高岡大仏と瑞龍寺◆2021年10月／富山の旅《その１２》

2021/10/05 - 2021/10/05

緊急事態宣言がようやく解除になった2021年10月初旬、いつも仲良くしてもらっているトラベラーのガブリエラさん（愛称；ガブちゃん）と一緒に富山県を2泊3日で旅行しました。
久しぶりの旅行でしたが3日間とも天気が抜群で、美しい風景もたっぷり見られたし、美味しいものもたくさん食べられたし...
とても想い出に残る楽しい旅行となりました。

北陸乗り放題きっぷ（京都発グリーン用）という企画切符を購入して現地ではレンタカーで移動しました。
旅行費用は一人約45000円でした（食費・お土産などを除く）。
おおまかなスケジュールは次の通りです。
◆1日目／10月3日(SUN)
9:30に京都駅で待ち合わせ。
京都10:09→12:20金沢／サンダーバード13号
金沢12:31→12:44新高岡／北陸新幹線・つるぎ710号
新高岡駅でレンタカーを借り、越中五箇山へ
ダイワロイネットホテル富山駅前泊

◆2日目／10月4日(MON)
称名滝～立山黒部アルペンルート（立山駅⇔室堂）
天然温泉富山剣の湯「御宿 野乃」泊

◆3日目／10月5日(TUE)
雨晴海岸～道の駅新湊で白エビバーガー～高岡大仏～瑞龍寺
新高岡14:06→14:19金沢／北陸新幹線・はくたか561号
金沢15:19→17:39京都／サンダーバード32号

《その１２》
この旅行も終盤となりました。
白エビバーガーの昼食を済ませた後、高岡市内へ向かい、『高岡大仏』と『瑞龍寺』を見学しました。
その後まだ少し時間があったので、ちょこっと高岡市内観光もしました。

エリア 高岡(富山)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー

新湊から高岡市内に入りました。
富山って路面電車の宝庫です！
こちらは高岡市内を走る「万葉線」（広小路電停付近）です。

Photo by wife

広小路停留場 駅

高岡大仏の駐車場に到着しました。
駐車場はちょうど大仏様の真裏にありました。
なので、大仏様と背中合わせにレンタカーを駐める形になります。

大仏様の背中を見るなんて、何となく不思議な感覚です。

Photo by wife

では早速、大仏様の拝観をしましょう。
説明板には、この大仏様は銅製で1933年に完成したそうです。

駐車場は前述のとおり裏手にあったので、正面に回り込んでみます。

少し斜めからのアングル。
街のど真ん中にあるので、さすがに存在感アリアリですね～！

向かって右手の仁王像と「高岡大仏」の碑。

真正面から見た大仏様。
高さは、座高7.43m＋台座部分8.42m＝総高15.85mです。
銅製なので、重さは何と65tもあるそうです。
奈良・鎌倉と共に「日本三大大仏」と云われているようですが、これは正式なものではなく、"自称"です。他に「牛久大仏」「岐阜大仏」「福井大仏」などが3つ目の候補です。

「日本三大〇〇」には3つ目が定まっていないものが多いですよね。
滝でも「華厳」＆「那智」は誰もが認めるところですが、3つ目は「袋田の滝（茨城県）」or「安部の大滝（静岡県）」or「称名滝（富山県）」などが名乗りを上げています。

高岡大仏 寺・神社・教会

中学生のグループが来ていました。
遠足？社会見学？

Photo by wife

大仏の内部に入ることもできます。

屋外なので、大仏様が青空に映えています！
では、次は「瑞龍寺」へと向かうことにしましょう。

Photo by wife

高岡大仏の次は『瑞龍寺』を訪れました。
広い駐車場（無料）があったので助かりました。

こちらが入口の総門です。
拝観料500円を納めて、早速お参りしよう！

総門をくぐると、思っていたよりもずっと広くて立派であることに驚きました。

瑞龍寺は曹洞宗の寺院で、山号は「高岡山」です。
加賀藩二代藩主・前田利長公の菩提をとむらうため三代藩主・利常によって建立された寺院だそうです。

Photo by wife

両側に仁王様を配した山門をくぐります。

Photo by wife

正面の建物が仏殿、その向こうに法堂（本堂）があります。
整然と配された伽藍配置がとても美しい！

瑞龍寺 寺・神社・教会

仏殿から見た伽藍。
向かって左側は「大庫裏」です。

向かって右手は「禅堂」です。

仏殿から見た山門。

「禅堂」側の回廊。
とても長いですね～

「禅堂」についての説明板。
国の重要文化財に指定されている禅堂は、東福寺（京都市）・萬福寺（宇治市）とココの3ヶ所しかないそうです。
萬福寺には行ったことがありませんが、確かに東福寺の禅堂と感じが似ているかも...

