酒田旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2022年8月お盆明けの週末に、山形県鶴岡市・酒田市へ二泊三日の一人旅に行ってきました。
<br /><br />行動制限がない3年ぶりの夏!といいながら、今までにないペースで急増する新型コロナウィルス・オミクロン株の国内感染者数を伝えるニュースが逸る気持ちを挫かせます。<br /><br />こういう時は温泉の力を借り、旅先の非日常に触れることで、身体と心の健康増進と免疫力アップをすることが必要ですね。<br /><br />今回の旅は首都圏から地上のアクセス面でやや不便なところにある山形県庄内地方を目的地にしました。<br /><br />
旅の1日目は上越新幹線とJR在来線特急を乗り継いで、最初に『クラゲの水族館』で有名な鶴岡市立加茂水族館を訪問し、その日の夜は近くの湯野浜温泉の民宿に泊まりました。<br /><br />
2日目は山岳信仰と修験道の聖地、羽黒山・出羽三山神社を訪れ、その後鶴岡市街に戻って鶴ヶ岡城址周辺を散策、夜は鶴岡市内にある湯田川温泉の老舗旅館に宿泊しました。<br /><br />最終日の3日目は酒田市に移動して北前船の寄港地の面影の残る酒田の街並みを楽しみ、最後に庄内空港から一人旅初の航空機に搭乗して帰宅しました。



<br /><br />本編は3日目最終日後半の酒田市街と現地から帰宅の旅行記です。

2022年8月夏の週末二泊一人旅~山形県鶴岡・酒田⑦:酒田街歩き~

39いいね!

2022/08/20 - 2022/08/20

71位(同エリア400件中)

チャムンパス

チャムンパスさん

この旅行記スケジュールを元に

2022年8月お盆明けの週末に、山形県鶴岡市・酒田市へ二泊三日の一人旅に行ってきました。


行動制限がない3年ぶりの夏!といいながら、今までにないペースで急増する新型コロナウィルス・オミクロン株の国内感染者数を伝えるニュースが逸る気持ちを挫かせます。

こういう時は温泉の力を借り、旅先の非日常に触れることで、身体と心の健康増進と免疫力アップをすることが必要ですね。

今回の旅は首都圏から地上のアクセス面でやや不便なところにある山形県庄内地方を目的地にしました。


旅の1日目は上越新幹線とJR在来線特急を乗り継いで、最初に『クラゲの水族館』で有名な鶴岡市立加茂水族館を訪問し、その日の夜は近くの湯野浜温泉の民宿に泊まりました。


2日目は山岳信仰と修験道の聖地、羽黒山・出羽三山神社を訪れ、その後鶴岡市街に戻って鶴ヶ岡城址周辺を散策、夜は鶴岡市内にある湯田川温泉の老舗旅館に宿泊しました。

最終日の3日目は酒田市に移動して北前船の寄港地の面影の残る酒田の街並みを楽しみ、最後に庄内空港から一人旅初の航空機に搭乗して帰宅しました。





本編は3日目最終日後半の酒田市街と現地から帰宅の旅行記です。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス タクシー ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • この前編は『2022年8月夏の週末二泊一人旅~山形県鶴岡・酒田⑥:山居倉庫・本間家旧本邸~』です。<br />https://4travel.jp/travelogue/11776716<br /><br />本間家旧本邸別館『お店』を出て、酒田の街の一大商店街『中町通り』まで歩いて来ました。<br /><br />8月20日(土)の昼下がりの商店街のお店の大半は、店を閉めてシャッター通り化していました。<br /><br />地方の多くが抱えているこの問題は、ここ酒田も例外ではない様です。

    この前編は『2022年8月夏の週末二泊一人旅~山形県鶴岡・酒田⑥:山居倉庫・本間家旧本邸~』です。
    https://4travel.jp/travelogue/11776716

    本間家旧本邸別館『お店』を出て、酒田の街の一大商店街『中町通り』まで歩いて来ました。

    8月20日(土)の昼下がりの商店街のお店の大半は、店を閉めてシャッター通り化していました。

    地方の多くが抱えているこの問題は、ここ酒田も例外ではない様です。

  • 商店街の活性化と増加する地域高齢者の健康促進喚起のための吊りポスターです。<br /><br />『なかまち歩げばじょんぶなるの~:【標準語】(買い物で)中町通りを歩くと元気になるよ~』<br /><br />地域で抱える切実な問題なのですが、庄内弁がちょっと和ませています。

