たまにはベタな御船印めぐりvol.8　「隠岐汽船（松江～隠岐）・隠岐観光（国賀海岸）・山陰観光開発（西郷湾）・海士（中ノ島海中展望船）」

2021/08/04 - 2021/08/06

「御船印めぐりプロジェクト」
一般社団法人日本旅客船協会の公認プロジェクト。旅行需要における旅客船・観光船業界の利用促進、発着地の経済活性化を目的とした船の集印企画です。舟運業界と地元地域の振興を目的とし2021年4月よりスタート。いわゆる「御朱印」の船舶版で、該当する航路に乗船するとプリント版、スタンプ版、手書きなどの印を発行し港や船内などで販売します。当初は46社でスタートしましたが2021年9月5日現在で59社となっており、今後もどんどん追加されていくのだそうです。
【公式サイト】
https://gosen-in.jp/
私も2021年4月から「御船印集めの旅」を開始。ここではそのvol.8をご紹介します。
youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCNr4mIN6HdURGFu03WUrSpA

★「御船印集めの旅」シリーズ

そともめぐり（福井県蘇洞門）・ハートランドフェリー（奥尻島）・東海汽船（東京湾）
https://4travel.jp/travelogue/11700814
富士急マリンリゾート（初島）・富士五湖汽船（河口湖）・富士汽船（山中湖）
https://4travel.jp/travelogue/11700891
佐渡汽船（佐渡島）
https://4travel.jp/travelogue/11702282
名門大洋フェリー（大阪～新門司）・マリンパル呼子（七ツ釜）・九州郵船（博多～壱岐）
https://4travel.jp/travelogue/11703027
三和フェリー（天草）・熊本フェリー（島原～熊本）・フェリーさんふらわあ（別府～大阪）
https://4travel.jp/travelogue/11703648
石崎汽船＆瀬戸内海汽船（広島～呉）・瀬戸内クルージング（尾道駅前～尾道新浜）
https://4travel.jp/travelogue/11705100
金風呂丸フェリー（笠岡～白石島）・国際両備フェリー（高松～小豆島）・瀬戸内観光汽船（小豆島～日生）
https://4travel.jp/travelogue/11705682
隠岐汽船（松江～隠岐）・隠岐観光（国賀海岸）・山陰観光開発（西郷湾）・海士（中ノ島海中展望船）
https://4travel.jp/travelogue/11706295
志摩マリンレジャー（英虞湾遊覧船）・伊勢湾フェリー（鳥羽～伊良湖）
https://4travel.jp/travelogue/11707178
東京水辺ライン（隅田川クルーズ）・シーライン東京（シンフォニークルーズ）
https://4travel.jp/travelogue/11708211
小笠原海運（東京～父島）
https://4travel.jp/travelogue/11708584
伊豆諸島開発（父島～母島）
https://4travel.jp/travelogue/11709683
粟島汽船（岩船～粟島）・奥只見湖遊覧船（奥只見湖）
https://4travel.jp/travelogue/11709810
南海フェリー（徳島～和歌山）・前島フェリー（牛窓～前島）
https://4travel.jp/travelogue/11711766
マルエーフェリー＆マリックスライン（那覇～本部）
https://4travel.jp/travelogue/11713390
阪九フェリー（新門司～神戸）・名鉄海上観光船（師崎～日間賀島）
https://4travel.jp/travelogue/11714770

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回のスタートは神戸三宮神姫バスターミナルです。

夜行バスで松江までの移動します。実はこの日モデルナワクチン2回目接種の翌日で、37.3℃まで上がった熱が平熱に戻ったため旅行を決行することとしました。

バスは深夜蒜山あたりで2時間程停車していたようですが、

早朝5:40JR松江駅に着きました。

竹島にも行ってみたいところではありますが、

今回の御船印めぐりは隠岐を攻めることにします。

連絡バスに乗り、

40分で七類港へ。

隠岐へのフェリーや高速船が発着している港です。

隠岐諸島は島前・島後からなる島根県の島々です。

この日隠岐で宿泊と体験の利用をすると帰路のフェリー代が無料となる「おき得乗船券」という企画が実施されていました。

御船印めぐり20社目は「隠岐汽船」（第八番社）です。

七類港からは島後（西郷）に行く「フェリーおき」と、

島前（来居・別府・菱浦）を経由してから島後に向かう「フェリーくにが」が碇泊しています。

先に「フェリーおき」が出ていき、

30分後の出港する「フェリーくにが」に乗船します。

売店やラウンジはありますがレストランはないようです。

2等船室に荷をおろします。

お約束のゲームコーナーに、

昼行便にもかかわらずシャワー室が設置されていました。

茉奈佳奈がCDを出していたようですが、全く知りませんでした。そもそも隠岐汽船との関係性もよくわかりませんが、音楽をやる時のユニット名は漢字になるそうです。

きょうはまず島前にある西ノ島を目指します。

カップヌードルで朝食としますが、御船印めぐりを始めてからカップヌードルをよく口にするようになりました。

いつのまにか七類港を出港しました。

きょうも最高のクルーズ日和です。

1時間半程で島前の島々が見えてきました。

島前にはメインとなる3つの島がありますが、

そのひとつ知夫里島に寄港します。

隠岐への訪問は1992年以来2度目ですが、前回はこの島にも滞在しました。
★1992年「隠岐」の旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/10583037

