2022/04/22 - 2022/04/24
887位(同エリア4058件中)
ちびりんさん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして世界遺産に認定された軍艦島。一時は世界一位の人口密度であった炭鉱の島が無人島となり、そして廃墟と化している。その姿を自分の目で確かめたくて長崎へ。
日本で唯一の貿易の窓口だった出島がある長崎、そして広島とともに原爆投下の地という悲しい歴史のある長崎。
あえて人気のハウステンボスには行かず、3日間じっくり長崎を旅しよう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
セントレア発7:35のANAで長崎へ。
リムジンバスで長崎市内へと向かう。
ホテルは、天然温泉鶴港の湯ドーミーインPREMIUM長崎駅前。
11階に温泉があってお風呂上りにはアイスをいただくことができる。
残念ながら1日1本のアルコールサービスは4月28日で終了だそうだ。よかったです by ちびりんさん天然温泉 鶴港の湯 ドーミーインPREMIUM長崎駅前 宿・ホテル
-
長崎市内の移動には路面電車が便利。
1日乗車券は600円、交通系ICカードも使える。
私はmanacaを使いました。 -
まずは歩いて眼鏡橋へ。
眼鏡橋は現存する最古のアーチ型の石橋の一つ。眼鏡橋 名所・史跡
-
川面に橋が映って眼鏡に見えるかな。
護岸にハートの石があるらしいのだが、見つけられなかった。 -
明日の軍艦島クルーズに備えて、酔い止めの薬を浜んまち商店街で購入。
-
再び歩いて新地中華街へ。
新地は江戸時代中期に中国からの貿易品の倉庫を建てるために海を埋め立ててできた街だそうだ。長崎新地中華街 名所・史跡
-
長崎での初ご飯は、蘇州林のちゃんぽん。
飲茶・ちゃんぽん 蘇州林 グルメ・レストラン
-
並、上、特上の3種類から上をチョイス。
もちろんハトシもいただきます。
具だくさんで美味しくいただきました、お腹いっぱいです。 -
腹ごなしもかねて唐人屋敷跡を歩く。
1689年に密貿易の防止を目的に唐人屋敷が完成し、中国の人たちは屋敷への居住が義務付けられたそうだ。唐人屋敷跡 名所・史跡
-
土神堂。
祀られているのは福徳正神像、土地や家を守る豊作の神様。土神堂 名所・史跡
-
天后堂。
航海安全の女神である天后聖母が祀られている。天后堂 名所・史跡
-
観音堂。
観世音菩薩と関帝とが安置されている。
土神堂、天后堂、観音堂は3つとも火災で燃えてしまったので再建されたものとのこと。観音堂 名所・史跡
-
福建会館。
中国風の部分と和様の部分が併存している建造物だそう。
原子爆弾により会館本館は倒壊してしまったそうだ。福建会館 名所・史跡
-
次はオランダ坂を歩いてみる。
聞いてはいたが、本当に長崎は坂だらけだ。
明日はきっと筋肉痛だな...オランダ坂 名所・史跡
-
東山手十二番館。
アメリカ領事館、宣教師の住宅などとして利用されていたそうだ。
ボランティアのガイドさんがいろいろと説明をしてくれる。東山手十二番館 名所・史跡
-
グラバースカイロードでグラバー園へ。
斜めに動くエレベーターでグラバー園の第2ゲートまで行くことができる。グラバースカイロード 乗り物
-
グラバー園には市内に点在していた明治期の洋館が移築復元されている。
まずは、ホーム・リンガー商会を設立したフレデリック・リンガーの旧邸。
リンガーは、貿易、遠洋漁業、ガス会社、製茶業、製粉業など幅広く事業を展開していた。グラバー園 名所・史跡
-
R. N. ウォーカー商会を設立したロバート・ネール・ウォーカーの次男の旧邸。
-
オルト商会を設立し製茶業を営んでいたイギリス人、ウィリアム・ジョン・オルトが3年間住んでいた旧オルト邸。
坂本龍馬も訪れたことがあるそうだ。 -
グラバー邸。
グラバーは日本の近代化草創期へ大きく貢献し伊藤博文、井上馨の推薦により明治天皇から「勲2等旭日重光章」を贈られている。
ちなみに私はここでもハートの石を見つけることができなかった。
どうやら私には心がないらしい... -
この日はとてもお天気が良く、喉が渇いたのでカフェ自由亭で休憩。
せっかくなのでオランダ式アイスコーヒーをいただく。
ここはグラバー園に移築される前は検事正官舎として使われていたそうだ。自由亭喫茶室 グルメ・レストラン
-
世界遺産、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つ大浦天主堂へ。
正式名は日本二十六聖殉教者聖堂、日本二十六聖人に捧げられた教会堂。
拝観料は1,000円と少しお高め、でも内部の写真は撮ることができないということなのでケチって中には入らず...