    商店街の活性化と増加する地域高齢者の健康促進喚起のための吊りポスターです。

    『なかまち歩げばじょんぶなるの~:【標準語】(買い物で)中町通りを歩くと元気になるよ~』

    地域で抱える切実な問題なのですが、庄内弁がちょっと和ませています。

  • 繁華街『中町モール』を通り過ぎて暫く歩くと、黒い板壁に赤い格子が印象的な商家らしい建物があります。

    繁華街『中町モール』を通り過ぎて暫く歩くと、黒い板壁に赤い格子が印象的な商家らしい建物があります。

  • こちらは地元の造り酒屋『酒田酒造』さんの醸造所兼店舗です。<br /><br />街中にこういう建物があるところが、古くから栄えた地方の街らしいですね。

    こちらは地元の造り酒屋『酒田酒造』さんの醸造所兼店舗です。

    街中にこういう建物があるところが、古くから栄えた地方の街らしいですね。

  • 酒田の街を歩くと、灰色の板壁の民家を至る所で見かけます。<br /><br />おそらく昭和の頃から建っているのでしょう。<br /><br />木造家屋の多い酒田は、かつて1976(昭和51)年10月に発生した大火で街の中心部を焼失する被害が出ましたが、被災地から外れた場所にはこういう建物が残っています。

    酒田の街を歩くと、灰色の板壁の民家を至る所で見かけます。

    おそらく昭和の頃から建っているのでしょう。

    木造家屋の多い酒田は、かつて1976(昭和51)年10月に発生した大火で街の中心部を焼失する被害が出ましたが、被災地から外れた場所にはこういう建物が残っています。

  • 酒田の観光名所『山王くらぶ』にやって来ました。<br /><br />外観が老舗旅館の様です。

    酒田の観光名所『山王くらぶ』にやって来ました。

    外観が老舗旅館の様です。

    山王くらぶ 名所・史跡

  • 山王くらぶは、1895(明治28)年に建てられた元料亭の建物です。<br /><br />2階の窓が粋で洒落ていますね。<br /><br />国の登録有形文化財に指定されています。

    イチオシ

    山王くらぶは、1895(明治28)年に建てられた元料亭の建物です。

    2階の窓が粋で洒落ていますね。

    国の登録有形文化財に指定されています。

    山王くらぶ 名所・史跡

  • 元料亭だった建物は、現在酒田の歴史や料亭文化を伝える観光施設として利用されています。<br /><br />入館料は大人800円、中高生200円、小学生120円です。<br /><br />館内は北前船交易で財を成した酒田の旦那衆や文人墨客をもてなした意匠を凝らした客間と、人形作家の辻村寿三郎氏の作品などが公開・展示がされています。<br /><br />今回は滞在時間の関係で、入館しないで玄関先の撮影だけにしました。

    元料亭だった建物は、現在酒田の歴史や料亭文化を伝える観光施設として利用されています。

    入館料は大人800円、中高生200円、小学生120円です。

    館内は北前船交易で財を成した酒田の旦那衆や文人墨客をもてなした意匠を凝らした客間と、人形作家の辻村寿三郎氏の作品などが公開・展示がされています。

    今回は滞在時間の関係で、入館しないで玄関先の撮影だけにしました。

    山王くらぶ 名所・史跡

  • 玄関に飾られていた『傘福』です。<br /><br />江戸後期に始まったとされる、家族の幸福や子供の成長を願って傘に手作りの飾りを吊るし、神社仏閣に奉納したものです。<br /><br />山王くらぶでは事前予約をすれば、傘福の製作体験ができます。

