2020秋の青森旅行その4　弘前市内をサイクリングして奇跡のリンゴ冷製スープのフレンチランチ

2020/11/01 - 2020/11/01

電車に乗り遅れることもなく無事朝一番の盛美園の観光を終えて弘前駅に戻ってきた。
ランチの予約を11:30にしているのでそれまで昨日見られなかった弘前中心部の観光スポットを見ようとレンタサイクルを借りる。
弘前市内はほぼ平地なので自転車の観光は大正解。
朝ごはんをたっぷり食べたのでその消化にもぴったり(笑)。
そしてランチは人気のフレンチレストランでのランチ。
よく考えたら初の一人フレンチ…。
海外では本格フレンチのレストランなんて行かないからなぁ。
普通の生活では一人でフレンチ食べようなんて思わないけど旅行だと出来てしまうのは旅行マジック？
詳細は旅行記をどうぞ。

エリア 弘前(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

10:14弘前駅到着の電車で無事盛美園から戻ってこられた。
盛美園までは電車で20分。
でもその電車が1時間に1本しかないのでちゃんと電車に乗れるかどうかが今日のスケジュールを左右しかねなかったのでひとまず安心。
津軽尾上駅は無人駅かつ自動券売機もなかったので弘前駅の改札口で運賃を精算。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11666848
の続き

弘前駅 駅

そしてそのまま駅前の観光案内所に飛び込む。
その理由は…

弘前市観光案内所 名所・史跡

レンタサイクルを借りるため。
見たい場所がちょっと離れている&循環バスだと移動に時間がかかるので機動性のある自転車が便利という判断。
1日500円で借りられるのでリーズナブル。
電動もあった気がするけど弘前はほぼ平地なので普通の自転車で十分だと思う。

早速借りた自転車に乗ってサイクリング。
その途中、でっかい100円の札につられて急ブレーキ。
え？ラフランスが３個で100円？？
安すぎない？
ということで勢いで１皿買ってしまう。
が…ラフランスって…柔らかいんだよね。
レジ袋に入れてそのまま自転車の籠に入れてしまったので…このうちの１個は半分潰れるほどベコベコになり捨てる羽目に…。
この時はそんなことも知らずにいい買い物したとホクホクしてた…。

更に進むとこんな建物が。
なんだろう？と思って自転車を止める。
気軽に止まれるのが自転車の魅力。

富田の清水 名所・史跡

建物の中に入ってみると水がある。
ここは富田の清水というところで昔はこの水を紙漉きに使っていたらしい。
その後は槽ごとに使用用途を変えて、水が出てくる場所の槽は飲用、その隣は料理、一番奥は洗濯用となっていたらしい。
なるほど。
今も水が汲めるようにもなっていたので地元の人が水を汲みに来たりもしているのかな？

そして出発から10分ちょっとで目的地の最勝院に着いた！と思ったけど…この門からは入れなかったので…

ぐるっと回ってこの入口にたどり着いた。
右が八坂神社で左が目的地の最勝院。

まずは最勝院へ。
逆光で…いい写真が撮れない…。

最勝院 寺・神社・教会

ということで入口を入って反対を向くと順光でいい感じ。

最勝院 寺・神社・教会

紅葉が綺麗～。
紅葉の名所でもあると聞いていたので観光客多いかな？と思ったけど、中心部からは距離があるせいかほとんど人はいなかった。
100円循環バスもここは通っていないので、レンタサイクルなかったら私も来てなかったと思う。

まずはこちらの社務所へ。

御守りがいっぱい売っているなぁ。

社務所に来たのは御朱印を頂くため。
チャイムを押すと出てきてくれる。
御朱印はご覧の種類があるけど通常バージョンは右下の「不動尊」みたい。
この写真だとちょっと光って見えにくいなぁ…。

御朱印を書いてもらっている間に境内を見学。
こちらが本殿。

こちらの神様が疫病から守ってくれる神様らしい。
初めて聞く神様の名前だな。
もう本当に…神頼みになって来たよね。
今思えばこの時はまだ落ち着いていた時期だったんだなぁ…。

