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2018年GW後半、奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)へ2泊3日で行きました。<br /><br />初日は東京からひたすら移動して、奄美大島南の玄関口・瀬戸内町古仁屋(こにや)には12時に到着。古仁屋港からは、さらに加計呂麻島の西の玄関口・瀬相(せそう)港を目指し、本来乗船予定だった14時発のフェリーを待たず、13時発の海上タクシーに乗り込みました。瀬相港そばに新たに設けられたレンタルの電動アシスト付き自転車を狙っていて、事前に確認の電話をしたら「今はすべて出払っているが、13時に返却予定の自転車があるので、もしかしたらタイミングよく借りられるかもしれない」と言われたからだったのですが、現地に着くと返却はまだされておらず。残念!<br /><br />とはいえ、瀬相港でただボーッとしているのももったいないので、山越えしながら於斉(おさい)集落や伊子茂(いこも)集落まで3kmほど歩き、曇っていてベストではなかったものの、加計呂麻ブルーの遠浅な海岸を鑑賞してきました。伊子茂集落の「伊子茂まもる君」は知らなかった。今回初めて見たなぁ。集落を走る加計呂麻バスを捕まえ、一旦瀬相港へ戻り別の加計呂麻バスに乗り継いだら西阿室(にしあむろ)集落へ。帰りの瀬相港行きバスまで2時間半あったので、集落内をたっぷり見て歩きいろいろと眺めてきました。海に落ちる夕陽が美しいビーチで有名な集落なので、日没まではムリでも途中まで見られればと思っていましたが、これまた曇天で夕陽は見られず。またも残念!<br /><br />GWゆえか、いつになく加計呂麻島内はレンタカーが多く、帰りに利用したフェリーかけろまはレンタカーで満車でした。個人的には欲張りかつセッカチな性格ゆえに、レンタカーだと先を急いでしまいがちなので、徒歩と本数が少ないバスの組み合わせが、実はちょうどいいくらいのペースかもしれません。徒歩でいろいろ発見もありますしね。むしろ、島内が山がちなのは事前に知っていたとはいえ、電動アシスト付き自転車には想像以上にしんどい勾配だったのと、加計呂麻バス利用でレンタサイクル利用より安く上がったので、借りられずにかえってラッキー!だったのは間違いありません。<br /><br />2日目も初日に引き続き、フェリーかけろまで加計呂麻島へ。行き先を加計呂麻島東の玄関口・生間(いけんま)港にして、生間港から加計呂麻バスに乗り、島の南東にある徳浜(とくはま)集落で2時間、昨日の曇天の残念さを取り返すかのように、晴天の朝のビーチを歩いてきました。<br />お昼過ぎに生間港から古仁屋港にフェリーで戻る前には、諸鈍(しょどん)集落のデイゴ並木沿いの穏やかな海岸を散策。初日の於斉(おさい)集落や今日行った2つの集落、いずれも映画「男はつらいよ寅次郎紅の花」のロケ地で、初めて加計呂麻島に渡ったときに映画を見て、予習か復習をした記憶がありますね。<br /><br />加計呂麻島を出て古仁屋港に戻ったら、一路奄美大島の中心地・名瀬(なぜ)に向かうことにしました。国道58号をまっすぐ行くなら1時間で着くので、一度行ったことのある古仁屋の北にある高知山(こうちやま)と油井岳(ゆいだけ)の展望台を再訪し、まったく車の通らない国道の旧道に外れながら、ふと「奄美大島に初めて来たのが、2003年のまさにGWだったよなぁ」なんて、勝手に懐かしく思い出していました。<br />名瀬ではホテルにチェックインの後、19時の予約を入れた夕飯までの間、初めて市街地の南にあるおがみ山に徒歩で上がって、市街地の素晴らしい眺めを堪能。さらには、名瀬近辺で夕陽が美しいと言われる大浜海浜公園へ、路線バスで行くことにしました。大浜には過去2度行っていますが、いずれも朝っぱらのガランとした時間で、今回夕陽の時間は初めて。たしかに夕陽は綺麗でしたね。人が集まる理由が分かりました。日没まで見届けていると、夕飯の時間に間に合わなくなるので途中切り上げましたが、西阿室で夕陽が見られなかったリベンジを少しだけでも果たせて満足でした。<br /><br />夕飯は、ホテル近くの繁華街・屋仁川(やにがわ)入口にある「脇田丸」へ3度目の訪問。3度とも、なぜか偶然カウンター席のいちばん端。食べ物はどれも美味いしリーズナブルなので、予約しないとなるとあっという間に満席になりかねないほど、毎度毎度観光客やら地元民やらで店内は賑やか。ゆえに、店員さんはみんなてんてこ舞い。<br />来たる5月19日朝の採血に向け、せめて5月に入ったら禁酒と思っていましたが、何となく黒糖焼酎「里の曙」を水割りでいただくことに。やけに水割りが、美味かったな。酒はその一杯だけにして、脇田丸丼なる海鮮丼とマグロカツを食べたらサクッと退散。一帯は歓楽街。2軒目……うーむ、これといってそそられるものがないな。部屋に戻るか。<br /><br />最終日は朝食バイキングをいただいたのち、ホテル近くのバス停より一路奄美空港へ。飛行機の時間まで十分あったので、まずは龍郷(たつごう)町赤尾木(あかおぎ)集落の海岸に、干潮時ハート型の岩場「ハートロック」が現れるという場所を見に行くことに。潮汐表によれば朝5時半過ぎが干潮、11時過ぎが満潮。岩場は上手くしたらギリギリ見られる……ことはなく、朝8時過ぎに行ったら砕ける波の下にしっかり隠れていました。残念!<br />残りの時間は、大島紬村へ。といっても、大島紬にキョーミがあるわけではなく、たまたまGoogleマップをいじっていて見つけた、大島紬村で販売の「ネサリチョコレート」を購入するためでした。外国のカカオに島のさとうきびを合わせたチョコレートで、近所に工場があるっぽい。すべて試食させてもらうと、ミルクチョコレート以外はさとうきびの酸味がいい感じに出たビターチョコレート。「平尾だ、もう逃げん」の脱獄犯が潜伏していて話題になった、広島県尾道市の向島にあるウシオショコラトルとも似ていますね。ウシオショコラトルは1枚700円と高価でしたが、ネサリチョコレートは1枚950円。正直、高っ。ちなみに、ネサリとは奄美の方言で「おやつ」の意味だそうです。

