【香川うどん旅 2022夏 3】「ことでんおんせん乗車入浴券」を使い仏生山温泉へ

2022/07/17 - 2022/07/17

「ことでんおんせん乗車入浴券」なるものを購入。
その名のとおり、琴電が発売している企画切符です。
運賃＋入浴料＋仏生山温泉オリジナルタオル＋うちわが付いています。
仏生山駅から330円の区間が1日乗り放題(購入時に指定した1日に限る)。
具体的には以下の路線の区間が乗り降り自由ということになります。
琴平線…高松築港～畑田
長尾線…高松築港～花園
志度線…瓦町～松島二丁目
せっかくなので温泉以外にも琴電を利用し、1日楽しみました。
　

エリア 高松(香川)

宿泊している宿から最寄りの琴電の駅「瓦町駅」にやって来ました。

瓦町駅 駅

窓口で「ことでんおんせん乗車入浴券」を購入。1200円。
なんとうちわが乗車券と入浴券を兼ねています。指定区間が1日乗り放題となります。
仏生山駅温泉オリジナルタオルが付いてきますが、タオルは温泉で受取りとのこと。

仏生山駅から330円の区間が1日乗り放題です(詳しくは概要欄)。

さぁ、電車に乗り込みます。

高松琴平電気鉄道 琴平線 乗り物

日曜の10時頃にしては結構乗客がいるような…。観光客かな。

瓦町駅から仏生山駅までは5駅、わずか13分の距離。
1日乗り放題なのに行って帰って来るだけではもったいない…。

なので仏生山駅を通過。観光がてらちょっと2駅先の一宮駅で下車。

一宮駅 駅

こんな機会でもなければ我が人生で絶対下車することのなかった駅。

シブい駅舎です。あゝ…駅も一期一会。

踏切を渡りつつ、一宮駅方面を眺める。
彼方に見えるのは讃岐富士と呼ばれる飯野山。

そしてやって来たのが「田村神社」。
一宮駅からは徒歩10分ほど。

田村神社 寺・神社・教会

なかなか大きな神社です。
讃岐国一宮に指定された1300年以上の歴史を持つ、香川県随一の格式の高い神社です。

立派な拝殿。

境内には見どころがたくさんありますが、ひときわ目を引くのが高さ約5.7メートルの巨大な龍神様。金運の神様でもあるようで大判、小判がざっくざく溢れています。しっかりとお参りしときました。

続いて田村神社の西隣りにある「一宮寺」。
四国霊場第八十三番札所です。

一宮寺 寺・神社・教会

山門の中には巨大なわらじと仁王像。

境内には大きなクスノキ。
田村神社のような派手さはなく静かで落ち着けます。

続いて向かったのが…

「うどんの田(でん)」。香川でうどん屋巡りは欠かせませんから…
あれ？定休日？ガーン！日曜定休とは…トホホです。
“作戦B”に切り替えます。

うどんの田 グルメ・レストラン

見知らぬ土地を歩くって楽しいですよね。
歩きの特権。大通りは避け、裏道を攻めます。

はい到着～。左手前の茶色の壁のお宅です。いや、お店です。

看板は出ていません。恐る恐る覗いてみます。

奥でなにか作業をしている雰囲気が伝わってきます。
実はここは製麺所。店内でも食べられるとの情報を得、やって来ました。
奥から出てきた店主に「うどん食べられますか？」と尋ねると「うちはそういう店じゃありませんから」と。え？ちょっと聞き方を間違えたようです。
「一玉いただけますか？」「はい」「器持って来たのでここで食べていってもいいですか？」「どうぞ」
ほっ。

橋本製麺所 グルメ・レストラン

じゃーん。ちゃんと器と箸を持参です。宿で借りてきました。
しょう油が用意されていたので一回しし、いただきまきた。
うーん、麺は間違いないと思うのですが、やはりしょう油だけでは味気ない…。
この店で食べたい方はダシと薬味、なんならトッピングなども持参すれば、よりおいしくいただけると思います。
ちなみにうどん1玉80円でした。

そろそろ仏生山温泉へ向かいますが…まだまだ寄り道。
こちらは「平池」。

平池 自然・景勝地

一見、変哲のないただのため池ですが…いやいや、そんじょそこらのため池とは格が違います。由緒板によるとその歴史は870年ほど。久安年間(1145年～1151年)に築造されたというから驚きです。

ふむふむ、中洲には500年前から立つ石灯籠があるとのこと。

どれどれ…。コレっすか？しょぼ。

平池からほど近い「法然寺」へ。
なんか立派なお寺だなぁ。

法然寺 寺・神社・教会

それもそのはず。高松城や栗林公園を築いた歴代高松藩主松平家の菩提寺です。納得。

それにしても、すんごい五重塔。
境内も広いです。

眺めも素晴らしいです。

だいぶ仏生山温泉に近づいてきましたが、もうちょっと寄り道。
先ほどの“素うどん”だけでは物足りないので2軒目行きます。住宅街にある「手打ちうどん野口」です。

野口うどん グルメ・レストラン

メジャーな人気店ではなさそうですが、周辺住民から愛されていそうなこういう店がいいんです。

ぶっかけ(小)とはんぺんをチョイス。お値段210円＋110円。
ほんと香川はうどんが手軽に、安く食べられるのがいいですね。しかもうまい！レベル高いです。

〆のデザートも大事です。

手作り焼菓子とケーキの店 ひぐち グルメ・レストラン

何が“ウリ”なのかは事前に調査済み。

コレです。コレ。土日限定の堅焼シュークリーム。
賞味期限はなんと30分！1個180円。お値段も良心的。

店の入口前のテーブルで早速いっただきまーす。

うまいんですが…賞味期限30分というのは堅焼きのシューがふにゃふにゃになってしまう時間が30分ということのようです。ふにゃふにゃになったのもおいしそうですが…(個人の感想です)。

いよいよ仏生山温泉です。

到着。

うわっ。ここ？
とても温泉施設には見えません。美術館かギャラリーっぽい。

仏生山温泉 温泉

普通は入浴料(大人700円)を支払い入館ですが、私はうちわを差し出すのみ。赤い温泉マークのスタンプを押され使用済みに。そして仏生山温泉オリジナルタオルをいただきました。ちなみにこのタオルは150円、うちわは300円で買うこともできます。

内部はおしゃれな和モダン。

休憩スペースは畳敷き。ビールの自販機もありました。
浴場は写真撮影不可。露天風呂メインで洗い場は壁のない半露天。露天風呂は低温の炭酸泉もあり、ぬめりがすごく、お肌が超すべすべになります。

ぼちぼち帰ります。
琴電仏生山駅までの道すがら…

おもしろいものを発見！
大衆演劇のようです。

まだまだこんなところが残っているんですね。

仏生山駅に到着。温泉からは600mほど。近いです。

仏生山駅 駅

ちょうど列車が通過。琴電味わい深いですね。

かわいらしい駅舎。

古き良きたたずまいが残ってます。

と思えばこんな車両も。

最近流行っているアニメとのタイアップと思いきや、ただの広告のようです。

列車がやって来た。

この後、三条駅で下車し「ゆめタウン高松店」をブラブラしてから帰りました。ヒマ人ですね。
結局のところ「ことでんおんせん乗車入浴券」(1200円)で元は取れたんでしょうか？
瓦町駅→一宮駅…360円
仏生山温泉入浴料…700円
仏生山駅→三条駅…250円
三条駅…瓦町駅…190円
の合計は1500円。
更にタオル(150円)とうちわ(300円)を足すと1950円。
旅の思い出足すと…プライスレス。
満喫できました。
(続く…)