信州の旅⑦　憧れの登録有形文化財のお宿 別所温泉「旅館 花屋」に泊まる（後編）

2020/10/13 - 2020/10/15

登録有形文化財に指定されている、田沢温泉「ますや旅館」＆ 別所温泉「旅館花屋」泊で巡る信州２泊３日の女一人旅です。
ここでは「花屋旅館」での前編に続き、夕食からチェックアウトまでの記録です。

エリア 別所温泉(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

陽も落ちて、

旅館 花屋 宿・ホテル

18：45　夕食です。
これは梅酒の食前酒付き最初の一揃い。
18：00～開始の人が大多数でしたが、チェックインが
16:00と遅めだったので、ゆっくりお風呂に入って風呂上がりの部屋での一杯も楽しみ、余裕をもって夕飯に臨みました。

二つある食事会場のうち、ここは夕食会場だった「ダイニング」です。
グレードの高いプランならお部屋食になります。
誰も居ない時に撮りました。

私の席は窓際の端っこの席です。
見渡す限り、一人で泊っている人は私以外居ない模様。
皆さん飛沫飛散も何のその、グラス片手におおいに盛り上がっていましたね。

格式の高い格天井

おしながきです。
通常のコースをグレードアップして松茸料理五品プラスのコースです。
税込5,500円の追加料金ですが、予約時の申し込みならGoTo割引の対象になるとの事なので少し奮発しました。

八寸の旬菜盛り合せです。
　大根のなます　さつま芋と里芋と鴨肉の田楽味噌　萩豆腐と海老に加え
　　

松茸その① お浸し
　お～い、松茸君は何処に居るんだ・・？

松茸その② 椀
　むかごしん薯と胡麻豆腐が入ったとろみのあるお椀です

居たぞ松茸、初対面？

お造り
　鯛　鰤　鮪

カラッと揚がった朝鮮人参の天婦羅はオプションで税込1,100円。
これも事前の申し込みなのでGoTo割引対象。
ほのかな苦味は上田に来たら是非食べたい一品です。

松茸その③ 茶碗蒸し
　これ見よがしの登場、うん、分かったよ

松茸その④ 天婦羅
　いんげんも添えられた天婦羅はスダチと岩塩で。
　杏バター　チーズ松風　栗の渋皮煮添え
　松茸コースでない場合このお皿は「カマスの焼物」なんだそうです。

止肴は和牛の

すきしゃぶ鍋。
やわらかくて美味しかった。
柚子胡椒がいいアクセント。

松茸その⑤　
　食事は松茸御飯　三つ葉と麩の味噌汁　香の物４種　
　松茸コースでない場合は白飯なんだそうです。

この時期に別所温泉の「花屋」に泊まったら夕食にはただでさえ松茸がふんだんに登場すると思っていました。
でも、一生に一度と思い、特別に5,500円アップで松茸5品コースにグレードアップしましたが、結果はこんなものです。

ということは、基本のお膳の人には一かけらの松茸も出ていないってことなのかな？
まあ、翌日夜に行った「松籟亭」で小さな焼き松茸１本が5,000円相当だったから、これでも妥当な線なのかもしれません・・

デザート
　フランボワーズ ＆ 信州産りんご秋映
　お皿が冷え冷え

部屋に戻るとお布団が敷かれていました。
こういう敷き方がこの旅館流なんでしょうね。

暗くなって灯が入ると明るい時とはまた別の風情があります

夜の水車です

渡り廊下

やわらかい灯りです

「大理石風呂」に向かいます

22：00～翌朝10：30までが女性専用時間

二つの入口があります。
昔は大浴場はここしかなく、男女別の入口の名残となっています。

中に入ると脱衣所の壁がぶち抜きで左右繋がっています

コロナのせいか元々なのか分かりませんが、若草風呂にもここにも脱衣所に乳液等のアメニティは置いてありません。
売店でミキモトのコスメセットが1,650円で販売されていました。

右側の浴室は一坪強の小さな湯船が一つ

こちらは左側の浴室。
手前に小さな湯船が有って、その向こうに、

楕円形のやや大きな浴槽があります

脱衣所は繋がっているのですが浴室は別々です。
境の壁のステンドグラスが歴史を感じさせます。
入浴時間開始直後は沢山の客が居たのですが、
3：00頃に目が覚めて行ってみると誰も居ませんでした。

セブンイレブン青木村店で買って来た持ち込みのスパークリングワインで寝酒

今日も沢山歩いたのですぐに眠れてしまいました

宿泊2日目　2020/10/15（木）　晴れ

6：00　朝風呂に向かいます

昨夜は暗かった露天風呂への通路です

男女で入替をしてくれればいいのに昨夜と同じです。
大体において男湯の方が大きくて風情ある造りなんですよね。
朝夕で入れ替えることぐらい難しくはないと思うんですが・・

露天風呂は朝6：00～しか入れないんです。
落葉が沢山浮いたり沈んだりしていたのでゲームのつもりで拾って外に投げ出しました。

6：25に上がるまで他に来たのは一人だけで皆さんゆっくり寝ているんですね。
私は勿体なくて寝ていられません。
旅先ではいつもより早起きして一日を少しでも長く、有意義に過ごしたい貧乏性です。

「山花苑」の入口が露天風呂の隣にありました。
時季には水芭蕉などが咲くみたいです。

露天風呂から帰る途中のお休み処のベンチで風呂上がりの朝ビーが火照った体に染み渡ります。
旅ならではの贅沢な時間　(^-^;

朝食までの時間、館内探検です

風情はあるけれど吹きっ晒しの回廊は冬には移動も寒そう

明るい頃の水車。
紅葉の頃は綺麗そう。

離れのようなお部屋も沢山あります

消え残りの灯篭

8：00　朝食です。
8：45～というグループもあります。
8：00～って遅いようですが、旅館の滞在では丁度いいかもしれません。

昨夜の「ダイニング」とは別の「食堂」です。
天井の梁が印象的。

満席の賑わいです

アンティークオルガンや

バーラウンジも隣にあります

一揃いです。
100％のりんごジュースが美味しい。

湯葉とかぼちゃと紅葉麩の煮物。
家庭じゃできない炊き合せです。

鮭とさつま揚げと芋羊羹

味噌汁は麩とワカメとネギ。
ご飯が美味しく炊けています。

具だくさんの湯豆腐鍋

デザートはみすず飴本舗の「さんぽう柑」の生ゼリー

諸税込一人泊料金　　　　26,550円　A
追加料理　　　　　　 　　6,600円　B
支払額（Ａ＋Ｂ）×0.65＝21,548円

（▲GoTo割引　　　　▲11,602円）
地域共通クーポン　　　　5,000円分
GoTo割引の申請手続きは全て宿でやってくれて私たちは何もしないで済みました。

9:30 チェックアウト。
荷物は16：30まで預かって貰い、

今日は夕方まで別所温泉の古刹を巡ります

安楽寺(長野県上田市) 寺・神社・教会