上海/楓涇古鎮 半日游・秋天

2021/11/28 - 2021/11/28

上海で久しぶりにコロナが出た。日曜日だと言うのに、とりあえず様子のため外省には行けない。そこで上海を代表するマイナー古鎮の一つ、楓涇古鎮にいってみることに。きっとまた新しいワクワクがあるに違いない。

エリア 上海(中国)

枫泾古镇へ向かうバスは1号線の锦江乐园駅近くの梅陇バスターミナルから出る。待合室横のミニローソンでホットコーヒーを買っていざ出発。

片道はたったの12元。時間帯のせいかガラガラである。運転が荒いのでシートベルトは必須。

松江区を越えていく。金山区は遠いのう。

バスを降り、ターミナルから歩くこと15分程度。ようやく古鎮の道路標識が見えてきた。

楓涇古鎮の入口。ちなみに古鎮の入場だけなら無料。

楓涇 散歩・街歩き

Cトリップで簡単にチケットを買えるがそれだけでは使えない。ここで通票を発行してもらう。

古鎮内のスポットに入場できる通票は50元だがCトリップアプリなら42元。カードの入場券はなんか嬉しい。

枫泾古鎮の歴史は西暦500年に遡るという。お迎えしてくれるのはこのオジサン。

今日はヒマそう。船頭のオッサン寝てるがな。

古鎮の中心で愛を叫ぶ広場。奥手に結婚風俗の博物館がある。

昔の中国の結婚誓約書やウェディングフォトの変遷などが展示されており面白い。

こちらは枫泾丁蹄という名物の豚足を製造販売する小屋と博物館。

気配を感じて振り向くと、何だ蝋人形か。中国ってこの手のリアル蝋人形が多い。

博物館の展示を見てると無性に食べたくなったので向かいの麺館へ。

枫泾丁蹄面。28元。おひとり様ならこれで十分。しっかりした味付けと脂身がトロッと濃厚な感じでまあまあいける。

落花生やひまわりの種を炒って販売するお店。

飴細工のお店も。

古鎮と言えば、中華ちまき。色々な種類が売られている。

古鎮あるとこにスタバあり。

カエルとかちまきとか。あと四角い餅切り餅も売られてる。

三つの橋がかかる辺りが枫泾古镇の中心だという。広場があって皆さんそこで小吃を楽しんでいる。

古鎮では橋を見ながら中華ちまき食べるのがオツなのだ。

こちらは北端にあるお寺で施王廟という。

道教スタイルの寺院もそろそろ見飽きてきた。

小道にはところ狭しと商店が並ぶ。小吃のほか、お酒や野菜、乾物などの日本人には縁のない店が多い。

ただ、絵画売るお洒落なお店やカフェもあり、少し垢抜けようとする努力も感じられる。

こじんまりしているが、遊覧船などもあり一応フルスペック古鎮の体裁を保っている。

通票で入れる人民公社跡地。社会主義の香りがそこはかと漂う遺構である。

寂しい雰囲気の事務所。思想の情宣や活動集会など、中国の近代を知る上でとても参考になる展示が多い。

中庭には中国の初代近代的戦闘機であるミグ15と高射砲の残骸が残されている。

毛沢東像章館にある毛沢東バッチでできたオブジェ。毛沢東はその生涯を通じてバッチ作りに精を出していたとか。

「長寿を保たれナスように」って、ずっこけてしまうような誤植。このような像章は全国民がリーダーに敬愛と忠誠を表すために作られたというがやり過ぎ感が半端ない。

1990年代まで上海でも配給制度があった様子。これは驚き。

お毛毛フサフサのワンちゃんはこの店のアイドル。

ちょっとしたステージもあるが、今日のようなコロナで市内がどんよりしている休日は残念ながら何も催されていない。

消防署跡地に展示されるポンプ車。水郷ならではで、川の水を組み上げて放水するらしい。

古鎮の東端。西塘古镇の長廊を思い出させる風景だ。

長廊沿いには食堂や商店が並ぶ。今日はどこもヒマそう。散歩だけなら2時間も歩けば十分。ボチボチ帰る気になってきた。

一見ヨーロッパの郊外のような住宅地を抜けてバスターミナルへ。また約20分程度歩く。

不気味にそびえ立つ枫泾バスターミナル。上海に帰ります、っていうかここも一応上海やったな。