上海/南翔古鎮 半日游

2021/08/22 - 2021/08/22

小籠包の故郷、南翔を半日かけて観光した記録。小籠包は安くて美味いし、庭園もコスパ高い。時間の無い上海観光なら気軽に行けるので是非立ち寄ってもらいたいスポット。

エリア 上海(中国)

上海地下鉄11号線で南翔へ。地下鉄と言っても、嘉定区に入ると地上を走る。ベッドタウンの都市鉄道みたい。

駅前のショッピングセンターを抜け、歩いて20分程度。いわゆる小籠包通りとは少し離れ、古猗园に隣接する古猗园餐厅。

上海古猗園餐庁 中華

小籠包発祥の店とされているので、皆さん小籠包を頼むが、合わせてスープもいただくのがスタイルらしい。

肉汁たっぷりの小籠包。蒸し立てをいただきます。スープのあっさりした旨味がやみつきになる。

熱々のサンラータン。こちらもすごく美味しい。言えばパクチー抜きも可能。

こちらは小豆のデザート。甘さ控えめで美味しいんだけど、真夏の食べ物ではないな。

中国人でごった返す店内。どうやら外国人は自分一人だけのようだ。

ついでなので古猗园にも立ち寄る。個人所有の中国庭園だったようだが、すごく立派である。たった12元で入れるとは価値ありですね。

古猗園 広場・公園

中国版アリエルの石像にも出会えたりする。コスパでは蘇州の庭園を圧倒するね。まあ庭園の完成度が全然違うのかもしれないが、自分には分からない。

中国人は石が好きやね。自然物である石から色々なモノを想像して価値を見出すことで、感性を磨いていたんやろうか。

いきなり夕立。こういうシーンは上海に来て何度も出くわす。中国庭園と雨は相性がいいと思うが、ここまで降られるとさすがに趣を失う。

中国は石造の建物が多いから、木造中心の日本とは近い国だが、大きく景観が異なってくる。地震が少ないというのも石造が多い理由の一つ。

オジサンたちがたむろしている。将棋や囲碁などを楽しむ姿も。憩いの場なんやね。

南翔古鎮の入り口。七宝同様、地域に根ざした古鎮であり、街中に溶け込んでいる。入場料は不要。

南翔老街 旧市街・古い町並み

歴史ある建造物として有名な南翔双塔。南翔古鎮のど真ん中にあり、ランドマークと言うと大袈裟だが、それでも相当の存在感を放っている。

ここは云翔寺と言って、小さな南翔古鎮の面積の多くを占める寺。熱心にお参りしている参拝客は地元の人が多いと思われる。

功徳堂には立派な黄金の仏像が3体。日本の仏像は表面が酸化したのか黒くくすんだ多いと感じられるが、中国は金ピカでとても眩しく神々しい。

この光景は蘇州の寒山寺でも見たが、エサに群がる鯉は色鮮やかで目を惹く。近づいたらちょっと気持ち悪いんやけどな。

南翔古鎮の老害。小さいながら臭豆腐や唐揚げなど、色々な商店が軒を連ねている。

こちらは漬物屋。多分味見できると思う。

貸衣装屋。こういうお店は古鎮に多く、老若男女、利用者も多い印象だ。

鉄板豆腐なるものもある。1つ6元と観光地ながらお手軽価格で、食べ歩きしやすい。

最も水郷らしい光景か。でも、南翔古鎮は水郷では無いらしい。手軽に雰囲気を楽しむにはいい場所やね。

檀园という庭園。明王朝の文人、李流芳(リー・ルーファン)の私有の庭園。中には小さな博物館などもある。

清代の建物。こちらは近年移築されたものらしい。中国らしい建築で重厚感がある。保存状態も良いね。

中には共産党黎明期の抗日の歴史が描かれた漫画などが展示されていた。日本人的には辛いところだが、当時の背景がそうだし、抗日の力で結束したから仕方ないよね。

立派な庭があり、静かな環境で創作活動に打ち込むことができれば、芸術の道も極まりますかね。

その名も南翔人家という、江南によくあるスタイルの典型的な住宅建築だと。まさに江南スタイル！(国は違うが)

池に中に浮かんだように作られた書斎。静かに打ち込める活動を追求したんやね。本当に芸術家らしいわ。

帰り道、ショッピングセンターの中で子供が歌のオーディションに挑んでいた。小さい頃、祖母に連れられて行ったカラオケ大会を思い出した。

お付き合いありがとうございました。
もしよければフォローお願いします！