2021/07/24 - 2021/07/24
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sh-50さん
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JR北海道・日高本線の旅をしてきました。
日高本線は、苫小牧~様似間の路線でしたが、数年にわたり、高波による線路の破損などによる代行バスの期間を経た末、鵡川(むかわ)~様似間が、2021(R3)年3月末限りで廃止になってしまいました。
なので、今は、日高本線と称しつつ、苫小牧~鵡川間の路線となっており、行政区画上、日高振興局管内を走らない路線となっております。
今回は、苫小牧~鵡川間だけの旅ではさすがに寂しいので、廃止区間からたどることにして、様似駅から浦河駅に向かっていきます。
廃止前の数年間、バス代行が続いていた区間となりますが、本当に廃止となってしまった今、どう変わっているのでしょうか、ということで。
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
様似駅。
JRの駅としては、旧様似駅、ということになるのでしょうか。
「ありがとう、日高本線」の看板(かな?)さえなければ、
JRの駅時代と何ら変わらない外見。
隣は観光案内所。これはJRが普通にあったときからあります。様似駅 駅
-
駅前。
通りの突き当たりが国道336号線。
浦河町から北海道の概ね太平洋岸沿いを通り(襟裳岬付近では内陸に入り、岬は通らないようですが)、釧路市方面へ伸びている長い国道です。 -
駅前。
ちょっと向きを変えると。
日高本線が短縮された今(というか、しばらく前から似た状態だったわけですが)、代替交通機関となるバスは、こちらのバス停から出ます。
ちなみに、ここで折り返しということではなく、ちょっと離れたところにバスの営業所があり、そこまでが運行区間となっているようで、画像左側の、一見道路なのか道なのかはっきりしないようなところからバスがやってきたり、バスが向かっていったりします。
以前からあった札幌まで直通の高速バスも、ここから出る(はず)ですが、様似発は朝の時間帯だけだったかな。 -
様似駅の建物を画像右に見る位置で。
なんとなくですが、撮ってみました。
普通の街っぽい景色かな、と。
ちょっと向こうにある(画像左)のは、様似町の役場(横から)。
画像右は公衆トイレ。
終着駅だからか、あります。 -
ジオパークなるものに認定されているみたいです。
-
(旧)駅周辺。
参考に。
だいたい、このあたりが様似町の市街地の中心部となっているようです。 -
(旧)様似駅前からバスに乗りました。
JR北海道バス。
高速バス仕様とかではなく、通常の路線バス。
様似を出ると、日高本線だと、次は西様似駅。
以前訪問したときは、周囲は製材所になっており、たぶん、もともとは駅の建物は、それなり以上の規模があったように思われますが、訪問した時点では、JR北海道の駅に時々ある貨車(車掌車)の廃車体をリサイクルしたもので、地元の高校生によるデザインが施されておりましたが、
位置的には国道からちょっと離れたところにあるせいか、このバスは通りません。
そんなわけで、西様似を通過してちょっと過ぎたところ。
ロウソクのような形になっている岩。
国道を通っているだけで見えてきます。 -
日高本線は、様似駅から西様似駅を経て、しばらくの間は、国道よりだいぶ内陸を走っておりましたが、次の鵜苫(うとま)駅の前で海側にカーブし、国道と併走するようになります。
国道のほうも、この辺では上下一車線の結構狭い道となっており、ちょっと内陸側を振り返ると、こんな感じで線路が今も残っております。
だいたい、鵜苫駅周辺に民家や工場(昆布の産地なので、加工場などもあるらしい)が少し集まっています。
なお、鵜苫駅もこのような感じで、国道からすぐのところにあったのですが、タイミングを逸し、撮れませんでした。
この場所は、ちょっと鵜苫駅を過ぎてしまったところとなっております。
鵜苫駅は、以前見たときは、西様似駅同様の、貨車(車掌車)リサイクルの待合室を有する駅でしたが。 -
線路の向こうはすぐ山、というか、高いところになっております。
先に神社があるみたいです。
鳥居の先にはもちろん、線路が残っています。 -
橋はそう簡単に撤去できないでしょうから、しばらくこんな感じで残るのかも。
そして、この川を渡ると、浦河町内に入ります。 -
浦河町内に入ってすぐ、国道は鉄道の上をまたぎ、その先では、線路と国道の位置が逆になり、線路の方が海側を通るようになります。
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前を通っただけなのですが。
優駿の門。なんて。
いかにも馬が盛んなところの博物館だろう、ということで。優駿の門 馬事資料館 美術館・博物館
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知らない人にはそうは見えにくいですが、
旧・日高幌別駅です、
というか、日高幌別駅の機能が入った建物でした。
食堂とか簡易郵便局とかも入っています。
食堂・天馬は、盛りの多さで比較的有名、だったはず。
こちらは今も営業中だったかと。天馬 グルメ・レストラン
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画像左に「西幌別簡易郵便局」と表示されていますが、かつてはこの下に「日高幌別駅」と表示されていたはずです。
