2018/05/03 - 2018/05/05
901位(同エリア1516件中)
マギーさん
2018年GW後半、奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)へ2泊3日で行きました。
初日は東京からひたすら移動して、奄美大島南の玄関口・瀬戸内町古仁屋(こにや)には12時に到着。古仁屋港からは、さらに加計呂麻島の西の玄関口・瀬相(せそう)港を目指し、本来乗船予定だった14時発のフェリーを待たず、13時発の海上タクシーに乗り込みました。瀬相港そばに新たに設けられたレンタルの電動アシスト付き自転車を狙っていて、事前に確認の電話をしたら「今はすべて出払っているが、13時に返却予定の自転車があるので、もしかしたらタイミングよく借りられるかもしれない」と言われたからだったのですが、現地に着くと返却はまだされておらず。残念!
とはいえ、瀬相港でただボーッとしているのももったいないので、山越えしながら於斉(おさい)集落や伊子茂(いこも)集落まで3kmほど歩き、曇っていてベストではなかったものの、加計呂麻ブルーの遠浅な海岸を鑑賞してきました。伊子茂集落の「伊子茂まもる君」は知らなかった。今回初めて見たなぁ。集落を走る加計呂麻バスを捕まえ、一旦瀬相港へ戻り別の加計呂麻バスに乗り継いだら西阿室(にしあむろ)集落へ。帰りの瀬相港行きバスまで2時間半あったので、集落内をたっぷり見て歩きいろいろと眺めてきました。海に落ちる夕陽が美しいビーチで有名な集落なので、日没まではムリでも途中まで見られればと思っていましたが、これまた曇天で夕陽は見られず。またも残念!
GWゆえか、いつになく加計呂麻島内はレンタカーが多く、帰りに利用したフェリーかけろまはレンタカーで満車でした。個人的には欲張りかつセッカチな性格ゆえに、レンタカーだと先を急いでしまいがちなので、徒歩と本数が少ないバスの組み合わせが、実はちょうどいいくらいのペースかもしれません。徒歩でいろいろ発見もありますしね。むしろ、島内が山がちなのは事前に知っていたとはいえ、電動アシスト付き自転車には想像以上にしんどい勾配だったのと、加計呂麻バス利用でレンタサイクル利用より安く上がったので、借りられずにかえってラッキー!だったのは間違いありません。
2日目も初日に引き続き、フェリーかけろまで加計呂麻島へ。行き先を加計呂麻島東の玄関口・生間(いけんま)港にして、生間港から加計呂麻バスに乗り、島の南東にある徳浜(とくはま)集落で2時間、昨日の曇天の残念さを取り返すかのように、晴天の朝のビーチを歩いてきました。
お昼過ぎに生間港から古仁屋港にフェリーで戻る前には、諸鈍(しょどん)集落のデイゴ並木沿いの穏やかな海岸を散策。初日の於斉(おさい)集落や今日行った2つの集落、いずれも映画「男はつらいよ寅次郎紅の花」のロケ地で、初めて加計呂麻島に渡ったときに映画を見て、予習か復習をした記憶がありますね。
加計呂麻島を出て古仁屋港に戻ったら、一路奄美大島の中心地・名瀬(なぜ)に向かうことにしました。国道58号をまっすぐ行くなら1時間で着くので、一度行ったことのある古仁屋の北にある高知山(こうちやま)と油井岳(ゆいだけ)の展望台を再訪し、まったく車の通らない国道の旧道に外れながら、ふと「奄美大島に初めて来たのが、2003年のまさにGWだったよなぁ」なんて、勝手に懐かしく思い出していました。
名瀬ではホテルにチェックインの後、19時の予約を入れた夕飯までの間、初めて市街地の南にあるおがみ山に徒歩で上がって、市街地の素晴らしい眺めを堪能。さらには、名瀬近辺で夕陽が美しいと言われる大浜海浜公園へ、路線バスで行くことにしました。大浜には過去2度行っていますが、いずれも朝っぱらのガランとした時間で、今回夕陽の時間は初めて。たしかに夕陽は綺麗でしたね。人が集まる理由が分かりました。日没まで見届けていると、夕飯の時間に間に合わなくなるので途中切り上げましたが、西阿室で夕陽が見られなかったリベンジを少しだけでも果たせて満足でした。
夕飯は、ホテル近くの繁華街・屋仁川(やにがわ)入口にある「脇田丸」へ3度目の訪問。3度とも、なぜか偶然カウンター席のいちばん端。食べ物はどれも美味いしリーズナブルなので、予約しないとなるとあっという間に満席になりかねないほど、毎度毎度観光客やら地元民やらで店内は賑やか。ゆえに、店員さんはみんなてんてこ舞い。
来たる5月19日朝の採血に向け、せめて5月に入ったら禁酒と思っていましたが、何となく黒糖焼酎「里の曙」を水割りでいただくことに。やけに水割りが、美味かったな。酒はその一杯だけにして、脇田丸丼なる海鮮丼とマグロカツを食べたらサクッと退散。一帯は歓楽街。2軒目……うーむ、これといってそそられるものがないな。部屋に戻るか。
最終日は朝食バイキングをいただいたのち、ホテル近くのバス停より一路奄美空港へ。飛行機の時間まで十分あったので、まずは龍郷(たつごう)町赤尾木(あかおぎ)集落の海岸に、干潮時ハート型の岩場「ハートロック」が現れるという場所を見に行くことに。潮汐表によれば朝5時半過ぎが干潮、11時過ぎが満潮。岩場は上手くしたらギリギリ見られる……ことはなく、朝8時過ぎに行ったら砕ける波の下にしっかり隠れていました。残念!
