2021/11/12 - 2021/11/13
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まつじゅんさん
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この旅行記スケジュールを元に
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズで、優雅なひとときを過ごした翌日。
このまま帰ると昼前には自宅に着いてしまいます。
少しでも旅行気分と非日常を味わいたいと考え、朝スパに浸かりながら、これからの予定を考えてみました。
今日も良い天気ですが少し風が冷たそうです。
Google先生にアドバイスを貰いながら、候補地をピックアップ。
ベストプランを組んでみました。
奥様に伝えると、「いつもいつもこれだけ良く詰め込めるね。」と言われますが、朝ご飯はランチに変更したので、もう一度チェックアウトまでにスパに入り、10時開館の小磯良平さんの美術館を見てホテルに戻りランチを済ませ、いつも今津で見て興味を持った灘五郷の酒蔵を少し歩き、ヨドコウ迎賓館を見学し(←別にアップ予定です、ただし何時になるか。。。。)
ようやく2022年4月アップできました。↓
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11729759/
帰り道どこかでご飯を食べて帰る事といたしました。
神戸市立の小磯記念美術館で、名画を真近に見て、試飲は出来ませんが酒造りの歴史を学び、最近TVで紹介され、昔とガラッと変わっていたは、予想以上に素晴らしい建物で、感動しました。
最後は、野球観戦時の雰囲気とはガラッと変わった甲子園を見て、ララポートで夕食を買って無事帰着いたしました。
いつもの甲子園での試合観戦とあまり変わらない距離ですが、リラックスできた結婚38年の旅行となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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神戸市立小磯記念美術館は、名誉市民である小磯良平氏の顕彰を目的として、1992年に六甲アイランド北公園に開館した、個人美術館としては全国屈指規模の美術館で、ご遺族から寄贈された、2,000点以上の作品や、自邸アトリエ・図書等の展示・保存・調査研究を行っています。
小磯記念美術館 美術館・博物館
-
「住友コレクション名品選」という特別展が開催中で、明日までという事で、タイミングが良かったですね。
住友コレクションについて、以下はパンフレットからの引用です。
稀代の数寄者として知られる住友家15代当主、住友吉左衛門友純氏が集めた美術品は、長男の住友寛一氏、ならびに16代吉左衛門友成氏に引き継がれ、住友家の西洋・東洋に目を向けた優れたコレクションが形成されました。
若手芸術家を支援していた友純氏は、渡仏中の洋画家 鹿子木孟郎を金銭面で援助し、鹿子木も研鑽を積む傍らで、友純氏の依頼を受けて西洋絵画を買い集めていたようです。
鹿子木はパリでアカデミズムの画家から学んでいたため、鹿子木が集めた絵画はアカデミー派に属する作品が多く見られ、明治時代に住友グループを大きく発展させた15代当主 友純氏は私邸に西洋画を飾るなど、芸術を愛する文化人でもありました。 -
何か所か撮影可というエリアがありました。
こちらのモネは、友純氏が欧米視察旅行の際パリで購入したものですが、1897年という時期に、日本へ印象派の絵画を持ち帰ったという特筆すべき意味があるそうです。
住友家の須磨別邸(第二次世界大戦で焼失)に飾られ、当時の画家たちに鑑賞の機会を提供し、住友の西洋絵画コレクションは、このモネから始まったという事です。
左:サン=シメオン農場の道 1864年
右:モンソー公園 1876年 -
こちらの絵も印象的でした。
藤島武二 幸ある朝 1908年 -
左:ギヨーム・セニャック ミューズ 19世紀末
右:山下新太郎 読書の後 1908年
泉屋博古館東京が所蔵する、住友コレクションの中からフランス絵画と日本近代洋画を厳選した展覧会で、見ごたえがありました。
また、美術館所蔵の小磯良平作品17点も小磯良平作品選3として展示されていましたが、自画像には衝撃を受けました。
1926年東京美術学校の学生だった23歳の自分を描いたものですが、力強く、きりりとした目が印象的で、引き込まれる迫力と溢れ出るオーラーがあり、生命力を感じました。 -
