2020/11/19 - 2020/11/19
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ドクターキムルさん
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帰りに永福寺経塚山を眺める。経塚の直ぐ傍まで崩落した二階堂川沿いの崖の工事現場で、崖の立ち木を切った跡の岩の岩盤に鉄のネットを被せる作業をやっている。何人もが、崖上の木にロープを固定し、そのロープに体を預け作業している。この崖の表土と草木を剥いでしまうと、人工的に山の裾野を掘削した崖であることが分かる。すなわち、源頼朝の生前から鎌倉では山裾を掘削して平地を広げていたのだ。ここの崖を見ていると、その後に造られた壽福寺の崖を思い出した。禅宗である臨済宗が鎌倉に入る以前からこうした土木作業が遣られていたのだ。ここ永福寺では伽藍を建てるために裏山を掘削したとされている。しかし、それよりも大規模に経塚のある山の裾も掘削しているのである。経塚は丁度、釈迦堂(二階堂)と阿弥陀堂との間位に当たる。その釈迦堂と薬師堂の真向かいの崖が今回の工事現場だ。そして、狭い二階堂川を挟んで住宅が建っている。よくもこんな場所に建築許可が下りたものだ。
(臨済宗の)壽福寺の崖は垂直であり、頼朝が創建した永福寺(実は天台宗)でもほぼ垂直で、幾分斜度がある崖の部分はこれまでにも何度か崩落した跡であろう。それにしてもその崖の高さはほぼ同じ程度であるが、非常に高く、目がくらむほどだ。
(表紙写真は永福寺経塚山)
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永福寺経塚山。
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永福寺経塚山。
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永福寺経塚山の崖が見える。この崖は自然な山裾ではなく、人の手で削った崖だ。永福寺建立時に山の裾野を削って平地を広げたのである。したがって、永福寺前を通る道路や前を流れる二階堂川も崖側に移された。しかし、崖崩れの心配があるので、二階堂川と道路の間には多少の空き地が設定されていた。それが戦後になってその空き地に住宅が建ち、その住宅の裏の崖を現在は崩壊防止の工事を実施している。
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永福寺経塚山の崖。車が止めてある場所は公衆トイレ予定地だったのだという。工事が完了したならここに公衆トイレが建つ!?
カメラを買い替え、バッテリーも買い足したが、2個組かと勘違いして1個だけのものを買ってしまった。今日はその2個ともバッテリー切れで工事現場の写真を撮ることが出来なかった。
崖の下から見上げると、先日(11/16)は経塚までは辿り着かなかったことが分かる。別の尾根を廻ったようだ。
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