【雲南古鎮游→ミャンマー国境】④ [玉龍雪山 ４６８０ｍ 到達！！]

2020/11/07 - 2020/11/07

１１月７日（晴天）
玉龍雪山に登ります。
到達点は富士山より高い４６８０ｍ！
この高さまで、私でも行ける場所は、他には無いでしょう。
貴重な経験が出来ました。

素晴らしい眺望！！
心配した高山病は、ここがホントに４６８０ｍかと思うほど全く兆候はありませんでした。

現在、コロナ制限で外国人の中国への旅行入国は認められていません。
５Ａランクの観光地のほとんどは、１日の入場制限を設けており、外国人の入場は基本的に出来ない状態です。

今回の玉龍雪山はどうかというと、外国人の入山は可能です。
ＰＣＲ検査を受けずに入山することも可能です。
（詳細が必要な方は本編最後をご覧ください）

【 旅程 】
11/5 長沙→(沧源)→麗江/14:30 →(束河古鎮)
11/6 核酸検査、束河, 白砂古鎮 - (束河古鎮)
■11/7 玉龍雪山 ----------------- (束河古鎮)
11/8 麗江 → 4香格里拉 ------- (香格里拉)
11/9 香格里拉 --------------- (香格里拉)
11/10 香格里拉 → 4麗江古城 --(麗江古城)
11/11 茶馬古道 乗馬トレック---(麗江古城)
11/12 麗江 → 3沙渓古鎮 ------- (沙渓古鎮)
11/13 沙渓古鎮 ----------------- (沙渓古鎮)
11/14 沙渓古鎮 ----------------- (沙渓古鎮)
11/15 沙渓→洱源→大理古城 (大理古城)
11/16 大理古城 → 和順古鎮 (和順古鎮)
11/17 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/18 熱海温泉・銀杏村 ----- (和順古鎮)
11/19 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/20 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/21 瑞麗 ----------------------- (瑞麗)
11/22 一寨两国,畹町橋,口岸 (瑞麗)
11/23 →芒市→長沙

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】①（長沙→麗江）麗江でPCR検査を受けることに。。
https://4travel.jp/travelogue/11656749

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】② [麗江でPCR(核酸)検査を受ける]
https://4travel.jp/travelogue/11658435

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】③（白沙古鎮）～PCR(核酸)検査の結果判明！
https://4travel.jp/travelogue/11658489

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】④ [玉龍雪山 ４６８０ｍ 到達！！］
https://4travel.jp/travelogue/11658779

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑤（束河古鎮）
https://4travel.jp/travelogue/11659388

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑥ [シャングリラ1日目…大佛寺の巨大マニ車、独克宗古城は閑散]
https://4travel.jp/travelogue/11659635

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑦［シャングリラ2日目…松賛林寺]
https://4travel.jp/travelogue/11659720

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑧［麗江古城～茶馬古道 乗馬トレッキング］
https://4travel.jp/travelogue/11659803

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑨ [ 沙渓古鎮 ]
https://4travel.jp/travelogue/11659807

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑩ [静かで閑かでしずかな白族の村：沙渓古鎮(2)
https://4travel.jp/travelogue/11659812

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑪ [逃げろ！ こんなとこ！大理古城から和順古鎮］
https://4travel.jp/travelogue/11659809

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑫ [熱海温泉～銀杏村：和順古鎮]
https://4travel.jp/travelogue/11661419

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑬ [京都にいるような～和順古鎮]
https://4travel.jp/travelogue/11659810

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑭ [国境は…テーマパークに］
https://4travel.jp/travelogue/11662921

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑮ [国境には壁…川はもう渡れない...]
https://4travel.jp/travelogue/11663555

