83人！で行く、2つの星野リゾートに宿泊する北海道モニターツアー②　1日目の２　夕食と小樽運河ナイトクルーズ

2022/05/29 - 2022/05/29

　2022年5月29日（日）～31日（火）阪急トラピックス主催「２つの星野リゾートに泊まる北海道モニターツアー」に大学時代の同級生Kと二人で参加しました。今年小樽にできた「OMO5小樽」と「トマム・ザ・タワー」に宿泊し、前者のA4サイズアンケートに答えるというものです。そして、ツアー代金がなんと59900円！2月に見つけ、すぐKに連絡し、「コロナ禍ではあるけれど、この状況下で、様々な面で配慮している、ホテルもレストランを選んでいる阪急のツアーだから、一緒に行こう。」と誘い、予約しました。早々に「催行確定」が出て、催行予定日がすべて早々に「キャンセル待ち」が出た人気商品でした。久々に旧交を温め、普段の一人旅では味わえない感動と驚きと恐怖…の連続のツアーでもありました。①②③・・・は旅行記の番号です。お好きな所だけでも、お読みいただければ幸いです。
5月29日（日）1日目①　自宅～羽田～新千歳～小樽
　　　　　　　　　 ② 夕食～小樽運河ナイトクルーズ
　　　　　　　　　 ③ ホテルＯＭＯ５小樽
　　30日（月）2日目④　ホテルで朝食～旧三菱銀行小樽支店
　　　　　　　　　　⑤　似鳥美術館～ステンドグラス美術館
　　　　　　　　　　⑥　旭寿司～旧国鉄手宮線～北海道ワイン小樽醸造所
　　　　　　　　　　　　～ゆにガーデン
　　　　　　　　　　⑦　トマム・ザ・タワー
　　31日（火）3日目⑧　雲海～朝食
　　　　　　　　　　⑨　えこりん村～新千歳空港～羽田空港～自宅

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2022年5月29日（日） 旅行1日目の続き
　19：30からの小樽運河クルーズを予約してあるので、その前に、その近くで夕食にします。明日のお昼はお寿司なので、今日の夕食はお寿司ではなく、ハンバーグにします。もちろん懐事情にも合わせています。「びっくりドンキー」

　チェーン店なので、安心感があります。もちろん、先月、弘前店で、予習「下見」　（舌味）を済ませています。（笑）
　小樽はガラスの街ですね。ガラスの電球の傘、カップ…

　電球の傘が、カラフルで美しい小樽硝子だと思うのですが、全然違ったりして？
ガラス製品を見ても、同じようなものなのに、安いものがある反面、高いものもあって、目利き能力がない私には、よくわかりません。
　日曜のせいか、混んでいて少し待ちました。

　私のお勧めはこれ。「イカの箱舟」660円。家族で来ると、必ず頼み、シェアします。ショウガが効いていて、醤油とマヨネーズがよく合って美味しい。今日はＫとシェアします。小樽のイカかしら？これも全然違ってたりして？

　二人とも同じものをオーダー。彩セット。ご飯は軽め。でも150ｇのハンバーグ。ドレッシング味のご飯は嫌いなので、別盛りできるか尋ね、そうしてもらいました。木のお茶碗に入って来ました。弘前店はアイス入れのような食器だったけれど、こちらの方が良いですね。お味噌汁もたっぷり。何とかわかめという、少し歯ごたえのある細いわかめで、どれも美味しかったです。サラダには、今高いのに、紫玉ねぎも入っていました。北見産かしら？1120円。

　食後にコーヒーが付きます。Ｋは、ソフトクリームにするか迷っていました。「これからクルーズで、船にトイレはないからね」とは、言っておきました。私は紅茶派で、コーヒーは飲めなくはないけれど、好きではないので、お砂糖もミルクも入れていただきました。が、甘くて苦くて残してしまいました。こんな細長い容器だと、洗いにくいよねと、主婦は思いますが、お店では食洗機利用かな？かき混ぜるスプーンもこれに合わせて細長いし。

