2021/12/07 - 2021/12/07
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SUOMITAさん
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今はコロナ禍ですべて予約制だ.事前にネットで予約をする.1030に出津教会.1130に大野教会とした.今回はあまり下調べを行わなかったので,雲仙と外海が結構遠いことに後から気が付いた.日が暮れる前に雲仙につきたかったので中途半端な訪問になってしまった.反省している.コロナ禍が終わった後に一回リベンジしたい.大野教会は平たい建物,レンガを漆喰で白く塗った教会.教会の塔の上のイエス様とマリア様がとても印象的だ.平たく長い教会という印象.大野教会はこの地方らしい石積みの素晴らしい教会.わずかな信徒のためにある.中は非公開というが,外から見学することができる.思ったより遠く,最初に遅刻して1056出津教会.番の人が待っていてくれた.そして急いで1142大野教会.これらを見学してから出津に戻り,歴史民俗資料館,ド・ロ神父記念館,旧出津救助院と見学した.歴史民俗資料館は1階がこの地域の農業や民俗,池島炭鉱の歴史が印象的.ビデオがなかなかよかった.2階は潜伏キリシタンの歴史資料.郷土博物館としては充実していた.
ド・ロ神父は私財をなげうってこの地域で骨をうずめ,人々に尽くした.あつい信仰心もさることながらまるでルネッサンス人のように何でもおこなったようだ.足跡はこの地にしっかりと残っている.
帰りに資料館の所で出津教会の上にでる虹を見る.奇跡だね.すばらしい.イエズスのみ心,ロザリオの聖母だ.
今回は無理な日程にしてしまったのと,コロナ禍で十分小さな教会に連絡して見学できなかったことが悔やまれる.もう一度この地の教会をゆっくり回りたい.今回車でよくわからず(ナビに映らなかった)黒崎教会を見学できなかったこと,大野集落と出津集落をゆっくり歩かなかったことは本当に残念だった.世界遺産にふさわしいところだ.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1032 もう少しだ.
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まず1030に予約していた出津(しつ)教会に.1040に到着したが,車内にお財布を忘れたりして,途中取りに行くのに手間取る.汗だくになる.だいぶ遅れて申し訳ない.
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1050に再度駐車場を出る.
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またきつい階段だ.直接教会まで来るまで登ればよかった.今日は平日なので空いているはずだ.
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二百数十段あった.
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1056登りきる 多分神父さんのおうち 番をしていた人に遅れたことをお詫びする.30分近く遅れてしまったが快く中に入れてくれた.
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そのむこうに出津教会
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イチオシ
のぼったところ
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イチオシ
マリア様 ここの教会は二つの塔の上にアリア様とイエス様の像がある.ここからは見えない
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上にはイエス像
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イチオシ
弧の塔の上にはマリア像
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イチオシ
19世紀の開国にともない来日したパリ外国宣教会のプティジャン神父は、1865年3月の大浦おおうら天主堂における「信徒発見」の後、同年9月に外海そとめ地方に赴き、多くの潜伏キリシタンと接触した。
1873年にキリスト教が解禁されると、ペリュー神父が出津に仮聖堂を建てて宣教を行った。
1879年にド・ロ神父が外海に着任した後、1882年に自ら設計し、新たに建設したのが出津教会堂である。
1891年および1909年の身廊方向への増改築によって、教会は水平性が強調された印象を与える独特の外観となった。
主構造は煉瓦れんが造りで、煉瓦の表面を漆喰で塗っている。
天井は、中央部をわずかにむくらせた平天井。低い屋根は海からの強風を意識したものと考えられ、屋根の上の白い格子状のパターンは瓦(かわら)の目地漆喰によるものである。http://oratio.jp/p_resource/shitsu-church -
このあたり潜伏キリシタンが多く,五島にも移住した.あの五島の教会をたてたのは彼らの子孫だ
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ド・ロ神父と中村近蔵翁 この神父は生涯いちどもフランスに帰らずこの地に尽くした 中村翁はド・ロ神父の助手として活躍
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塔かなにかの跡なのかな. 戦争中に供出した鐘楼の跡かなあ
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教会の保護者:イエズスのみ心
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一階の平たい特徴的な教会堂 中の写真はとれないが日本の教会というつくりだ. リブヴォールト天井もステンドグラスもないのが,その日本らしさが落ち着きを醸し出している.新鮮な礼拝堂.