ちなみにステンドグラスが美しいそうです。大浦天主堂 寺・神社・教会
-
お土産のカステラを買いに清風堂グラバー坂店へ。
チーズカステラで有名なお店、空港や駅では買えないらしい。 -
ミニカステラの5本セット、プレーン、ザボン、チョコ、チーズ2本。
いろいろな味を楽しむことができるのでおススメ。
4セット買ったのでいったんホテルに戻ることにする。
朝早かったし、たくさん歩いたのでさすがに疲れました。 -
夕ご飯は、ホテルの近くの居酒屋ひらので。
寿し 居酒屋 ひらの グルメ・レストラン
-
お刺身の盛り合わせ、新鮮で美味しかった。
バリ麺入りの長崎サラダもいただきました。
ほろ酔い気分で気持ちよくホテルへ戻ります。
今日の歩数は19,950歩、よく歩きました。 -
2日目、予想通りの筋肉痛、そして雨。
軍艦島コンシェルジュのクルーズに参加するため、軍艦島デジタルミュージアムへ。
船の席はスーパープレミアム、プレミアム、スタンダードの3種類。
料金にはミュージアムの入場料と上陸料も含まれているけれど、上陸できなくても返金はないので、またまたケチってスタンダードにした。軍艦島デジタルミュージアム 美術館・博物館
-
軍艦島シンフォニー。
プロジェクションマッピングで約3,000枚の画像を写し出している。 -
島の団地での生活の様子。
三種の神器と言われていたテレビ・洗濯機・冷蔵庫が備え付けてあり、軍艦島の炭鉱に従事していた人たちの生活は豊かだったそうだ。 -
プロジェクションマッピング、シマノリズム。
1/150のジオラマにプロジェクションマッピングを用いて、イベントや日常など島の3日間を再現している。
たくさんの展示があるのであっという間に時間が過ぎ、乗船時間になった。 -
雨の中、長崎港常盤ターミナルからクルーズへ出発。
40分ほどすると軍艦島が見えてくる。
この日は天気が悪かったが、見えてくるとワクワクしてきた。端島 名所・史跡
-
近くに来るとなんだか圧倒される。
ここでたくさんの人が暮らしていたんだな。 -
雨だったけれど、波は高くなかったので無事上陸。
見学できるスポットは3か所、通路は舗装されている。 -
1960年には約5300人もの人が住み、火葬場とお墓以外の施設は全て揃っていて生活の全てを島内で賄うことができたという。
炭坑の石炭はとても良質だったそうだが、主要なエネルギーが石炭から石油になったことで1974年に閉山し、無人島に。 -
鉱山の中枢、総合事務所の跡。
内部には大きな共同浴場もあったそうだ。
右側の階段は、主力坑だった第二竪坑へ向かう桟橋の入口。
ここからエレベーターに乗り、地下約600mの採掘現場へ向かったそうだ。 -
崩落が進む100年以上前に建てられた7階建てのアパート。
家財道具などがそのまま残されているそうだ。
ここにはまぎれもなく人々の営みがあったんだな。
時間も行くことができる場所も限られているが、この目で見られて本当によかった。 -
帰りの船の中で、ガンショーくんのかすてらあいすをいただく。
300円で程よい甘さに癒されます。
船が揺れたらと少し不安だったけれど、海が荒れることもなく快適なクルーズだった。 -
ランチを食べようと出島ワーフへ。
雨も少し小降りになってきたかな。 -
今日のランチはアティックで。
アティック グルメ・レストラン
-
とりあえず、坂本龍馬。
ラテアートは竜馬、弥太郎、シーボルト、グラバーの4種類から選べるそうだ。 -
テラス席から見る港。
-
ドラマ「わげもん~長崎通訳異聞~」を思い出しながら出島へ。
どこから入るのかとうろうろしていたら、一人旅の女性に話しかけられた。
彼女が無料のガイドツアーがあると教えてくれたのだが、なぜかご本人は約束あるからと去っていった...出島 名所・史跡
-
昔は海に囲まれ扇形をしていた出島だが、今は埋め立てられて周囲の風景は変わっている。
せっかくなので教えてもらった約1時間の出島ガイドツアーに参加。 -
カピタン部屋の大広間。
カピタン部屋は、オランダ商館長(カピタン)の事務所や住居として使用されていた出島で最も大きな建物。 -