    玄関に飾られていた『傘福』です。

    江戸後期に始まったとされる、家族の幸福や子供の成長を願って傘に手作りの飾りを吊るし、神社仏閣に奉納したものです。

    山王くらぶでは事前予約をすれば、傘福の製作体験ができます。

    山王くらぶ 名所・史跡

  • 街角をぶらぶら散策を続けました。<br /><br />庭の見事な枝振りの松が目を惹く『香梅咲(かめざき)』さんです。

    街角をぶらぶら散策を続けました。

    庭の見事な枝振りの松が目を惹く『香梅咲(かめざき)』さんです。

    料亭 香梅咲 グルメ・レストラン

  • 趣きのある門の佇まいですね。<br /><br />現役の料亭で店内で四季折々の会席料理を頂けるそうですが、結構なお値段のお店の様です。<br /><br />なお、前編の旅行記で紹介した山居倉庫内の芳香亭さんはこちらの支店だそうです。

    イチオシ

    趣きのある門の佇まいですね。

    現役の料亭で店内で四季折々の会席料理を頂けるそうですが、結構なお値段のお店の様です。

    なお、前編の旅行記で紹介した山居倉庫内の芳香亭さんはこちらの支店だそうです。

    料亭 香梅咲 グルメ・レストラン

  • 香梅咲さんの前から、日和山方面を撮影しました。

    香梅咲さんの前から、日和山方面を撮影しました。

    料亭 香梅咲 グルメ・レストラン

  • 香梅咲さんの右隣の赤い壁の建物は『舞娘(まいこ)茶屋相馬樓』です。<br /><br />江戸時代から続いた料亭『相馬屋』を、2000年に体験型観光施設としてリニューアルしました。<br /><br />現在の建物は1894(明治27)年に発生した庄内地震の時の酒田の大火で焼失した後再建されたもので、1996年に国の登録有形文化財に指定されています。

    香梅咲さんの右隣の赤い壁の建物は『舞娘(まいこ)茶屋相馬樓』です。

    江戸時代から続いた料亭『相馬屋』を、2000年に体験型観光施設としてリニューアルしました。

    現在の建物は1894(明治27)年に発生した庄内地震の時の酒田の大火で焼失した後再建されたもので、1996年に国の登録有形文化財に指定されています。

    舞娘茶屋相馬樓/竹久夢二美術館 名所・史跡

  • 相馬樓は料亭文化と共に酒田の街で育った芸妓芸能を継承するため、『酒田舞娘』の稽古場兼演舞場となっています。<br /><br />開館日は毎日14時から演舞が開演します。<br /><br />時間に合わせて来場し、観賞券込みの入樓(館)料大人1,000円を払えば、舞娘の踊りを観ることができます。<br /><br />館内は他にも喫茶室や地元に伝わる雛人形の展示、画家竹久夢二の作品を展示した『竹久夢二美術館』も併設されていて、通常の入樓料大人700円を払えば、館内だけの見学も可能です。<br /><br />竹久夢二は明治から大正にかけて、3回酒田を訪問したそうですが、この街のお茶屋遊びをかなり気に入ったみたいですね。<br /><br />こちらも先程の山王くらぶと同様、外観だけの撮影だけにしました。

    相馬樓は料亭文化と共に酒田の街で育った芸妓芸能を継承するため、『酒田舞娘』の稽古場兼演舞場となっています。

    開館日は毎日14時から演舞が開演します。

    時間に合わせて来場し、観賞券込みの入樓(館)料大人1,000円を払えば、舞娘の踊りを観ることができます。

    館内は他にも喫茶室や地元に伝わる雛人形の展示、画家竹久夢二の作品を展示した『竹久夢二美術館』も併設されていて、通常の入樓料大人700円を払えば、館内だけの見学も可能です。

    竹久夢二は明治から大正にかけて、3回酒田を訪問したそうですが、この街のお茶屋遊びをかなり気に入ったみたいですね。

    こちらも先程の山王くらぶと同様、外観だけの撮影だけにしました。

    舞娘茶屋相馬樓/竹久夢二美術館 名所・史跡

  • 日和山方面に向かって歩いて、日枝神社の参道の入口に到着しました。

    日和山方面に向かって歩いて、日枝神社の参道の入口に到着しました。

    日枝神社 寺・神社・教会

  • 三角屋根を載せた形が特徴的な『山王鳥居』の先に、階段が続きます。

    三角屋根を載せた形が特徴的な『山王鳥居』の先に、階段が続きます。

    日枝神社 寺・神社・教会

  • 階段を上り、日枝神社の社殿の前に来ました。<br /><br />社殿は江戸後期の1784(天明4)年に酒田の豪商本間家の当主、本間光丘によって創建されたものです。<br /><br />訪問した時は閑静な雰囲気に包まれていましたが、毎年5月19日から21日の間に開催される山王祭は、街の一大イベント『酒田まつり』として賑わうそうです。