奄美大島・加計呂麻島への旅

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2018/05/03 - 2018/05/05

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マギー

マギーさん

2018年GW後半、奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)へ2泊3日で行きました。

初日は東京からひたすら移動して、奄美大島南の玄関口・瀬戸内町古仁屋(こにや)には12時に到着。古仁屋港からは、さらに加計呂麻島の西の玄関口・瀬相(せそう)港を目指し、本来乗船予定だった14時発のフェリーを待たず、13時発の海上タクシーに乗り込みました。瀬相港そばに新たに設けられたレンタルの電動アシスト付き自転車を狙っていて、事前に確認の電話をしたら「今はすべて出払っているが、13時に返却予定の自転車があるので、もしかしたらタイミングよく借りられるかもしれない」と言われたからだったのですが、現地に着くと返却はまだされておらず。残念!

とはいえ、瀬相港でただボーッとしているのももったいないので、山越えしながら於斉(おさい)集落や伊子茂(いこも)集落まで3kmほど歩き、曇っていてベストではなかったものの、加計呂麻ブルーの遠浅な海岸を鑑賞してきました。伊子茂集落の「伊子茂まもる君」は知らなかった。今回初めて見たなぁ。集落を走る加計呂麻バスを捕まえ、一旦瀬相港へ戻り別の加計呂麻バスに乗り継いだら西阿室(にしあむろ)集落へ。帰りの瀬相港行きバスまで2時間半あったので、集落内をたっぷり見て歩きいろいろと眺めてきました。海に落ちる夕陽が美しいビーチで有名な集落なので、日没まではムリでも途中まで見られればと思っていましたが、これまた曇天で夕陽は見られず。またも残念!

