2021/01/16 - 2021/01/16
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nanochanさん
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近場を巡る旅「Petit Voyage! 東海道53次ぶらり旅2021」第1弾は、濱松宿(天竜区)にある「二俣」への旅。※「Petit Voyage! …2020」 からだと通算 第9弾
天竜川が山間部から遠州平野に出る場所にある二俣は、かつて、天竜木材や繭の取引場所として繁栄した地です。まちには、水運で栄えた豪商の屋敷や、この地で誕生した女流画家の美術館など、まだまだ魅力的な場所があります。
二俣Part③は、「秋野不矩美術館」と登録有形文化財「旧田代家住宅」などを巡ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
1<今回のルート>
今回は、まず④の「秋野不矩美術館」に行き、美術鑑賞。次に、⑤の天竜浜名湖鉄道「二俣本町駅」にある変わった物を見に。その後、⑥100年名家の「旧田代家住宅」を見学。最後に、⑦の「鳥羽山城跡」の紅葉を見に行きます。 -
2<秋野不矩美術館入り口>
「秋野不矩」(1908~2001)は、浜松市天竜区生まれの女流画家。若い頃は日本画家として名を馳せ、1962年にインド・タゴール国際大学の日本画客員教授としてインドに渡りました。そこで出会ったインドの風土や文化に魅せられ、その後14回もインドを訪れ、インドの風景や人々、寺院などをモチーフに描くようになりました。 -
3<秋野不矩美術館>
美術館に続く坂道の途中に、おもしろいものが。水牛や車輪、女性の像など、インドを感じさせるモニュメントです。
近くにある天竜林業高等学校の生徒さんが制作したと聞き、びっくり。 -
4<坂道>
美術館へは、この坂道をテクテクと10分間ほど歩きます。
足が悪い方は、上にある駐車場(4~5台)に車で行けます。 -
5<美術館がちらり>
坂道の途中で北側を見ると、美術館が見えてきました。
自然に溶け込んだ建物です。長く延びた基礎部分は、天竜杉。 -
6<こりゃ 何だ?>
昔使われていた木の電柱に取り付けられたレトロな白熱灯。
後ろは、開館20周年を記念して造られた空中茶室「望矩楼(ぼうくろう)」。建築家「藤森照信さん」の作品。でも、どうやって上るの? -
イチオシ
7<美術館全景>
小高い丘の上にある美術館に到着。
一体どこの国の建物だろうか、と思うような変わったデザイン。
開館してから21年、雨風が建物をいい感じに「汚して」くれています。秋野不矩美術館 美術館・博物館
-
8<雨どい>
建物の上部から飛び出しているものは「雨どい」。
雨の日には、ここから勢いよく水が流れ出します。 -
9<エントランス>
ここがエントランス。まるで、山小屋のよう。 -
10<チケット>
ドアを開け、そこで靴を脱いで(!)靴箱に入れます。
その後、受付でチケットを購入。大人310円。 -
11<靴を脱いで>
前室でスリッパに履き替えます。素足がいい人は、素足でもOK!
