Tokyo Stay 365(33th week)瓶丼を喰らい復興の意味を考える

2021/08/08 - 2021/08/14

海外への翼をもぎ取られた今、どんな刺激を自分に与えられるのか、いや与え続けるのか。

先週につづいて盛岡に戻り、車で三陸復興道路から常磐道を通って帰宅です。

エリア 岩手

さて、盛岡に戻る前夜。

タダでもらったような上野のウイングインターナショナルさんに前泊。

ダブルで超ベッド広い！

って、寝るだけって超もったいなかった。

翌朝。

考えてみると、新幹線を東京発にしてしまい、上野駅で、

途中駅からだとなんちゃらかんちゃら

言われるのがめんどくさいという事にして、

わざわざ上野に泊まる意味は完全に無くなりましたが、東京駅のすし清でタイゴマを。

今思えば、こいつがこの8-9月に起きた一連の西走への引き金を引いたんだなと？？

どういう事？？？

気を取り直して、既に緊急な事態は無視されているここ20番線で、全席予約なのにも関わらず、ならんで車内へ。

まあ、東京からの車内は安定の空き具合。

2時間ちょいで盛岡について。じゃじゃめんも、冷麺もトライせず、

宮古を目指して車を走らせ、浄土ヶ浜パークホテルさんへ。

てかね。ランチバリューありまくりでしょ！

レストランからの荒々しい風景や

瓶丼は外れがある訳ないし、このウニの茶碗蒸しがよろしいんですょ

瓶丼はもちろんご飯の上に広げて、海藻+腹子=宮城っぽいけど三陸(かいほーみたいな)丼の出来上がりです。

それにしても、浄土ってこんな荒々しいんだなぁってオヤジさんのお言葉。

台風が近づいてましたから…

望める位置で引き返しましたょ。もちろん。

カモメも寒そうにしてます…って真夏のはず。

その後は、万里の長城を見に。

あのコンクリの一部に貢献してると実感し、

解体中のホテルをみて、ではなくて震災遺構なんだとか。

そのままをそのままに見せれるように、うまいことエレベーターとかつけてみたみたいです。

一旦盛岡まで戻り、今夜のお宿は雫石のプリンス

生憎の天気でせっかくの岩手山ビューが台無しです。

夕食。

いわゆるプリンスのバイキングの夕食。

ここ半世紀変わってないんじゃねって安定感。

と、微妙な台形のトレー。

苗場のプリンスで仕事してた20数年前が懐かしい…

蟹もしっかり食べて。

朝飯もしっかりいただいて

夜は星空を見るために、ロープウェイが動いてるんだとか。

次は自分の家族ときたいねなんて思いながら何故かラグノアのスティックアップルパイを家族にお土産に買って出発。

2日目は、釜石を回って、復興道路に。途中の道の駅で早めねお昼を。

親父さんのホタテのラーメンも大きい！

母親の海藻うどんもめちゃくちゃ海藻ウマだったそうで

私は、焼きホタテを目指してきましたからこちらを

なんか、肉厚甘いで、文句のつけようがありません。
地方発送お願いしまーす

さて、

ここまで…サラーっと書いできましたが、復興五輪とか言ってた奴らがいましたね。

これも

これも

これも

これも。

もはや人か住めなくなった街に、遺構だけがポツポツとある世界。

しかも、10年経って相当綺麗になったんでしょうけど、わかってましたが、整備されたのは、地元が本当にのぞんだかわからないような

箱物と道路と、津波を無かった事にする為の城壁、そして高台にある団地と、山あいにある無数の墓。

復興ってなんなんでしょうか。

陸前高田を後にして、南相馬から双葉浪江あたりを常磐道で抜けた時、モニタリングポストの線量が明らかに高い地域で、クーラーをとめ、息を殺して走り抜けたとき、

両脇に広がる残土置き場の後と、打ち捨てられた家屋。それに代わるソーラーパネル。

復興ってなんなんでしょうか。

そんな事を考えるきっかけをくれたダークツーリズムがこのたびの目的でしたし、

納税する事しか出来ない自分としては、

それでも納税する事が、大企業でない被災者の方の助力につながる事を期待するしかない現実

を知ることが出来たわけです。

13-4時間後、光に溢れた銀座に戻ってきました。

なんだかねぇ。小林多喜二さんって事ですけどね…

闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番ほんとうに光の有難さが分かるんだ。

ってねぇ…

光が眩し過ぎますよねぇ。

SDG’Sでしたっけ。うちの会社もやってますけどね。

だれの為のなんなんでしょうか。持続可能って。ホント。

でもシステムから抜け出す勇気や強さもない、中途半端な大多数とおなじエセ都民です。自分は。

と、自覚して

Tokyo Stay365。

ダークツーリズムから一転、34週からは西走にはいりまーす。