2020/10/18 - 2020/10/19
1306位(同エリア2723件中)
ミズ旅撮る人さん
- ミズ旅撮る人さんTOP
- 旅行記692冊
- クチコミ161件
- Q&A回答23件
- 1,031,769アクセス
- フォロワー48人
夏に北海道を訪れた際に、持ち帰った小樽のパンフレット。
自宅に帰ってから読んでみたら、
最後のページに「小樽芸術村」の紹介記事がありました。
そこにビビッと来てしまって、即刻北海道再訪を決めました。
JALパックが格安だったので、1泊2日のプチ旅行です。
「小樽芸術村」は3館の複合体なので、1日で見て回るのはもったいない。
そこで、2日間小樽に通うことにしました。
今回は、最も訪れたかった「ステンドグラス美術館」に行きます。
ここに展示されているステンドグラスは、19世紀にイギリスで製作され、
教会で使われていたものです。
イギリス国教会が隆盛だった19世紀には多くの教会が建設され、
ステンドグラスも大量に作られました。
しかし、時代と共に、教会も閉鎖されるものが多くなり、
教会を飾っていたステンドグラスも廃棄される運命にありました。
それはアンティークとして散り散りに保管されていましたが、
2016年7月、公益財団法人 似鳥文化財団によって「小樽芸術村」が開設され、
「ステンドグラス美術館」として集約されました。
似鳥は「ニトリ」。え?そうなの?という意外性もあります。
今まで小樽と言えば運河とお買い物としか思っていなかったので、
小樽の魅力が一気に増しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
10月半ばでも、気温17.2度と暖かいを通り越して、
ちょっと歩くと暑いくらいの陽気です。
小樽運河の紅葉は始まったところで、青空に映えていました。
小樽駅から歩くと15分ほど。
駅から運河方向は下り坂なので、楽に歩けます。
コロナ対策で、「おたる散策バス」は運休中です。
北一硝子やオルゴール館を目指すなら、南小樽駅からの方が
断然近いです。小樽運河 名所・史跡
-
ステンドグラス美術館です。色内大通り側から見た
旧高橋倉庫(左の大きい建物)です。
旧高橋倉庫は、1923(大正12)年に、政治家としても名を馳せた
豪商・高橋直治によって小豆を収める倉庫として建てられました。
内側の骨組みを木で作り、外壁は石を積み上げて作る
「木骨石造」と呼ばれる建築構造です。
この構造は、防火性が高いことから、火事の多かった小樽の倉庫で
よく用いられました。
外壁の石は小樽近郊で採石される「小樽軟石」です。
美術館の入り口はこの裏側、臨港線に面した方の旧荒田商店の建物に
あります。ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館
-
旧荒田商会は、1935(昭和10)年、海運業を営んでいた
荒田太吉商店の本店事務所として施工されました。
左右対称の正面をもつ木造建築です。
後年に改修されているものの、
内壁の漆喰や、照明器具、窓枠は創建時の形態を伝えています。
石造倉庫が軒を連ねていた小樽運河沿いに建ち、
背面の旧高橋倉庫や左隣の旧通信電設浜ビルなどと中庭で結び、
歴史的景観のまとまりを創っています。
どちらの建物も、歴史的景観を大事にしているのでしょうが、
ここを知らないで通る人には、この中に素晴らしいステンドグラス作品が
充満しているとは、気が付かれにくいと思います。
私は何年、この前を素通りしていたことか。
もう少し宣伝も必要なのではないでしょうか。 -
旧荒田商会側に入って、料金を支払います。
ステンドグラス美術館は、700円です。
3館共通券だと2,000円です。
この共通券は、同日でなくとも、いつでも使えるので、
私は2日に分けて使いました。
開館時間は、コロナ対策で、10~16時となっていました。
HPを見ても、「お知らせ」にしか言及されていないので、
注意が必要です。
11月以降は4月まで、通常10~16時です。
旧荒田商会の建物には、受付とショップしかなく、
この渡り廊下を通って、裏手の旧高橋倉庫に入ります。
渡り廊下にはコインロッカーがあり、荷物はそこに入れますが、
スーツケースなどの大きなものは受付で預かってくれます。 -
今回は、1階の展示作品の半分を紹介して行きます。
1.「種まく人・The Sower」(19世紀末~20世紀初め)