    階段を上り、日枝神社の社殿の前に来ました。

    社殿は江戸後期の1784(天明4)年に酒田の豪商本間家の当主、本間光丘によって創建されたものです。

    訪問した時は閑静な雰囲気に包まれていましたが、毎年5月19日から21日の間に開催される山王祭は、街の一大イベント『酒田まつり』として賑わうそうです。

    日枝神社 寺・神社・教会

  • 社殿の前でお参りさせていただいて、社殿正面に掲げられた扁額を撮影しました。<br /><br />祭神は、オオナムチノミコト(大国主)・オオヤマクイノミコト・ムナカタナカツヒメノミコトの3神です。

    社殿の前でお参りさせていただいて、社殿正面に掲げられた扁額を撮影しました。

    祭神は、オオナムチノミコト(大国主)・オオヤマクイノミコト・ムナカタナカツヒメノミコトの3神です。

    日枝神社 寺・神社・教会

  • 社殿から日和山公園に向かって参道を歩きました。<br /><br />途中、神社の正門にあたる随神門の近くを通り過ぎました。<br /><br />この門は最初社殿と同じ本間光丘によって江戸後期に創建されましたが、1894年の地震で一度倒壊したそうです。<br /><br />現在の門は1907(明治40)年に本間光丘の子孫によって再建されたものです。<br /><br />写真は門の裏側ですが表側の楼上に掲げられている扁額は、日露戦争の連合艦隊司令長官で有名な東郷平八郎が揮毫したものだそうです。<br /><br />門の真下は日光東照宮薬師堂の『鳴き龍』と同じ音が反響する構造になっていて、後日そのことを知って訪問当日もっと近くに寄っておけば良かったと少し後悔しています。

    イチオシ

    社殿から日和山公園に向かって参道を歩きました。

    途中、神社の正門にあたる随神門の近くを通り過ぎました。

    この門は最初社殿と同じ本間光丘によって江戸後期に創建されましたが、1894年の地震で一度倒壊したそうです。

    現在の門は1907(明治40)年に本間光丘の子孫によって再建されたものです。

    写真は門の裏側ですが表側の楼上に掲げられている扁額は、日露戦争の連合艦隊司令長官で有名な東郷平八郎が揮毫したものだそうです。

    門の真下は日光東照宮薬師堂の『鳴き龍』と同じ音が反響する構造になっていて、後日そのことを知って訪問当日もっと近くに寄っておけば良かったと少し後悔しています。

    日枝神社 寺・神社・教会

  • 日和山公園の入口近くまでやって来ましたが、ぐずついていた天気がここで崩れて大粒の雨が降り出しました。<br /><br />雨宿りと小腹を満たすお茶をする目的を兼ねて、公園入口近くにある『日和山小幡(おばた)楼』に立ち寄りました。

    日和山公園の入口近くまでやって来ましたが、ぐずついていた天気がここで崩れて大粒の雨が降り出しました。

    雨宿りと小腹を満たすお茶をする目的を兼ねて、公園入口近くにある『日和山小幡(おばた)楼』に立ち寄りました。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 日和山小幡楼は、明治から大正期にかけて建てられた和式建築の元料亭と洋式建築の元洋食店をリノベーションして、昨年2021年にリニューアルオープンしました。<br /><br />リニューアル前の建物は、本木雅弘主演の映画『おくりびと』のロケで使用されたそうです。

    イチオシ

    日和山小幡楼は、明治から大正期にかけて建てられた和式建築の元料亭と洋式建築の元洋食店をリノベーションして、昨年2021年にリニューアルオープンしました。

    リニューアル前の建物は、本木雅弘主演の映画『おくりびと』のロケで使用されたそうです。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 来店当日、店内は旅行客や近隣の地元の方々で適度に混雑していました。<br /><br />1階には庄内産にこだわり、お店限定品などの商品を販売するコーナーがあります。