こんな美術館、珍しい。さて、第1展示室に入りましょう。 -
12<第1展示室>
第1展示室は、縦長の形状。床は籐ゴザ。夏は、素足だとひんやりとして気持ちいいことでしょう。
建築家の藤森照信さんは「不矩さんの絵の清浄感を味わうには、裸足で鑑賞してもらいたい」と考え、籐ゴザを敷いたそうです。
※この写真は「iN HAMAMATSU.COM」さんのHPからお借りしました。
※https://www.inhamamatsu.com/japanese/art/fuku-akino-art-museum.php -
13<第2展示室>
第2展示室は、正方形の形状で、トップから自然光が降り注ぐ。
天井や壁は漆喰塗りで、床は大理石張り。大理石は、秋野不矩形さんの作品に合うように、石の持つ凹凸を生かしたもので、夏なら、座って鑑賞したいところです。
※この写真も「iN HAMAMATSU.COM」さんのHPからお借りしました。
※https://www.inhamamatsu.com/japanese/art/fuku-akino-art-museum.php -
14<村落「カジュラホ」>
館内は写真撮影禁止のため、気に入った絵画の絵はがきを何枚か購入。
「カジュラホ」は、インド・チャンデラ朝の古都。黄色い土塀に白いチョークで書かれた模様と奥にたたずむ黒い羊がとっても印象的。 -
15<「朝の祈り」>
南インドの僧侶の家では、毎朝、女性が、その家が信仰する神のシンボルを白い粉を使い地面に祈りを込めて描く。そして、祈りが終わると、すぐにきれいに消し去ってしまう。………儚さゆえの美。 ※<絵はがき> -
16<「女神ディバーダ」>
カンボジアのアンコールワットの「デバター」を、生きている人物として描いたのが「女神ディバーダ」。以前、自分がカンボジアに行ったときに見た多くのデバターが思い出され、気になった作品。 ※<絵はがき> -
17<「ガンガー」>
これは、91歳の時に描いた大作「ガンガー」。
「ガンガー」は、ガンジス河を水牛の一群が渡る壮大な場面を描いた作品。照り付ける日差しと不気味な黒雲、岸も見えない大河。
彼女の代表作品の一つ。 ※<絵はがき> -
18<2階から>
これは、2階から1階を眺めた写真。
黒柱は、樹齢120年の天竜杉。チェーンソーで荒く面取りし、バーナーで炙ったもので、白い漆喰壁とのコントラストがいい。 -
19<光明電気鉄道跡>
美術鑑賞後に駐車場へ。ふと見ると「ふたまたまち」の駅名標が。
ここは、以前「光明電気鉄道」という木材と鉱石輸送を目的とした路線の始発駅でした。たった6年で潰れたので、「悲劇の鉄道」「幻の鉄道」と言われたそうです。悲しいね。 -
20<二俣本町駅へ>
悲劇の鉄道「ふたまたまち駅」跡を後にして、今も営業している⑤天竜浜名湖鉄道の「二俣本町(ふたまたほんまち)駅」へ。 -
21<二俣本町駅>
二俣本町駅は、拠点駅「天竜二俣」から一つ西側の駅。
二俣地区中心部に位置し、近くに住宅や商店がたくさんありますが、利用客は学生が中心で、1日平均40~50人ほど。二俣本町駅 駅
-
22<駅ホテル>
以前、この駅の東側半分には手打ち蕎麦店がありましたが、2018年に閉店しました。その後、沿線旅行の観光拠点とすべく、2019年に地元の方が一日一組限定の宿泊施設「INN MY LIFE」をオープンさせました。駅舎ホテル INN MY LIFE 宿・ホテル
-
23<インテリア>
中を見たかったのですが、この日は休業。
「INN MY LIFE」さんのHPから、室内の様子が分かりました。白を基調とした和風の部屋で素敵です。
※https://www.innmylife.com/ -
24<バス・トイレ>
こちらは、バス・トイレ。こちらもシンプルでいい。
※https://www.innmylife.com/ -
25<朝食>
浜松・天竜の地元の新鮮な食材を使った朝食です。
一度、泊まってみたいですね。
※https://www.innmylife.com/ -
26<プラットホームへ>
無人駅なので、改札を抜けてプラットホームへ。
線路は、少し高い場所を通っています。 -
27<駅舎の利用>
隣の駅「にしかじま駅」は、遠州鉄道西鹿島線への乗り換え駅。
そこで、通称「赤電」に乗り換えれば、新浜松駅まで約30分です。 -
28<天使の椅子>
この駅のもう一つの名物が、この天竜杉で作られた「天使の椅子」。
地方鉄道の無人駅にデザインベンチを設置する企画の第1弾として2011年に設置されました。