　入り口にはワイン樽の飾り。ここが経営している「えこりん村」には3日目に行きます。その予習でもありました。

　お腹いっぱいになり、クルーズ乗り場に向かいます。「じゃらんの遊び体験」でクーポンを取って、予約すると500円引きになると、4トラで知り合った、仮称嵐さんに教えていただいたので、自宅で予約し、カード払いして来ました。ナイトクルーズは一人1800円、二人3600円が、3100円。一人1550円。ちょっぴりお得。教えていただきありがとうございました。「青の洞窟クルーズ」も割引チケットで予約しました。重ね重ねありがとうございます。6月の小樽、楽しんでくださいね。

　夕食前の気温は11.8度でしたが、もっと冷えてきました。長袖ブラウスにカーディガンと冬支度をしてきました。特に首と耳が寒いだろうと、フード付きのカシャカシャパーカーを上に羽織っています。クルーズ中は傘がさせないので、フードがあると安心。ちゃんとすべてに防水スプレーをかけてきたので、雨でも大丈夫。船が沈んでも目立つように、ショッキングピンクにしました。Ｋはシックに黒いものを着ているので、「沈んでも見えないよ。」というと、「運河だから水深が浅くて、足が着くから大丈夫。」と。お互い、沈む前提のお話ということで、それぞれの体型を想像してください。

　こんな景色が見られるはずです。日没後20分から50分の景色が美しい、写真タイムだと、何かで読んだ気がします。ホテルのお風呂の混雑が気になるので、クルーズを、一本早い19時に変更してもらおうかとも迷ったのですが、日没が19：08だったので、明るすぎると、このガス灯の美しさを堪能できないだろうと思って、変更しませんでした。

　19：15集合。簡単な説明を聞き、腰にベルト状の救命胴衣をつけます。出航時、辺りはこの明るさ。日没したら点灯とのこと、まだガス灯は点灯していません。いや、点灯しているけれど、辺りは薄明るすぎ、ガス灯はほの明るすぎて、ついているのかいないのかよく分かりませんでした。

　お船はこれです。3人掛けの座席に２人ずつ座り、膝かけを1シートに1枚ずつ貸してくれました。

　乗船チケット。絵は、マスクをしていない人たちですが、もちろん、皆さん着用しての乗船です。

　腰のベルト状の救命胴衣。何かあったら、スナップを外すとこんな風に膨らむそうです。でも1回膨らませると、空気を入れ換えるのに5000円かかると脅かされました。使わないで済ませたいです。カズワンの件がちらっと頭をかすめます。

　出航します。約40分のクルーズです。すぐ中央橋の下をくぐります。
　船頭さんが、小樽の歴史や、この辺りの景観の説明など、肉声でお話ししてくれます。

　

　水に明かりが映ります。
　
　

　ライラックの花かしら？日没後20分後ならこの明るさ。
　
　

　自由席で、私たちは2列目。目の前が1列目のこのカップル。辺りが暗くなるにつれて、マスク越しではあるものの、お互いの耳元でささやくなど、イチャイチャ度が増し、二人の世界に入ってしまい、オバさん二人は目のやり場に困りました。下船してからそういい合いました。年齢も同じ、感性も、体型もほぼ同じオバさんズです。
　月見橋をくぐります。

月見橋 名所・史跡

　小樽港に進みます。防波堤があるので波が穏やかです。
　
　

小樽港 名所・史跡

　市街地が見えます。高いのはマンションらしいです。小樽市は、景観を守るために、高さ規制があると聞きました。毎日、この眺めが見られるなんて素敵ね。

　

　「いしかり」
　北海道警察の警備艇。北海道一速い船だそうです。悪いことをして逃げても、捕まると、若い、声がきれいな（お顔は見えませんでした）女性船頭さんが言ってました。

　

　旭橋の下をくぐります。

　

旭橋 名所・史跡

　イカ釣り船も停泊中。

　

　

