2019/10/16 - 2019/10/19
213位(同エリア227件中)
三峯霧美さん
福知山の元伊勢三社 天岩戸神社をお参りして、舞鶴へ移動して、式内社の大川神社、金剛院、西国札所の松尾寺をお参りします。
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11:31 福知山 元伊勢三社巡りの最後は天岩戸神社へお参り。
皇大神社の日室ヶ岳遥拝所からさらに西参道を進むと舗装道路に出ます。 -
道路に小さな祠
龍燈明神 皇大神社の龍灯の杉の伝説の神様かしら
駐車禁止の大きな看板。 -
ここが天岩戸神社の入り口。
皇大神社の駐車場に天岩戸神社は「車で行けます」って書いてありますが、駐車スペースはありません。 -
石段はきちんと整備されていて、手すりもあって、安心。
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降りていくと社務所、閉まっています。
現在は福知山市のHPに社務所の開所予定日が掲載されています。 -
雨で増水すると、お参りができないからか、遥拝所がありました。
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鳥居をくぐってさらに石段を下りて行きます。
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川の水量が多いと参道は水没するようです。
今日は大丈夫。 -
本殿は岩盤の上に建っています。
川はその岩盤を回り込むように右手奥から流れてきています。天岩戸神社 寺・神社・教会
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天岩戸神社 創建不明
祭神 櫛御毛奴命
門を守る神様です。
本殿までは鎖を使って登るんですが、無理は禁物、一人だし怪我したら大変なことになってしまいます。 -
社殿の奥にある盤座は対岸近くじゃないと見えないので、川の中ほどまで移動を試みましたが、岩がゴロゴロしてて足の置き場がなくて、ここも断念。
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こんな岩があるんだそうですよ。
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社務所にもどります。
石段の手前は淵になっていました。 -
社務所の奥に進むと、産釜遥拝所
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がけ下の川の対岸の岩に大きく空いた穴が「産釜」その横に「産盥」
常に水が溜まっていて、日照りの時にその水を川に流すと雨が降るんだそうですよ。
安産の御利益があるそうです。
石段を登って舗装道路に戻りましょう。 -
皇大神社の方から、駐車場まではこの道を通った方が早いと聞きました。
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宮津方面に抜ける近道だそうですが、離合が厳しいので、ビジターはあまり通りたくない。
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雨の日、静かな山に挟まれた川筋に田圃がひろがります。
200年くらい前は、何万人もの参拝客が訪れた観光地、今は昔の物語。
12:00 由良川沿いを舞鶴に移動します。 -
12:20 大川神社 駐車場
国道の向こう側は由良川の土手で、近くにお旅所の野々宮神社があります。
2004年の台風で由良川が氾濫し、この近くでバスが水没し乗客がバスの屋根で一夜を明かすという衝撃的な映像を覚えています。
10年ほど前に土手の整備が進み、野々宮神社の奥にあった林は撤去されました。 -
道路の真ん中に橋が架かっています。
昔は水路だったのかもしれませんね。 -
大川神社 式内社
485年に宮柱を立てて鎮祭したと伝わります。 -
社家の荒木家住宅 1765年築 府指定文化財です。
大きな茅葺の屋根です。 -
中門 1790年頃造営
その昔、村の漁師に五穀と桑蚕の種を持って金色の蛙に乗った神が大川の地に鎮座したという託宣があり、社殿を造営したとか、
冠島から神様を勧請したとか・・・。 -
御神木のケヤキ 樹齢400年
夜間や早朝に熊と猪が出るし、蛇とマムシが出るって、注意書きがありました。 -
手水舎
丹後国では籠神社に次ぐ伝統と格式のある神社。 -
拝殿 1820年頃造営
割拝殿 -
江戸時代には田辺藩主の細川氏の保護を受け境内が整備されたそうです。