エリア 麗江(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

当日のルートです。

１１月７日 ７：５０
前日にＰＣＲ検査を受け陰性の私は無事ツアーに参加できました。
ミニバンに同ホテルの中国人客５名との計７名です。

30分でロープウェイに行くバス乗り場に到着しました。
乗場の名称は「蓝月谷出发点」

ここで、私だけチケット売場でチケットを受け取ります。

私を含めツアー客は全て事前（前日～３日前）にネット予約済です。

中国人はチケット不要で、入場ゲートにＩＤカードをタッチするだけです。
（現在、中国の鉄道も中国人はチケットレスでＩＤカードタッチです）

ここで、私がチケットを得るために必要なものは、パスポートと「雲南健康码」というものだけです（健康状態異常無しを申請したＡＰＰ。本編最後に詳細記載）。

チケットには、パスポートNoも姓名の記載もありません。
ただ、[身分証]という項目に、[huz]と記されています。
これは、中国語のパスポート（护照：hu zhao）のことです。
パスポートNoや氏名、性別等のパスポート情報は、ＱＲコードに入っているのだと思います。

料金は、140元(2240円)となっています。
この料金には、景区観光車(大型バス)
[切符売場→ロープウエー駅→藍月谷→切符売場]
とロープウエー往復が含まれています。

ちなみに、今日のツアー料金は、390元(6240円)です。
玉龍雪山へは入山料(100元)が必要で、ツアー料金に含まれています。

そして、バス乗り場のゲートへ。

右から３列は「身分証(中国ＩＤ)」利用者
左端は、パスポート利用者（つまり外国人）です。
ここで、外国人は、ＩＤの代わりに先にゲットしたチケットのＱＲコードを読み込ませて通過します。

バスは大型バスです。
多少並んでますが、閑散期だし、コロナで１日10,000人に入場制限されてますから、本来の中国混雑とは比べ物になりません。
５分程で乗れました。

10分でロープウェイ乗場に到着です。

この地点で、既に3356ｍ。
私達はこの時点でも全く体調に異状はありませんでした。

ここではロープウェイに乗るまでに30分かかりました。
それでも、行列はこんなものです。

この30分間は、3356mの高地トレーニングをしているつもりで、深く息を吸う練習をしたり、空気缶を使ってみたりして、心の準備にちょうどいい時間でした。
高山病は、一度発症すると、その後空気缶を吸ったり、薬を飲んだりしても回復することはできず、下山するしかないと聞いていたので、とにかく最初に注意しました。
薬は服用していませんが、チョコレートとキャラメルを食べていました。

そしていよいよ乗車です。(9:40)
８人乗りです。

乗車時間は僅か10分。
10分で1200mもの高度を登るのです。

この日は穏やかな天気で風もなく、乗っていて、速度や揺れは気になりませんでしたが、絶壁のような急角度の斜面を上がっていくのには驚かされました。

あっという間に到着

雲の上です。。。

すごい。。。

背後にそびえるのが、玉龍雪山（5596ｍ）。
最高地点（4680ｍ）に至る山道が見えます。

ロープウェイを降りたこの場所は、4506ｍなのです。

体調に異常はありません。
ここは、ホントに4506ｍなのか？
空気の薄さって、感じないものなんだろうか。
それとも、2人とも鈍感なだけか。。。

4680ｍを目指して登って行きます。
ツアードライバーは、登頂には1時間と言ってましたが。

だいぶ登りました。
背後右端に見えるのは、ロープウェイ駅です。

まだ、全然苦しくありません。

ここまで来ました。

ふと、横を見ると、標高4585ｍ。
13分で79ｍ登ったようです。（10:13）

ここまで来ました。（10:21）
中央奥に見えるのが、4680ｍ到達点です。
少し、疲れて来ました。
頭痛などはありませんが、足などが疲れた感じです。
相方は少し心臓がバクバクすると言ってました。
ここで、持って来た甘いジュースを飲みました。
すると、急に元気が復活。
チョコレートやキャラメルは即座にパワー実感はありませんでしたが、ジュースは五臓六腑にしみわたり、一気に脳まで活性化される感じです。（マジ）