駅としては無人駅なので、ちょっとした待合スペースと時刻の表示などの設備が建物内のちょっとのスペースにあるだけだった記憶が。
画像右がホーム。
以前訪問した時点で、既に列車の行き違いのできない1面1線構造のホームとなっておりましたが、ホームから眺めてみると、ちょっとこの駅の前後で線路が曲がっていたりして、たぶん、かつてはいわゆる島式ホーム1面2線の構造だったものと思われます。日高幌別駅 駅
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様似駅のを上回る、立派な公衆トイレがあります。
どうしてここなのかはわからないのですが、
推定するに、この駅のそばで国道が分岐しており、内陸方面に進むルートは、通称天馬街道と称し、帯広方面への自動車での短絡ルートとなっているので、そのスタート地点に近いから、ということはないかな。 -
このあたり、馬でも有名ですが、昆布の産地でもあります。
線路のすぐそばにも、たぶん、昆布干しなどの作業スペースがあるようです。 -
橋は、ちゃんと念入りに(?)立ち入り禁止の封鎖がなされているようです。
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東町バス停。
旧・東町駅はかなり国道から海寄りに市街地を入ったところにあるので、
バスで駅前に入るのは難しいものと思われます。
このあと、浦河高校の前や、その向かいにある大きな病院の前を経由するため、いったん国道を離れ、内陸側に向かいます。 -
内陸側では、病院前や高校前を経由した後、先ほどの東町付近の交差点には戻らず、ちょっと内陸を回り込んでいきます。
途中までは、結構整備された通りを走るのですが、そのまましばらく国道に戻らず内陸を走るのか、と思えば、
通り自体がここで打ち切りになっているので、ここからは国道に向かうことになります。 -
そして、貴重な(そうでもないかな)、日高本線が高架になっているところ。
そこをくぐっていきます。
惜しいことに、画像はブレまくりですが、それでも載せてしまいます。 -
浦河町役場バス停で降ります。
乗ってきたバスは、この先、浦河町内のJR北海道バスの折り返し場所となっている向別(むこうべつ)というところまで行きます。
向別まで行き、そこから、浦河町市街地の西側でそれなりに拓けている堺町(さかいちょう)を歩いてみる、ということも考えたのですが、距離があったりもするので、無難な方向にしてみました。 -
浦河町内(もしかしたら様似町内もそうだったかな?)では、このようなスタイルのバス待合室がところどころあります。
雨の日や冬には有用と思われますが、暑い日には、その中でバスを待つのはなかなか厳しいかも。 -
役場前にあるのですが、「昆布干す乙女像」というそうです。
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もう1体あります。
乗馬像、というそうです。 -
バス停としては浦河町役場前ですが、旧・浦河駅の最寄り。
国道からの跨線橋に書かれている駅名が薄くなっているのは、確か、ずっと前から。 -
跨線橋を通って旧・浦河駅に行ってみようかと思ったのですが、
こう見ると、この先で封鎖されているみたいです。
国道側は、封鎖はされていないようなのですが。
こう見ると、いかにも複数のホームがありそうに見える浦河駅ですが、
1面1線構造のホームで、列車の行き違いはできなくなっておりました。
跨線橋の様子などを見ると、元々は2面以上あったような気がしますが、というか、あったのでしょう。 -
結局、一つ手前のバス停まで来ました。
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みなと公園は、こちらみたいです。
すぐそこはもう海、というか、港。 -
踏切廃止の看板は、このあと至る所で見ることになります。
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先ほどの旧・踏切から。
こちらは、様似方面。
本当は、だいぶ昔であれば、このあたりから浦河の港方向(上の画像のみなと公園方向に、線路からちょうどいい感じの角度で国道から分かれている道路がある)に線路が延びていたりしたのではないか、と想像したこともあるのですが、いまのところ、想像しているだけ。 -
こちらは、静内・鵡川方面。
もう、すぐそこのはずの旧・浦河駅が見えません。 -
で、
こちらが、旧・浦河駅。
立地もあって、旧・様似駅に比べると、静かというか、ひっそりとした感じが。
(もとから多少そうだったような気もしますが、どうだったろうか?)浦河駅 駅
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こちらは、駅のトイレは閉鎖。
試していませんが、たぶん駅の建物の中にも入れないのでしょうね。
様似駅などと違い、完全に施設として閉鎖モードか。 -
やはり、国道への跨線橋は封鎖。
ここの周辺から役場前に抜ける人はもう想定されていない、ということか。 -
案内板は、ちゃんとなっておりました。
-
駅周辺をアップで。
-
駅前。
以前訪問したときから思ったのですが、どうしてこの向きに、ここに設けたのだろう?という感じの立地なのでした。
ということで、様似から浦河まで、日高本線の廃止区間をたどってきてみました。
この先の様子は、また別の旅行記で。
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