    来店当日、店内は旅行客や近隣の地元の方々で適度に混雑していました。

    1階には庄内産にこだわり、お店限定品などの商品を販売するコーナーがあります。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 店内は2階にレストラン『日和亭』さんがありますが、喫茶目的なので1階にあるカフェ『ヒヨリベーカリー&amp;カフェ』さんを利用しました。

    店内は2階にレストラン『日和亭』さんがありますが、喫茶目的なので1階にあるカフェ『ヒヨリベーカリー&カフェ』さんを利用しました。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • バターミルクパンケーキとアイスコーヒーセット税込1,130円を注文して頂きました。<br /><br />普段はパンケーキを食べないのですが、ふかふかの生地に自然な甘さのシロップをかけて、美味しく糖分と水分を補給をしました。

    バターミルクパンケーキとアイスコーヒーセット税込1,130円を注文して頂きました。

    普段はパンケーキを食べないのですが、ふかふかの生地に自然な甘さのシロップをかけて、美味しく糖分と水分を補給をしました。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 窓際のカウンター席でお茶をしながら、ガラス越しに外の景色を眺めていました。<br /><br />もうすぐ雨も上がりそうです。

    窓際のカウンター席でお茶をしながら、ガラス越しに外の景色を眺めていました。

    もうすぐ雨も上がりそうです。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 雨が止みましたので、お店を出ることにしました。<br /><br />館内を見学できるそうなので、出る前に上の階に上がってみることにしました。

    雨が止みましたので、お店を出ることにしました。

    館内を見学できるそうなので、出る前に上の階に上がってみることにしました。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 中2階に置かれていたピアノです。

    中2階に置かれていたピアノです。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 2階の様子です。<br /><br />屋根の骨組みが見える様になっています。<br /><br />小幡楼は高台に建っていますので、窓からの眺めはよかったです。

    2階の様子です。

    屋根の骨組みが見える様になっています。

    小幡楼は高台に建っていますので、窓からの眺めはよかったです。

    日和山 小幡楼 ヒヨリベーカリー&カフェ グルメ・レストラン

  • 今回の旅の最終目的地の日和山公園に到着しました。<br /><br />広い園内には、江戸中期の1672(寛文12)年に幕府の命令で庄内米を江戸や大坂へ回漕する『東廻り航路・西廻り航路』を開設した河村瑞賢が建てた米蔵の跡や、池には実物の2分の1の大きさで復元された千石船(北前船)があります。

    今回の旅の最終目的地の日和山公園に到着しました。

    広い園内には、江戸中期の1672(寛文12)年に幕府の命令で庄内米を江戸や大坂へ回漕する『東廻り航路・西廻り航路』を開設した河村瑞賢が建てた米蔵の跡や、池には実物の2分の1の大きさで復元された千石船(北前船)があります。

    日和山公園 名所・史跡

  • 滞在時間の都合で公園内は歩かずに、入口付近の観光だけにしました。<br /><br />江戸中期の俳人、松尾芭蕉の旅姿の銅像と彼の句碑です。<br /><br />『温海(あつみ)山や吹うらかけてゆう涼』<br /><br />俳諧紀行文『おくのほそ道』の取材で、東北地方を旅行していた芭蕉はここ酒田に9泊したそうです。<br /><br />裕福な酒田の商人は趣味で俳諧をたしなんでいた人も多く、おそらく芭蕉は彼の門人宅に滞在していたのでしょう。<br /><br />日和山公園内にはこの句碑の他に、著名人たちの歌碑や句碑が点在しています。

    滞在時間の都合で公園内は歩かずに、入口付近の観光だけにしました。

    江戸中期の俳人、松尾芭蕉の旅姿の銅像と彼の句碑です。

    『温海(あつみ)山や吹うらかけてゆう涼』

    俳諧紀行文『おくのほそ道』の取材で、東北地方を旅行していた芭蕉はここ酒田に9泊したそうです。

    裕福な酒田の商人は趣味で俳諧をたしなんでいた人も多く、おそらく芭蕉は彼の門人宅に滞在していたのでしょう。

    日和山公園内にはこの句碑の他に、著名人たちの歌碑や句碑が点在しています。

    日和山公園 名所・史跡

  • 公園の入口の近くに立つ常夜灯です。<br /><br />江戸末期の1813(文化10)年に北前船の航行の安全を願って建てられたものですが、他の場所からの移設ではなく元々この場所に建っていた様です。

