2015/08/07 - 2015/08/16
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kunyuさん
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2015年夏。私はノルウェーを中心とする北欧を旅してきました。
今回の旅の目的は鉄道旅行。特にスウェーデンのストックホルムからヨーロッパ最北端の駅ナルヴィクに向かう夜行列車はかつて宮脇俊三氏が「記者旅は地球の果てへ」で取り上げたこともあり、子供のころから絶対乗りたい列車のひとつだったのです。
ついに乗る機会に恵まれました。スウェーデン国鉄のホームページで1人用個室を予約。どんな車窓が見られるのか、今から楽しみです。
ちなみにヨーロッパ最北端の駅は厳密にいえばロシアのムルマンスクになりますが、外国人が気軽に行ける町ではありませんし、純粋な意味でのヨーロッパ最北端はやはりナルヴィクと言えるでしょう。
また今回はオランダ経由としました。ノルウェーに行く前に、ヨーロッパでもっとも盛んと言われているオランダの野球をこの目で見たかったからです。
オランダからはノルウェーの歴史ある港町であるベルゲンに飛び、ベルゲンからは世界一の長さを誇るソグネフィヨルドを船と列車で観光しオスロへ。
オスロからは特急列車で隣国スウェーデンの首都ストックホルムに向かい、念願のヨーロッパ最北端ナルヴィクまで夜行列車に乗車します。
ナルヴィクからは路線バスに乗ってファウスケという町まで下りトロンヘイムで一泊。
トロンヘイムからはフィヨルドの絶景が美しいラウマ鉄道に乗車しオスロへ。
最終日はオスロ観光、というスケジュールとなっています。10日間の旅行ですがノルウェー入りは3日目からとなりますので、かなり忙しいスケジュールになってしまいました。
スカンジナビア半島を鉄道でぐるりと回る今回の旅、素晴らしい車窓を楽しめそうです。
■ 日程
2015年8月7日~2015年8月16日
8/7 成田→イスタンブール→ロッテルダム
8//8 ロッテルダム→スキポール
8/9 スキポール→ベルゲン
8/10 ベルゲン→ソグネフィヨルド→オスロ
8/11 オスロ→ストックホルム
8/12 ストックホルム→ナルヴィク
8/13 ナルヴィク→トロンヘイム
8/14 トロンヘイム→ラウマ鉄道→オスロ
8/15 オスロ→イスタンブール→成田
8/16 成田着
※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。
ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。
『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
2015年ノルウェー旅行記
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52486830.html
ノルウェー旅行記の第4回です。
3日目はノルウェーのフィヨルド観光の玄関口となる港町、ベルゲンを観光します。
ベルゲン郊外にあるトロルハウゲンに足を延ばしました。
トロルハウゲンはノルウェーを代表する作曲家であるグリーグの家です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.0
- 交通
- 5.0
-
■ 3日目 2015年8月9日 日曜日
ノルウェー西部の港町ベルゲンを観光しています。市内中心部はあらかた散策したので、次はベルゲン郊外にあるトロルハウゲンに行こうと思います。
トロルハウゲンはノルウェーを代表する音楽家グリーグが22年間住んだ家で、博物館やホールなどがあります。
ベルゲンの中心部からは開通したばかりのトラムに30分ほど乗り、ホップという停留所で降りて徒歩30分です。 -
トラムは10分間隔。車両は新しいです。空港までの延伸工事が行われていますが、開通は当初予定の2016年よりも遅くなっているようです。
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ベルゲン市街を走るトラム。
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停留所に止まります。
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町の中心部を抜けると住宅地が広がります。山がちな地形なので線路も起伏に富んでいます。
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すれ違い。停留所の向こうはトンネルです。
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ベルゲン郊外は専用軌道です。
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ベルゲンの通勤通学の足として利用されているトラムです。
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16時前にホップ停留所に到着。
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ここからは歩きです。
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グリーグの家までの地図。かなり離れているようです。
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しばらく大通りを歩き、丁字路を左折します。
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曲がりくねった坂道を下っていきます。
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さすが北欧ですね。お洒落なデザインのマンションです。