拝殿の中は人生の祭事のイラスト画がかかってます。昭和のものか、色落ち具合が渋いね。 -
本殿 1872年造営
祭神 保食神
相殿 句廼馳神(木神)、軻遇突智神(火神)、埴山姫神(土神)、金山彦神(金神)、罔象水神(水神) -
社務所で御朱印を頂きました。
対応くださったのは奥様でしょうか、こちらでも関東の台風被害を心配してくださった。
12:40 お次は舞鶴市街地を横断して金剛院に向かいます。 -
舞鶴の市街地を抜けて小浜方面に走り、ミニストップでサンドイッチのランチ。
タピオカミルクティーで幸せな気分に浸れました。
13:46 金剛院 駐車場到着金剛院 寺・神社・教会
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門を入ると、手作り風のカウンター、セルフで拝観料を納める。
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まずは、三重塔に行ってみよう。
ここは丹後のもみじ寺といって紅葉の名所です。
鹿原山 慈恩寺 金剛院
創建は829年 真如法親王(高岳新王)が高野山から弁財天を勧請したことに始まります。 -
樹齢1000年以上という 千年ガヤ
真如法親王のお手植えと伝わります。
真如法親王は平常天皇の第三皇子で、父が嵯峨天皇に譲位した際に皇太子となりますが、薬子の変で皇太子を廃されます。 -
もみじのトンネル 秋は綺麗だろうな。
親王は出家して空海の十大弟子の一人となりました。
空海の尊影を高野山奥の院の岩屋に安置する任についています。
奈良の大仏の頭が落ちた時は大仏司検校に任じられました。 -
手水舎
真如法親王は60歳を超えても求法の志が強く、海を越えて長安に入ります。
ところがその頃の唐は仏教が衰退しており、優れた師に出会えず、天竺に行くことを決意します。 -
三重塔 初代は1083年建立、現在のものは室町時代の再建
真如法親王は865年、広州から海路で天竺を目指し、その後消息を絶ちます。
マレー半島あたりで亡くなったという報告があったそうです。
三重塔は真如法親王の菩提を弔うために建てた塔婆です。 -
うわ!長い石段、さあ、登りますか!
当初の本尊は阿弥陀如来でしたが、1082年に白河天皇が比叡山無動寺から不動明王像を勧請して、再興します。
不動堂、三重塔などの諸堂、十二坊を造り 慈恩寺としました。 -
本堂
再興されたころ、雨が降らなかったので、雨乞いのために不動明王を勧請し、慈雨が降ったので慈恩寺になったとか。 -
雲山閣 本堂と渡り廊下でつながっていて、舞台造りです。
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奉納された額の絵は、戦艦三笠の艦橋で指揮を執る東郷平八郎が描かれています。
これ有名な絵の複製です。
どの時代に奉納されたのか、舞鶴らしいですね。 -
弁財天堂
金剛院は三島由紀夫の「金閣寺」に登場します。
実際に金閣寺に放火した見習い僧のお墓が、この近隣にあるそうです。 -
鐘楼
お寺はその後、美福門院によって中興され、新たに阿弥陀如来像が安置されました。 -
その後は代々の田辺藩主の庇護を受け、境内の紅葉は細川幽斎が植樹したそうです。
戻って寺務所に行ってみる -
大量の赤い実をつけたピラカンサ
寺務所で御朱印を頂き、宝物殿の拝観をお願いしました。
ご住職が鍵を開け、椅子をすすめられておかけくださいと・・・。
私一人のためにお経をあげてくださって・・・。聞いていたら、なんだか涙が流れました。 -
正面に大きな阿弥陀如来座像
快慶作の深沙大将立像と執金剛神像の詳しい解説をしていただきました。
深沙大将像は全国でも9例ほどしかないそで、執金剛伸はお釈迦様を守る神様で
後に阿吽の仁王像として表現されるようになったそうです。 -
無量殿 関西花の寺霊場第三番
宝物殿は 平安時代後期の増長天、多聞天像
鎌倉時代の金剛力士像など見ごたえのある仏像が並んでいました。 -
御本尊 波切不動明王の御朱印
不動尊
詳しい説明をしていただき、どうぞゆっくり見て行ってくださいと、戻られました。贅沢な場所を独り占め、ずっと眺めていたかったけど、松尾寺に行かなければ、お礼を述べて出発です。 -
国道27号を小浜方面にすすみ、松尾寺の入り口看板の脇道を入ります。
すぐに道幅が半分になりますが、対向車もなく、大きなカーブでは車幅が倍になるので、意外と走りやすい道でした。
14:50 参道の途中に駐車場がありました。 -
青葉山 松尾寺 あおばさん まつのおでら
西国三十三所 第29番
名前通り、青葉山の中腹にお寺はあります。
公共交通機関だと松尾寺駅から徒歩1時間、ここも車じゃないとお参りが難しい。松尾寺 寺・神社・教会
