フェリーを往復利用して二泊三日の高野山ツアーに参加する

2021/10/01 - 2021/10/03

学生時代からずっと行きたいと思っていた「高野山」　これまで何度か計画を立てるものの北九州からは交通の便が悪く断念するを繰り返していました。ところが最近になって、往復フェリーを利用してピンポイントで高野山だけ観光する格安のツアーを発見。御朱印集めに嵌っている妹を誘って久しぶりの、主人や母、子ども抜きの姉妹だけの旅行を決行しました。妹は熊本に住んでいます。ツアーは北九州発なのでＪＲで北九州まで来てもらいました。

エリア 高野山周辺(和歌山)

行きは、17時新門司港発の一便の名門大洋フェリーを利用して近畿方面に向かいます。新門司港から大阪に向かう名門大洋フェリーは一日二便出航しています。
ツアーは個室利用なので安心。2台の二段ベッドが置かれた4ベッドの部屋を二人で使用しました。部屋には小さなテレビと飲食できるテーブル、洗面台は付いていますが、トイレはありません。

コーヒー、アイス、カップラーメンなどの自動販売機コーナー。バイキングレストランもあります。
私たちはレストランは利用せず、妹が博多駅で買ってきたお勧めの弁当を、船室で食べました。

熊本から参加している妹の希望で、出航と同時に浴室へ直行。私たちが一番のりだったようです。誰もいなかったので写真をパチリ。浴室は思ったよりも広かったです。個室のシャワー室もあります。

フェリーは瀬戸内海の穏やかな海を航行しながら、大阪に着くまでに3つの橋を通過します。10時過ぎに一番初めに通過する「久留島大橋」を見にをデッキに出ました。地味なライトアップで暗いですが、パチリ。あたりは真っ暗で満天の星が綺麗でした。
橋を見た後、早朝から移動する翌日に備えて、この日は早々にベッドに入りました。姉妹そろってぐっすり眠ることができました。

翌朝は4時30分に起床。船内でも放送がかかります。前日買っておいたパンを朝食にして下船準備。
5時30分、大阪南港に到着。港に迎えに来ていた添乗員さん、バスガイドさんと合流して、高野山に向かいます。バスガイドさんいわく「あまり早く高野山に着いても、お寺は開いてないのでのんびり行きます」とのことで、ツアーバスは時間調整しながら8時30分ごろ高野山奥の院の駐車場に到着しました。早朝なので駐車場はガラガラです。
駐車場には現地ガイドさんが待っていて、各自イヤホンを渡されました。イヤホンがあるとガイドさんの話がよく聞けて、これ、とってもよかったです。現地ガイドさんの話もお上手でした。いよいよ世界遺産、高野山奥之院へ出発しました。

一の橋から参道を通って奥之院へ行くのが正式の道だそうですが、2時間もかかるので、私たちのツアーは企業の供養塔がならぶ横道を通って奥之院へ向かいました。
この道沿いには、ジャニーズ喜多川さんやメリーさんの墓があり、みんなで見学へ。(笑)

個性豊かな企業の供養塔が目を楽しませてくれます。

これはコーヒーメーカーの供養塔ですね。福助、日産などの面白い供養塔もありました。

高野山は、８００ｍを超える山の上にあるので、平野部より5度も温度が低いそうです。冬は、マイナス12度になる日もあるとか。杉の巨木が並ぶ趣のある道です。

結城秀家の供養塔。高野山に並ぶ供養塔には鳥居が建てられているものがとても多いです。これは、高野山が神仏習合の発信地であったことのなごりだそうです。空海は土地の神様をとても大事にしました。

高野山の建物のあちらこちらに切り絵の奉書がかけられています。「宝来」と言って、しめ縄の代わりに掛ける縁起物だそうです。初めて見ました。

「化粧地蔵」このお地蔵様に化粧すると、美容の願いがかなうそうな。たくさんの方の願いをしょって、目を引くお顔です。始め、説明なしに見たとき、ぶっとびました。

御廟橋。この奥に弘法大師の御廟がある奥之院があります。ここから先は撮影禁止。たくさんの燈で飾られた燈籠堂が幻想的で心に残っています。

約2時間、たっぷり奥之院を周った後、苅萱堂と女人堂をさっくと拝観。苅萱堂も女人堂も御朱印を頂けました。(苅萱堂は書置き)　午前の観光は終了です。

奥之院の一の橋の近くにある「一の橋観光センター」で昼食です。ツアーに付いている昼食なので、期待していませんでしたが、精進料理で美味しかったです。
昼食の準備中に、お土産を物色。ガイドさんの上手な説明にのせられて、高野豆腐、胡麻豆腐、などをたくさん買いました。