今回はパスし、

目指す西ノ島が見えてきました。

七類港より2時間半で西ノ島別府港に到着です。

前回も西ノ島に立ち寄り、

国賀海岸の摩天崖を訪れましたが、

今回はまずバスに乗車します。

運賃は200円です。

30分程入江に沿って走り、

浦郷港の観光船乗り場へ。

21社目は「隠岐観光」（第七番社）です。

国賀海岸への遊覧船を運航している船会社です。

御船印ももちろん購入します。

フェリーからバス、バスから遊覧船へ乗り継いだ10人に加え、レンタカーの観光客を10人程乗せ、

浦郷港を出港します。

西ノ島を南北に繋ぐ舟引運河を通過し、

島の北側へ。

さらに西へと進んでゆきます。

このあたりが国賀海岸です。

13㎞にわたって海蝕崖が発達する断崖絶壁が続きます。

その中でも最も規模が大きいのが摩天崖で、

その高さは海抜257ｍにもなり、

国賀海岸随一の見どころです。

波の浸食によってできた岩々もたくさんあり、

その最も規模の大きなものが通天橋です。

さらに西へ進み、

時折断崖ギリギリに近づいたり、

洞窟に入ったり、

泳いでいるエチゼンクラゲを見ることもできます。

なかなか変化に富んだ船旅でした。

1時間20分のクルーズを終え、

今度は陸から国賀海岸を散策してみます。

バスに乗り、

10分程で国賀へ。

陸からの通天橋や、

海岸の景観を楽しみます。

本来なら摩天崖からの風景が最も雄大ではあるのですが、

ここからは片道90分もかかるので、

今回はパスし前回1992年に訪れた時の写真を載せておきますw
★1992年「隠岐」の旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/10583037

バスで別府港へ戻り、

目玉おやじに見送られ、

西ノ島を後にします。

今回乗船したのは「フェリーしらしま」で、

朝島後を出発し境港を往復し島前に戻ってきた船です。

売店でソフトクリームを購入、これがなかなか旨かったです。

2等船室は空いていました。

別府港より1時間15分で、

島後西郷港に着きました。

きょうはこちらで1泊します。

港沿いの道を1km程歩くと、

今宵の宿ホテルMIYABIです。

1泊素泊まり6,600円。観光地らしくそれなりにします。

ロビーからは西郷湾も見え居心地は良いです。

翌朝となりました。

送迎バスで西郷港まで送ってもらい、

午前中は22社目「山陰観光開発」（第一六番社）が運航する、

かっぱ遊覧船に乗船します。

受付は観光協会でおこない、

かっぱ船が碇泊している港へ。

船頭とガイドが乗船すると出発です。

乗客は私1人のみで貸し切りです。

まずは西郷湾をひとまわり、

湾の入口に立つ灯台で折り返し、

八尾川に入ってゆきます。

18世紀の北前船の時代より、

補給港として賑わっていた西郷港ですが、

このあたりには多くの漁船も碇泊しており、

その面影を感じられる場所でした。

45分のクルーズを終え、

今度は「フェリーおき」に乗船します。

これで隠岐汽船の所有する3艘のフェリー全てに乗船したことになります。

続いて中ノ島の菱浦港へ。

1時間10分で菱浦港に到着、

「フェリーおき」はここで2時間碇泊します。

島前地域の3島を結ぶ内航船「いそかぜ」が、

乗り継ぎ客を乗せ出港してゆきました。

菱浦港は「承久海道キンニャモニャセンター」という名の複合施設にあります。

碇泊時間を利用して23社目「海士」（第一番社）の海中展望船あまんぼうに乗船します。

「海士（あま）」とは中ノ島の自治体海士町のことで、

船名のあまんぼうは海士とまんぼうを掛けているようです。

菱浦港を出港、

三郎岩まで進んだ後、

展望室に入ります。

南国でこういった船に乗ったことはありますが、かなり趣きは異なり、

現地ではチヌと呼ばれるクロダイなどが泳いでいました。

隠岐の変化に富んだ4種類の船に乗り、

御船印も購入でき大満足の隠岐の旅でした。

最後に隠岐のB級ご当地グルメ、

「さざえカレー」をいただくことにします。

特にここ海士町では牛や豚の代わりにサザエをカレーに用いていたそうです。

サザエの身をごはんの上にのせてみましたが、カレーの味が強くサザエの風味はあまりしませんでした。

再び「フェリーおき」に乗船、

帰路は「おき得乗船券」のおかげでフェリー代は無料でした。

七類港が見えてきました。

帰りはバスでJR境港駅へ。

鳥取県境港市の玄関口です。

水木しげるの出身地で、

駅前や、

水木しげるロードに設置された、

鬼太郎、

目玉おやじ、

ねずみ男などの銅像を一瞥し、

JR境線のローカル列車に乗車します。

米子に到着すると、今回の御船印の旅も無事終了です。