頂上はもうすぐです。

さあ、最後の上り階段です。（10:26）
すぐそこが、4680ｍです。

しかし、この直線階段が一番急斜面で大変です。
ゆっくりと２度立ち止まって登りました。
この階段は下山が更に危険です。
私達の前を仲間と大声で話しながらスマホ撮りして降りていた中国女性は、お約束通り4～5段転げ落ちました。
こんなのが、背後にいる場合は、立ち止まって、先に行かせた方が安全です。

そして、4680ｍ到達！（10:31）
ゆっくり休みながら登りましたが31分で登頂成功です。

この石碑。
写真右側から撮ると背後に玉龍雪山をバックに撮れるのですが、中国人5～6組が撮影順番待っているので。
こちらから。

こちらが、玉龍雪山(5596m)。
ここが、4680mの小さな看板の数字も見えます。
結局、高山病は大丈夫だったようです。

クライマーズハイなのか？
更に心なしか、２人とも顔が膨らんでいるような気が。。
４６８０ｍデブ２人

やったね、４６８０m！ ^_^

下山して、昼食の火鍋を食べた後に行ったのは、藍月谷

ここは、エメラルドグリーンの水が九寨溝のような感じです。

どうして、こういう色に見えるんでしょうか。

背後には、玉龍雪山…ですが、この滝…ちょっと怪しい気配が…

ちょっと怪しい、石灰棚。
その名も「蓝月谷 白水台」

さて、これで玉龍雪山ツアーは終了です。
この後は、外国人の玉龍雪山や九寨溝チケット購入についてです、必要な方はご覧下さい。

【健康码】について
空港、鉄道駅、バスターミナル、ショッピングモールなど至る所にこの看板（丸いQRコード）があります。
これは、麗江空港のもの。
（私は長沙では、湖南省の健康码を使っています)

wechat やAlipayで読み込むと、こんな画面が出ます。
［ 云南健康码申报和展示 」(申請と表示)というところをタップします。

私は既に登録してあるので、健康QRマーク(緑色)が表示されます。
申請説明のために［代他人］というところをタップします。

これは、他人のための申請フォームのため、代理人との関係選択画面がありますが、その他は、自分で申請する時と同じです。
電話番号 入力（中国の電話番号)
姓名（アルファベット：YAMADA TAROの順）
护照（huzhao：パスポート）を選択
性別を選択

年齢を入力
［外省进入云南］(省外から入境)を選択
国内出発地を入力（长沙とか)
目的地を入力（丽江とか)
★文字入力は、もちろん簡体字

健康状態の選択
全て「否」

承諾に同意のチェックを入れて［提交］で完了。
一度登録すれば、各所でQRコードを読み込むと「緑色の健康码」が表示されます。

チェック欄の意味は
□流行の予防・管理については、総合管理法に従い、上記の情報を管轄の流行予防・管理部門に提出することに同意します。
□上記の情報は私自身が記入し、情報内容の信憑性と完全性について責任を負います。情報が間違っているか欠落している場合、私は対応する法的責任を負います。同時に、疫病の予防と管理の規制を遵守し、協力し、すべての措置と要件に従うことを約束します。

【玉龍雪山 ロープウェイ】チケット購入について
これは「丽江旅游集团」（Lìjiāng lǚyóu jítuán）というスマホサイト（必要な方は検索して下さい）。

サイト内のこんな場所を探します。

下方スクロールすると
索道票＋観光車票 ￥140 があります。

これが、そのチケットです。
この料金には、景区観光車(大型バス)
[切符売場→ロープウエー駅→藍月谷→切符売場]
とロープウエー往復が含まれています。

★玉龍雪山へは入山料(100元)が別途必要

日程を決めます。
（受付は3日前から、前日22時まで。外国人は前日12時まで)
実名信息というところをタップします。

姓名（アルファベット)を入力
次の身分証のところをタップします。
すると次の写真の画面が現れます。

これが、一番のポイントです！

ここに、护照（パスポート)の項目があります！

ここをタップすると、外国人もパスポートNoを入力できるのです。

★九寨溝が、なぜ外国人が入場出来ないのかという理由がここにあります。
九寨溝も事前予約が必要ですが、身分証の項目に护照の項目が無いために外国人は予約できないのです。
九寨溝も玉龍雪山と同じで１日の入場者は10000人です。
現地に直接行っても、ネット予約票が無いのでチケットは取得できません。
成都の旅行社の友人に調べてもらいましたが、現時点で九寨溝は、この理由で外国人は入場出来ないのです（他の理由があるかもしれないけど）。

