【香川うどん旅 2022夏 12】丸亀に15日間滞在…宿 & 見所 & グルメ ぜーんぶ見せます

2022/08/02 - 2022/08/02

丸亀に約15日間滞在。
お世話になった丸亀の宿、そして丸亀市街中心部の街の様子の見所、うどん屋や飲み屋などをご紹介いたします。店の感想は個人の主観なのであしからず…。

エリア 丸亀・宇多津・多度津(香川)

丸亀駅南口を出て、すぐ左側に見える「浜町ガレリア」。飲食店数軒ばかりが残る味わい深いアーケード商店街の中ほどに、今回お世話になるお宿があります。

浜町ガレリア 市場・商店街

その名もゲストハウス「ウェルかめ」。ウェルカムと丸亀を引っ掛けた名であることは容易に想像できます。違ってたらすみません。

丸亀ゲストハウス ウェルかめ 宿・ホテル

ちなみにですが反対の線路側にも入口(裏口？)があります。

民宿のようなゲストハウスです。
楽○トラベルなどで予約ができますが、直接電話した方が安く泊まれちゃったりなんかします(保証しかねますが…)。

廊下の両側に客室が並んでいます。

その中の1つは共用スペース。
電子レンジ、冷蔵庫、電気ケトル完備。
グラスは借りられ、流し台はありますが、食器類やコンロはありません。

この宿の最大の特徴はご主人が冒険野郎だということ。バックパッカーであり、世界各地をバイクで回り、日本の鉄道旅にも詳しいです。話も面白く、とても素敵な方です。

ドミをチョイス。
ちなみにですが、最初の7泊は楽天トラベルで予約、1泊2600円。それ以降は直接お願いして安く泊めてさせていただきました。部屋数は多くありませんが、大部屋、個室などもあり、臨機応変に対応してくれます。要相談。

廊下の突き当りは洗面所…

&トイレ。
シャワールームもありますが基本宿泊料には含まれず、利用すれば別途料金がかかります。もちろん利用しなければ料金はかかりません。近くに昔ながらの銭湯があり、シャワー代をそちらで使ってほしいという地域振興の意図があります。

宿には洗濯機がありません。短期なら問題ありませんが、長期だと…
徒歩300m先に200円のコインランドリーがあります。宿のご主人が教えてくれます。

シブい！
約30分…宿には戻らず、のんびりベンチに座って待っていました。これもまたよし。

さて、丸亀の一番の見どころと行ったらやはり丸亀城でしょう。

高さ約66mの亀山に築かれた、まさに見上げるばかりの“石垣の城”。

亀山公園 公園・植物園

内堀も美しい。

いざ、入城。

休日には吉本の芸人さんが人力車を引いているみたいです。

城内にある観光案内所。
横の坂道を登り、天守へ。

途中にあった脇道に入ってみると石垣越しに天守を真下から眺められました。

やっぱり、石垣がスゴい！

天守までの坂、かなり急でしんどい。

天守到着。おおーっ。

丸亀城 名所・史跡

とっても気持ちいい所です。

天空の城のよう。

天守の内部にも入れます。大人200円。とっても良心的。いーね。

丸亀城は言わずと知れた、現存する「木造天守十二城」の1つ。400年の歴史が放つ重みに圧倒されます。

現存天守あるある、階段が急。

わずか三層の小さな天守。あっという間に最上層。

いい眺め。丸亀市街と瀬戸内海が一望できます。

さて下ります。
来た道を戻ったのではつまらないので裏側に下ります。

幾分緩やか。人が少ないので静かなのがいい。

裏側の石垣は2018年の豪雨によって崩れてしまっています。修復工事が行われていますが、石の数がなんと6000個。全部元通りの場所に戻せるんでしょうか…。

修復工事に関する資料などがあるPR館もあります。

丸亀城石垣崩落復旧整備事業PR館 名所・史跡

内容充実。グッジョブです。

丸亀城の北側にある「丸亀市民ひろば」。
ここからの眺めもいい。穴場スポットかも。

丸亀市民ひろば 公園・植物園

その市民ひろばの向かいにある「マルタス」。
丸亀の“マル” と亀“トータス“を組み合わせた名を持つ市民活動交流センター。

マルタス 名所・史跡

ピカピカでおっしゃれ～な施設です。
スタバもある。

図書館スペースや…

その他、会議室や多目的ホール、キッズスペースなどもあり、かなりイケてます。

2階にはコンセント付きの“自習スペース”があり、丸亀滞在中はとてもお世話になりました。「ウェルかめ」は清掃のため昼間(10:00～16:00くらい)は室内にいることができないので、よくこちらで過ごしてしました。ほんと助かりました。
丸亀駅近くの市立図書館にも自習スペースがありますが、コンセントがない！これ大事です。

