山「金剛峯寺(こんごうぶじ)」<br />でも、本来、総本山金剛峯寺という場合は<br />金剛峯寺だけではなく高野山全体を指すのだそうです。

    目的、一つ目の寺院は、
    高野山真言宗総本山「金剛峯寺(こんごうぶじ)」
    でも、本来、総本山金剛峯寺という場合は
    金剛峯寺だけではなく高野山全体を指すのだそうです。

  • 門をくぐって正面に見えてきたのは<br />主殿。

    門をくぐって正面に見えてきたのは
    主殿。

  • 檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺(ひわだぶき)の<br />屋根の上に、桶が置かれています。<br />これは、天水桶(てんすいおけ)といい、<br />普段から雨水を溜めておき、火災が<br />発生したときに、火の粉が飛んで屋根が<br />燃えあがらないように桶の水をまいて湿らし、<br />少しでも類焼を食い止めるためのものだそうです。

    檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺(ひわだぶき)の
    屋根の上に、桶が置かれています。
    これは、天水桶(てんすいおけ)といい、
    普段から雨水を溜めておき、火災が
    発生したときに、火の粉が飛んで屋根が
    燃えあがらないように桶の水をまいて湿らし、
    少しでも類焼を食い止めるためのものだそうです。

  • 大玄関(左)と小玄関(右)。<br />小玄関は一般参詣入口になっています。

    大玄関(左)と小玄関(右)。
    小玄関は一般参詣入口になっています。

  • 懸魚の部分に龍がいます。<br />

    懸魚の部分に龍がいます。

  • 内部は写真撮影禁止ですが、<br />お庭と、何か所か撮影OKの場所があります。<br />その一つ、「新別殿」。<br />1984年に、弘法大師御入定・1150年<br />御遠忌大法会の際、大勢の参詣者への接待所と<br />して作られたそうです。<br />右から、胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)・<br />弘法大師の掛け軸・<br />金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)が<br />掛けられていました。

    内部は写真撮影禁止ですが、
    お庭と、何か所か撮影OKの場所があります。
    その一つ、「新別殿」。
    1984年に、弘法大師御入定・1150年
    御遠忌大法会の際、大勢の参詣者への接待所と
    して作られたそうです。
    右から、胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)・
    弘法大師の掛け軸・
    金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)が
    掛けられていました。

  • 胎蔵界曼荼羅。<br />「大日経(だいにちきょう)」という<br />お経を絵でしめしたものだそうです。

    胎蔵界曼荼羅。
    「大日経(だいにちきょう)」という
    お経を絵でしめしたものだそうです。

  • 金剛界曼荼羅。<br />「金剛頂経(こんごうちょうきょう)」という<br />お経を絵でしめしたものだそうです。

    金剛界曼荼羅。
    「金剛頂経(こんごうちょうきょう)」という
    お経を絵でしめしたものだそうです。

  • 阿弥陀如来聖衆来迎図<br />(あみだにょらいしょうじゅらいこうず)

    阿弥陀如来聖衆来迎図
    (あみだにょらいしょうじゅらいこうず)

  • 蟠龍庭(ばんりゅうてい)。

    蟠龍庭(ばんりゅうてい)。

  • 金剛峯寺のHPによると、<br />新別殿と同じく、<br />弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に<br />造園されたそうで、2,340平方メートルの石庭は、<br />国内で最大級を誇るそうです。

    金剛峯寺のHPによると、
    新別殿と同じく、
    弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に
    造園されたそうで、2,340平方メートルの石庭は、
    国内で最大級を誇るそうです。

  • この石庭では、雲海の中で<br />向かって左に雄、向かって右に雌の一対の<br />龍が向かい合い、奥殿を守っているように<br />表現されているとのこと。<br />

    この石庭では、雲海の中で
    向かって左に雄、向かって右に雌の一対の
    龍が向かい合い、奥殿を守っているように
    表現されているとのこと。

  • 龍を表す石は、<br />お大師さまご誕生の地である四国の<br />花崗岩が使われ、雲海を表す白川砂は<br />京都のものが使われているそうです。<br />

