上海/ロックダウン 直前の様子

2022/03/17 - 2022/03/31

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない上海市。厳格なゼロコロナ政策の下、3/28から4/5まで市内を東西に分けてロックダウンすることが決まった。ロックダウンされるまでの街の様子を記録した。

エリア 上海(中国)

3/14。安龙路と仙霞路の交差点。まだ店は開いている。KTVは閉まっている、というか結構潰れたな。

3/15。黄金城道にあるスーパー。並んで買い物をする様子は見られない。

広場では子供たちが遊んでいたり、駐妻の奥様方が井戸端会議などしたりしている。平和。

公園が封鎖されている。集まって太極拳などやるなと。

ご不便をかけるが理解してくれ、とのこと。

桜はもう満開を迎えようとしている。コロナなんぞどこ吹く風といったところか。

スーパーはまだ混雑しておらず、食材はしっかりある。

3/19。いつもは車だらけの延安西路から車が蒸発した。

浦東新区や黄浦区はかなり封鎖小区が増えてきた。そろそろ移動にも制限がかけられそうな雰囲気。

外食が禁止になった。アピタのフードコートも机や椅子が全て片付けられた。

危機を察知した中国人が商店に群がりだした。日本人の駐在者の閉鎖対象者も増えてきた。

強制隔離ホテル。今上海に来る国際便は少なくなったから、空室率も上がってるだろう。

3/20。PCR検査を受けろと言われたから指定の公民館に受けに来た。受けたかどうかは健康雲というアプリに登録される。

いよいよ通りはどこもかしこも寂しい雰囲気になってきた。

3/23の夕方。気晴らしにランニングする。きれいなはずの夕陽が不気味に感じられる。人や車が少なくなり、この世が終わりに向かっているようだ。

古北地区はまだ賑やかな日常がある。ここだけ異世界か。

在宅の人が増えており野菜を中心に品薄に。全体的に食品の入荷が遅れているようだ。

ミカンはたっぷりあるがイチゴは品薄。なんでや。

3/26。近所のパン屋でテイクアウト。まだ外でパンが買えるこの頃は良かった。

PCR検査に加えて抗原検査を受けろとな。もちろん陰性だが、結果を見るのはドキドキする。

連日多くの無症状感染者が確認されるようになり、浦西でも多くの小区が封鎖されてきた。通りを歩く人もめっきり減った。

ロックダウンするという噂を流した人が逮捕されたが、いよいよ現実味が高まってきた。

桜は相変わらず知らん顔。

健康観察ホテル。このようなホテルのレストランなどは軒並み廃墟のようだ。家賃高いだろうし、再起不能じゃねえの。

伊勢丹は一応開いているが、閑古鳥が泣いておる。

店内飲食ができなくなって久しい。坦々麺を持ち帰りきしてベンチで食べることにした。

三喜成都抄手担々麺。ここの汁なし坦々麺マジうまい。こういう街中グルメもしばらく楽しめなくなりそうだ。

深刻化する中でも、南京西路で頑張るスイーツショップ。

店内への入店は人数制限されているが、品物は豊富にあった。これくらいしか楽しみがないのだろう。

3/28。ロックダウンが発表された翌日。アピタのスーパーの入るのに長蛇の列。この時はまだマシな状況。

3/29。天山の病院には上海から脱出する人やエッセンシャルワーカーの人がPCR検査を受けにきている。

1時間並んでようやく検体採取。

街はロックダウンに備え、買い出しを急ぐ人で賑わう。まるで旧正月前の様相。

奪い合いとまでは言わないものの、買い漁る人々。ダンボールやカゴ一杯に食品を詰めている。

封鎖小区。防止線が張られバッチリ閉じられている。

そのような中でも外の人に向かって、商売をする逞しいオバチャンも。

ワイマイ騎士がここぞとばかりに頑張っている。つかの間の稼ぎ時やね。

3/31。いよいよ近所ののスーパーにも長蛇の列が。まあ10分程度ですぐに入れたが。

保存の効く冷凍食品を中心に欠品しているものも多い。

近所の小区も明日からのロックダウンに備えて封鎖線の準備をしている。さーて、いつ解放されるかな。