Photo by wife

回廊が曲がる箇所。

あれが「法堂」ですね。

どのアングルで写真を撮っても、整然としていて厳粛な雰囲気があります。

Photo by wife

仏殿から見た山門。

総欅造だという仏殿の内部。
ご本尊は釈迦如来様、両脇には文殊菩薩・普賢菩薩が安置されています。
写真撮影は禁止ではありませんでした。国宝なのに珍しいなっ！

法堂にお参りします。

Photo by wife

法堂から見た仏殿。

Photo by wife

法堂内にジオラマが置いてありました。
左側・真ん中より少し上の茶色っぽい四角い箇所が「瑞龍寺」です。
門前町が周りに広がっていますネ。

こちらが「瑞龍寺」の伽藍配置です。

法堂の内陣。

Photo by wife

法堂の内陣中心には前田利長公の位牌が置かれていました。こちらは撮影不可でした。

戻りは「大庫裏」側の回廊を歩いてみます。
さすがは禅宗の寺院、座禅ができる場所が幾つもありました。
そして頭上には大きな開梆（かいぱん）がっ！！

総門のところまで戻ってきました。
法堂の鬼瓦のレプリカ(?)がありました。
とても立派な鬼瓦だなあ…

空が真っ青！
木の葉の緑がとても映えます。

Photo by wife

大きな期待をしていなかったこともありますが、とても素晴らしい寺院だなと思いました！！

「瑞龍寺」前に伸びる小径。
風情がありますね。

「瑞龍寺」を後にして、帰路の列車の発車時刻までまだ時間があったので、高岡市内観光をすることにしました。
『山町筋』と呼ばれる土蔵造りの町並みを散策しましょう。
無料駐車場に車を停めました。

"土蔵造りの町並み"というだけあって、並んでいる建物はオシャレな土蔵造りです。

小さな土蔵が3軒。
こちらは何かのショップのようです。

こちらは「菅野家住宅」です。
菅野家は高岡の政財界をリードしてきた名家です。
この建物は1900年（明治33年）以降に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。

菅野家 名所・史跡

「菅野家住宅」についての説明板。

Photo by wife

他にも多くの同様の建物が並んでいます。
1900年に町を焼き尽くすような高岡大火が起こり、その後に火災に強い建物としてこの"土蔵造り"が採用されたとのこと。

顔出し看板を発見！

山町筋をもう少し歩いてみます。

山町筋 (土蔵造りの町並み) 名所・史跡

コンクリート造りの近代建築物もありました。

高岡って、童謡「夕日」が生まれた町だったんですね、知らなかった...

"ぎんぎん　ぎらぎら　夕日が沈む…"Photo by wife

こちらは高岡のお祭りで使われる「御車山」が展示されている「高岡御車山祭会館」です。

高岡御車山祭 （たかおかみくるまやままつり）は毎年5月1日に行われるお祭りです。

高岡御車山会館 美術館・博物館

「高岡御車山祭会館」

Photo by wife

Photo by wife

富山銀行本店（旧高岡共立銀行本店）。
辰野金吾氏（東京駅を設計した人）が設計に関わっているのかな？

富山銀行本店（旧高岡共立銀行本店）。

Photo by wife

富山銀行本店（旧高岡共立銀行本店）。

Photo by wife

富山銀行本店（旧高岡共立銀行本店）。

Photo by wife

高岡市内観光を終え、レンタカーを返却します。

時刻は14時過ぎ。
3日間の旅行も帰途に着く時刻となってしまいました。
新高岡駅から金沢まで新幹線に乗ります。

"to be continued"

新高岡駅 駅