    龍を表す石は、
    お大師さまご誕生の地である四国の
    花崗岩が使われ、雲海を表す白川砂は
    京都のものが使われているそうです。

  • 説明書きもありましたが・・・<br />どの石が龍を表しているのか・・<br />私にはわかりませんm(__)m

    説明書きもありましたが・・・
    どの石が龍を表しているのか・・
    私にはわかりませんm(__)m

  • 台所。<br />三基並んでいる大釜がは、一つの釜で<br />約七斗(98キログラム)のご飯を炊く<br />ことができ、この三つの釜で一度に<br />二石(約2,000人分)のご飯を炊いそうです。

    台所。
    三基並んでいる大釜がは、一つの釜で
    約七斗(98キログラム)のご飯を炊く
    ことができ、この三つの釜で一度に
    二石(約2,000人分)のご飯を炊いそうです。

  • 鐘楼。<br />下の部分が、前の日に見た、飛鳥寺の<br />鐘楼に少し似ています。<br />

    鐘楼。
    下の部分が、前の日に見た、飛鳥寺の
    鐘楼に少し似ています。

  • 金剛峯寺を後にする前に、<br />正門を境内側から。<br />

    金剛峯寺を後にする前に、
    正門を境内側から。

  • さあ、目標の2つ目、壇上伽藍(だんじょうがらん) に<br />やってきました。<br />この先は蛇腹路(じゃばらみち)と呼ばれる<br />小路で、東塔(とうとう)の東側付近まで<br />伸びています。 <br />壇上伽藍を頭に見立て、現在の蓮花院(れんげいん)<br />までを龍が臥している形に例えると、<br />ちょうどこの小道がお腹付近にあたるため、<br />蛇腹路と呼ばれるようになったそうです。

    さあ、目標の2つ目、壇上伽藍(だんじょうがらん) に
    やってきました。
    この先は蛇腹路(じゃばらみち)と呼ばれる
    小路で、東塔(とうとう)の東側付近まで
    伸びています。
    壇上伽藍を頭に見立て、現在の蓮花院(れんげいん)
    までを龍が臥している形に例えると、
    ちょうどこの小道がお腹付近にあたるため、
    蛇腹路と呼ばれるようになったそうです。

  • 壇上伽藍は弘法大師(空海)が高野山を<br />開山した際に真っ先に造営に着手なさった<br />場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地と<br />言われています。<br />見えてきたのは「東塔(とうとう)」<br />

    壇上伽藍は弘法大師(空海)が高野山を
    開山した際に真っ先に造営に着手なさった
    場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地と
    言われています。
    見えてきたのは「東塔(とうとう)」

  • 「東塔」。

    「東塔」。

  • 「三昧堂(さんまいどう)」<br />東塔と大会堂の間にあります。

    「三昧堂(さんまいどう)」
    東塔と大会堂の間にあります。

  • 「大会堂(だいえどう)」<br />鳥羽法王の皇女である<br />五辻斎院親王(いつつじのさいいん)が、<br />父帝を祀るために建立されたそうです。

    「大会堂(だいえどう)」
    鳥羽法王の皇女である
    五辻斎院親王(いつつじのさいいん)が、
    父帝を祀るために建立されたそうです。

  • 「 愛染堂(あいぜんどう)」<br />天皇の御身体の安穏を祈る<br />ために建立されたそうです。<br />ご本尊は愛染明王で、<br />後醍醐天皇の御等身たそうです。

    「 愛染堂(あいぜんどう)」
    天皇の御身体の安穏を祈る
    ために建立されたそうです。
    ご本尊は愛染明王で、
    後醍醐天皇の御等身たそうです。

  • 「不動堂(ふどうどう)」。<br />四方から見た建物や屋根の形態が<br />それぞれ異なるそうです。

    「不動堂(ふどうどう)」。
    四方から見た建物や屋根の形態が
    それぞれ異なるそうです。

  • 「大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)」<br />弘法大師が鋳造を発願され、<br />高弟真然大徳(しんぜんだいとく)の時代に<br />完成したと伝えられているそうです。<br />火災などで度々鐘楼が焼失し、<br />現在の銅鐘は天文16年(1547年)に<br />完成したものとのこと。<br />直径2.12メートルの大鐘で、日本で四番目に<br />大きな鐘であったことから高野四郎と呼ばれる<br />ようになったそうです。

