2022/12/20 - 2022/12/20
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初冬の静かな大原へ三千院、宝泉院、勝林院、実光院、寂光院
京都で紅葉を愛でに行ったがまだまだ見足りないので、2週間後にもひとりで京都に再訪問することにした
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線
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前回の京都訪問から2週間後、再び京都へ
富士山を見て -
独特の形状の伊吹山を見ると、間もなく京都
伊吹山は滋賀県にあり、標高1377m、意外に雪化粧もするんだね -
12月も中旬になると、人気の京都大原も空いていた
京都駅から大原行の路線バスに乗って、小一時間で大原バスターミナルに到着
京都出発時は混んでいたバスも大原終点まで乗っていたのは、私ひとりだけ
最後の紅葉を見ながら、大原女の道を三千院まで10分ほど歩く
大原は隠遁の地ともいわれている
なんだかわかる、静かで癒されるような雰囲気 -
三千院の入口、御殿門は、高い石垣に囲まれている門跡はなかなかみない
三千院 寺・神社・教会
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三千院
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三千院
まず客殿の庭園
誰もいない
静かに心行くまで拝観できた -
苔の帽子をかぶる灯篭
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冷え込みから氷っているところもある
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緑のじゅうたんの奥に見える宸殿
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宸殿
12月で凍るような寒さでも苔は青い 浄瑠璃浄土 -
ここも凍り付いている
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横から見ると
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美しい氷柱
大原は京都市よりも一段寒い -
苔のじゅうたんの上には可愛らしいお地蔵さん
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わらべ地蔵 苔のじゅうたんにいい具合に同化していた
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午前の陽光、初冬らしく長い影
花の季節ではなく、鮮やかな色味はあまりないけど
拝観客もほとんどいない、静かな気持ちになり、心洗われるような庭園だった
三千院を出て右に数分歩くと・・ -
参道の奥の突き当たりに勝林院がある
勝林院 寺・神社・教会
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勝林院(大原寺)本堂
この本堂こそが天台宗の仏教が栄えた大原の中心的道場 -
本堂から、三千院方向の参道
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その勝林院の僧坊として、800年前よりあったお寺が隣にある宝泉院
枝ぶりが素晴らしい五葉松とその額縁庭園でも有名だ宝泉院 寺・神社・教会
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宝泉院
まずは庭園を巡った
石のオブジェ -
石のオブジェ
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鮮やかなピンクが庭園の差し色になっていた
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白砂の円錐の砂盛り
銀閣寺の向月台を連想したけど、上には座ってお月見はできないよね -
あれはもしや・・・すごいことになっているよ
-
竹筒から出る水まで、完全に凍り付いていた
花びらも閉じ込められてしまった -
庭園を一周した後に、お堂に入った
部屋には、黒光りする変わった形のタンスがあった -
宝泉院
いよいよ五葉松とご対面
ここも独占状態 -
冬の陽が優しく差し込む中で
五葉松と一対一 -
お抹茶、若狭屋手作りの和菓子
かすかにシナモンの香りがしてとてもおいしい和菓子
拝観料に茶菓も込み -
樹齢700年の五葉松
葉が落ちて堂々たる枝ぶりがよくわかる -
お世話も大変だろうね
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意匠を凝らした明り取り
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静寂と初冬の清らかな冷気のなかにぬくもりを感じる陽の光の中で、心行くまで五葉松と対面でき、リフレッシュできた
去るときはとても名残惜しかった -
内庭にあるこちらの手水鉢は凍っておらず
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木琴ならぬ石琴
一言断れば奏でることができる
えもいわれぬ音色、なんとも不思議な音階だった -
入口近くから見た五葉松
ここから見るとハット型のようになっていた -
大原女の小径には、かわいらしい道案内人がたたずんでいた
また大原バス停に戻り、次に行くのは寂光院 -
勝林院の近くにある後鳥羽天皇・順徳天皇 大原陵
後鳥羽天皇は承久の乱で失脚して、隠岐の島に配流され当地で崩御されたことは、先の隠岐の島旅行で学んだ
我が子である順徳天皇と、大原の地で眠っているとは・・ -
寂光院へは、大原の里、住宅地や畑ののどかな風景の中を行く
前にテレビで「猫のしっぽ カエルの手」という番組があって、イギリス人ベニシアさんの大原の自然の中のナチュラルな生活の様子を取材していた
ベニシアさんはこのような感じのところで暮らしているのかな、と思いながら歩いた(その後お亡くなりになったことを知った) -
寂光院への道すがらで見つけたカフェでワンプレートランチ
行きは満席だったが、帰りのぞいて見たらお客さんはいなかった
色々な種類があり、楽しめた
カウンター席からは高野川が望めて雰囲気も良かったKULM グルメ・レストラン
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大原のバス停から歩くこと15分ほどで寂光院に到着
門までは長い石段を登っていく寂光院 寺・神社・教会
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寂光院
天台宗の尼寺で第3代は建礼門院
快く招き入れてくれるような優しい門構え
建礼門院(平清盛息女、高倉天皇中宮、安徳天皇母)は、源平の合戦で壇ノ浦で敗れ、幼い我が子安徳天皇と入水したが源氏に助けられ、ここ寂光院で侍女たちとともに閑居し平家一門と安徳天皇の菩提を弔いながら、終生を過ごしたという
2代目は阿波内侍(あわのないし、藤原信西の息女)、出家以前は宮中にあった建礼門院に仕えた、この草生の里では柴売りで有名な「大原女」のモデルとされている -
建礼門院徳子 御庵室跡
建礼門院の墓所と伝えられる大原西陵も別にある
先ほどの後鳥羽天皇と順徳天皇の大原陵に対して西陵と呼ばれている -
本堂、地蔵菩薩を本尊とする
手前は汀の桜
本堂は2000年に火災で焼失したものを、5年の歳月を経て忠実に再建した
放火の疑いがあるようだ、なぜそんなことをするのだろうか
朝方京都をバスで発ち、大原三千院、宝泉院と寂光院を拝観した一日だった
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