2021/08/10 - 2021/08/10
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nanochanさん
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この旅行記のスケジュール
2021/08/10
この旅行記スケジュールを元に
先日行われたオリンピックでは、T4「ブルーインパルス」が東京の空に見事な五輪を描き、開幕に花を添えました。「ブルーインパルス」の基地は、現在は宮城県松島にありますが、そのルーツはここ浜松です。1960年の東京オリンピックでは、浜松基地を飛び立ったF-86F「ブルーインパルス」が、真っ青な東京の空に五輪を描きました。
浜松は、太平洋戦争時には「浜松陸軍飛行場」や「浜松教導飛行師団」が置かれた軍都でした。戦後も自衛隊浜松基地が置かれ、航空教育集団司令部や第一航空団、第一術科学校等において若きパイロットや整備士の養成がおこなわれています。その浜松基地の横に航空自衛隊唯一の広報施設で、見て体験して楽しむ航空自衛隊のテーマパーク「エアーパーク」があります。今回は、「エアーパーク」を訪問した記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
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-
1<航空自衛隊浜松広報館>
航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」は、東名高速「三方原スマートインター」の近くにあり、東京、大阪、名古屋からも来やすい場所にあります。入場料は、何と無料!! トリップアドバイザーの「行ってよかった無料観光スポット」第3位に選ばれた、浜松の観光スポットの一つ。エアーパーク(航空自衛隊浜松広報館) 美術館・博物館
-
2<展示資料館>
エアーパークは、大きく分けて「展示資料館」「展示格納庫」「屋外展示場」の3つがあります。ここ「展示資料館」はメイン施設で、航空自衛隊の部隊情報や戦闘機の展示がされています。手前の円筒型の施設は、目玉の一つ「全天周シアター」。 -
3<展示格納庫>
展示格納庫には、航空自衛隊の歴代戦闘機や練習機など十数機が展示されています。 -
4<F-86F>
展示格納庫前には、初代ブルーインパルス「F-86F」。かっこいい! -
5<T4 練習機>
「キーン」という音で空を見上げると、そこには離陸する「T4」が…。
エアーパークのすぐ横が基地となっているため、航空機の離着陸が間近で見られます。 -
6<C-46 輸送機>
屋外展示場で存在感をアピールしているのが「C-46 輸送機」。アメリカから供給された機体で、人員輸送等に活躍しました。「空のデゴイチ」の愛称があるそうです。 -
7<ナイキ-J ミサイル>
ナイキ-Jは、アメリカ製の地対空ミサイルの日本版。ソビエトの高高度戦略爆撃機対策として自衛隊に導入。三菱重工業によってライセンス生産され、1994年(平成6年)まで運用していました。名前の由来はギリシャ神話の勝利の女神「ニケ(Nike)」。 -
8<H-21B 救難ヘリコプター>
逆「へ」の字のような変わった形の救難ヘリコプター「H-21B」。「flying banana(空飛ぶバナナ)」と呼ばれていたそうです。面白い。 -
9<複合遊具>
屋外展示場には、子ども向けのこんな遊具もあります。すぐ横が滑走路なので、絶好の撮影スポットの1つとなっています。 -
10<F-15 自販機>
屋外展示場の自販機。同じ種類のドリンクが何本か整列しているのは、いかにも自衛隊っぽい?「F-15」 のカバーシールもイケてます。 -
11<F-104 J 戦闘機>
こちらは、「F-104 J」 。アメリカ・ロッキード社が開発した戦闘機で、航空自衛隊では、1962年から210機も導入された、かつての主力戦闘機です。ミサイルみたいな形状にスピード感を感じます。 -
12<展示資料館>