    公園の入口の近くに立つ常夜灯です。

    江戸末期の1813(文化10)年に北前船の航行の安全を願って建てられたものですが、他の場所からの移設ではなく元々この場所に建っていた様です。

    日和山公園 名所・史跡

  • 常夜灯は見晴らしのいい日和山の山頂付近に建っています。<br /><br />常夜灯の近くから、周辺を一望することにしました。

    常夜灯は見晴らしのいい日和山の山頂付近に建っています。

    常夜灯の近くから、周辺を一望することにしました。

    日和山公園 名所・史跡

  • 常夜灯付近から見た右手の眺めです。<br /><br />雨雲が低く垂れ込めていて、スッキリとした眺めではありませんでしたが、目の前に広がる公園の緑の樹々の先に、遊佐日向川風力発電所の大きな風力発電機が立ち並んでいるのを確認することが出来ました。

    常夜灯付近から見た右手の眺めです。

    雨雲が低く垂れ込めていて、スッキリとした眺めではありませんでしたが、目の前に広がる公園の緑の樹々の先に、遊佐日向川風力発電所の大きな風力発電機が立ち並んでいるのを確認することが出来ました。

    日和山公園 名所・史跡

  • 同じ場所から見た左手の眺めです。<br /><br />酒田港と最上川の河口が見えました。

    同じ場所から見た左手の眺めです。

    酒田港と最上川の河口が見えました。

    日和山公園 名所・史跡

  • 場所を変えて、酒田港を見渡せる展望台に移動しました。<br /><br />1895(明治28)年に創建された『旧宮野浦灯台』が公園内に建っています。<br /><br />六角形の日本最古の木造洋式灯台で、1958(昭和33)年に新灯台の建設に合わせて現在の場所に移築されました。

    場所を変えて、酒田港を見渡せる展望台に移動しました。

    1895(明治28)年に創建された『旧宮野浦灯台』が公園内に建っています。

    六角形の日本最古の木造洋式灯台で、1958(昭和33)年に新灯台の建設に合わせて現在の場所に移築されました。

    日和山公園 名所・史跡

  • 展望台から見た酒田港です。<br /><br />狭い陸地を隔ててその先に最上川も見えました。<br /><br />江戸から明治にかけて、この港から北前船が出港していったのですね。<br /><br />日和山は天候を観測するための場所だったそうですが、かつてここで出港に適した季節風が吹くのを観測していたのでしょうか。

    イチオシ

    展望台から見た酒田港です。

    狭い陸地を隔ててその先に最上川も見えました。

    江戸から明治にかけて、この港から北前船が出港していったのですね。

    日和山は天候を観測するための場所だったそうですが、かつてここで出港に適した季節風が吹くのを観測していたのでしょうか。

    日和山公園 名所・史跡

  • 帰宅の時間も近づいてきましたので、日和山公園を後にして酒田駅へ戻ることにしました。<br /><br />途中で『海向寺』の入口の前を通りました。<br /><br />真言宗智山派の寺院で、2体の即身仏(僧侶のミイラ)をお祀りしている寺だそうです。<br /><br />真言密教と修験道が盛んな出羽三山周辺では、幕末まで即身成仏が行われていました。<br /><br />衆生を救うために即身仏になることを決意した僧侶の気持ちは、当時どんな心境だったのでしょうか。<br /><br />同じ時期に南紀熊野地方(現在の和歌山県南部)で行われていた『補陀落渡海(ふだらくとかい)』と同様に、自分自身の死と直接向き合っていたのではないかと思います。