これは、中国アルアルですが、「現地に３日前に行くから売ってくれよ」などと言っても問答無用。「外国人は受け付けてない」で終わりです。
しかし、現地で聞き周れば、外国人でも予約申し込みする方法が見つかるかもしれません。
これが、中国アルアルです。

ということで、玉龍雪山のチケット（バスとロープウェイで140元）は、外国人もネットで購入すれば自力でバス乗り場まで行けば、4680mに行くことが出来るのです。
麗江からのバス（15元）もあります。
チャーター車なら往復で200～300元かな。

自力で行くなら、PCR検査は不要でした。
私が利用したようなツアー（390元：ホテルからの往復、防寒着、空気缶、水、昼食（火鍋）、玉龍雪山景区入場料/100元、ロープウェイと景区バス/140元 込）は、旅行社3軒回りましたが、全て外国人は受け付けていませんでした。

ホテルツアーが、PCR検査を条件にしたのは、ドライバーや他のツアー客への配慮ということですかね。
他の旅行社で中国人価格を聞くと260元というのもあったので390元も外国人（相方も）価格でした。

しかし、中国ですから、ネット予約が出来ても、現地（玉龍雪山）で外国人ノーと言われたらアウト。
その点では、一応ホテルツアーに全て任せた方が確実とも思っていました。

私の予想では、「一言も喋るなよ！お前を中国人として入山させる。」かと思ったんですけどね。

PCR検査結果は、以前から欲しかったので、ちょうど良かったのです。
相方は、こんなことでもないと検査させてくれないので。
中国では、今や外国人がコロナ危険視されるわけで、PCR検査表は、水戸黄門の印籠なのです。

さて、明日は香格里拉に向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• ベイグラントさん 2020/11/15 15:22:30

  絶景だな～！

  スイカさん、またまたお邪魔します～。
  
  すごい！すごい！
  最高のお天気に恵まれて、素晴らしい景色を堪能できましたね！
  山も、湖も、とんでもなく綺麗だなぁ！
  めちゃめちゃ行きたくなりました。
  
  ただ、白水台気になったので調べてたら、一部コンクリートとの情報があったんですが、そんな感じありましたか？
  
  前の旅行記で、「明日、登れるかなぁ？」とおっしゃっていたので、「え？あんな遠くの、あんな高いとこ、そんな簡単に行けるの？」と思ったけど、10分で1200ｍも登る驚異のロープウエーのおかげなんですね！
  すっごいなぁ！
  さすが中国。
  
  
  ベイグラント
  

  スイカさん からの返信 2020/11/16 00:26:05

  RE: 絶景だな?！

  玉龍雪山はおすすめですよ。
  なんと言っても4680mに行けるってことはまずないでしょう。
  酸素が薄いってのを感じたかったんですが全く感じませんでした。
  
  白水台は、ベイグラントさんが行った黄龍のミニ版で、ホントの白水台は、麗江とシャングリラの間にあります。シャングリラから3時間です。
  でも、黄龍を見てる人からすると、小さいみたいです。
  
  今回私が行ったのは、藍月谷白水台という白水台のフェイクです。
  多分コンクリートです。
  全然白くないですから。
  ホテルのフェイク白水台の方が白くて綺麗でしたよ。
  滝もコンクリの感じでした。
  
  よくやるなって感じですσ(^_^;)
  スイカ