ここも外せないスポット。「通町商店街」。
長さ300mほどの丸亀のメインアーケード商店街です。

丸亀通町商店街 市場・商店街

しかし、ガラーン。
シャッターが閉まっている店の方が多いです。

ぽつぽつ、新しいおしゃれな店もできていますが、やはり昔ながらの店が多い。

商店街の中ほどにある「秋寅の館」。

秋寅の館 名所・史跡

大正末期に建てられた「秋山寅吉商店」をリノベした資料館兼休憩所兼観光案内所です。
用がなくてもとりあえず立ち寄ってみて下さい。暇つぶしになります。更に暇な方は「防空壕があるんですか？」と尋ねてみて下さい。案内してくれます。ただし、お暇な方に限りますので…。ノークレームで。

夕方の散歩と言えば、まず丸亀港…

丸亀港 乗り物

その一角に立つ灯籠。
こんぴら参りの上陸港として賑わった江戸時代に立てられたものです。多額を寄進した塩原太助の名にちなんで「太助灯籠」と名付けられています。

太助灯籠 名所・史跡

水辺はやっぱり気持ちいい。

土器川も手頃な散歩コース。
宿からは1kmほど。

土器川 自然・景勝地

この角度からだと讃岐富士がちょっといびつ。

7/30は玉積神社で夏祭り。
なんかテンション上がります。

玉積神社 寺・神社・教会

焼きそば300円！いーね。

うほっ。やっぱこれがないと始まらない！

いっただきまーす。

さぁ盛り上がってまいりました。
いや、まだまだ宵の口です。

地元の方は抽選券持ってるけど、わたくしは“ゲスト”。
100円払って参加します。

当たったー！

4等という名のハズレでしたが…。ハズレのポテチはありがたい。
久々、童心に帰らさせてもらいました。

夜の丸亀城もまたよし。

ここから丸亀グルメのご紹介です。
まずはうどん屋から。いわゆる讃岐うどんの人気有名店は周辺市町村に点在しています。香川県第2の都市にしては丸亀市中心部にはうどん屋が少ないです。
そんな中で正統派のうどん屋と言えば丸亀駅北口から徒歩3分の「石川うどん」。

石川うどん グルメ・レストラン

ちゃんとした店ですが、私が求めているのとはちょっと違う…。

セルフでない一般店としてはわりと安価だと思います。

「かけうどん」(370円)に「ちくわの天ぷら」(170円)をトッピング。
麺はつるつるしこしこで喉越しがよく、とってもうまいです。

この店はちくわにこだわっており、練り物の産地として有名な観音寺市のものを使っているとか。わざわざちくわ天2本の内1本は一般の“冷凍ちくわ”にして、食べ比べさせています。確かにうまさは違うけど、食べ比べなかったらわからないかも…。

続いて「うどん まごころ」。
製麺所が営むセルフ店。こういう店がいいですよね。

まごころ グルメ・レストラン

「ぶっかけ小」(350円)に「こんぶ天」(130円)をトッピング。
こんぶ天が硬くてごわごわでいまいち。閉店間際で揚げてから時間が経っちゃってたのかな。うどんはうまいと思います。
ただ…立地が悪い。丸亀駅から西方約1.5km。わざわざうどんのために歩くにはちょっと遠い。

市街ど真ん中にある「龍神うどん」。セルフです。

龍神うどん グルメ・レストラン

店内は狭いですが気軽に入れるとっても庶民的な雰囲気。昼時は近所のサラリーマンや旅行者で賑わっています。

「かけうどん小(250円)」に「野菜のかき揚げ(150円)」をトッピング。優しいダシですがしっかり風味があり、おいしいです。かき揚げも揚げたてサクサクで最高。

続いて、“官庁街”にある「つるや」。1953年創業の老舗店。

つるや グルメ・レストラン

昭和チックで味わい深い店内。

うどんがメインですが、食堂といった感じの店です。

いなりやちらし寿司、おにぎりなんかもあります。

く～っ、おでんが…
この店は飲み屋としても使えそう。

「天ぷらうどん」(400円)をオーダー。そしていなり寿司(250円)をチョイス。かき揚げがデカい！“どん兵衛風”なのはご愛嬌。シンプルながらうまいうどんでした。いなりもデカかったので超満腹。

そしてこちらはディープなうどん屋「喰うかい」。
場所は丸亀港にかかる青い京極大橋のたもと。「うちわの港ミュージアム」の南側。営業時間は早朝から昼過ぎまで。滑り込みセーフ。

喰うかい グルメ・レストラン

小耳に挟んだ人気メニューにトライします。

店内は雑多な感じ。
おでんもあるので飲みながら〆でうどんが理想形かな。

「かしわ天ぶっかけ」(500円)。出てくるまで結構時間がかかりましたが、注文を受けてから揚げてたようです。おかげで熱々のサクサク。特大のかしわ天が4つも。とっても美味しいんですがおじさんには量が多い～。ボリューム満点です。わさびトッピングを勧められました。うまさ倍増！誰かビール持ってきてー。