ホテルの朝食をランチに変更していたので、ガーデンカフェで、「海老・かにフェア」というビュッフェを頂きます。
・ソフトドリンク飲み放題。
【冷製メニュー】
■日本近海 スルメイカの細造り
本日の刺身
■兵庫県産 水菜と白魚のフリット 柚子胡椒のアクセント
■但馬鶏のチャイニーズソース サラダ仕立て
■トマトと生ハムとリコッタチーズのサラダ
【温製メニュー】
■兵庫野菜の海鮮粕汁鍋
■GARDEN 自家製牛すじカレー
■熱々飲茶
■兵庫野菜のしゃぶしゃぶ
■バターミルクフライドチキン&フライドポテトチップス
■兵庫県産 冬野菜と鮟鱇と魚介のブイヤベース
■宮崎県産 豚肩ロースのグリル 根菜のフリット添え
■冬野菜のシーフードグラタン
■彩り野菜とベーコンのアーリオオーリオ
【サラダコーナー】地元兵庫県産の新鮮な野菜
【各種スープ】
■味噌汁
■本日のスープ
【デザート】
■デザート、アイスクリーム各種
【ライブクッキングコーナー】
■北海道産 紅ずわい蟹の蒸籠蒸し
■北海道産 チカと海老の天麩羅
■削りたてグラナパダーノのシーザーサラダ
という結構ボリュウムのあるメニューーの数々で、食べすぎた感が強いです。
今日の夕食は無理かな・・・。という位の満腹です。神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ 宿・ホテル
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ランチを終え、六甲アイランドを後に、次の目的地である灘五郷に向かいます。
灘五郷は、兵庫県の灘一帯にある5つの酒造地の総称で、西郷、御影郷、魚崎郷(神戸市)、西宮郷、今津郷(西宮市)の総称で、日本の清酒生産量の約3割を占める一大地域です。
また、「灘の酒」という呼称は、灘五郷酒造組合の地域団体商標として登録されています。
日本酒造りに適した上質の酒米とミネラルが豊富な上質の地下水が取れ、寒造りに最適と呼ばれる六甲颪が吹き、そして製品の水上輸送に便利な港があったことから、江戸時代以降日本酒の名産地として栄え、大手日本酒メーカーの多くが灘五郷を発祥地及び本社としており、現在も中小の酒蔵が点在しています。 -
六甲アイランドの橋を渡ると、直ぐに御影郷、今日はこの辺りを廻る事とします。
この地域には、有名酒造メーカーが軒を連ねています。
昔の酒蔵を再現した資料館、土産販売、試飲もできるという事で、観光スポットになっているようです。
ちなみに灘五郷にある蔵は次の通りです。
・西郷:金盃、沢の鶴★、富久娘
・御影郷:白鶴★、菊正宗★、剣菱、戎面、福寿★、泉正宗、大黒正宗★、甲南漬★
・魚崎郷:千代田蔵★、松竹梅、浜福鶴★、櫻正宗★
・西宮郷:日本盛、灘自慢、喜一、金鷹、白鷹★、白鹿★、灘一、寳娘★、島美人、?若★
・今津郷:大関、扇正宗
蔵名に★印が付いている蔵は、見学施設がある酒造メーカーです。 -
最初に訪れたのは白鶴酒造です。
大正初期に建造、昭和44年3月まで本店壱号蔵として稼働してきた酒蔵を利用した酒造資料館があります。
1743年創業時の、昔ながらの酒造工程や作業内容を立体的に展示し、歴史的な建物に道具や資料を展示し、酒造りの歴史を伝えています。白鶴酒造資料館 美術館・博物館
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実際の酒蔵を直接見学できる、という事ではありませんが、昔の酒造りの大変さや職人さんの動きがリアルに表現されていて、結構勉強になります。
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今回は見学できませんでしたが、ここから北に約3kmには、白鶴酒造の7代目 嘉納治兵衛氏が「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい」との思いで、1934年に設立した白鶴美術館があり、国宝2件、重要文化財22件を含む、約1,450点以上の作品を所蔵、中国古美術、特に青銅器のコレクションでは世界的に知られています。
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お屠蘇とは無病長寿を願って正月に飲むお酒ですが、その由来や正しい飲み方は知りませんでした。
お屠蘇は屠蘇散、と呼ばれる5~10種類の生薬を配合したものを、日本酒やみりんに漬け込んだ薬草酒だったのですね。
アルコール度数は、約15度前後で、 元日の午前中のおせちを食べる前に飲むのが正しいようです。
屠蘇散に使用されるものは、製造メーカーによって異なりますが、体に良い作用を持つものが調合されているようです。