    「大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)」
    弘法大師が鋳造を発願され、
    高弟真然大徳(しんぜんだいとく)の時代に
    完成したと伝えられているそうです。
    火災などで度々鐘楼が焼失し、
    現在の銅鐘は天文16年(1547年)に
    完成したものとのこと。
    直径2.12メートルの大鐘で、日本で四番目に
    大きな鐘であったことから高野四郎と呼ばれる
    ようになったそうです。

  • 「金堂(こんどう)」<br />この建物は、修行の際に僧侶が一堂に<br />集まる「総本堂(講堂)」ともいわれ<br />高野山の中心の一角を担っているとのこと。

    「金堂(こんどう)」
    この建物は、修行の際に僧侶が一堂に
    集まる「総本堂(講堂)」ともいわれ
    高野山の中心の一角を担っているとのこと。

  • 朱色の柵に囲まれた大きな<br />松の木があります。<br />「三鈷(さんこ)の松」<br />806年に弘法大師が唐から帰国される際、<br />日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を<br />求めて、唐の明州の港から投げた三鈷が<br />この木に掛かっていたと伝えられています。

    朱色の柵に囲まれた大きな
    松の木があります。
    「三鈷(さんこ)の松」
    806年に弘法大師が唐から帰国される際、
    日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を
    求めて、唐の明州の港から投げた三鈷が
    この木に掛かっていたと伝えられています。

  • 鐘楼。<br />この形の鐘楼は時代的なはやりが<br />あるんですかね。<br />最初、飛鳥寺で見かけた時は、<br />ちょっと珍しい・・と思いましたが、<br />その後、結構見かけます。

    鐘楼。
    この形の鐘楼は時代的なはやりが
    あるんですかね。
    最初、飛鳥寺で見かけた時は、
    ちょっと珍しい・・と思いましたが、
    その後、結構見かけます。

  • 「六角経蔵(ろっかくきょうぞう)」<br />経蔵の基壇(きだん)付近のところに<br />把手がついていて、回すことができる<br />ようになっています。<br />この把手をとって、ぐるりと一回りさせると<br />一切経を一通り読んだときと同じ徳をえる<br />ことができると言われているそうです。<br /><br /> 。

    「六角経蔵(ろっかくきょうぞう)」
    経蔵の基壇(きだん)付近のところに
    把手がついていて、回すことができる
    ようになっています。
    この把手をとって、ぐるりと一回りさせると
    一切経を一通り読んだときと同じ徳をえる
    ことができると言われているそうです。

  • 「中門(ちゅうもん)」。<br />この門は、819年に創建されましたが、<br />以後、度々火災により焼失しているそうです。<br />現在の門は2015年の「高野山開創1200年記念<br />大法会」の記念事業の一環で、再建されたものです。<br />

    「中門(ちゅうもん)」。
    この門は、819年に創建されましたが、
    以後、度々火災により焼失しているそうです。
    現在の門は2015年の「高野山開創1200年記念
    大法会」の記念事業の一環で、再建されたものです。

  • 中門を守る四天王。<br />境内側から見て左に増長天(阿形(あぎょう)のお口です)。<br />胸にトンボがとまっています。<br />

    中門を守る四天王。
    境内側から見て左に増長天(阿形(あぎょう)のお口です)。
    胸にトンボがとまっています。

  • 境内側から見て右の広目天(吽形(うんぎょう)の<br />お口です)。<br />手に筆と巻物を持っていますが、<br />胸元には蝉がとまっています。<br />増長天と広目天は、2015年に仏師・松本明慶氏により<br />新たに作られたものだそうです。<br />

    境内側から見て右の広目天(吽形(うんぎょう)の
    お口です)。
    手に筆と巻物を持っていますが、
    胸元には蝉がとまっています。
    増長天と広目天は、2015年に仏師・松本明慶氏により
    新たに作られたものだそうです。

  • 表、正面から見て右には多聞天(吽形(うんぎょう)の<br />お口です)。<br />四天王の中で、もっとも念力が強いと<br />言われ、1尊で祀るときは、「毘沙門天」と<br />呼ばれています。<br />

    表、正面から見て右には多聞天(吽形(うんぎょう)の
    お口です)。
    四天王の中で、もっとも念力が強いと
    言われ、1尊で祀るときは、「毘沙門天」と
    呼ばれています。

