2022/11/24 - 2022/11/24
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mistralさん
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琵琶湖疏水を京都の蹴上まで下る船が運航されていることを知ったのは、もうずいぶん前のこと。
たまたま紅葉の時期の疏水船の予約が始まった8月中旬過ぎ、サイトを覗いてみたら予約開始直後だったのか、まだまだ空席が沢山あったので、先の予定がわからないままにおさえてしまった。
そんなことから、紅葉のハイシーズンの旅が実現した。
疏水船に乗るために三度の大津へ。
滋賀県側が比叡山への正面玄関口になるということだったから、比叡山へ行ってくることも考えてみたけれど、時間不足になりそうだったので、
代わりに坂本へ行ってみようと思った。
日吉大社にあるもみじは3000本とのことで、知らずに行ったけれど
関西屈指の紅葉の名所として知られているそうだ。
まるで錦繍の帯のような、との形容がぴったりする紅葉を、あちこちで目に焼きつけて帰宅することとなった。
(表紙写真は日吉大社の山王鳥居。)
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11月24日
東京 9時00分ののぞみ213号に乗った。
我が家としては精一杯の早出。
途中で見た富士山はくっきりと美しいすがたを見せていた。
京都着 11時15分。
すぐ琵琶湖線に乗り換え膳所まで。
京阪膳所からはまっすぐ、坂本比叡山口までやってきた。
11時40分の電車に乗り、12時01分着だった。 -
当日の宿は三井寺駅が最寄り駅だったので
そこのコインロッカーに荷物を預けようと思っていたが、
電車で座ったら面倒になってしまい
結局目的地の駅までやって来てしまった。
幸い、小規模ながらコインロッカーがあり、
ほとんど利用者がいなかったので
カバン2ケを預け入れができてひと安心。
(コインロッカーは改札口を出る手前におかれていた。) -
坂本観光協会。
ここにもコインロッカーはあったようだ。
当初は比叡山に行って帰る計画をしていたが、
時間的に厳しそうになり、代わりに坂本の街巡りをしようと
計画の変更をした。 -
日吉神社までまっすぐ伸びる参道。
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早めの新幹線でやってきたのはお蕎麦が目当て。
お店の名前は「本家鶴喜そば」 -
創業から300年間守り続けている伝統の味だそう。
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築130年になる建物は登録有形文化財。
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2階の手摺にはお店の名前にある鶴の彫りが。
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名前を書いてしばらく待ったのち
呼ばれて店内へ。 -
奥のお座敷に通された。
お庭が眺められるお部屋。 -
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私は野菜天ざるを頂いた。
蕎麦つゆはおだしのかおり高く、美味しいお蕎麦だった。 -
前の通りは古くからある街道のようだった。
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彦根でもちょっと気になった同じような人型が。
何かのお守り?
火事よけ? -
もう少し先まで進む。
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路地越しに奥に見えるのは琵琶湖。
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引き返してお蕎麦屋さん近くまで戻ってきた。
「大文字屋地蔵尊」との木札がそばに掛けられていた。 -
塀に一体化したような祠の中にお地蔵さまが祀られていたので、
手を合わせていたら
前を通りかかった地元のお爺さんが近づいてこられて
ここが開いているのは滅多にないんですよ、と教えて下さった。 -
神社前にのびる参道に戻って、歩き始めた。
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石垣は
「穴太衆積み(あのうしゅうづみ)石垣」と呼ばれる。
神社や里坊に今も残る石垣。 -
穴太衆と呼ばれる石工集団によるもので
自然石をほとんど加工することなく積み上げる独特な工法。
崩れにくく、城の石垣にも利用されたそうだ。 -
旧竹林院にやって来た。
比叡山で修行を積んだ僧侶たちの、もと隠居所。 -
ちょうどここを会場にして個展をされていた方と
しばらくお話をした。
現役時代は設計士さんだったそうで、その折に腕をふるわれた
パースの技法で風景画を描かれて、水彩で着色されておられる。 -
滋賀県が中でもお好きなようで
琵琶湖のお陰で風景にしっとりとした感じがすると
語られた。
多くの作品が展示されていた。 -
座卓が真ん中に置かれていて
そこに携帯やカメラを置いて撮影すると -
座卓にリフレクション効果から
反転した景観が映り込む。 -
京都だったら押せや押せやの人垣ができそうだけど、
ここではのんびりと撮影できる。 -
こんなふうに出来上がり。
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イチオシ
これもそうです。
どちらかは2階で撮影したもの。 -
大津絵の額が。
鬼がモチーフとして多く登場するような。
江戸時代にはシーボルトが長崎から江戸へ将軍への挨拶に出向く際に、
明治には美術史家のフェノロサが、
大正時代にはスペイン人のピカソも大津絵を所蔵していたそう。 -
二階から庭園を見下ろして。
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庭園に降りて来た。
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散り紅葉、さまざま。
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つくばいが可愛らしかったので撮影。
烏瓜が一個のっていた。 -
出口へ。
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イチオシ
すぐ日吉大社へと続く。
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山王総本宮 日吉大社という。
シンボルとも言える山王鳥居。
「合掌鳥居」とも呼ばれ、神仏習合の信仰を伝えるそう。 -