    帰宅の時間も近づいてきましたので、日和山公園を後にして酒田駅へ戻ることにしました。

    途中で『海向寺』の入口の前を通りました。

    真言宗智山派の寺院で、2体の即身仏(僧侶のミイラ)をお祀りしている寺だそうです。

    真言密教と修験道が盛んな出羽三山周辺では、幕末まで即身成仏が行われていました。

    衆生を救うために即身仏になることを決意した僧侶の気持ちは、当時どんな心境だったのでしょうか。

    同じ時期に南紀熊野地方(現在の和歌山県南部)で行われていた『補陀落渡海(ふだらくとかい)』と同様に、自分自身の死と直接向き合っていたのではないかと思います。

    海向寺 寺・神社・教会

  • 古い民家の間の道の先に、階段と山門が見えました。<br /><br />近くに寄る時間はありますので、少し寄り道しました。

    古い民家の間の道の先に、階段と山門が見えました。

    近くに寄る時間はありますので、少し寄り道しました。

  • 海向寺に隣接する『蓮尚寺』です。<br /><br />日蓮宗のお寺で何やら由緒がありそうでしたが、階段の下から写真を撮るだけにしました。

    海向寺に隣接する『蓮尚寺』です。

    日蓮宗のお寺で何やら由緒がありそうでしたが、階段の下から写真を撮るだけにしました。

  • 旅の3日目はあいにくの天気でしたが、北前船の寄港地酒田の面影を辿る旅が出来ました。

    旅の3日目はあいにくの天気でしたが、北前船の寄港地酒田の面影を辿る旅が出来ました。

  • 日和山公園から酒田駅まではちょっと距離が離れています。<br /><br />日和山公園を出発した時点で雨は止んでいましたので、最初は徒歩で駅に向かっていましたが、途中の中町モール付近でタクシーを拾って駅まで戻りました。<br /><br />乗車運賃は770円でした。<br /><br />酒田駅舎内にある『清川屋』さんでお土産を買いました。

    日和山公園から酒田駅まではちょっと距離が離れています。

    日和山公園を出発した時点で雨は止んでいましたので、最初は徒歩で駅に向かっていましたが、途中の中町モール付近でタクシーを拾って駅まで戻りました。

    乗車運賃は770円でした。

    酒田駅舎内にある『清川屋』さんでお土産を買いました。

    清川屋 酒田駅店 お土産屋・直売所・特産品

  • 駅前の庄内交通酒田バスターミナルから、16時10分発の庄内空港行き連絡バスに乗車しました。

    駅前の庄内交通酒田バスターミナルから、16時10分発の庄内空港行き連絡バスに乗車しました。

    庄内空港行きリムジンバス (庄内交通) 乗り物

  • 16時40分頃に庄内空港ターミナルに到着しました。

    16時40分頃に庄内空港ターミナルに到着しました。

    庄内空港行きリムジンバス (庄内交通) 乗り物

  • 普段の一人旅ではもっぱら鉄道や路線バスしか利用しませんが、今回は現地から東京までの陸上の移動時間が長いため、初めて航空機を利用することにしました。<br /><br />航空機自体は会社の出張等で、過去に何度も利用しています。<br /><br />往きはのんびり旅情に浸りながらの長旅がいいですが、帰りはサクッと戻れるのがいいですね。

    普段の一人旅ではもっぱら鉄道や路線バスしか利用しませんが、今回は現地から東京までの陸上の移動時間が長いため、初めて航空機を利用することにしました。

    航空機自体は会社の出張等で、過去に何度も利用しています。

    往きはのんびり旅情に浸りながらの長旅がいいですが、帰りはサクッと戻れるのがいいですね。

    庄内空港 空港

  • 17時45分発のANA400便に搭乗し、約1時間ちょっとの空の旅で無事羽田空港に到着しました。<br /><br />普段の一泊二日の旅では現地の滞在時間が短く感じられますが、今回の旅は旅先の空気を思う存分満喫した実感が残りました。<br /><br />これにて今回の旅の旅行記はおしまいです。<br /><br />本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。<br /><br />また、初編の旅行記からご覧いただいている方には、最後までお付き合いいただき、篤く御礼申し上げます。

    17時45分発のANA400便に搭乗し、約1時間ちょっとの空の旅で無事羽田空港に到着しました。

    普段の一泊二日の旅では現地の滞在時間が短く感じられますが、今回の旅は旅先の空気を思う存分満喫した実感が残りました。

    これにて今回の旅の旅行記はおしまいです。

    本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。

    また、初編の旅行記からご覧いただいている方には、最後までお付き合いいただき、篤く御礼申し上げます。

    庄内空港 空港

39いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP