信州の旅⑥　憧れの登録有形文化財のお宿 別所温泉「旅館 花屋」に泊まる（前編）

2020/10/13 - 2020/10/15

前泊の青木村田沢温泉の「ますや旅館」を後にして、今日は一日歩いて塩田平の古刹を巡って来ました。
今夜は別所温泉の憧れの登録有形文化財のお宿「旅館花屋」さんです。
長くなってしまいそうなのでここでは前編として夕食前までの記録です。

２日目の全行程　2020/10/14（水）快晴
6：30 田沢温泉外湯共同浴場「有乳湯」　
8：00「ますや旅館」にて朝食
9：00 タクシーにて「花屋」へ荷物を預ける　
（以下徒歩にて）　中禅寺　塩野神社　塩田の館　龍光院　前山寺重文「三重塔」とくるみおはぎ　無言館　生島足島神社　　
15：33 上田電鉄別所線「下之郷駅」発　　
15：45「別所温泉駅」着　
16：00「旅館花屋」泊

エリア 別所温泉(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

塩田平の散策も「中禅寺」から、ここ「生島足島神社」まで６時間かけて歩き通しました

生島足島神社 寺・神社・教会

15：33 上田電鉄別所線「下之郷駅」発　

下之郷駅 駅

15：45「別所温泉駅」着　

別所温泉駅 駅

駅からはゆるい上り坂を10分くらい。
湯川に架かる「はなや橋」を渡ると、

16：00　宿に到着です

玄関の外では番頭さんが客を出迎えています

旅館 花屋 宿・ホテル

玄関右脇の蔵の２階は夕食会場だった「ダイニング」になっています

左側の棟の２階は朝食会場の「食堂」

玄関上がり口です

玄関正面に「登録有形文化財」のプレートが額に入って掲げられていました

左側の帳場で予約の旨を告げると、

チェックイン手続きはロビーの椅子に座って仲居さんが相手をしてくれます

天井のシャンデリアに期待が高まります

館内案内を兼ねて、少し遠回りをしながら仲居さんが部屋まで案内してくれます。点在している各棟を繋ぐ渡り廊下の「回廊」は花屋のシンボル。

階段もクラシックホテルらしい雰囲気です

２階の廊下

私の部屋は、一人泊なので本館の小さな和室です。
玄関でスリッパを脱ぐと２畳弱の踏み込みがあり、鏡台などが置いてあります。
狭いといってもここに寝るのではありません　(-_-;)

主室は８畳の本畳の和室です。
畳のお部屋ってやっぱいい！

いやに暗いなと思ったのですが、スイッチの所で調光が出来たのが帰る頃になって分かりました

Ｗｉ-Ｆｉはロビー付近でしか繋がりません。
このクラスの宿では珍しいですね。
今はＴＶは無くても部屋でＷｉ-Ｆｉができた方がいい。

窓側から入口方面を望みます。
朝預けた荷物は運び込まれていました。

広縁左奥に

洗浄式トイレ、

右奥に洗面所と冷蔵庫があります。
ただ、夕食後戻って来ると洗面所の水とトイレの洗浄水が出て来なくなり、技術者の人も帰ってしまったことから２度ほど支配人さんのお出ましとなりました。
一度に皆さんがお風呂に入ったりするとこういうことが今までも有ったそうです。
結局、時間が経ったら何とか復旧したのですが、
支配人さんに「スイートルームに転室させて貰えるんですかア？」と下から覗き込んで笑いかけたのですが、無理っていうもんですよね　(~_~;)
でも私だったら翌日の朝食時に一品サービスとかするな～と思ったものです・・

館内配置図ですが、全く複雑で迷路のようです。
私の部屋は本館２階の一番奥の５番の角部屋（青い矢印の部屋）です。
７番の部屋？に男女複数人のグループが居て夜遅くまで話し声が響き、
ちょっと運が悪い部屋割りでした・・　(u_u)

ティーバッグでない茶葉のお茶は美味しい

お茶請けは上田市の銘菓「みすず飴」のハイグレードバージョン

鍵は二つ渡してくれます。
カップルで来た場合、風呂上がりに自由に部屋に戻れる二つの鍵ってあると便利なんですよね。
尤も、私には必要ないんですが・・

お土産用に置いてあった厄除箸は使い良いものでした

別所温泉の三つの外湯の中から１か所だけ入れる入浴券も用意されていました

館内利用案内

懐かし気な黒電話も部屋にマッチします

浴衣等

チェックイン時に地域共通クーポンを先に渡して貰えました。
これとは別に、昨日泊まった「ますや旅館」で貰った券も３枚あり、そっちは今日中に使わなければなりません。
部屋に一旦落ち着いたら、お茶を飲むのもそこそこに、

今更宿の外の店に行くこともできないし、館内の売店に直行です

どうしても欲しいという訳ではないお土産を、3,000円ちょっと超えるように電卓片手に苦労して組み合わせました。
しめて税込3,198円也　(;'∀')

夕食時の飲物代に充てることも可能だそうですが・・

日も傾いて灯りがともると風情が増しますね

憧れの「旅館　花屋」

夕食前にお風呂です。
２箇所ある大浴場の内「若草風呂」は
15：00～21：45　女性タイム。

脱衣所に乳液等は置いてありません

無色透明な温泉で丁度良い湯加減と深さ

宿泊者が多いので実際に入った時には写真は無理でしたが、夕飯直後は誰も居ませんでした。
あの「鶴の湯」の混浴の露天風呂も、宝川温泉「汪仙閣」の川沿いの大露天風呂も、「酸ヶ湯温泉」の千人風呂も、食後の時間って誰も居ない確率が高いものです。

露天風呂にも行ってみます。
そもそも昔はもう一つの大浴場「大理石風呂」しかなかったところに、後から「若草風呂」ができたようです。
露天風呂はさらに後付けなので、大浴場からそのまま裸で行くということができません。
長い通路を浴衣とスリッパで移動します。

露天風呂は男女別にあります。
時間で交代ということが無いので「朝と夜とで男女入替にしたらどうですか？」と番頭さんに提案してしまいました。
露天風呂は終日入浴可能な大浴場と異なり、
15：00～22：00
06：00～10：30までの利用です。

女湯の脱衣所です。
早い組は食事が始まっている時間のせいでしょうか？誰も居ません。

貸し切り風呂でした

葉っぱが浮いています。
でも、もう、虫はいない時期なので露天風呂も気持ちよく入れます。
温泉はやはり少し寒いくらいの季節がいいかもしれません。

途中のお休み処

アルコールの自販機は見なかったように思います

部屋に戻って、持ち込んだビールで風呂上がりの一杯 ＆ 夕食前のアペリティフを決め込み、至福のひと時　(^^;
私、食事中はお酒は要らないという変な人なんです。
空腹の時でないとビールはただの苦い水でしかありません・・

普通は ”そこに泊まること” 自体が目的の旅の場合、チェックイン時間より若干早目くらいに到着するよう計画します。でも、今回は到着が
16：00になってしまったので、夕食開始時間は
18：45～にして貰いました（18：00～もＯＫ）

夕食会場に行く前に少しだけ館内探検

フ～ン

昨夜の田沢温泉の「ますや旅館」もそうだったし、
私も登録有形文化財のお宿ばかり泊まっているような感じです。

水車が回っていました

喫煙室は広々豪華

18：45　夕食開始です。

後編に続く・・