GWゆえか、いつになく加計呂麻島内はレンタカーが多く、帰りに利用したフェリーかけろまはレンタカーで満車でした。個人的には欲張りかつセッカチな性格ゆえに、レンタカーだと先を急いでしまいがちなので、徒歩と本数が少ないバスの組み合わせが、実はちょうどいいくらいのペースかもしれません。徒歩でいろいろ発見もありますしね。むしろ、島内が山がちなのは事前に知っていたとはいえ、電動アシスト付き自転車には想像以上にしんどい勾配だったのと、加計呂麻バス利用でレンタサイクル利用より安く上がったので、借りられずにかえってラッキー!だったのは間違いありません。

2日目も初日に引き続き、フェリーかけろまで加計呂麻島へ。行き先を加計呂麻島東の玄関口・生間(いけんま)港にして、生間港から加計呂麻バスに乗り、島の南東にある徳浜(とくはま)集落で2時間、昨日の曇天の残念さを取り返すかのように、晴天の朝のビーチを歩いてきました。
お昼過ぎに生間港から古仁屋港にフェリーで戻る前には、諸鈍(しょどん)集落のデイゴ並木沿いの穏やかな海岸を散策。初日の於斉(おさい)集落や今日行った2つの集落、いずれも映画「男はつらいよ寅次郎紅の花」のロケ地で、初めて加計呂麻島に渡ったときに映画を見て、予習か復習をした記憶がありますね。

加計呂麻島を出て古仁屋港に戻ったら、一路奄美大島の中心地・名瀬(なぜ)に向かうことにしました。国道58号をまっすぐ行くなら1時間で着くので、一度行ったことのある古仁屋の北にある高知山(こうちやま)と油井岳(ゆいだけ)の展望台を再訪し、まったく車の通らない国道の旧道に外れながら、ふと「奄美大島に初めて来たのが、2003年のまさにGWだったよなぁ」なんて、勝手に懐かしく思い出していました。
名瀬ではホテルにチェックインの後、19時の予約を入れた夕飯までの間、初めて市街地の南にあるおがみ山に徒歩で上がって、市街地の素晴らしい眺めを堪能。さらには、名瀬近辺で夕陽が美しいと言われる大浜海浜公園へ、路線バスで行くことにしました。大浜には過去2度行っていますが、いずれも朝っぱらのガランとした時間で、今回夕陽の時間は初めて。たしかに夕陽は綺麗でしたね。人が集まる理由が分かりました。日没まで見届けていると、夕飯の時間に間に合わなくなるので途中切り上げましたが、西阿室で夕陽が見られなかったリベンジを少しだけでも果たせて満足でした。

夕飯は、ホテル近くの繁華街・屋仁川(やにがわ)入口にある「脇田丸」へ3度目の訪問。3度とも、なぜか偶然カウンター席のいちばん端。食べ物はどれも美味いしリーズナブルなので、予約しないとなるとあっという間に満席になりかねないほど、毎度毎度観光客やら地元民やらで店内は賑やか。ゆえに、店員さんはみんなてんてこ舞い。
来たる5月19日朝の採血に向け、せめて5月に入ったら禁酒と思っていましたが、何となく黒糖焼酎「里の曙」を水割りでいただくことに。やけに水割りが、美味かったな。酒はその一杯だけにして、脇田丸丼なる海鮮丼とマグロカツを食べたらサクッと退散。一帯は歓楽街。2軒目……うーむ、これといってそそられるものがないな。部屋に戻るか。

最終日は朝食バイキングをいただいたのち、ホテル近くのバス停より一路奄美空港へ。飛行機の時間まで十分あったので、まずは龍郷(たつごう)町赤尾木(あかおぎ)集落の海岸に、干潮時ハート型の岩場「ハートロック」が現れるという場所を見に行くことに。潮汐表によれば朝5時半過ぎが干潮、11時過ぎが満潮。岩場は上手くしたらギリギリ見られる……ことはなく、朝8時過ぎに行ったら砕ける波の下にしっかり隠れていました。残念!
残りの時間は、大島紬村へ。といっても、大島紬にキョーミがあるわけではなく、たまたまGoogleマップをいじっていて見つけた、大島紬村で販売の「ネサリチョコレート」を購入するためでした。外国のカカオに島のさとうきびを合わせたチョコレートで、近所に工場があるっぽい。すべて試食させてもらうと、ミルクチョコレート以外はさとうきびの酸味がいい感じに出たビターチョコレート。「平尾だ、もう逃げん」の脱獄犯が潜伏していて話題になった、広島県尾道市の向島にあるウシオショコラトルとも似ていますね。ウシオショコラトルは1枚700円と高価でしたが、ネサリチョコレートは1枚950円。正直、高っ。ちなみに、ネサリとは奄美の方言で「おやつ」の意味だそうです。

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