2022/06/06 - 2022/06/11
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ちびのぱぱさん
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今日は特急宗谷で稚内に行き、レンタカーでサロベツ原野を回ろうと思っています。
で、そのまま夕方の列車で札幌に戻るつもり。
札幌を昨日早朝に特急おおぞらで発って釧路に、そして釧網線で釧路湿原、網走から特急オホーツクで旭川へとやってきました。
764.2営業キロ、約11時間半の乗車時間は、予想はしてましたが情け容赦なく60代半ばの体にダメージを残しています。
そのまま間髪入れずに稚内往復というこの企画、20代、30代ならいざ知らず、ちょっと後悔しています。
ほんとうは、釧路に一泊入れて、網走辺りにも一泊入れるのが無理のないところ。
そこを一気に走ってしまった。
大人の事情ってやつが、わたしの旅を過酷なものにしている。
良い子の皆さんは、マネしない方がいい……と思いました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JR特急
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昨晩6月6日の午後9時過ぎに旭川駅に着いて、そのままわき目も振らずサンホテル旭川に向かいます。
旭川駅 駅
-
夜の旭川買物公園通り。
路上ライブの歌声が、響いています。
9時過ぎの地方都市の駅前は人通りも少なく、少し侘しい。 -
徒歩で数分の距離。
ああ、さっさと風呂に入って眠りたい。
なんか、フラフラするし。旭川サンホテル 宿・ホテル
-
旭川サンホテル、機能的、必要十分、新しくてきれい、で何の不満もありません。
バスタブが小さめ、かな。
冷蔵庫のスイッチを入れ、釧路の和商市場で衝動買いしたフカヒレ松前を冷やそうかな。
その前に、ちょっと味見。
「旨い!」
「明日、冷蔵庫のもの、忘れていかないでね。」
と、妻が念を押します。 -
翌朝、まだ少しフラフラします。
朝食は和定食を選択しました。
これは大満足でした。
どうみん割での利用ですので、ほんとうにお得です。
「4Kテレビって、こわいね。」
「なにが?」
「いつものリポーターの人、肌がけっこうやばいの。あのテレビだとわかっちゃう。」
へえ~。
朝、ちょっとだけつけていた地元の情報番組での話。
怖いのは、それだけではないと思いました。 -
旭川駅9時ちょうどの特急宗谷で稚内に向かいます。
-
今日も素晴らしい天気。
宗谷地方はどうだろうか。
あ、フカヒレ松前をもう少しで忘れそうになりましたが、しっかり保冷バッグにしまい、デイパックに持ってきました。 -
こちらのデリフランスというお店のパンを昼食用に購入。
どうみん割でもらった「北海道応援クーポン」が使えました。
小さな幸せ。デリフランス イオンモール旭川駅前店 グルメ・レストラン
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旭川駅は立派です。
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ホームから冠雪の大雪山が見えていました。
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40数年前に初めて北海道をワイド周遊券で回ったときは、旭川駅も今の釧路駅くらいの感じでしたね。
というか、札幌駅からしてそんな感じでした。
今の釧路駅は、その頃の札幌駅の雰囲気だと何かに書かれていました。 -
そろそろ、札幌から特急宗谷が来る時間です。
今回始発ではなく途中の旭川からの乗車ですので、釧路で指定席の予約を入れておきました。
「窓が大きく見える席をお願いします。」
「わかりました!」
そんな会話を思い出しました。
特急券を見ると、1号車8番のC,Dとなっています。 -
特急宗谷という響きから予想していたのは、キハっぽいやつでしたが、これはモダンな。
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新車の香りが。
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しかも増結1号車には展望ラウンジが。
クロスシートには、すでに札幌からと思われる人たちが陣取ってスマホを眺めたりパソコンをいじったりしています。
展望ラウンジでパソコンを見続ける人ってどう思いますか。 -
信号待ちで永山駅にしばし停車。
永山駅 駅
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走り出して早々に冠雪の峰々。
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田植えの終わったばかりの田んぼ。
美味しいお米になりますように。 -
こちらは、まだこれから。
うちのジャガイモは、すでに20センチくらいになっているから、ビートかな。
小麦……も、もう青々しているしな。 -