展示資料館に入りましょう。1階では、航空自衛隊の部隊構成や防衛システム、自衛隊員の任務などについて知ることができます。また、戦闘機のカットモデル等もあります。 -
13<F-2 戦闘機>
「F-2戦闘機」は、「F-1戦闘機」の後継として開発された航空自衛隊の戦闘機。1995年に初飛行を行い2000年から部隊配備されました。米国の「F-16戦闘機」を大型化した機体に空対艦ミサイルを最大4発搭載可能で、戦闘機としては当時世界最高レベルの対艦攻撃能力と対空能力を兼備し「平成の零戦」とよばれました。 -
14<使用中止>
コロナの感染防止措置のため、接触型の展示物は、その多くが使用中止となっていました。残念ですが、仕方ありません。 -
15<F-2 装備品>
これらは、F-2の装備品。対航空機用の「空対空ミサイル」や対艦船用の「空対艦ミサイル」がいっぱい。 -
16<心神>
「心神」の正式名は、「X-2」。F-2の後継として日本が開発してきたステルス戦闘機です。最終的に米国の「F-35」が採用されて次期主力戦闘機となったわけですが、国産の戦闘機見たかったなぁ。 -
17<TX-4 モックアップ>
空洞実験用の「TX-4 モックアップ」もありました。 -
18<F-1 支援戦闘機>
これは戦後初の国産戦闘機「F-1」。「F-86F」に代わる対地支援戦闘機として1977年~2006年まで配備されていました。カットモデルで、エンジンの構造がよく分かります。 -
19<F-1 コックピット>
キャノピー(風防)越しですが、コックピットを近くで見られます。とっても、狭いです。 -
20<F-1 機械室>
コックピットすぐ後ろの機械室も見ることができます。多数の機械と何本ものコード類。1つでも機能しなかったり、断線したりしたら・・・と考えると、空を飛ぶのは奇跡的な感じがします。 -
21<F-1 垂直尾翼>
垂直尾翼の「兜マーク」。日本っぽくて、とてもいい!! -
22<ジェットエンジン>
「F-104J戦闘機」に搭載されていた「J-79-IHI-11A」エンジン。単発エンジンなのでとてもデカイ!。 -
23<展示資料館2階>
2階には、航空自衛隊が保有する航空機の模型のほか、基地を守る機関砲や各種ミサイルの模型が展示されています。 -
24<早期警戒管制機 E-767>
航空自衛隊には、「警戒航空隊」という日本の空を監視する部隊があります。その主力機種が、ボーイング社が開発した「早期警戒管制機E-767(AWACS)」です。背中に大型レーダーを積んだ特徴あるスタイルをしています。 -
25<浜松市上空を飛ぶ「AWACS」>
航空自衛隊は4機の「AWACS」を保有し、全てが浜松基地で運用されています。それは、浜松が日本のほぼ中央にあり、レーダーの監視範囲が広いためでしょう。浜松では、AWACSが飛ぶ姿をよく目にします。
※警戒航空隊「フォトギャラリー」より(出典記載により掲載許可)
https://www.mod.go.jp/asdf/awcw/second/third/index18.html -
26<政府専用機>
これは、天皇陛下や総理等の要人が外国訪問や国際会議出席などのために使用する「政府専用機ボーイング777-300ER」。政府が2機所有し、運用は航空自衛隊が行っています。 -
27<ラインメタル対空20ミリ機関砲>
こちらも基地防空火器の「ラインメタル対空20ミリ機関砲」。発射速度は、毎分1000発です。 -
28<対空機関砲VADS>
「VADS」は、低空で侵入する航空機を迎撃する基地防空火器。発射速度は、毎分3000発。現在、航空自衛隊では、「バッズ」とよばれる毎分6000発または4000発という発射速度を誇る新型の基地防空火器が配備されています。 -
29<パイロットの装備>
パイロットの装備コーナーもありました。「任務、ご苦労様です!」 -
30<射出シート>
こちらは、パイロットのシート。緊急時には、このシートごとパイロットは脱出します。 -
31<機上搭載機器>
左側はレーダーユニット。右側はレーダーマウント。 -
32<全天周シアター入り口>