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仁王門
仁王像は修理されて宝物殿に安置されています。
2021年現在、仁王門は解体修理中です。平安時代の基壇の調査が行われ、江戸時代に建立された旧仁王門跡からは小判が出土したそうです。 -
お寺の創建は708年、唐の威光上人が青葉山を見て、唐の馬耳山を思い出して、山に登り、松の木の下に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが始まりと伝わります。
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鐘楼
鳥羽天皇によって七堂伽藍の寄進があり、寺坊65という大きなお寺でしたが、その後火災にあって、美福門院によって再建。
その後も山崩れや信長軍の兵火にあい、その都度細川家、京極家によって再建されます。 -
本堂 1730年修築
御本尊は馬頭観世音 秘仏
西国三十三所唯一の馬頭観音で、農耕の守り仏、畜産、車馬交通、競馬関係の信仰を集めています。 -
御参りのツアーバスの団体の方達がいて賑やかでした。
観光バスは小浜市側の道を上がってくるんだそうですよ。 -
前立て本尊
江戸時代は修験道の修行道場でした。 -
本堂にはお世話係の方がいて、その方の周りに妙齢の御婦人方が集まってる。
盛り上がってて、何かと思ったら トイレの神様・・・ウスシマ明王のお札を、我も我もとご購入。 -
そんなわけで、私も頂くことにしましたよ。
彼女たちと同年代、ま、用心には越したことはない。
仕事をしてると毎年人間ドッグを受けさせられるけど、退職したらどうしようなか・・・。 -
境内が静かになりました。バスツアーの方々は納経を済ませて駐車場に戻って行きました。
雲が低く垂れこめてきた。 -
真っすぐな杉。すごいな~。
お寺の行事で仏舞(ほとけまい)という行事があります。
仏様の面をつけ舞を舞うもので、奈良時代に唐から伝わったそうです。
国の重要無形民俗文化財です。 -
地蔵堂
古いお寺なので、国宝や重要文化財がたくさんあって、宝物殿に保管されています。 -
本堂と渡り廊下でつながる 大師堂
宝物殿は春と秋に一般公開されます。
丁度この時は秋の公開時、御朱印貰ったら見せて頂こう。 -
ここにも杉の巨木
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巨木のとなりに六所神社
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経蔵 江戸中期建立
国宝は美福門院の持念仏と伝わる「絹本著色普賢延命像」
頭が三つある白い象の上に普賢菩薩が乗っている美しい絵画です。 -
大きな銀杏の木は1119年に鳥羽天皇がお手植えになったそうだ。
快慶作の阿弥陀如来座像など、たくさんの宝物を所有されている。 -
庫裏で御朱印を頂く、宝物殿の拝観を申し出ると、奥様が案内してくださった。
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ここでも、拝観者は私一人。
奥様がいろいろと詳しい解説をしてくださって、とても有意義で楽しい時間を過ごしました。
名残惜しいけど、帰らなくちゃ。
西国札所回り、頑張ってくださいね。と応援してくださった。 -
西国三十三所 第9番
馬頭尊 -
こちらは 御本尊の御朱印 普通バージョン
菊の押印があります。 -
16:25 タブの大木バックの今回の旅のお供、ルーミー君、ご苦労様。
下山して西舞鶴でレンタカーにガソリン補給して返却。事務所の方に西舞鶴の駅まで送ってもらう。
さて、帰りの電車まで小一時間あるので夕食にしましょう。 -
17:30 荷物を引きずって歩くので、駅の近くにある魚源という割烹料理のお店に行く。
魚源 西舞鶴店 グルメ・レストラン
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お酒を頂かないので、食事中心。
鯛茶漬け 幸せな味がする。 -
白子ポン酢あえ
あ~~至福。
食事を終え、外の雨は本降り。ゴミ袋をかぶせた荷物を引きずって傘をさすのは難しい、ヨタヨタしながら西舞鶴の駅へ。 -
18:43 特急まいづる14号で京都へ。丹後の海という特急列車
車内は木目調、こんな時間なのに、西舞鶴の駅で自由席は満席。
20:21京都着、今日のお宿も 都シティ 京都近鉄。駅のコンビニでスイーツを買ったのはいつものお約束。
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