やがてこの列車が遡上してきた北海道最長の石狩川は東に向かって進路を変え、我々はそれを乗り越えそのまま北上します。
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山が近づい来たと思ったら、列車は高度を上げて塩狩峠を越えます。
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塩狩峠あたりはうっそうとした森林地帯が続き、標高263mですが重要な峠です。
その先は、北海道第二位の長さを誇る天塩川の流域に代わります。
そして、塩狩峠はそこで起きた列車事故をモデルにした三浦綾子の小説「塩狩峠」の舞台になったところでもあります。
今の新型列車は、その峠を難なく超えてゆきます。塩狩峠 自然・景勝地
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塩狩峠を超えると、田園風景の美しい名寄盆地に入ります。
最初に士別、そして名寄、美深と続く。
士別は、アイヌ語の「大いなる川」という意味のシペッから来ているとか。
アイヌ語のベツと、ナイはいずれも川をさしていてどっちかが飲めない水でどっちかが魚がいる川をさしている、なんていう話を聞きました。
この場合の「大いなる川」とは、もちろん天塩川でしょうね。士別駅 駅
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小麦かな。
車窓からは、「大いなる川」天塩川が見え隠れするようになります。 -
青々として水清く、時折釣り人が流れを試しています。
天塩川 自然・景勝地
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雪解けの豊かな水量をたたえ、下ってゆきます。
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次第に山間の地に侵入し、いつしか険しい渓谷が現れます。
音威子府付近は、深い谷を天塩川が進んでゆく。
不思議な地形だと思いました。
本当なら、オホーツク海に向かってしまいそうなのに、ひたすら北を目指し、山を切り開いたような地形です。 -
音威子府の次は、天塩中川です。
JR北海道の6月の車内誌に、北見地方のハッカ生産の歴史が乗っていました。
かつて、世界有数のハッカの生産地でした。
その生産を支えたハッカの蒸留窯の発明者が、この近くでハッカの生産を始めたという。
現在、天塩中川の一つ手前、佐久駅のあたりだそうで、山間にある小さな集落の駅に、その蒸留窯の現物が展示されている。
それを中川町の町おこしに生かしているようです。
車内誌にも載っている写真の駅は、あっという間に通り過ぎてしまいました。 -
古い歴史のありそうな建物が、駅周辺に見られました。
中央と右に見える赤れんがは、作物を収納する駅前倉庫かと思います。
かつては、ここから鉄道で出荷するハッカを収納していたのでしょう。
奥に見えているブルーの屋根の建物は、何だろうと思ってグーグルマップで見てみました。
藤田旅館という駅前旅館で、鉄道と天塩川に挟まれた国道沿いの小さな集落に、旅館があるのは驚きです。
やはり、かつてハッカの生産でにぎわっていた名残のようです。
泊った方のブログなどによると、値段も手ごろで美味しい食事を出すそうです。佐久駅 駅
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列車はどんどん北上してゆき、ついに西の方に利尻富士が見え隠れするようになりました。
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実に人目を引く山容です。
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お昼の時間ですので、デリフランスのパンをいただきます。
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まず、美味しかったです。
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稚内に到着する少し前、おそらく宗谷本線がもっとも日本海に接近するあたりだと思いますが、列車が速度を緩め「左手に利尻富士が見えます。」という車内アナウンス。
車内の乗客はみな進行方向左手に注目しますが、緑の壁に遮られて何も見えません。
そして、息をのむような絶景が突然姿を現す。
ほぼ全員が、スマホやごつい一眼レフを構えています。
JRにしては、シャレたことをするものです。 -
しばらくして南稚内。
南稚内駅 駅
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そして稚内駅。
稚内駅 駅
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お疲れさまでした。
すてきな列車の旅でした。 -
稚内駅。
ずいぶん、あか抜けた建物になりました。
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