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綺麗な川がありました。グリーグの家への道はこれで合っているのでしょうか。看板がないので不安です。
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これまたおしゃれな建物です。
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徒歩20分ほどでようやく看板を発見。観光バスの駐車場もありますし、目指すグリーグの家はすぐそこでしょう。
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落ち着いた雰囲気の並木道を歩きます。
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道の右手には入り江が見えています。これがフィヨルドの地形です。
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トラムの停留所から30分ほど歩き、16時半にグリーグの家に到着しました。
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入場料は90クローネでしたが、ベルゲンカードを持っているので割引され50クローネでした。
トイレを済ませ、見学を始めましょう。 -
グリーグは北欧のショパンと呼ばれ、たくさんの曲を作況しました。
もっとも有名なのはこの「ピアノ協奏曲イ短調 作品16」でしょう。曲名は知らなくとも、テレビなどでこの曲の出だしを聞いたことがある方は多いと思います
博物館にはグリーグについての年表、楽譜、手紙などが展示されていました。CDの販売も行われています。 -
博物館から階段を降りると、グリーグが住んでいた家があります。左手にあるのは演奏会などが行われる音楽ホールです。
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海沿いに建つ小さな家。これがグリーグの家です。
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グリーグはこの白いビクトリア風の家に22年間住んだそうです。
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家は海に面した丘の上に経っており、このように美しい風景を眺めることができます。
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入り組んだ海岸線。きれいな景色ですね。
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早速家に入ってみましょう。
残念ながら家の中は撮影禁止でした。 -
部屋は3つあり、係員のおばさんから「今団体が1番目の部屋にいるから最後の部屋からみるといいですよ」と言われました。
3つ目の部屋は海に面しており、グリーグの家族の写真や実際に使っていたピアノが展示されています。
色々眺めていると係員の女性から「ニホンジンデスカー」と声をかけられました。日本語が少し話せるようです。
家族の写真の一つはスコットランド人の祖父で、父は実業家のお金持ちだったそうです。ピアノはハンブルグ製のスタインウェイとのことでした。
グリーグは日本の焼き物も愛好しており、展示されていたのは「クタニヤキ」とのことでした。
1つ目の部屋は狭く、楽譜や直筆の手紙などが展示されていました。
2つ目の部屋は食堂だったようで、テーブルに食器などが置かれていました。
案内してくれた日本語が話せる女性係員にお礼を言い、建物の外に出ました。 -
部屋は3つあり、係員のおばさんから「今団体が1番目の部屋にいるから最後の部屋からみるといいですよ」と言われました。
3つ目の部屋は海に面しており、グリーグの家族の写真や実際に使っていたピアノが展示されています。
色々眺めていると係員の女性から「ニホンジンデスカー」と声をかけられました。日本語が少し話せるようです。
家族の写真の一つはスコットランド人の祖父で、父は実業家のお金持ちだったそうです。ピアノはハンブルグ製のスタインウェイとのことでした。
グリーグは日本の焼き物も愛好しており、展示されていたのは「クタニヤキ」とのことでした。
1つ目の部屋は狭く、楽譜や直筆の手紙などが展示されていました。
2つ目の部屋は食堂だったようで、テーブルに食器などが置かれていました。
案内してくれた日本語が話せる女性係員にお礼を言い、建物の外に出ました。 -
庭の奥には階段があります。
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海に面してグリーグが作曲をした小屋があります。
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海に面した部屋で、様々な名曲が生み出されたのです。
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晴れていればもっといい景色だったでしょう。
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丘の上には音楽ホールがあります。海側がガラス張りになっており、素晴らしい眺望なのでしょう。
ピアノの練習をしているようで、ホール内には入れません。 -
ロビーには入れましたので、トイレを済ませました。
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グリーグの像。
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丘の下へと下っていきます。
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海に突き出た船着き場がありました。
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複雑な地形の海岸線です。