さあ、午後からの観光の始まりです。
まずは、真言宗の総本山金剛峯寺を訪問します。

大きな主殿。とても全景は写せません。

屋根の上に火災に備えて、天水桶という桶が置かれています。長い梯子も火災に備えてのもの。珍しかったです。

内部の拝観では、美しい屏風画や石庭を見ることができました。

国内最大級の石庭「ばん龍庭」は、見応えがありました。この後、隣接する屋上伽藍へ。

高野山周辺で見られる道標「町石」です。　「一町」と刻まれた町石が立っているのは

屋上伽藍のシンボル「根本中堂」
屋上伽藍は、奥の院と並ぶ高野山観光の中心地です。見どころがたくさんあり、ガイドさんの詳しい説明に聞き入っていたら、すっかり写真撮り忘れ。みんなで、中門、六角経蔵、三顧の松、御社などを周った後

最後に曼荼羅の世界が立体的に広がる「根本中堂」の内部に入りました。
この後、50分間のフリータイムがあったので妹と、御朱印集めを頑張りました。

周囲１０００ｍの山に囲まれた８００ｍの山の上につくられた宗教都市高野山。訪れる価値のある聖地でした。ツアーのの中には何人も、過去に高野山を訪れたことがある方がいらっしゃいました。何度も訪れたくなるほど魅力的な場所です。

金剛峯寺、根本中堂などの拝観料はツアー代金に含まれ、自分たちで買う必要はありません。奥之院から、金剛峯寺、屋上伽藍への移動は観光バス。とても効率よく高野山を周ることができるツアーでした。久しぶりのツアー旅行でしたが、これもいいと思いました。

高野山を後にして、最後に「丹生都比売神社」を訪問しました。弘法大師ゆかりの紀伊國一の宮。世界遺産です。

予想よりもコンパクトな神社でした。薔薇の花手水が可愛かったです。
これにて、観光はすべて終了。
「天気にも恵まれ、よい旅行だったね」と妹と話しながら大阪南港へ向かいます。

帰路は、19時50分発の二便のフェリーで北九州に向かいます。バスは17時40分ごろターミナルに着きました。時間があったので、ターミナルから歩いて5分のところにあるコンビニでサラダやスイーツを購入。(ターミナルはお店なし)
18時30分から乗船できました。名門太洋フェリーは、一便よりも二便の方が船が新しく大きいです。
個室の部屋も広くて、シングルベッド2台でした。

ベッド横に机があって、

テレビ、洗面台も付いています。フェリーのホームページも見ると、同じ料金ですが、ちょっと納得できないぐらい、一便の部屋よりも二便の部屋の方が快適です。

到着時間が8時なので、二便の方が人気でお客さんも多かったです。
お風呂が混雑する前にということで、前日同様、あわてて大浴場に行きました。この日も私たちが一番風呂だったと思います。一日観光した後、お風呂に入れるのは嬉しい。さっぱりできました。

浴場も二便の方が広く、洗い場もたくさんでした。

夕食は、ドライブインで買った「柿の葉寿司」美味しかったです。

往復フェリーを利用するツアーは、エンジン音が気にならず眠れる人にはお勧めです。ツアーメイトの中には眠れなかったという方が数名いらっしゃいました。仕事をリタイアして時間がある私たち姉妹はフェリーを利用したツアーがとても気に入りました。眠れさえすれば、船の移動はとっても楽ですから。また、利用しようねと話しています。

ツアーでびっしり観光だったのと、御朱印巡り(10個もらいました)で忙しく、今回の旅行記は写真がとっても少なくなってしまいました。(笑)　ご覧いただきありがとうございます。

この旅行記へのコメント （2）

• 多良さん 2021/10/05 14:03:33

  実は・・・(^^;)

  ソネッチさん、メールに返信を頂きまして本当にありがとうございました～♪
  
  で、お礼のメールをまた送らせていただきましたが、送ることができませんでした。
  
  
  知らなかったのですが、相互フォローでないと、二回目のメールが私の方からは送れなくなるみたいです(>_<)
  
  これって4トラのお約束なのですね（汗）
  こんなのが表示され、メールが送れなくなりました。
  
  　　　↓
  
  ※ソネッチさんに返信することはできません。
  フォローされていない相手へのメッセージ送信は1通までとなっています※
  
  
  
  もしも、相互フォローをしていただけますならば、再度、フォローボタンをご確認くださいませ<(_ _)>
  また。、フォローがご迷惑ならば、取り消させていただきますのでご連絡くださいませ。
  
  よろしくお願いいたします。
  
  　　　　多良

  ソネッチさん からの返信 2021/10/05 15:00:18

  Re: 実は・・・(^^;)

  お手数おかけしました。申し訳ありません。
  
  今、多良さんをフォローしました。今後ともよろしくお願いいたします。