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ここからひらたい教会であることがわかるだろうか.逆光だが.
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1116に出発 直接大野教会堂へ道を登るが,停める場所がないのでまたふもとの専用駐車場まで戻る.1135到着
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駐車場よりここも階段を登る.1130の予約なのでここも遅刻
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海が見える
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ここもまっすぐ階段を登るが,さっき通った自動車道がつづら折りのように何回か交差する
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もう少しだ
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イチオシ
民家のようだ
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ここはわずか26戸の信徒のための巡回教会 大野は、1599年の平戸領主松浦氏の弾圧で長崎に亡命したキリシタン籠手田一族にゆかりあると伝えられる地。1893年、信徒のためにド・ロ神父が設計し、私財を投じて信徒とともに石造りの教会を建てた。https://www.at-nagasaki.jp/spot/1092/
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1142 到着 教会の保護者:ロザリオの聖母
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イチオシ
マリア様が迎えてくれた
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入口 中には入れないが外から覗くことができる.小さな教室のような簡単な間取り
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イチオシ
手前が教会 会堂部
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こちらの木造の黒い壁のほうが司祭室部 着いたときにそこから管理者が出てきた.ここでも遅刻を詫びる
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ド・ロ壁.ここでは通常の温席より強い玄武岩を使用.
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反対側は山になる.
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十字架がまぶしい
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下りてくる途中に池島が見える.かつて池島炭鉱で栄えた島である。2001年に炭鉱は閉鉱.現在人口111人,かつては7000人が暮らしていた.一度ツアーで行ってみたい.今回は駆け足なので一度ゆっくりとこの地域に来たい.
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駐車場に降りる
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また方向が変わり島々が見える
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イチオシ
この方向からは岩 母子島というらしい.向こうに見えるのは大蟇島,小蟇島
大蟇島には池島炭鉱 吸排気竪坑があったという -
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むこうに五島列島がよく見える 懐かしいね.上五島,若松島,奈留島,久賀島の教会はすべて巡礼した.あとは福江島の一部と嵯峨ノ島,野崎島,小値賀島の教会が残る.
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1203 もう一回出津に向かう.予約時間があったのでまだ周りの施設を見ていない
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1212 砥石崎いこいの広場
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ここからの風景
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さらに出津に戻る
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1217 長崎市外海歴史民俗資料館 入場料310円 1階が生活と道具 農具や池島炭鉱の資料 石積み景観について 先史時代の土器など 池島炭鉱の最盛期と閉山のビデオがよかった.日本の高度経済成長を支えた炭鉱だ.1959年に開始,2001年に閉山.日本の変遷を見るようで感慨深い.二階は隠れキリシタンなどの資料 信仰を続けられるよう激励するような「バスチャンの日繰り」など
「もともと1550年、フランシスコ・ザビエルは同年の教会暦を鹿児島の信徒に与え、日本に活版印刷所が設けられた1590年以降は、和漢字の日繰りも登場した。バスチャンの日繰りもこれらにならって1634年の教会暦(グレゴリオ暦)を太陰暦に改編したもので、バスチャンは師ジワンから暦の繰り方を教わり、それを外海のキリシタンに伝えたといわれている。暦は、陰暦「二月二十六日、さんたまりやの御つげの日」に始まり、翌年「正月三日、さんぜのびよ丸じ」(聖ジノビオ殉教者、丸じはマルチル=殉教者が訛なまったもの)に終わる。「さんたまりやの御つげ」は、大天使ガブリエルが聖マリアにキリスト受胎を告げた日で、つまりキリストの生涯の起点になるもので、キリシタンにとって最も大切な祝日の一つであったことがわかる。」http://oratio.jp/p_column/basutyan-higuri
バスチャンは伝説の日本人伝道士
写真はとれなかったが郷土博物館としては展示が多く,よかった.なにしろ潜伏キリシタンの故郷だものね. -
1256 見学を終える 古い石碑と新しい石碑が仲良く並ぶ
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階段を下りていき,ド・ロ記念館に向かう.左の丘の上にはお告げのマリア修道会出津修道院 聖マルコ園 出津愛児園などがある.