新年の挨拶をすませたら、全員で東の方角を向き、年少者から年長者へと順番に飲み、厄年の人は最後に飲むのがしきたりのようです。
これは、厄払いの力を分けてもらうという意味らしいです。
古代から日本酒は、「清らかなもの」、「神様の領域に近付けるもの」と捉えられていたようで、邪悪を払うものとしてお神酒は、日本人の暮らしの中で八百万の神様と人間のコミュニケーションを取り持ってきたものと言えます。
古代から神様という形で自然を受け入れ、寄り添い、時々我慢をしながら暮らしてきた日本の酒造文化、コロナ禍にあって悪とするのではなく、程よい塩梅が求められると思いますね。 -
売店では色々な商品が販売されています。
こちらのお店では、兵庫県民割クーポンも使用できるようです。
私は車の運転がありますが、歩いての酒蔵巡るの方々の楽しみは、試飲、利き酒のようです。
各蔵で、味の違いを分かるようになるには、経験不足の私です。 -
次に向かったのは菊正宗酒造。
白鶴酒造を経営する嘉納家は御影郷でも指折りの名門で、菊正宗酒造を経営する嘉納家と祖を同じくする双翼と言える酒蔵なのでしょうか。
白鶴酒造の嘉納家は「白嘉納」、菊正宗酒造の嘉納家は「本嘉納」と呼ばれているらしいです。
白鶴酒造、菊正宗酒造、櫻正宗(山邑家)で、旧制灘中学校を創設したということです。
本日最後に訪れる予定のヨドコウ迎賓館は、櫻正宗(山邑家)八代目当主 山邑太左衛門の別邸として個人住宅です。 -
創業は1659年、創業御影の名門、嘉納家の本家(本嘉納家)にあたり、後醍醐天皇に、澤乃井より汲んだ水で酒を造り献上した時、天皇より嘉納の名を賜ったとされています。
業界大手として清酒業界をリードしてきた老舗蔵です。
現在では手間がかかるためあまり行われていない、生酛造りにこだわっている酒蔵のようです。
私、日本酒はほとんど飲まないので分かりませんが、辛口が多く、関東地方で根強い人気を誇っているらしいです。菊正宗酒造記念館 美術館・博物館
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今の酒造記念館は阪神・淡路大震災後に再建されたものですが、旧の酒造記念館は、御影の本嘉納家本宅屋敷にあった1659年築の酒蔵を、1960年に移築して開館しています。
国の重要有形民俗文化財に指定された「灘の酒造用具」を含む所蔵品を展示、酒造の歴史を伝える企業博物館でしたが、兵庫県南部地震により全壊しましたが、手作業での回収の結果、所蔵品の多くは無事・修復可能な状態であったようです。
1999年1月25日に新築・再開館したい現在の建物は、伝統的な酒蔵の建築様式を模していて、屋根は本瓦葺、外壁や辻塀は焼杉板張りとなっており、倒壊した旧館の柱や梁等の一部が継承されています。
建物は、国の重要有形民俗文化財に指定されており、酒造資料566点を始め多くの資料が展示されています。 -
順路通り進むと、酒造りの工程が解説・説明されています。
酒造展示室にあるもの、ほぼ全てが「国指定重要有形民俗文化財」で、酒造用具を通じて、蔵人たちの仕事や生活、伝承の生酛造りが体感できます。 -
菊正宗は樽酒に想いが強いようで、樽酒の魅力を発信する「樽酒マイスターファクトリー」というのがあるようです。
樽の材料である吉野杉の展示、加工等はなかなか見る機会が無いので、是非一度は見せて貰いたいと思います。 -
創業360年の菊正宗、次の挑戦に歩み始める節目の年に、新たな挑戦を求め神戸の地にやってきた世界的なサッカー選手であるイニエスタとの出会いを運命と捉え、菊正宗はアンバサダー就任をお願いされたようですね。
「世界を舞台に革新を続ける」という目的のようですね。 -
両酒蔵で、兵庫県民割クーポンを奈良漬や酒粕カレー等に消費した私達。
ヨドコウ迎賓館を見学して、ららぽーと甲子園で買い物して帰ります。
感染症対策を取りながら、経済を廻していくという課題に向け、少しずつですが社会が動き出す必要があると思います。
シーズン終了後静まり返った甲子園球場を見て、別の場所のような感覚の私達。
また来シーズンは何度来るのかなと、楽しみでもありGの奮起を期待しています。
(奥様は、今年のゲーム差無しの2位に思う所があるようですが。。)ららぽーと甲子園 ショッピングモール
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店内は一月後に迫ったクリスマスムード一色。
明るいクリスマスを迎えれれるよう、願うばかりです。
本日これまで。
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