「全天周シアター」は、自衛隊機のパイロットの視点で高度2万フィートの迫力満点の光景を体験できるドーム型シアター。エアパークに行ったらぜひ体験したいアトラクションの一つです。 -
33<上映時間>
コロナの影響で、上演時間や入場人数が制限されていました。エアパークに行ったら、まず最初に全天周シアターの予約をするといいですよ。 -
34<展示資料館3階>
展示資料館3階には、ブルーインパルスの簡易シミュレーターや政府専用機で使用された実物の内装、喫茶店、図書コーナーなどがあります。 -
35<ブルーインパルス簡易シミュレーター>
簡易シミュレーターは4ブースあり、子どもたちで賑わっています。 -
36<体験してみた>
おじさんだってやってみたい!、というわけでやってみました。離陸は簡単ですが、着陸がなかなか難しく、4回墜落し、5回目にやっと着陸できました。 -
37<政府専用機貴賓席>
ブルーインパルス簡易シミュレーターの横にあるのが、初代政府専用機(ボーイング747)の貴賓室再現セット。 -
38<全国で2か所だけ>
天皇陛下や首相の渡航で実際に使われていた貴賓席を見られるのは、全国でも石川県小松基地とここだけ。残念ながら、座れません。 -
39<政府専用機 記者会見席>
これは、政府専用機の後部に設けられていた記者会見席。 -
40<スカイラウンジ Fuji >
エアパーク1番の絶景スポットにあるのが、「スカイラウンジ Fuji」。滑走路を離着陸する自衛隊機を見ながら食事を楽しめます。 -
41<滑走路>
展示資料館から展示格納庫へ向かう2階通路から見た基地の様子。遠くに、滑走路や管制塔、レーダー、格納庫、T4などが見えました。 -
42<展示格納庫>
展示格納庫には、航空自衛隊の歴代航空機を中心に十数機が展示されています。また、ブルーインパルスコーナーやシミュレーターなどもあります。 -
43<零式艦上戦闘機>
言わずと知れた日本が世界に誇る名戦闘機「零戦」です。戦後、グアム島で発見された零戦が修復され展示されています。 -
イチオシ
44<零式艦上戦闘機>
零戦は、いろいろな型番がありますが、これは後期の「52型甲」。抜群の運動性能と航続距離、そして熟練パイロットの技量により、戦争半ばまでは大活躍しましたが、アメリカ軍機が高性能化し、物量でも大きな差がつくと、零戦も歯が立たなくなっていきました。でも、第2次大戦での「名機」という評価は揺るぎません。 -
45<イタリア軍 S.V.A.9>
これは、第1次大戦中のイタリア軍機「S.V.A.9」。戦後、イタリア人パイロット「フェラーリン」は、世界で初めて同一機によるローマから極東への飛行を成功させました。この機体はレプリカですが、イタリアと日本を結ぶ証としてここに展示されています。 -
46<フライト・シミュレーター>
ここは、人気のアトラクション「フライト・シミュレーター」。残念ながら、本日分は終了でした。 -
47<ブルーインパルスコーナー>
ブルーインパルスの歴史や隊員、歴代のブルーインパルスの雄姿を見ることができるコーナーです。 -
48<VRコーナー>
VRゴーグルを装着すると、ブルーインパルスに搭乗するパイロットと同じ目線で360度のフライトを疑似体験できます。 -
49<初代 F-86F>
初代ブルーインパルス「F-86F」は、1960年8月、浜松基地第1航空団第2飛行隊内に「空中機動研究班」として誕生。東京オリンピックと大阪万博開会式で、大空に見事に文字を描いたことで知られています。 -
50<2代目 T2>
2代目ブルーインパルスは、1982年1月、松島基地第4航空団第21飛行隊内に「戦技研究班」として発足。使用機種「T2」は、F-86Fに比べて高速性能が増し、よりダイナミックな演技を見せてくれました。 -
51<3代目 T4>
3代目ブルーインパルスは、T-2の後継機として採用された「T4」。スピードより機動性能が重視された機体です。1996年4月5日に松島基地の4空団11飛行隊として「T-4 ブルーインパルスチーム」が誕生しました。 -
52<T4 編隊飛行>