  • 表、正面から見て左には持国天(阿形(あぎょう)の<br />お口です)。<br />甲冑姿に刀剣を持っています。<br /> 1843年の火災の時に中門は焼け落ちたのですが、<br />その際、多聞天と持国天は、伽藍の西塔と根本大塔に安<br />置されていて焼失を免れた無事だったそうで、<br />1819年に作られたものだそうです。<br />

    表、正面から見て左には持国天(阿形(あぎょう)の
    お口です)。
    甲冑姿に刀剣を持っています。
     1843年の火災の時に中門は焼け落ちたのですが、
    その際、多聞天と持国天は、伽藍の西塔と根本大塔に安
    置されていて焼失を免れた無事だったそうで、
    1819年に作られたものだそうです。

  • 正面(表側)から見た中門。<br />ところで、肝心かなめの<br />根本大塔(こんぽんだいとう)の<br />写真がありません。<br />ちゃんと中まで入って見たのに・・・<br />なぜ?と思い起こせば、平成の大改修<br />(2016年から10年間の予定)の<br />真っ只中だったので、撮らなかったのかなあ・・<br />塔内には立体の曼荼羅の世界が具現化されて<br />いて、素晴らしかったのですが・・。<br />

    正面(表側)から見た中門。
    ところで、肝心かなめの
    根本大塔(こんぽんだいとう)の
    写真がありません。
    ちゃんと中まで入って見たのに・・・
    なぜ?と思い起こせば、平成の大改修
    (2016年から10年間の予定)の
    真っ只中だったので、撮らなかったのかなあ・・
    塔内には立体の曼荼羅の世界が具現化されて
    いて、素晴らしかったのですが・・。

  •  バスの時間も近づいてきているので、<br />バス停にも近い「大門(だいもん)」を目指します。<br />

     バスの時間も近づいてきているので、
    バス停にも近い「大門(だいもん)」を目指します。

  • 朝、バスの窓越しに見た大門。<br />近くで見ると高さが約25mある丹塗りの大きな門です。<br />正式名称は「金剛峯寺大門」といいます。<br />その昔(1873年頃まで)、大門は、あの世とこの世の<br />境目に立つ門とされ、高野山の結界の要だったそうです。<br />女性禁制であったため、女性はこの大門の内側には<br />入れなかったそうですよ。<br />

    朝、バスの窓越しに見た大門。
    近くで見ると高さが約25mある丹塗りの大きな門です。
    正式名称は「金剛峯寺大門」といいます。
    その昔(1873年頃まで)、大門は、あの世とこの世の
    境目に立つ門とされ、高野山の結界の要だったそうです。
    女性禁制であったため、女性はこの大門の内側には
    入れなかったそうですよ。

  • 大門の仁王像は、奈良の東大寺南大門の<br />仁王像に次ぎ、国内で2番目に大きいと<br />される金剛力士立像だそうです。<br />向かって左側に立つのは吽形像。

    大門の仁王像は、奈良の東大寺南大門の
    仁王像に次ぎ、国内で2番目に大きいと
    される金剛力士立像だそうです。
    向かって左側に立つのは吽形像。

  • 右側に立つのは阿形像。<br />光の加減もあり、仁王像は<br />よくわかりませんねm(__)m

    右側に立つのは阿形像。
    光の加減もあり、仁王像は
    よくわかりませんねm(__)m

  • 標高約800~900mの山上に広がる盆地に<br />ある高野山。肌寒いかと思っていたのに、<br />この日の気温は25.5度!

    標高約800~900mの山上に広がる盆地に
    ある高野山。肌寒いかと思っていたのに、
    この日の気温は25.5度!

  • バス停付近。少し紅葉している木々。

    バス停付近。少し紅葉している木々。

  • わずか6時間弱の高野山滞在時間でしたが、<br />美味しい精進料理もいただいたし、<br />それなりに楽しめました。<br />次は、宿坊に泊まって、もっとゆっくり<br />高野山を巡りたいと話しながら予約しておいた<br />高速バスで京都駅に帰ります。

    わずか6時間弱の高野山滞在時間でしたが、
    美味しい精進料理もいただいたし、
    それなりに楽しめました。
    次は、宿坊に泊まって、もっとゆっくり
    高野山を巡りたいと話しながら予約しておいた
    高速バスで京都駅に帰ります。

