【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑩ [静かで閑かでしずかな白族の村：沙渓古鎮(2)］

2020/11/12 - 2020/11/14

マサラさんの旅行記と助言で急遽訪れた沙渓古鎮。
静かな閑かな白族の村でした。
古鎮は中心部は観光化されていますが、白族が信仰する宗教のお寺や昔ながらの建造物を残した景観は正しく失われていく中国の風景かもしれません。
時節がら観光客はとても少なく、村人には申し訳ないですが、私にはとても落ち着ける魅力的な古鎮でした。
★古鎮の住民でマスクをしている人はいません。
観光客のマスクもほぼいません。観光バスや自家用車で到着したばかりの人は、マスクをしている人も僅かに見ましたが、この状況ではマスク姿はとても異様で、すぐに自らマスクを外すと思います。
★私が内覧した宿(10軒程)は、全て外国人OK。
但し、パスポートの他に雲南省の緑健康码が必要です。
健康码の取得については、旅行記④をご覧下さい。
【雲南古鎮游→ミャンマー国境】④ [玉龍雪山 ４６８０ｍ 到達！！]
https://4travel.jp/travelogue/11658779


マサラさんの沙渓古鎮 旅行記
【2019年 5月　中国・雲南省　～消えゆく古鎮シリーズ～美し過ぎる沙渓古鎮】
https://4travel.jp/travelogue/11571219

【 旅程 】
11/5 長沙→(沧源)→麗江/14:30 →(束河古鎮)
11/6 核酸検査、束河, 白砂古鎮 - (束河古鎮)
11/7 玉龍雪山 ----------------- (束河古鎮)
11/8 麗江 → 4香格里拉 ------- (香格里拉)
11/9 香格里拉 --------------- (香格里拉)
11/10 香格里拉 → 4麗江古城 --(麗江古城)
11/11 茶馬古道 乗馬トレック---(麗江古城)
11/12 麗江 → 3沙渓古鎮 ------- (沙渓古鎮)
■11/13 沙渓古鎮 ----------------- (沙渓古鎮)
■11/14 沙渓古鎮 ----------------- (沙渓古鎮)
11/15 沙渓→洱源→大理古城 (大理古城)
11/16 大理古城 → 和順古鎮 (和順古鎮)
11/17 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/18 熱海温泉・銀杏村 ----- (和順古鎮)
11/19 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/20 和順古鎮 ----------------- (和順古鎮)
11/21 瑞麗 ----------------------- (瑞麗)
11/22 一寨两国,畹町橋,口岸 (瑞麗)
11/23 →芒市→長沙

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】①（長沙→麗江）麗江でPCR検査を受けることに。。
https://4travel.jp/travelogue/11656749

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】② [麗江でPCR(核酸)検査を受ける]
https://4travel.jp/travelogue/11658435

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】③（白沙古鎮）～PCR(核酸)検査の結果判明！
https://4travel.jp/travelogue/11658489

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】④ [玉龍雪山 ４６８０ｍ 到達！！］
https://4travel.jp/travelogue/11658779

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑤（束河古鎮）
https://4travel.jp/travelogue/11659388

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑥ [シャングリラ1日目…大佛寺の巨大マニ車、独克宗古城は閑散]
https://4travel.jp/travelogue/11659635

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑦［シャングリラ2日目…松賛林寺]
https://4travel.jp/travelogue/11659720

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑧［麗江古城～茶馬古道 乗馬トレッキング］
https://4travel.jp/travelogue/11659803

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑨ [ 沙渓古鎮 ]
https://4travel.jp/travelogue/11659807

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑩ [静かで閑かでしずかな白族の村：沙渓古鎮(2)
https://4travel.jp/travelogue/11659812

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑪ [逃げろ！ こんなとこ！大理古城から和順古鎮］
https://4travel.jp/travelogue/11659809

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑫ [熱海温泉～銀杏村：和順古鎮]
https://4travel.jp/travelogue/11661419