約2100年前、崇神天皇7年の創祀。
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全国3800余ある
日吉、日枝、山王神社の総本宮。
平安京の表鬼門に当たることから魔除、災難除を祈る社としての
崇敬を集めてきている。 -
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銀杏の葉っぱを掃き集めて
こんなハートにしたのは神職さん方? -
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ささやかな生花の手水舎も。
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西本宮。
本殿は国宝。
日吉造と呼ばれる独特な造りだそう。
1586年の造営。 -
西本宮楼門の軒下、四隅には
お猿さんがいて、屋根を支えながら見張りをしているそうだ。 -
いたいた、お猿さん。
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生きている神猿が中にいた。
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参道から駅までは緩やかな下り坂だった。
先には琵琶湖が広がっていた。 -
京阪電車で宿のある三井寺まで乗ります。
折からやってきたラッピング電車。
以下の予定は
24日 大津にて町屋に宿泊
25日 琵琶湖疏水船で京都の蹴上まで、四条烏丸のホテル泊
26日 仁和寺近くのシャンブル・ドット(洋風民宿)泊
27日 帰宅
となります。
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この旅行記へのコメント (6)
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- わんぱく大将さん 2022/12/13 00:36:13
- 紅葉
- mistralさん
木の枝の紅葉もいいものですが、地面に落ちた葉の紅葉も場所によっては絵になりますね。 滋賀は京都よりねらい目かも、と。同じように滋賀出身のカメラマンの友人が言ってました。
大将
- mistralさん からの返信 2022/12/13 22:15:21
- Re: 紅葉
- 大将さん
こんばんは。
コメントをありがとうございました。
さまざまな紅葉がありますが、全山の紅葉よりは
小さな一本の木が精一杯紅葉している様子に、
また一枚の紅葉した葉っぱが、緑の苔の上に落ちていたりすると、
綺麗だなあと惹かれます。
今回、滋賀から琵琶湖疏水を下って京都まで行きましたら
観光客でごった返していて、びっくり。
あまりの賑わいぶりに、疲れがドッと出て
ホテルで引きこもっていました。
ご友人がおっしゃるように、滋賀県は京都より古くから都が
あった地ですし、お食事も美味しいし
狙い目だと、私も思っています。
mistral
-
- hot chocolateさん 2022/11/30 00:26:28
- 滋賀の旅
- mistralさま
近々、滋賀の旅に出かける予定です。
今、どこを巡ろうかと思案中で、レンタカーを借りるか、
電車で巡るかそれも思案中です。
おごと温泉1泊、大津に2泊の予定です。
最終日は京都にちょっとだけ立ち寄る予定。
坂本も歩きたいし、旧竹林院のリフレクションも素敵ですね。
でも、12月初めではもう枯葉かな。
hot choco
- mistralさん からの返信 2022/11/30 18:46:50
- RE: 滋賀の旅
- hot choco さん
こんばんは。
コメントをありがとうございました。
> 近々、滋賀の旅に出かける予定です。
> 今、どこを巡ろうかと思案中で、レンタカーを借りるか、
> 電車で巡るかそれも思案中です。
これから滋賀県へお出かけですか。
良いですねぇ。
暮れには大雪で大変でしたが、いまの時期ではそんなこともないでしょうから
レンタカーがあれば便利ですよね。
> おごと温泉1泊、大津に2泊の予定です。
> 最終日は京都にちょっとだけ立ち寄る予定。
おごと温泉は未訪問ですが、良いお宿がありそうですね。
大津は食事も美味しいお店があって、はまっています。
和菓子屋さんも古くから続くお店が多いようですよ。
> 坂本も歩きたいし、旧竹林院のリフレクションも素敵ですね。
> でも、12月初めではもう枯葉かな。
まもなく12月、
まだまだしっかりと枝についた紅葉も残っていそうですね。
楽しんでいらっしゃって下さい。
mistral
-
- pedaruさん 2022/11/29 05:21:42
- 美しい紅葉
- mistralさん おはようございます
なぜか関西で見る紅葉は、背中に歴史を背負っているせいか、ことさら美しく見えるから不思議です。たぶん、先入観がそうさせるのでしょうが。
それにしても、木々は緑だけでも美しいのに、綾錦とか例えられるように紅葉もしてくれて、自然は我々人間を喜ばせてくれますね。おかげで生きていることがとっても大切に思えてきます。
磨き抜かれたテーブルの上に、マジックのように紅葉の影を落とすなんて、憎い演出ですねぇー。美しさ二倍です、お得ですー。
pedaru
- mistralさん からの返信 2022/11/30 18:37:18
- RE: 美しい紅葉
- pedaru さん
こんばんは。
コメントまで早々にいただきまして、ありがとうございました。
> なぜか関西で見る紅葉は、背中に歴史を背負っているせいか、ことさら美しく見えるから不思議です。たぶん、先入観がそうさせるのでしょうが。
背中に歴史を背負っている、、、なるほどねぇと思いました。
pedaru さんのお言葉には説得力があります。
私も、壬申の乱に興味を抱き、大津に行くことがなかったのなら、今回の旅のように
坂本の訪問までには至らなかったように思います。
同じ紅葉でも、近江の国と京都とでは味わいも違っているようにも思いました。
不思議ですねえ。
> それにしても、木々は緑だけでも美しいのに、綾錦とか例えられるように紅葉もしてくれて、自然は我々人間を喜ばせてくれますね。おかげで生きていることがとっても大切に思えてきます。
自然に向き合って、折々の美しさを愛でられる、
そんなこころの余裕を持っていたいと思いますね。
せっかく自然は全力で美しいすがたを見せてくれているのですから。
> 磨き抜かれたテーブルの上に、マジックのように紅葉の影を落とすなんて、憎い演出ですねぇー。美しさ二倍です、お得ですー。
はい、観光客もそれほど多くなく、美しさを2倍にも楽しめるお得な旅もでき、
感動もひとしおでした。
ありがとうございました。
mistral
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