水門。
2つの通り口のうち南側は輸入用、北側は輸出用に使われていたそうだ。
100年をかけて出島を復元するプロジェクトが進行中とのこと。完成するといいな。 -
晩ご飯はバリ麺の皿うどん。
またまたほろ酔いでホテルへと戻ります。
今日の歩数は14,266歩、よく歩きました。 -
3日目。
ホテルをチェックアウトして、路面電車で平和公園へ。
路面電車にも少し慣れたかな。平和公園 公園・植物園
-
高さ9.7メートル、重さ30トン、青銅製の平和祈念像。
なかなかの迫力。
ここでたくさんの修学旅行生に遭遇。
修学旅行、行くことができるようになったんだ。よかった。 -
原子爆弾投下中心地。
1968年に建立された黒御影石の碑。 -
ガラスで反射しているけれど、被爆当時の地層。
家の瓦やレンガ、熱で焼けたガラスなどが今も大量に埋没している。 -
長崎原爆資料館へ。
胸が痛くなる展示も多くて、原爆の恐ろしさ、戦争の恐ろしさを感じた。長崎原爆資料館 美術館・博物館
-
浦上天守堂。
1873年にキリシタン弾圧の禁制をとかれた浦上の信徒達によって建設が計画され、1914年に東洋一のレンガ造りのロマネスク様式大聖堂として献堂式があげられた。
1945年原爆で建物は破壊されたが、1959年に鉄筋コンクリートで再建、1980年にレンガタイルで改装し当時の姿に似せて復元されたそうだ。浦上天主堂 寺・神社・教会
-
お昼ご飯は、浦上天守堂の近くにあるオシャレなお店、さかな屋さんで。
人気のお店のようで、次々とお客さんが入ってくる。
1番人気はトルコライス、私は2番人気の海鮮丼をいただく。
新鮮なお魚が美味しかった。
出発までの時間も残り少なくなってきたなー。海鮮丼&居酒屋 さかな屋 グルメ・レストラン
-
山王神社の一本柱鳥居。
原爆の被害を受け、もともとは4つあった鳥居のうちこの鳥居の片方の柱だけが残り、今も同じ場所に立っている。山王神社二の鳥居(一本柱鳥居) 名所・史跡
-
近くに左片方の柱の残骸が横たわっている。
争いは破壊しかもたらさないんだと実感する。
そして失われた命は戻らない。 -
再び路面電車に乗って、日本二十六聖人殉教地へ。
キリシタン禁止令により、1597年2月5日フランシスコ会宣教師6人と日本人信徒20人が処刑された丘。
日本での最初の殉教者となった26名には、12歳の少年も含まれていた。日本二十六聖人記念聖堂 (聖フィリッポ教会) 寺・神社・教会
-
長崎歴史文化博物館へ。
江戸時代に長崎奉行所立山役所が置かれていた場所に建物を復元。
歴史文化展示ゾーンと長崎奉行所ゾーンがある。長崎歴史文化博物館 美術館・博物館
-
歴史文化展示ゾーン。
陶器や螺鈿細工などの長崎の美術工芸品の展示がある。 -
長崎奉行所ゾーンのお白州。
お白州ではボランティア劇団「長崎奉行所芝居組」による20分ほどの寸劇を見ることができる。
観客参加型で楽しいのでぜひご覧下さいと言われたのだが、この回の観客は私一人だった... -
お芝居を見るにあたり、3つリクエストされた。
1.「お奉行様のおなり~」と言われたら、「ははーっ」と頭を下げる
2.掛け声をご一緒に
3.「これにて」と言われたら、「一件落着!」と締める
少し戸惑いながらも劇団の方と一緒に無事大役(?)を終え、楽しく旅を締めくくることができました。
さあ、空港へ向かう時間だ。 -
帰りのANAでは定番のビーフコンソメスープをいただきます。
今日の歩数は20,177歩、3日間たくさん歩いて、美味しいお料理もいただいて、そして少し長崎の歴史にふれられたかな。
ボランティアガイドのオジサマ、カステラ屋の店主さん、劇団の皆さんなどなど、ありがとうございました。
いつかまた長崎に来ることができますように。
旅っていいな、次はどこに行こうかな。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
もっと見る
長崎市(長崎) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
61