  • 美しい夕日。<br />青空と夕焼けが交じり合った<br />マジックタイム。

    美しい夕日。
    青空と夕焼けが交じり合った
    マジックタイム。

  • 美しい夕焼け空を見ていると・・<br />なんだか、不規則な動き方をする<br />飛行物体(丸の中)を発見。<br />最初、飛行機かなあと思って見て<br />いたのですが、なかなか視界から消えないし<br />ちょっと変な動き方をするんです・・<br />

    美しい夕焼け空を見ていると・・
    なんだか、不規則な動き方をする
    飛行物体(丸の中)を発見。
    最初、飛行機かなあと思って見て
    いたのですが、なかなか視界から消えないし
    ちょっと変な動き方をするんです・・

  • その飛行物体を、目いっぱい<br />倍率をあげて、カメラでとらえようと<br />するのですが、難しい・・。<br />なんとか撮れたのがこの写真なんですけど・・<br />何だと思います??<br />もしかしてUFO??<br />

    その飛行物体を、目いっぱい
    倍率をあげて、カメラでとらえようと
    するのですが、難しい・・。
    なんとか撮れたのがこの写真なんですけど・・
    何だと思います??
    もしかしてUFO??

  • そんなこんなで京都駅に着いたのは<br />19:30頃。<br />ランチで美味しいものをいただいたし、<br />京都最後の夜の夕食は宿泊ホテル近くの<br />スーパーとコンビニで仕入れた総菜で。<br />とはいえ、なかなか豪華です。<br /> 明日は最終日。集合時間前に京都御所に<br />行こうと思っています。

    そんなこんなで京都駅に着いたのは
    19:30頃。
    ランチで美味しいものをいただいたし、
    京都最後の夜の夕食は宿泊ホテル近くの
    スーパーとコンビニで仕入れた総菜で。
    とはいえ、なかなか豪華です。
     明日は最終日。集合時間前に京都御所に
    行こうと思っています。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ポポポさん 2023/04/02 09:30:15
    すごい、HFOに遭遇?
    こんにちは。京都の旅行記楽しく拝見させていただいています。
    学生時代や20代の社会人時代に度々訪れた京都。時代の変遷とともに変化した場所もありますが三十三間ケ所観音霊場もありとても懐かしかったです。
    今回の高野山、さすが霊場と言われる場所ですね。UFOに遭遇されるとは素晴らしい。
    私は一度も遭遇したことがありません。
    丸い物体から放たれた左斜め下の箒のような航跡は火炎のようにも見えますが、未確認飛行物体と信じましょう。
    貴重な写真ありがとうございました。

    Ybaba姫

    Ybaba姫さん からの返信 2023/04/02 11:18:19
    RE: すごい、HFOに遭遇?
     拙い旅行記をご覧いただきありがとうございます。
    ポポポさんも、未確認飛行物体だと信じて下さいますか?
    嬉しい〜。ありがとうございます。
     最近、視力の衰えとともに段々読まなくなってしまいましたが、
    SFや伝奇小説等の不思議な物の類も大好きなので、
    いつかUFOに遭遇してみたいと願っていました。
    エジプトのピラミッドや神殿なんかも、現在の地球人ではなく
    宇宙人とか、まったく別の種族が作ったんじゃないかと・・
    色々なことを想像しながら旅するのも楽しいですよね!

     ポポポさんの旅行記は、お写真が綺麗で、説明や考察も
    丁寧で、着眼点がスゴイ!と思いながら楽しませていただいています。
    「最近気になっているのがチュニジア」とのことですが、
    私もちょっと気になっている国のひとつです。
    いつか、ポポポさんのチュニジア旅行記が掲載されるのを
    心待ちしています。



    > こんにちは。京都の旅行記楽しく拝見させていただいています。
    > 学生時代や20代の社会人時代に度々訪れた京都。時代の変遷とともに変化した場所もありますが三十三間ケ所観音霊場もありとても懐かしかったです。
    > 今回の高野山、さすが霊場と言われる場所ですね。UFOに遭遇されるとは素晴らしい。
    > 私は一度も遭遇したことがありません。
    > 丸い物体から放たれた左斜め下の箒のような航跡は火炎のようにも見えますが、未確認飛行物体と信じましょう。
    > 貴重な写真ありがとうございました。
    >

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