「座れば幸福を呼ぶ」…。信じるか信じないかは、あなた次第…。 -
29<電車も来ない・・・>
しばらく座っていましたが、寒くなってきただけで、幸福がやってくる気配はありません。電車も全然来ませんでした・・・。 -
30<旧田代家住宅へ>
二俣本町駅を後に、⑥地域の豪商「旧田代家住宅」へ向かいます。
徒歩で5分ほどで着きました。 -
31<100年名家>
旧田代家住宅は、3年前にBS朝日の「百年名家~築100年の家を訪ねる旅~」で、~家康ゆかりの「田代家住宅」~として取り上げられました。
※料金無料 土日祝日のみ -
32<立派な冠木門>
武家屋敷のような立派な冠木門。この家の高い格式を表しています。 -
イチオシ
33<2つの役割の主屋>
2階建ての主屋は、違った趣の2軒の建物をつなぎ合わせたような外観をしています。それは、田代家が筏問屋という商売の他に、地方の役人の役割を果たしていたため。それが、外観にはっきり出ていておもしろい。筏問屋 田代家 名所・史跡
-
34<登録有形文化財>
二俣の地には、本当にたくさんの「登録有形文化財」がありました。
戦災を受けなかった恩恵です。 -
35<筏問屋>
ここ二俣の地で、天竜川は、狭い山間部から広い平野部へと流れを変えます。そのため、この地で筏の組み替えをしました。それで筏問屋が繁盛したということです。 -
36<帳場>
玄関の土間のすぐ横にあるのが「帳場」。かつては、そろばんの音や威勢のよいやりとりの声が聞こえたことでしょう。 -
37<居間>
こちらは、家族の暮らした「居間」です。
タンス階段、ミシン、火鉢などが、保存状態よく展示されていました。 -
38<座敷>
ここは、お偉方を迎える「座敷」。
この部屋の前には、専用の玄関と庭園があります。 -
39<欄間>
「豪商」であったことを感じさせる欄間。他にも、いくつか凝った造りが見られました。 -
40<プレゼント>
係の方から「今、ミカンがなっているから、持ってって!」と言われミカンの木がある場所へ。
これは、遠州地方最古のミカンの木から接ぎ木したもの。謂われが書かれた「田代家のみかん」という看板が立っていました。 -
41<田代家のみかん>
ミカンを2つ頂きました。こんなふれあいが、旅の楽しみです。
昔なつかしい種ありミカン。 味はGood! -
42<住宅裏手>
「鳥羽山城跡へは、裏手の山道を上ると近道だよ」と聞き、裏側へ。
もう日が落ちようとしている。急がねば。 -
43<鳥羽山城跡へ>
係の方から「すぐだよ」と言われたものの、なかなかの急斜面。
1日歩いて、足はもう限界。 ああ、車で行けばよかった。
ふらふらしながら、何とか⑦「鳥羽山城跡」入り口に到着。 -
44<鳥羽山城跡>
「鳥羽山城」は、峰続きにある「二俣城」と対になる城だったと言われています。
最初、徳川家康が中世的な土づくりの山城を設け、後に豊臣の家臣、堀尾吉晴が石垣の近代的な城に整備したとみられています。 -
45<大手門へ>
これは、裏側から大手門に至る石段。
反対側の「大手道」は、文字通り広い道となっています。 -
46<大手門跡>
ここは「大手門」跡。
かつては、この石垣の間に門が建っていたはず。 -
47<本丸>
大手門跡を抜けると、50メートル四方ほどの本丸跡があります。
二俣城には、深い堀や天守が備えられるなど要塞化が進められましたが、こちらの鳥羽山城には、御殿や庭園が構築されるなど迎賓館的な役割があったようです。 -
48<紅葉>
本格的な寒さの訪れが遅かったからか、まだ紅葉が残っていました。 -
49<展望台>
鳥羽山城跡は「鳥羽山公園」という自然公園となっていて、展望台が設けられています。そこから、曲線から直線に流れを変える天竜川と広大な遠州平野が見渡せました。鳥羽山公園 名所・史跡
-
50<浜松市中心部>
カメラをズームすると、浜松駅前の高層建築群が見えました。
戦国時代、信州から下ってきた信玄は、ここから浜松をながめ、家康との「三方原の戦い」の策を練ったのかもしれません。
Petit Voyage! 2021①「100年名家が残るまち『天竜・二俣』」は、以上です。最後までごらんいただき、ありがとうございました。
緊急事態宣言で、ますます遠出が難しくなりました。コロナにかからないように気を付け、次回は、天竜川をもう少し遡る「奥天竜の旅」をしようかと思っています。
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