大きな銀杏の木。
綺麗に紅葉している。
青森は１か月季節が早い感じがする。

こちらは手水場。
竜が勇ましい。

梵鐘（平和の鐘らしい）の奥に見えるのが…

五重塔。
国の重要文化財にも指定されている。
その昔津軽統一の際に戦死した人の供養に弘前藩初代藩主の津軽為信が建立したらしい。
高さ31.2ｍとなかなかの高さ。

最勝院五重塔 寺・神社・教会

この五重塔、心柱が２層目までしかないらしい。

そろそろできたかな？と思って社務所に戻ると私の御朱印帳が置かれていた。
横のお皿に300円を入れて受け取る。
津軽の文字がちょっと嬉しい。

青空に五重塔と紅葉が映える。

最後に紅葉を。

そして門を出て…

すぐ隣の八坂神社へ。

入ってみると…何もないような…

と、奥に鳥居と小さな本殿。
これだけ。

どうもこっつの通りが本当の入口だったみたい。
横の通路から入ってしまった感じ。
まぁいいか。

それから再び自転車に乗って移動～。
茶色の煉瓦造りの建物が見えて来たので地図を見ると弘前れんが倉庫美術館らしい。
あ～なんかガイドブックで見た。
新しい観光スポットだったような…と思って後で調べたら今年の6月にオープンしたばかりらしい。
種別としては現代ミュージアム。
でも今回は時間がないのでパス。

そして到着したのが弘前昇天協会。
被昇天じゃなくて昇天なんだ…。

弘前昇天教会 寺・神社・教会

閉まってるのかな？と思ったけど押したら開いたので入ってみる。

靴を抜いて入ると…？？？？あれ？
ここは？？
教会だよね？？
と思って更に奥の襖をあけると…

教会だった。
そういえば海外でも入口部分がカフェになってて奥が教会になってるところあったな…。
さすがに入口襖じゃなかったけど(笑)。
煉瓦造りだけど中は木を使用していた。
弘前って本当に教会多いなぁ。
なんでだろう？

昨日の夜見た一戸時計店は今日もお休みらしい。

一戸時計店 名所・史跡

土手町通りの商店街は開いているお店もあれば閉まっているお店もある。
数週間前に発生したクラスターで飲食店に休業要請が出ていたけど今は時短要請に切り替わっている。
でもそのまま休業しているお店も多いみたい。

こちらのレトロなビルは三上ビル。
このビルの１階にある珈琲時代屋はガイドブックにも載っている有名店。
一応弘前のカフェもチェックしていたけど…入る時間はなかったな…。

三上ビルの近くには青森銀行記念館。
明治時代に建てられたルネッサンス様式の建物で旧国立第五十九銀行本店本館として国重要文化財の指定を受けている。
入館料が200円だったので時間があれば見学したかったけど…ちょっと時間が足りなかったな…。

青森銀行記念館 美術館・博物館

で、向かったのが昨日も行った旧東奥義塾外人教師館。
こちらは昨日見学済なので目的はこの建物の裏にある…

こちら。
弘前市内にあるレトロな建築物がミニチュアで展示されている広場。
昨日行こうと思っていたんだけど場所がイマイチ分からなかったので昨日の夜ホテルで調べておいた。
昨日は暗かったしこんなのあるの全然気が付かなかったわ。

ミニチュア建造物群 名所・史跡

こちらが弘前のレトロ建築の中でも一番人気の旧弘前市立図書館。
現在全面修復中で外観は全く見られないのでこれで我慢。

そのほかにもいろいろの建物があった。
現存するものもあれば今はもうない建物もある。
が、日本の場合古い建物と言ってもせいぜい100年かそこら。
ヨーロッパだと500年前の建物とかが普通にある。
こういうの見ると石の文化と木の文化の違いをつくづく感じる。

が、残念ながらこんな状態のミニチュアも。
青森銀行記念館はほぼ崩壊しているのね…。

こちらは教会シリーズ。
上は昨日行った日本基督教団弘前教会。
下はさっき行った弘前昇天教会。

それから旧弘前市立図書館へ。
実は昨日もこの横を通っていたけど、この状態だったので全く気付かず。
昨日ホテル帰ってから「そういえば旧弘前市立図書館ってどこにあったんだろう？」と思って調べてみると…通り過ぎていたことが判明し、今日時間があれば来ようと思っていた。
これだけ完璧に覆われていたらさすがにスルーするなぁ。
ちなみに工事は予定では今年の11/20までらしい。