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑬ [京都にいるような～和順古鎮]
https://4travel.jp/travelogue/11659810

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑭ [国境は…テーマパークに］
https://4travel.jp/travelogue/11662921

【雲南古鎮游→ミャンマー国境】⑮ [国境には壁…川はもう渡れない...]
https://4travel.jp/travelogue/11663555

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

沙渓古鎮 地図

11月12-14日 3泊した沙渓古鎮を歩いてみます。
先ずは、図①の寺登街(茶馬街)を西から東へ歩きます。

本来の沙渓古鎮メインロードです。

宿近くメインロードのカフェ。

ハスキーかな？

美味しい雲南コーヒーを2度頂きました。
今春にオープンしたそうです。

とにかく水が綺麗で驚きます。

図②の小道に入ります。
ここは、北門まで続く道です。
私は、この道が一番好きかもしれません。

すぐに、黒い犬がいますよ。

白族の衣装でしょうか。
何かのお祝いかな？

背後は北門。
そして、その奥に見えるのが、マサラさんの宿です。

マサラさんが泊まった宿。
100元でした。

新しい別棟が出来ていました。
そちらは、240元。

これは、次回があれば、是非長逗留したい宿。
80元です。
名前は「溪苑」。
沙渓古鎮 旅行記⑨で載せた炒め物2品で106元の高ーい食堂の親族の宿ですσ(^_^;)

あの高ーい食堂。
なぜか2回行っちゃいました。

北門周辺には、地元の人の家も多くありました。
こちらの家は、赤ちゃんが生まれたようです。

メインロード①に戻ります。
まっすぐ東へ向かうと、四方街。
左手に見えるのが、演戯などを行う古戦台。
その隣に見えるのが、マサラさんがバラ摘みボランティアを体験したカフェです。

開店準備中(10時頃)の忙しい時に寄ってしまいました。
この方は、バラオイル作りの先生と言ってました。

毎年、バラ摘み時期には多くのボランティアが来るそうです。

午後に、相方はカフェを再訪したようです。

コーヒーと薔薇のパイです。

四方街に入らず、まっすぐ進むと…

東門です。

東門をくぐると広場になっており、その先は黑惠江。
右に100mほど行くと、写真の玉津橋です。

この橋は２連橋です。

広場を左に行くと、この小さな橋があります。
川に沿ってこの橋の方向に行き、道なりに北上すると北門まで行けます。

これは、橋から北門の方へ少し行ったところにある白族が信仰する宗教のお寺。

今度は四方街から南の方へ向かいます。
四方街の古戦台の向かいにあるのは、白族のお寺（興教寺）です。
正門左右には仁王様？が睨みをきかせています。

四方街で遊ぶ子供たち

図③の道を進みます。

この道にも、お洒落な店や宿(160元)が、たくさんあります。

図③の脇道

通りの奥が、南門です。

11月13日は金曜日でした。
毎週金曜日には、図④の場所で、市が開催されます。
とても大きな市で、3-400mは出店が連なり、住民がひしめき合っています。
早朝から15時頃までがピーク。
16-17時頃から片付けが始まります。

