2019年秋　京都と大阪　御陵印・西国札所巡り・天橋立　４日目【3】大徳寺塔頭　黄梅院・興臨院・御金神社

2019/10/16 - 2019/10/19

旅の最後は、秋の特別公開をしている大徳寺の黄梅院と興臨院を拝観しました。
大徳寺から京都駅に戻る途中、遅くまで開いている御金神社にお参りして、ベルアメールで京都限定のチョコを買い京都駅へ。

帰りの新幹線は夜の8時過ぎ、旅の戻り時間としては遅すぎるんでしょうが、最終日に時間的余裕ができて、気が急かなく楽です。

京都駅周辺で夕食をとり、お土産を買い、のんびり珈琲を飲みながら新幹線の到着を待つ。
自宅に帰るのは12時近くになってしまいますが、夜は強いので大丈夫。

ツレがいると5時頃の新幹線で強制送還される（喧嘩になるのが嫌で文句言いません）ので、やっぱり一人旅は最高です。

今回の旅は京都の日本海側、天橋立と舞鶴の西国札所を巡るツアー。なかなか充実した旅でした。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

14：45　バスを2本乗り継いで大徳寺へ。
お寺に入る前に、近くのコンビニのイートインでサンドイッチとコーヒーの軽いランチ。
ガラス越しに京都の日常が通り過ぎる、普通の街と変わらない。

大徳寺 寺・神社・教会

14：48　大徳寺　塔頭　黄梅院

織田信長が父の信秀の追善供養のために創建、信長の死後、秀吉が信長の塔所として改築しましたが、信長の塔所としては小さすぎるという理由から、総見院を新たに作りました。
その後、小早川隆景が堂宇を整備して、毛利家が保護してきました。

撮影できるのは受付までのお庭だけ。
紅葉したら綺麗でしょうね。

メインはお庭と茶室、小早川隆景が寄進したという庫裏、本堂が公開されています。

庭の渡り廊下を歩いて行くと、案内係りの人が早くおいでと手招きしてる。
書院南側の「直中庭」の説明が始まった。
千利休が造ったという苔の枯山水、秀吉の求めに応じて、ひょうたん型の池と加藤清正が持ち帰った朝鮮灯籠がある。
本堂と前庭の枯山水など、お庭の好きな方にはお勧めのお寺です。

御朱印はご住職がいる時は、対面してその人を見て御朱印を書いてくださいます。
「夫婦仲良くね」って、一人で来てるのバレてるのか？？
書き終わって「はい、千円」には笑ったけど。

ご住職がいない時は書置きです。

通常非公開、春と秋だけ特別公開でしたが、2020年から一般公開しているようです。

ゆっくり拝観して、所要時間1時間でした。
かなり見ごたえのある塔頭です。

15：46
同じく特別公開中の興臨院へ向かいます。
広い大徳寺の境内で、今回公開のお寺は二つとも入ってすぐのところ。

大徳寺　塔頭　興臨院
大永年間・・室町時代末期、安土桃山時代の半世紀ほど前・・
能登の畠山義総が建立しました。
天正年間に加賀の前田利家によって改修され、前田家の菩提寺となりました。

門を入って前庭
雨に濡れて松の緑が鮮やかです。

唐門　室町時代の様式だそうです。

唐門　花頭窓　

本堂は前田利家によって屋根の葺き替えが行われたそうで、大永年間の創建時の建物です。

方丈庭園は昭和に入って中根金作が本堂の修理解体時に、資料をもとに復元しました。

理想的な蓬莱世界を表すそうです。

本堂には狩野元信や土佐光信などの障壁画があったそうですが、明治の混乱期に失われ、現在の襖絵は村石米齋氏が描きました。

茶室　涵虚亭（かんきょてい） に続く渡り廊下。
お茶室の詳しいことは分かりませんが、床の間に袖壁が出ていて、洞のように見えるので洞床と呼ばれるんだそうです。

庫裏
黄梅院は拝観者が多かったのですが、こちらは少ない。

御朱印を頂きました
釈迦牟尼佛　令和の印が押されています。

16：20　もうどこの塔頭も拝観は終了しているので、帰りましょう。

バスに乗って堀川御池に向かいます。
こんな時間でもお参りできる神社があるんですよ。

今まで足が向かなかった神社なんですけどね。

17：15　御金神社　みかねじんじゃ
普段は行列ができると聞きました、黄金の鳥居の前に警備員さんがいるので、行列を整える係りなんでしょうね。
お正月は2，3時間待ち。
（2021年夏現在、社務所の開所時間は16時まで）

御金神社 寺・神社・教会

祭神　金山彦神
個人の邸内に祀らていた神社で参拝を希望する人が多く、1883年に現在地に移転し社殿を建立

元は金型や造船等の金属の神様でしたが、金が金運に結びついて、大人気。

末社　神社に貢献した人を祀っているそうです。

こちら側の隣地に面したところには、私有地につき通行禁止の看板があったりとか、急に参拝者が増えたからか、いろいろトラブルがあるようで。

ＴVで取り上げられて、人気急上昇ですね。
皆様に金運が訪れますように、ああ、私もですけどね。
皆様の勢いに、たじたじです。

御朱印は書置き　金泥で「金」！！！　300円　
金色の鳥居が描かれているんだろうか？

もう一つ、金運金箔御朱印は　1000円でした。いや~これは・・・

17：37　御池通を歩いていると御所八幡宮

第二次世界大戦中、御池通りが広がった（強制疎開）時にこの地に移転
足利尊氏が邸内の守護神として勧請した。

祭神　応神天皇　神功皇后　比売神
安産と幼児の守り神　

17：44　ベルアメール　京都別邸　三条店
京都オリジナルのチョコがあるので、お土産を調達。

時間があれば・・・いつものセリフ・・・カフェに寄って行きたかったけど、夕食を食べてから新幹線に乗りたいので、時間切れ。

ベルアメール 京都別邸 グルメ・レストラン

観光地のお土産という勢いがなければ、買えない高額チョコ。

アイスバーのように木の棒に刺さったチョコ
インスタ映えする事、この上ない、一本　540円

タブレットショコラ　税込みで、一枚千円弱　こちらの方が好みだった。

地下鉄に乗って京都駅へ戻り、ポルタの四川賓館で夕食を取って、息子のリクエストの「生八ッ橋の皮」とか、お土産を買って、20:08発の新幹線に乗りました。

今回は京都北部の札所を巡る、充実した旅となりました。