修復中なのは知っていたので中の見学も諦めていたけど覗いてみると…あれ？開いてる？
ということで中に入ってみる。

旧弘前市立図書館 名所・史跡

見学は無料。
来てみるもんだね。
なんかちょっと学校っぽい。
靴を脱いでスリッパに履き替えて見学。

小さめのお部屋に大きな机と本棚。

こちらは婦人閲覧室。
婦人ってわざわざついているってことは男性はNGなのかな？
明治時代に建てられた図書館なので男女で閲覧室を分けていたのかな？

２階も見学OKなので上がってみましょう。

こちらは館長室。
明るいね。

普通閲覧室は今は展示室として使われていた。

そろそろ時間だな…と思って向かったのがこちら。
レストラン山崎。
実は弘前はフランス料理店が数多くあるらしい。
このお店はガイドブックには必ず紹介されている有名店。
開店時間の11:30に張り切って予約をしておいた。
ちょっと早めに到着。
が、ここでさっき買ったラフランスを見るとそのうちの1個が半分潰れてた…。
……そういやラフランスって柔らかいよね…。
自転車の籠に放り込んでたらそりゃかごにぶつかってこうなるよね…。
が、今はどうにもできないので取りあえずラフランスの入っているレジ袋を縛っておく。
マイバックじゃなくってよかった…。

11:30にお店が開いたので入店。
一番乗り(笑)。
後から来る人たちもほぼ予約の人っぽかった。
思っていたよりカジュアルな雰囲気。
ランチってのもあると思うけど。

レストラン山崎 グルメ・レストラン

飲み物は木村秋則さんの奇跡のりんごペクチン入りドリンク（660円）を注文。
味は…りんごジュースが薄くて他になんか入っているって感じの…。
表現難しい…。
食レポは無理だな…。

さて注文したのは3850円の弘前フレンチお好みコース。
オードブルやメインを選べるコース。
6種類のオードブルから選んだのは「陸奥湾産帆立貝とキノコの香草バター焼き」。
見た目もかわいらしい。
もちろん味も文句なく美味しい！

オードブルを食べている時にアミューズの長谷川自然牧場産豚肉のソーセージが出て来た。
普通はオードブルの前じゃないの？とちょっと思ったけど…忙しいのでちょっと出す順番が狂っているんだろうね。

オードブルの次はスープだよね。
が、オードブルからスープまでの間が結構長かった…。

スープは4種類からのチョイス。
選んだのはプラス料金550円かかる木村秋則さんの自然栽培りんごの冷製スープ。
このスープはこのレストランのスペシャリティ。
これが飲むと幸せになれるレベルで美味しい！
りんごのスープってどんなの？と思ったけどりんごだからと言って甘いだけではなくちゃんと食事のスープとして成り立っているというか…。

メインは4種類から。
選んだのは長谷川自然牧場産熟成豚肩肉　奇跡のりんご果汁煮込み。
小さなグラタンがついてた。
お肉は柔らかでソースも美味しい。

デザートは奇跡のりんごのシロップ煮　カラメリゼ　蜂蜜アイスクリーム。
デザートは7種類からの選択だったけどついついりんごにしてしまった。
甘すぎない大人のデザート。

最後にコーヒー。
コーヒーは多分ネスプレッソ(笑)。
時間を見ると12:57の青森行きの電車に間に合いそうな時間。
スープが出てくるの遅かったので諦めかけてたけど、それ以降テンポよく出て来たのでこれなら間に合う？と思ってゆったりしたい気持ちもやまやまだけどちょっと急ぎめに。

お会計の時にレジにこんなものが。
「へ～梅田に来るんだ、行こうかな」と思ってたけど…結局行けず。
言ったらりんごのケーキ貰えたのに…行けばよかった。
ちなみにこの時レジをしてくれた人も行く予定なんだとか。

そして優雅にお店を出てから自転車を飛ばして駅に向かう。
あ、もちろん安全運転で(笑)。
だって12:57の電車逃すと次は約1時間後なんだもん…。
急ぎながらもりんごの時計に反応して思わずパチリ。
ちなみに青森市より弘前市の方がりんご推しがすごかった！

おかげで出発の10分くらい前に弘前駅到着。
手早く観光案内所にレンタサイクルを返却して駅前のホテルに預けていた荷物をピックアップして弘前駅にまた戻る。
駅前のホテルでよかった。
で、さっとICカードで改札を抜けようと思ったんだけど…

弘前駅 駅

なんと！ICカードが使えない自動改札だった。
どう見ても新しいのに、どう見てもその機能はありそうなのに使えないのか…。
間違える人がいるからか使えないことをでかでかと表示している。
なのでカバンから取り出したICカードをしまって、代わりに財布を取り出して急いで切符を買う。
青森駅までは540円。

ホームに行くともう電車は来ていた。
これで弘前とはお別れ。
次は青森市を目指す。

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