残りの時間は、大島紬村へ。といっても、大島紬にキョーミがあるわけではなく、たまたまGoogleマップをいじっていて見つけた、大島紬村で販売の「ネサリチョコレート」を購入するためでした。外国のカカオに島のさとうきびを合わせたチョコレートで、近所に工場があるっぽい。すべて試食させてもらうと、ミルクチョコレート以外はさとうきびの酸味がいい感じに出たビターチョコレート。「平尾だ、もう逃げん」の脱獄犯が潜伏していて話題になった、広島県尾道市の向島にあるウシオショコラトルとも似ていますね。ウシオショコラトルは1枚700円と高価でしたが、ネサリチョコレートは1枚950円。正直、高っ。ちなみに、ネサリとは奄美の方言で「おやつ」の意味だそうです。
PR
-
まずはランチを古仁屋(こにや)港界隈で。近くのお店が軒並み満席だったため、さまよったあげくこちらの喜納惣菜店へ入る。
古仁屋港 乗り物
-
幕の内弁当を購入。こういう手作りな弁当が美味かったりするんだよなぁ。
古仁屋港 乗り物
-
古仁屋港から、加計呂麻島の北の玄関口・瀬相(せそう)港まで海上タクシーに乗船。片道400円で所要時間15分。
古仁屋港 乗り物
-
フェリーに比べたらスピードが違うな。
古仁屋港 乗り物
-
だんだん古仁屋港が遠ざかる。
古仁屋港 乗り物
-
瀬相港へ近づく。
加計呂麻島 名所・史跡
-
加計呂麻島上陸。瀬相港から奄美大島を眺める。さあ、ダッシュで走って向かうのは……。
加計呂麻島 名所・史跡
-
於斎(おさい)集落だ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
海が綺麗だ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
於斎で有名なガジュマル。
加計呂麻島 名所・史跡
-
集落から海辺へのアプローチ。ベンチもあるから憩いの場なのだろう。
加計呂麻島 名所・史跡
-
於斎から西へ1キロ移動すると、伊子茂(いこも)集落。彼の名は伊子茂まもる君。キミに会えてよかったよ(マジ)。
加計呂麻島 名所・史跡
-
伊子茂集落で瀬相港行き加計呂麻バスに乗車。花富(けとみ)集落をバス車内から。写真の右側には狭い道がまだ続くが、バスはこの場所で転回して来た道を戻る。ちなみに、件の狭い道をひたすら登り下りすると、西阿室(にしあむろ)集落に辿り着く。ホントはその道の途中にある展望台に行きたかったが……。
加計呂麻島 名所・史跡
-
瀬相港へ戻る。少ししたら、フェリー加計呂麻が入港してきた。
加計呂麻島 名所・史跡
-
港にはフェリーの到着に合わせて、島の各所へ向かう加計呂麻バスがスタンバイ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
加計呂麻バスに再び乗車して、西阿室(にしあむろ)集落へ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室カトリック教会。静かな山間の集落に気高く佇む。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室集落の海。真ん中右の立神岩の向こうに沈む夕陽が美しいことで有名なのだが、残念ながら今回はひたすら曇って見られず。
加計呂麻島 名所・史跡
-