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手前の広場 このモニュメントは何だろう まるでムスリムの泉のような形
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ド・ロ神父記念館 入場料310円だが外海歴史民俗資料館と共通券で入れる.なかはド・ロ神父の遺品.かれはルネッサンス人の様でなんでも行ったようだ.分厚い医学書が印象的だった.このような地域では医療も行わざるを得なかったのだろう.フランスの田舎の資産家の家に生まれ,生涯をこの地で過ごし,私財を投入した.やっぱ偉い人だ.
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明治12年(1879)外海地方の主任司祭として赴任してきたフランス人宣教師マルコ・マリ・ド・ロ神父は、深い人類愛の精神とすばらしいフロンティア精神をもって、外海の人々の魂と肉体の救いのため生涯を捧げた。ド・ロ神父記念館は、神父の遺徳をしのび、すばらしい業績を顕彰するために設けられたものだ。
記念館は明治18年(1885)に神父自らいわし網工場として設計、施工したものでその後、保育所として使用された。昭和42年(1967)に県指定文化財になり、翌年にド・ロ神父記念館として開館した。さらには平成15年(2003)に旧出津救助院の一部として国の重要文化財に指定された。建物は、木骨煉瓦造、平屋建てで、上屋に洋小屋組(キングポストトラス)の屋根を架けた明治時代の洋風建造物としては特異な建物である。内部には宗教関係や医療、土木、建築など神父がこの地で行った様々な事業に関する品物が収められている。https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/447 -
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1303 旧出津救助院に ド・ロ神父が女性の自立支援のための作業場として1883年
に建て、織物、縫物、素麺などの食品加工などをおこなった施設. -
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薬局
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旧製粉工場
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旧授産場に案内の方とともに入る
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1階は授産場,そのまま寝室にもなったようだ.2階は今は祈りの場になっている
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マカロニ工場 マカロニを長崎の外国人に売った
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丈夫な ド・ロ神父考案のド・ロ塀
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全体を射る 左よりマカロニ工場,薬局,旧製粉工場,授産場
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イチオシ
薬局と製粉工場
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授産場 ド・ロ神父の並々ならぬ努力が伝わってくるようだ
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外海歴史民俗資料館の駐車場に戻ると虹が
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イチオシ
出津教会の上にかかる
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日本は電線が邪魔だねえ
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1333 これはイエス様の奇跡だね.保護者がイエズスのみ心だ.なんか信者になりそう...イエスの復活を信じられるかなあ..
1335出発 -
少し出津集落の石垣を見ながら,すこし出津川の上流までドライブ
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しかし道が狭くなったのと,今日できれば早く雲仙温泉につきたいので,これで向かおう.
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1408 国道202号線を諫早に向かう.実は黒崎教会を見過ごしてしまった.ここはもう一度コロナ禍が終わったら,もっと丁寧に時津教会,さくらの里聖家族教会,樫山教会,牧野教会,大瀬戸教会と絶対たずねるぞ.
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教会のパンフ
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寄付者に配られるファイルと絵葉書セット.両教会に1000円づつ寄付
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大野教会について
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外海歴史民俗資料館のパンフ
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ド・ロ神父記念館のパンフ
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共通入場券310円
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旧出津救助院のパンフ
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入場券400円
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外海出津地域のパンフ
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時間がなくこの案内通りには歩けなかったのが残念
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石積み集落のパンフ 世界遺産にふさわしいところだ
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