「あしかがフラワーパーク」の花手水_2021（2）_夜はライトアップされますが、昼間も綺麗です（栃木県足利市）

2021/10/29 - 2021/10/29

真夏に行われた前回に続いて、２回目の花手水が展示されています。今回は「光の花手水」、イルミネーションとのコラボ企画で、暗くなると（花手水が）ライトアップされます。イルミネーション「光の花の庭」は今回（2021-2022）が２０回目、「光の花手水」はイルミネーション作品をテーマにしているそうです。（公式ホームページによる）

その「光の花手水」を（ライトアップとは無縁の）秋晴れの昼間、見に行きました。

イルミネーションや花手水に関する説明は、現地の説明板と公ホームページを参考にしました。

エリア 足利(栃木)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

足利市の「あしかがフラワーパーク」、正面ゲートにやってきました。

今の時季、「パープル＆ローズガーデン」がテーマで、駐車場にもアメジストセージが綺麗に咲いています。

正面ゲートはショッピングハウス、花やお土産の売店です。

売店に入る手前でチケットを買って、売店の入口から先が有料になることもありますが、この日（10月29日）は、売店内までは無料、売店から園内への出口でチケットを買って入園します。

入園すると、レストランの前に椅子とテーブルがあります。その向こうの木では紅葉が進んでいます。

「フラワーステージ」のアメジストセージを見ながら、南の山の麓を目指します。

道路の向こうに、柱に支えられた屋根が並んでいます。この中に「光の花手水」が展示されています。

今回の花手水は、それぞれ”歴代のイルミネーション作品”をテーマにしています。

この花手水は「奇跡の大藤(2005)」がテーマです。

「藤の花の持つ、美しい色合いを表現した」そうです。

花台の長さは「藤の花の長さを感じさせています。」です。

この花手水は「レインボーマジック(2011)」がテーマです。

元になったイルミネーションは、「雨の後には美しい虹が架かる。希望を大切に、ともに美しい未来へ進んでいきたい、という”平和な未来への願い”が込められました。

そして、この花手水は、「輝く未来への架橋となりますように……

……希望の虹に、思いを込めて」作られました。

後方は「フラワーステージ」、右奥の山の上の建物は「栗田美術館」です。

次のテーマは「光のバラ園(2015)」です。

「ローズガーデン」のイルミネーションは、光のバラが5000本咲いています。

この花手水、「赤いバラを主役に、ロマンチックな作品に仕上げました。」

で、「大切な人と、心に残るひとときをお過ごし下さい。」と書かれていましたが、そう言われてもねぇ……。

イチゴたっぷりの（大きな）スイーツに見えるのは、空腹だから、なのでしょうか。

この花手水のテーマは「みんなの地球(2013)」です。

元のイルミネーションは、
「花や動物、私たちもみんな地球の仲間です。……

……地球を大切にすると、地球も優しく返してくれる……

……みんなの大切な地球へのメッセージを込めた作品です。」

そして、この花手水、
「水豊かな地球、緑豊かな地球、大切な地球……

……私たちの棲む地球の、その美しさを表現しました。」とのことです。

テーマから具体的な構想を考え、花を集めて綺麗に仕上げる技術だけでも、”さすがプロの仕事”だと思いますが、これを維持することも、技と根気が必要だと思います。

それにしても、横から見たとき、ラーメン丼を思い出してしまうのは、空腹だから、なのでしょうか。

この、白さが際立つ花手水のテーマは「スノーワールド(2010)」です。

元になったイルミネーションには、雪だるまやサンタクロース、トナカイの橇とか教会などが登場します。

イルミネーションは、「サンタクロースと雪だるまの心温まる物語」です。

花手水には、「冬の夜に、しんしんと降り積もる淡い雪」を表現しました。

次のテーマは「日本の四季 － こころの故郷」です。

元になったイルミネーションでは、「誰しもの心に残る、ふるさとの情景」を表現しました。

この花手水には、「秋色のグラデーションが織りなす美しい夕陽や、……

……鮮やかな紅葉など、……

……”日本の秋”を表現しました。

後方の「フラワーステージ」には、アメジストセージ、秋バラ、紅葉、そして空は真っ青な秋晴れ、ここにも”日本の秋”があります。

さて次、元になったイルミネーションのテーマは、「天空のお花畑と天の川」です。

天の川のほとりに広がる美しい花畑で、念願の再会を果たした織姫と彦星が物語を繰り広げます。ふたりの運命を、一緒に見届けて下さい。」と説明板に書かれていました。

でもね、そもそも、何故、織姫と彦星は分かれて暮しているのでしょうか？

一説によると、二人とも働き者でしたが、天の神様の紹介で結婚したら、まったく働かなくなって、別居させられている、んだそうです。けど、まったく逢えないと更に何もしないので、年に一度会えることにして、働く（生きる？）モチベーションを保っている、という情報もありましたが、誰も真偽は分かりません。

毎日毎日、真面目にこつこつ働きなさい、という教えなのでしょうね。

ということで、「光の花手水」を、秋晴れ快晴の青空の下で見ることが出来ました。でも、今回の花手水は”光の”の部分が見せ場で、夜見るとライトアップされて、昼間以上に綺麗、なのだと思います。

さて、南の山の麓を西へ歩くと、コスモスが綺麗に咲いていました。

さらに西へ歩くと、レストラン（やなわらばー）カフェ？）「マロニエ」の前に、綺麗な花が飾られていて、テーブルの上には大きな水鉢があります。

実は、ここにも花手水があります。傍のワンコは、番してるのでしょうか。

ワンコ可愛いけど、ワンコの目の高さでは、せっかくの花手水が”水に浮いた花”になってしまいます。

なので、後ろに回ってみると、綺麗なバラの向こうに”ワンコの背中”が……。
でも、たぶん若いので、このワンコの背中には、哀愁とか、”むかしの影”はなさそうです。

「あしかがフラワーパーク」の、2021年の秋は、「パープル＆ローズガーデン」＋「光の花手水」でした。

”パープル”と、”ローズガーデン”に関しては、別の旅行記で紹介します。

（　つづく　）