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対岸の景色。
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寒々しい海です。
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船着き場からの眺め。
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船着き場のそばにあるのはグリーグ夫妻が埋葬されているお墓です。
グリーグは死後火葬され、灰の一部は海に撒かれたそうです。 -
ちょっと変わったお墓ですね。
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1時間ほど見学して、17時半にグリーグの家を出ました。雨が強くなってきています。
帰り際に団体とすれ違いました。あと少し遅かったら団体の集団と一緒に見学したことになったでしょう。運が良いです。
そしてこの柱。来た時には意味が分からなかったのですが、このシールは入場券代わりのシールで、これを服に貼らないとグリーグの家に行けないのです。 -
トラムに乗って、ベルゲン中心部に戻ります。
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今日1日歩きどおしです。さすがに疲れました。私が泊まる「コンフォート ホテル ホルベルク」に着いたのは19時前です。
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会議室に預けていたスーツケースを引き取りチェックイン。
フロントの女性は非常に態度が悪く、私がパスポートを見せると「1人で、1泊ね」と馬鹿にしたような口ぶりで言われました。
ともあれ無事にチェックインを済ませ、ロビーにある無料の紅茶でのどを潤しました。
部屋で休む前に、明日の準備をしなければなりません。
明日はフィヨルド観光。ベルゲン急行と呼ばれる鉄道に乗りベルゲンからオスロに向かいます。
ソグネフィヨルドの観光はバスと遊覧船とフロム鉄道を乗り継ぐため、スーツケースを持っての移動は大変です。
そこで、ベルゲン~オスロ間で荷物を運送してくれる「ポーターサービス」をいうサービスを利用することにしました。
事前に予約すれば当日朝宿泊しているホテルにて荷物を渡し、当日夜にはオスロで泊まる予定のホテルに運んでくれるのです。
ネットで調べたところポーターサービスの申し込みをホテルのフロントで行ったという情報がいくつかありました。
どのように申し込めばいいのか、フロントに聞いてみましょう。
フロントにいるのは先ほどチェックインを担当した態度が悪い女です。
「すみません。明日オスロに向かうので、ポーターサービスを利用したいです。どのように申し込めばいいですか?」
フロントの女は心底嫌そうな顔をしながら言いました。
「あちらにパンフレットがあるからそれを見てください。中国語が書いてあるでしょ」
女はそういうとすぐに誰かと電話を始めてしまい、私を見ようともしませんでした。
女が発した「チャイニーズ」という言葉の言い方は非常に侮蔑的で、あからさまな人種差別としか思えません。
そもそもついさっき私の日本のパスポートを見たばかりでしょうに。何が「チャイニーズ」だ!
今まで様々な国のホテルに泊まってきましたが、ここまでひどい扱いを受けたのは初めてです。
かつてフィンランドの田舎町でも街を歩いていたら2階の窓から水をかけられそうになったことがあります。
ヨーロッパは親切な人がいる反面、このような人種差別も厳然と存在するのでした。
こうなったらポーターサービスを自分で予約するしかありません。
中国語のパンフレットは読めませんが、幸い日本語のパンフレットがありました。
メールかファックスか電話をしてくださいとのことでしたので、部屋から電話をしてみることにしました。
メールやFAXでは伝わらないかもしれませんし、出発は明日です。確実に予約するには電話が一番です。
英語で話すのは不安ですが、やるしかありません。
「ハロー。ポーターサービスですか?」
「はい。」
「ベルゲンからオスロまでポーターサービスを使いたいのです」
「今ベルゲンにいるのですか?」
「そうです。明日なのですが今から申し込めますか?」
「はい、申し込めますよ。ホテルはどこですか」
「コンフォートホテル・ホルベルグです」
「オスロのホテルはどこですか」
「スカンディック・ビポルテンです。オスロ中央駅の近くにあります」
「ビポルテンですね。わかりました。明日は朝6時半から7時の間に荷物を受取りに行きます。お金はその時払ってください。」
「わかりました。ありがとうございます」
よかったー。私の中学校レベルの英語でもなんとか通じました。
これで明日の荷物の心配はいりません。スーツケースを引きずって乗り換えるのは大変なのです。
さて、コンフォートホテル・ホルベルグの部屋ですが、1万円も払ったのになかなかひどいレベルでした。
部屋は掃除されていないのか、バスルームの床が汚れていました。床をタオルで拭いたところ埃や髪の毛が沢山つきました。
またバスルームのシャワーブース扉と床の間に隙間があるため、シャワーを使うとバスルーム全体が水びだしになります。
さらに寝室の窓のカーテンが窓の横幅よりもだいぶ小さく、窓の7割程度しかカバーできません。
これではカーテンの意味がありませんよ。夜でも室内が明るいです。毛布も変な臭いがします。
いい点はコンセントが多い。これだけです。
ひどい部屋ですが、安心したら眠くなってきました。時差ボケも治っていませんし、今日は歩きすぎました。
1時間だけ休んで20時から動き出すつもりが、目が覚めたら深夜0時でした。
今日はベルゲンのレストランで夕ご飯を食べ、ケーブルカーに乗って展望台からの景色を見る予定だったのですが・・・。
もうどこにも行けません。日本から持ってきたソイジョイを食べて再び床に就きました。
明日はノルウェーが誇るフィヨルド観光。ベルゲン急行やフロム鉄道、遊覧船を乗り継ぎます。
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