市には周辺から何kmも歩いてくる人達もいます。
久しぶりに会うので、友達と話すのが楽いのでしょう。

相方はマントウ(1個1.5元)と

果物を買いました。

これにバナナ4本買って、たったの11元(176円)。

１元ショップには、たくさんの人が。
店のボスは、マイクでがなりながら、手には札束を持っていますが、全て１元札(16円)です。

松茸は、1斤(500g) 300元(4800円)でした。

これは、どうかなあ。
まだちょっと私には食べる勇気ありません。

沙渓客運站を見てみようと、百度地図に従って歩いていると、「剑川农村客运候车点」というバス停がありました。

1.金华一沙溪
2.沙溪镇内循环
●3.剑川一烧铁
●4.剑川一乔后
●5.剑川一漾濞
が来るようです。
剣川からなら、●印に乗ればいいかな。

さて、客運站は何処にあるんでしょう。
マサラさんの旅行記に載っていた北門辺りの客運站は現在は無いようです。
図の位置に、新しい客運站が出来ていました。
しかし、宿や食堂で聞いたところ、「剣川に行くなら、遠い客運站に行く必要はない」とのこと。
「(私達が剣川から乗ってきたバスを降りた)場所で待っていれば、バスが通る。
剣川行きミニバスが常に待っている」と。
★写真の客運站には時刻表はありません。
★百度地図の位置は間違っています。

剣川行き中型バスもミニバスもここで待っていればOKです。

ミニバスは、常にいますが、人数集まっての出発です。
ここで中型バスを待っていて、先にミニバスが出発なら乗ればいいのです。

沙渓古鎮への移動手段がもう１つあります。
図中の「蘭林閣酒店」という立派なホテルが、メインロードに面したこの門の奥にあります。
ここから、15時発で大理古城行きベンツワゴン(7人乗り)が出ているのです。(75元)
行き先は、大理古城の系列店ということですから、逆ルートもあるでしょう。
大理古城まで2時間半です。
申し込みは当日8時までに。
但し、この時節がら、客がいないと運行しないそうです。
私達も明日乗るか、乗れるか8時までわかりません。

沙渓古鎮のメインロード。
昼間には、数十人の団体も見ましたが、夜にはぱったりと人がいなくなります。
日帰りで来て、煌びやかな大理古城に泊まるのかもしれません。

この静けさ、最高に心地いいんですけどね。
中国人には物足りないのかもしれません。

この旅行記の写真たち、人がいなくなるタイミングを待って撮影したのではないんです。
ホントに観光客がいないんです。

宿に戻って来ました。
明日は、蘭林閣のベンツワゴン(7人乗り)で大理古城に直接行くか…
ミニバスで剣川に出て、直行バスで双廊古镇に行くか、大理古城に行くか。
明日朝決めます。
蘭林閣のベンツワゴンの出発は、15時。
でも、運行するかどうかは、当日朝8時までわからないのです。

私達は以前、四川省の平楽古鎮に住んでいました。
現在は都会住まいですが、またどこか静かな古鎮への移住も考えています。
そのための情報収集でもあるのです。
興味がある方は、以降もご覧下さい。

例えば、この建物。
宿のすぐ近く。
場所はメインロードに面した一等地です。
左手扉に賃貸の張り紙が出されてます。
私達は、商売する気は無く、住むだけですから左の1、2階(1室づつ)でもOKです。

ところが、右手美容院の女性に聞いてみると、左右は2階で繋がっていて、階段は右手にだけ。
この女性は、多分もうすぐ店をたたむのでしょう。
オーナーは、1,2階の4部屋で貸したいようです。
80,000元/年(128万円)。
相当高いですね。
平楽古鎮で住んでいた建物は、幅は、ほぼ同じですが、奥に広く2階に3部屋+ホール階段で、1/4価です。

なぜ、こんなに高いのでしょうか。

沙渓古鎮は、コロナ前は外国人に相当人気であったということは、宿を10軒ほど内覧してわかりました。
それは、宿のトイレが全て洋式だったからです。
(例えば、平楽古鎮の宿に洋式トイレは、まずありません)
コロナ前は、いつも外国人ばかりだったと言っていた宿もありました。
私が見た宿で、唯一中国式トイレだったのは、マサラさんが泊まった宿だけでした。
その宿も新館が出来ており、そちらは洋式でした。

これは、メインロードから②の道を入った先にあるブティック。
店の女性主人は、湖南省人で、いろいろ話をしたようです。
こちらは、先のメインロードの貸家より広く、1階は店とキッチン。
住居は2階。

店舗奥のキッチン。
平楽古鎮のキッチンより広いし、10倍立派です(^_^;)