　北海製缶株式会社とあります。缶詰めなどの缶、缶コーヒーなどの缶を作っています。仕事の始まりと終わり、昼休みの始まりと終わりにサイレンが鳴るそうです。

「かむい」
　税関の船、外国の船を海上で検査するそうです。

　北浜橋をくぐります。橋をくぐるたびに、船が汽笛を鳴らします。汽車ではないけれど、「汽笛信号」というのが正式名称らしいです。

北浜橋 名所・史跡

　この辺りは北運河です。Ｕターンします。

北運河 名所・史跡

　旧澁澤倉庫
　カフェやライブハウスが入っているそうです。あの有名な実業家「渋沢」さんが建てたものです。

　左手が倉庫群、右手がガス灯の並ぶ小樽の象徴的な眺めです。

　小樽と運河の歴史①
　戦前の小樽は北海道各地で採掘された石炭の最大の積出港として、またニシン漁の最大の拠点として、北海道と本州の間で行われる取引の懸け橋となっていました。
　「ニシン御殿」と呼ばれる豪邸が建っているというくらいですから、かなりのニシンが採れ、潤ったのでしょう。

　左手が旧北海製缶小樽工場第3倉庫
　仮面ライダーの撮影にも使われたそうです。

　左手のらせん状の滑り台が分かりますか？荷物運搬に使われたそうです。右手に木のエレベーターも見えてます。

竜宮橋です。

竜宮橋 名所・史跡

　橋げたが低く、船内で立って、手を伸ばせば、届きます。若者はやってました。が、オバさんズは、背の高さに自信がなく、膝かけを取ると寒いし、せっかく温まってきた、ヒーター入りの座席からお尻を離したくなく、見ていました。省エネタイプの二人です。

竜宮橋 名所・史跡

　小樽と運河の歴史②
　小樽港はロシアを初めとする海外との国際貿易港としても発展し、北海道で函館と１．２を争うほど繫栄していました。小樽運河はその繁栄の歴史を残す遺構です。
　確かに、北のウォール街と呼ばれる銀行群が、小樽駅の周辺には立ち並んでいますものね。

中央橋に戻ってきました。

　電球の上に何やら影が見えます。鳩のマンションだそうです。電球が暖かいのでしょうね。

　小樽と運河の歴史③
　当時は大きな船を沖に泊め、はしけと呼ばれた台船を使用し、荷揚げするのが主流でした。しかし、繁栄と共に取り扱う荷量が多くなり、運搬作業を効率的に行う必要が出てきました。

ツタの絡まる倉庫群

中はバーのようです。

こちら側にも澁澤倉庫。本当に財閥ってお金持ちなのね。

　小樽と運河の歴史④
　船が接岸できる距離を長くするために、造られたのが、小樽運河です。

　小樽と運河の歴史⑤
　小樽運河は大正時代1923年に完成し、内陸を彫り込んだ運河ではなく、海岸の沖合を埋め立てて造られました。　

　小樽と運河の歴史⑥
　そのため直線ではなく、緩やかに湾曲しているのが特徴となっており、美しい景観を造り、多くの人を楽しませています。

　小樽と運河の歴史⑦
　小樽運河は端から端まで1.3ｋｍ、横幅40ｍ、深さ2.4ｍとなっています。沈んでも、足は着きませんね。　

　ようやくガス灯の明かりが、しっかり光るのを感じられる、夜になって来ました。
電球の明かりより、穏やかで風情があり、運河とよく合っていると思います。
　ガス灯の維持費が3億円と聞きました…観光客としては残してほしいです。一助になるか分かりませんが、去年は1回訪問。今年は、5月に1回、6月に2回小樽を訪問する予定です。

　船頭さんありがとうございました。小樽の歴史が分かり、倉庫群の夜景が楽しめました。

　カラフルなパンフレットもおいてありました。

　四季を通して、そして、昼も夜も、クルーズは楽しめます。お時間のある方、あまり歩きたくない方、ぜひどうぞ。イタリアの「青の洞窟」で、小舟で1時間揺られて、気持ち悪くなり、ひたすら帰りたいと思って以来、船は苦手ですが、ここは「運河」なので、揺れはなく、快適な40分間でした。次回は小樽の「青の洞窟」に、薬持参でチャレンジします。