T4がスモークを出しながら編隊飛行する模型。オリンピック・パラリンピックの展示飛行を彷彿とさせます。 -
53<F-4E J 戦闘機>
「F-4E J」 戦闘機は、米空軍のF-4E(通称ファントム)日本での運用に特化させ改造した戦闘機です。 1970年代に導入されて以降、半世紀近くにわたり日本の空を守ってきました。2021年3月をもって退役。お疲れ様でした。 -
54<F-4E J 戦闘機>
F-4E Jのおしり。なかなかグラマー。 -
55<救難ヘリ V-107A>
現在は退役していますが、昭和42年11月21日から平成22年11月4日まで、長い間救難ヘリコプターとして活躍しました。 -
56<ミュージアムショップ ツバサ>
見学の後は、お土産を買いに、正面入り口近くの「ミュージアムショップ ツバサ」へ。 -
57<ジャンスカ>
これは、小学生くらいの女の子用「ジャンパースカート」。うちの娘の小さい頃に着せたかったなぁ・・・。 -
58<マスク各種>
ブルーインパルスのマスクもありました。 -
59<お菓子1>
塩チョコクランチ「気炎万丈」。気炎万丈とは、意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。チョコ、溶けてないといいが・・・。 -
イチオシ
60<お菓子2>
プリントクッキー「来るなら来い」。英語だと「Ready Any Time」。すごいネーミングだ。 -
61<お菓子3>
チーズ&チョコケーキ「断固日本」。包み紙も、迷彩柄でグーッ!! -
62<定番のカレー>
旧海軍の定番といえば「横須賀・海軍カレー」。そして、現代の自衛隊のオリジナルカレーといえば「撃カレー」。レストラン「スカイラウンジ Fuji」でも食べられます。たしか、600円。 -
63<限定マグカップ>
「ここでしか買えない」の言葉に弱く、マグカップを購入。もちろん買ったのは、この基地にしかない「早期警戒管制機 E-767」バージョン。また家のマグカップが増えちゃった・・・。
Petit Voyage! 2021⑩「エアーパーク」~濱松宿(中区)~は、以上です。最後までごらんいただき、ありがとうございました。
緊急事態宣言下で、ますます外出が難しい今日この頃ですが、防疫対策をしっかりして人がいない場所をぶらぶらして、また旅行記を書きたいと思います。皆様もお元気で!!
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この旅行記へのコメント (2)
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- テクテクさん 2021/10/23 11:53:10
- 参考にさせていただきました
- 素晴らしく丁寧な旅行記、自分がエアーパークへ行くのに参考にさせていただきました。ありがとうございました。お土産も載せて下さったものを現地で確認して、一緒に行った人が面白がって「気炎万丈」を買いました(笑)私はブルーインパルスのクッキー買ったんですが、「来るなら来い」も買えば良かったな~。
- nanochanさん からの返信 2021/10/29 22:25:11
- コメントありがとうございます
- テクテクさん、こんばんは。nanochanです。
このたびは、コメントをいただき本当にありがとうございました。自分の拙い旅行記が少しでもお役に立てたと知り、嬉しく思いました。
テクテクさんのドイツへの旅行記を拝見しました。ノイシュバンシュタイン城は一度行きたいと思っていた所なのでうらやましいです。ドイツに行くことができるようになったときには、旅行記を参考にさせていただきます。
私は、2年前にイタリアに行きましたが、イタリアは本当によかったですよ。翌年も行くつもりでしたが、コロナでポシャッてしまいました。イタリアへの旅行記も6本ほどアップしてありますので、よろしければごらんください。
では、今後ともよろしくお願いします。
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