そして、店舗の他に、裏隣のこの1・2階も込みで40,000元/年(64万円)で借りて、この1階を1,000元/月(16000円)で他の人に貸しているそうです。

メインロードからちょっと離れただけで、価格は半分、広さは４倍です。
それでも平楽古鎮の2倍価ですが。

中国は土地の所有は出来ません。
上物の権利だけです。
田舎では、土地の所有権というものが、日本人にはわかりずらいです。
元々は原野や山林だったわけです。
そこに、現地の民族が家を建て古鎮が出来上がりました。
その建物を修繕して、修繕して使い続けてきたのです。
開墾した土地も国家のものですが、家を建てればその家と場所の権利を持てたのです。
そもそも、土地の権利という概念がないのかもしれません。
実は、現在の各地の古鎮の住宅・店舗のオーナーは元々建てた地元民ではなく、近郊の都市はもとより上海や北京に住む金持ちまでもが、何も知らない貧しい地元民から、恐ろしく安い価格で買い取ったものなのです。
それを、一発当てようと東方地方などから出て来た人達に貸して、ぼろ儲けしているのです。
平楽古鎮の賃料も十年前まで借り手もいない程安かったのです。
まだまだ安く買える値段でもありました。
沙渓古鎮の賃料高騰は、コロナが収束すれば、まだまだ続くでしょう。

この旅行記へのコメント （5）

• マサラさん 2020/11/16 00:05:24

  最高!

  スイカさん
  こんばんわ。
  結局沙渓には3泊されたんですね!
  自分がオススメしたところを気に入っていただけて嬉しいです♪(リンクもありがとうございます)
  金曜日の市もにぎやかで楽しそう～!
  毛豆腐食べたい!!!
  バス停の場所が変わってたり一年で変化もあったのですね。
  しかし和式トイレの宿が私が泊まったところだけだったなんて（笑）
  
  今回も情報満載で非常に参考になりました。
  
  静かな古鎮がお好きなら大理からバスで4時間半位の诺邓古镇も超オススメです。
  塩が採れるので絶品の熟成生ハムを作ってる村です。
  私は旅行記書いてないのですがモエ姉が書いてます。
  https://4travel.jp/travelogue/11510832
  もし時間があれば是非行ってみてください。
  诺邓から保山経由で腾冲まで行けますよ!
  
  マサラ

  スイカさん からの返信 2020/11/16 08:42:12

  Re: 最高!

  おはようございます。
  昨日夕方に大理に着いて古城内の100元宿に泊まりました。
  ここ好きじゃないです。
  宿探したんですが、まず宿が少ないし、全くロクなのがない。
  昨日、沙渓古鎮から洱源に寄って来たんです。
  疲れました。
  今7:40
  一応、南に行くバスに乗る予定ですが、帰りたいです。

  スイカさん からの返信 2020/11/16 09:23:14

  Re: 最高!

  ただ、凄く美味しい果物を見つけました。水晶梅という青梅と同じような形状ですが、見かけはピンク～赤のような色で透き通っているように綺麗なんです。甘くて種も無く私の一番のお気に入りになりました。

• Sting boyさん 2020/11/15 09:09:11

  この 昔っぽい　街並み　素晴らしい

  こんにちは ～　　　これぞ　　古代 中国と 言うような 　この 裏道　小道が　素晴らしいですね
  こんな 小路で　　中国茶を　飲みたいです

  スイカさん からの返信 2020/11/15 09:46:28

  Re: この 昔っぽい　街並み　素晴らしい

  はい、ここはまだ昔の雰囲気が残っています。
  敢えて人がいない写真撮ったわけではないんです。
  ホントにほとんど観光客がいません。
  でも宿はたくさんあり、ほぼ全てが洋式トイレ。
  きっとコロナが無ければ、たくさんの外国人観光客がいたのかもしれません。