上の写真からもう少し左側。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室集落の南端・ぐり山展望台から西阿室集落を見下ろす。
加計呂麻島 名所・史跡
-
ぐり山展望台には戦争慰霊碑がある。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室集落では少ないながら、サンゴの石垣も見られる。
加計呂麻島 名所・史跡
-
集落北の神社から西阿室集落を眺める。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室小学校。子どもが数人いた。
加計呂麻島 名所・史跡
-
西阿室集落の巨大ガジュマル。左下のカラフルな花壇がかわいい。
加計呂麻島 名所・史跡
-
カラフルな花壇。
加計呂麻島 名所・史跡
-
うなぎを観光のため餌付け、とな。
加計呂麻島 名所・史跡
-
そのうなぎはかなり大ぶり。下水が流れてる川だから、食べたら相当まずそう。
加計呂麻島 名所・史跡
-
うなぎがいる川の前の商店。餌付け用のソーセージが100円で売られている。ソーセージ食って太ったのか。
加計呂麻島 名所・史跡
-
初日の宿を古仁屋港界隈に取っていたので、復路はフェリーかけろまで帰る。片道360円で所要時間25分。とかくフェリーは運休しやすく、また1日3往復のため、海上タクシーはなくてはならない乗り物だ。わずか40円違いならば、まず海上タクシーを選ぶだろうな。
加計呂麻島 名所・史跡
-
古仁屋港へ。
古仁屋港 乗り物
-
初日の晩ご飯は古仁屋港界隈のレストラン丸屋にて、キハダマグロとクロマグロの食べ比べ定食。マグロが抜群に美味かった。店はかなり混んでいた。
丸屋レストラン グルメ・レストラン
-
宿泊したのはホテルライベストイン奄美。朝ご飯はバイキング。
ライベストイン奄美 <奄美大島> 宿・ホテル
-
2日目の朝7時半の古仁屋港界隈。初日とは打って変わりよい天気だ。
古仁屋港 乗り物
-
フェリー加計呂麻から大量のお客が降りてきた。入れ替わりで私が乗ることに。
古仁屋港 乗り物
-
向かうのは加計呂麻島の南の玄関口・生間(いけんま)港。
加計呂麻島 名所・史跡
-
生間港からは徳浜(とくはま)集落行きの加計呂麻バスに乗車。加計呂麻バス車内から、生間港すぐ東の浅瀬を撮影。
加計呂麻島 名所・史跡
-
前の写真からもう少し東側にて、加計呂麻バス車内から。海に突き出た桟橋を真ん中にしたかったが、上手く行かなかったのでこんな構図にアレンジ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
さらに東に走る車内から1枚。奥に古仁屋へ向かうフェリー加計呂麻が。いわゆる加計呂麻ブルーがいちばんよく出たと思う。
加計呂麻島 名所・史跡
-
渡連(どれん)集落と島最東の安脚場(あんきゃば)集落との間くらい。集落と集落の間には常に山があり、道がなかった時代には舟で行ったなんて話も。
加計呂麻島 名所・史跡
-
徳浜集落の唯一にして最大の見どころ・徳浜海岸の西の端を縦長に1枚。
徳浜海水浴場 ビーチ
-
同じく徳浜海岸を横長に1枚。
徳浜海水浴場 ビーチ
-
加計呂麻島はどこもビーチが美しいと言われるが、なかでも上位に入る島の南東の徳浜(とくはま)海岸。波が結構ありました。
徳浜海水浴場 ビーチ
-
老年夫婦が佇み、何を思う?