毎日うどんを食べているとラーメンも恋しくなります。
丸亀で唯一“徳島ラーメン”が食べられる「ラーメン東大」へ。丸亀城の東の町外れです。

徳島ラーメン東大 丸亀店 グルメ・レストラン

初、徳島ラーメンなのでスタンダードにします。
注文の際に麺の硬さを聞かれましたがよくわからないので普通…と。ツウの方は“バリカタ”にするらしいです。

どノーマルの「徳島ラーメン」(650円)。生卵は自分で割ってイン。
スープは甘めのこってり。かなり濃いです。豚バラ肉を卵に付けるとまるですき焼きのよう。おいしいですが、うどんに慣れた胃袋にはちょっと重い。麺の量のわりには腹に溜まりました。辛いもやしは食べ放題です。

そして香川県に来たら外せない骨付鳥。知名度ではその頂点に君臨する「一鶴」。せっかく一鶴で食べるなら、やはりここ本店でないとね。

骨付鳥 一鶴 丸亀本店 グルメ・レストラン

「骨付鳥(ひなどり)」と「むすび」、「生大」をオーダー。合計税込2205円也。ひゅ～、いい眺め。お味はかなりスパイシーですが、ビール飲むにはちょうどいいかなと。けどちょっと油っぽいです。むすびに付いてくる吸い物が最高にうまい。満足です。

入店時は店内で10分ほど待ちましたが、退店時は店の外に行列ができていました。けど高松店に比べたら全然マシだと思います。

再び、骨付鳥。今回は宿のご主人のイチオシの居酒屋「三太郎」で。「ウェルかめ」からは徒歩1分半。ご主人に言えば電話して席を確保してくれます。

やき鳥三太郎 グルメ・レストラン

店内は結構広くて、お客さんでいっぱい。人気店なのがわかります。
何はともあれ「骨付鳥(若の足)」(890円)とビール。
さて、お味は…うーん、違う。高松の「蘭丸」と丸亀の「一鶴本店」はどちらも油まみれでしたが、ここのは油なし。鶏の旨味が直でわかる。店によってこうも違うのかと。丸亀に来たのならぜひ三太郎で骨付鳥食べてみて下さい。宿のご主人同様、私もイチオシします。

ちょっと気分を変え、たまには甘味系を…
中心部の商店街の外れにある創業百有余年の和菓子屋「寳月堂(ほうげつどう)」。

御菓子司 寳月堂 丸亀本店 グルメ・レストラン

たまたま店の前を通りかかり、この「珈琲ぜりぃ」のポスターを見てしまい…

買ってしまいました。店の外のテーブルでいただきました。
コーヒーゼリーにハズレはないと思いますが、ここのは大当たり。コーヒーにもこだわっており、そしてあんこと白玉。400円の価値はあると思います。おすすめです。

そして丸亀での一番の収穫とも言えるのがこの「藤ちゃん」。“とうちゃん”と読みます。この店も宿のご主人のおすすめ。宿からは徒歩5～6分の住宅街の中。丸亀滞在中2回おじゃましました。

藤ちゃん グルメ・レストラン

テーブル席2つとカウンターの小さな店。

メニューはありません。
カウンターに並んだ料理と“今日のおすすめ”のみ。

これは一目瞭然、わかりやすい。指差すだけ。
だけど逆に迷って選べない。

カンパチの刺し身とゴーヤーチャンプルー。

ホタルイカの煮付けと煮物。

タコぶつ。
あーもうたまりません。どれもおいしいし、店の雰囲気もいい。
この店、また行きたい…。

丸亀には地ビールの醸造所もあります。「ミロクブリュワリー」。前述の「藤ちゃん」のほど近く。

丸亀ミロクブルワリー グルメ・レストラン

おっしゃれーなパブ併設。
私はこんなことろで飲む柄ではないのですが、誘惑に負けておじゃました次第です。

この日に飲める丸亀の地ビールは5種類。
その中のから名前に惹かれ「旋風」をチョイス。

うほっ。
まずは泡の香りを嗅ぎ、一口。ちょっと大袈裟ですが、体にビビっと電流が走った感じ。想像していたものとは全くの別物でした。南国のマンゴーを思わせる、いわゆるフルーティなビール。これがビール？いつも安酒を飲んでいる私からしたらまさに衝撃。ゆっくり味わいながらいただきました。お値段、この360mlのMサイズで850円也。高いのには訳がある。これなら納得です。

後日、友人へのお土産として購入いたしました。ラベルがカッコいい。これだけでも価値があると思います。要冷蔵なのでご注意を…。

おまけ。
基本、私は節約派なのでたまに贅沢してその土地の名物を食べたり飲みに出かけますが、普段はスーパーで見切り品なんかを買って宿で食べてます。これがリアルです…。

さて、高松に9泊、丸亀に15泊しましたが、これで香川を去ります。
このまま帰宅…といいたいところですが、ちょっと寄り道して帰ります。
もう少し旅は続きます…。
(つづく…)