徳浜海水浴場 ビーチ
-
徳浜海岸そばの絵画のような、はたまたジブリアニメ辺りに出てきそうな構図。
徳浜海水浴場 ビーチ
-
「男はつらいよ寅次郎紅の花」ロケ記念碑がある。映画の割とクライマックスで出てきたな。
徳浜海水浴場 ビーチ
-
徳浜集落を後にして、諸鈍(しょどん)集落へ加計呂麻バスで向かう。諸鈍集落の北側には、田植えしたばかりの田んぼが。田んぼの中の一本道を抜け海岸へ。
加計呂麻島 名所・史跡
-
諸鈍湾への最後のアプローチ。
諸鈍長浜のデイゴ並木 自然・景勝地
-
諸鈍湾沿いのデイゴ並木。長浜ビーチとともに。
諸鈍長浜のデイゴ並木 自然・景勝地
-
長浜ビーチに降り立つ。
諸鈍長浜のデイゴ並木 自然・景勝地
-
ビーチに釣り人発見。
諸鈍長浜のデイゴ並木 自然・景勝地
-
「男はつらいよ寅次郎紅の花」のロケ記念碑が、諸鈍湾を背に立つ。浅丘ルリ子氏演じるリリーがこの地に移住している設定で、リリーの家がこの近くにある。リリーの家は現在伝泊のホテルになり、宿泊者しか中に入れないようになっている。
諸鈍長浜のデイゴ並木 自然・景勝地
-
諸鈍集落から生間港へ戻る。徒歩10~15分ほどの軽い山越えだ。その途中から諸鈍集落や諸鈍湾を眺める。
加計呂麻島 名所・史跡
-
帰りもフェリー加計呂麻で。
加計呂麻島 名所・史跡
-
古仁屋港に再び戻り、Aコープへ。
古仁屋港 乗り物
-
買ったのはカツ丼。ランチは弁当が続いたな。
古仁屋港 乗り物
-
カツ丼をいただいたあと、レンタカーを走らせ高知山(こうちやま)展望台へ。南に古仁屋の街を見下ろす。その向こうには大島海峡をはさみ、加計呂麻島が横たわる。
高知山展望台 名所・史跡
-
同じく高知山展望台から西に、名前は分からないけど小さな集落を見下ろす。1~2枚目の写真もそうだが、谷間感がハンパない。
高知山展望台 名所・史跡
-
次いで油井岳(ゆいだけ)展望台から東に赤木名(あかきな)集落を見下ろす。
油井岳展望台 名所・史跡
-
展望台を見たら名瀬まで一気に行き、レンタカーを返却。一度チェックインした後におがみ山へ向かう。永田川沿いの保存並木。
おがみ山公園展望所 公園・植物園
-
奄美市名瀬の南にあるおがみ山の展望台から、名瀬の街並みを見下ろす。やはり、奄美諸島の中心だけに、古仁屋とは規模が断然違う。
おがみ山公園展望所 公園・植物園
-
おがみ山から下山し、一路夕陽を眺めに路線バスで大浜海浜公園へ。朝仁(あさに)集落の砂浜を路線バスの車内から撮影。
朝仁貝塚 名所・史跡
-
奄美市名瀬中心部から西に車で20分、大浜海浜公園のビーチの夕陽。
大浜海浜公園 公園・植物園
-
大浜海浜公園の展望台からの夕陽。ビーチからの眺めとはまた違う。
大浜海浜公園 公園・植物園
-
大浜海浜公園から路線バスで、名瀬の歓楽街・屋仁川(やにがわ)通りへ。別名は「やんご」とも。
屋仁川通り 名所・史跡
-
晩ご飯は、屋仁川通り入口の「居酒屋脇田丸」にて。
居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
-
黒糖焼酎「里の曙」が「島のナポレオン」のグラスに入って。
居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
-
つまみにマグロカツ。
居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
-
そして、メインの海鮮丼「脇田丸丼」は、魚のアラの味噌汁に漬物つき。
居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
-
2日目に宿泊したホテルニュー奄美の朝食バイキング。奄美名物の鶏飯(けいはん)の具が置いてあったので、自分でテキトーに盛って作成(写真上)。
ホテルニュー奄美 宿・ホテル
-
3日目は朝食後、奄美空港へ向かう前にいろいろ寄ることに。まずは、ハートロックへ向かう。
ハートロック 自然・景勝地
-
ハートロックへの道のりは、野生林の中を抜けていく。
ハートロック 自然・景勝地
-
で、ビーチに出る。
ハートロック 自然・景勝地
-
本来なら写真の真ん中辺りにハート型の岩場「ハートロック」が見えるのだが、今回は見られず。
ハートロック 自然・景勝地
-
もう1箇所、大島紬村にも寄る。紬村で販売の「ネサリチョコレート」を買うためだ。外国のカカオに島のさとうきびを合わせたチョコレートで、近所に工場があるっぽい。試食すると、ミルクチョコレート以外はさとうきびの酸味がいい感じに出たビターチョコレートだ。
大島紬村 名所・史跡
-
ミルクチョコレート(左)とハイチチョコレート(中)を購入。
大島紬村 名所・史跡
-
そんなわけで、2泊3日の奄美大島・加計呂麻島旅は終了。午前中の羽田空港行きで帰京したのでした。
奄美空港 空港
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
マギーさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
奄美大島(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
77