新約聖書に書かれている、信仰の大切さを説いた
「種まく人」というエピソードが題材。
日本で「種まく人」と言えば、ミレーの作品が山梨県立美術館に
収蔵されています。
まったく同じ構図でボストン美術館にもミレーの作品があり、
比べて見るのも楽しいです。 -
左のパネルでは、荒れ地に種を蒔く人物の周りに、
種を狙う鳥や毒麦を巻く悪魔が描かれています。 -
右のパネルでは、豊かに実った麦を刈り取る天使たちの様子が
描かれています。
これにより、良い土地、つまり素直な心で神に向き合うことが、
多くの実りを得ることだと説いています。 -
麦を刈っている天使の白い衣装に注目。
素晴らしい模様が描かれています。
ステンドグラスがこんなにも繊細だなんて、驚きました。
普段、教会や大聖堂の高い窓を飾っているステンドグラスは、
大まかにしか見ることが出来ません。
しかし、ここでは目の前で対面しながら見ることが出来ます。
しかも、制作年代が19世紀から20世紀初めと、新しいため、
たいへん高度な技術で制作された作品ばかりです。
1枚目を見ただけで、ここがものすごい宝物の詰まった美術館であることがわかりました。 -
白衣の天使の上にいる鎌を持った天使。今回の表紙です。
現在でも十分通用する可愛らしい顔。
持っているのが鎌なのが怖いですが。 -
2.「マギの礼拝・The Adoration of the Magi」
(19世紀末~20世紀初め)
イエス・キリストが生まれたことを知らせる星が、
左から2番目のパネルの空に輝いています。
この星を見た東方の博士(マギ)たちは、イエスを礼拝するために
贈り物を持ってはるばる訪れました。
彼らは先にヘロデ王の元を訪れて、イエスの生誕を告げたため、
ベツレヘムの幼児殺害事件が起こったのです。
黙って、イエスの元に行けば良かったのにと思う、無神論者です。 -
右から2番目のパネルに聖母マリアと幼子イエスが描かれています。
はっきりと言及されていないとはいえ、馬屋または牛小屋で生まれた
ようなので、藁ぶきの屋根と牛が描かれています。
また、「ユダヤの王」を暗示しているのか、
背後に城も描き込まれています。 -
三賢者または博士または王と呼ばれる3人は、
それぞれ贈り物を持って現れます。
メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿のヨーロッパ人)
バルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の黒人のアフリカ人)
カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、
老人の姿のインド人)
「没薬」とは高価な薬という意味です。
右端は、カスパールです。あまりインド人らしくはないですが。 -
それぞれのパネルの上部には、その人を表す文字が刻まれていますが、
当然、英語表記ではないので、判別が出来ません。
これは、カスパールの上部。 -
聖母子の上部です。
ほとんど同じデザインなので、間違い探しのようですが、
黄色い部分などが少しずつ違います。 -
左から2番目のパネルには、イエス誕生を知らせる星が描かれています。
この賢者はメルキオール。
後ろに連れているラクダの思慮深そうな顔が印象的です。 -
メルキオールの上部。
天使は、左右で向きが違います。 -
左端が黒人の王バルタザール。
3賢人の話は、8世紀ごろに加えられたそうで、
賢者や博士から王にまでバリエーションが広がっています。
ヨーロッパ、アジア、アフリカの擬人像として描かれています。 -
バルタザールの上部。
見事に4枚とも、全然読めません。
そもそも、こうした名称はたくさんある言語によって、
それぞれ全く異なるので、気にしても仕方がありません。 -
3.「善き羊飼い The Good Shepherd」1894年頃
所蔵作品の中で唯一、教会に嵌められていた当時の
窓枠ごと保存されています。
木枠の下部中央には、「神の栄光と我らが長男ヒューバートを悼んで
1894年3月18日」
とラテン語で刻まれたプレートが付けられており、
亡くなった我が子を悼み、両親が教会に寄進したものと考えられます。 -
中央には「善き羊飼い」としてのイエスが描かれています。
割とこざっぱりしたイエスです。 -
その両脇にはイエスの最初の弟子である聖ペテロと聖アンデレが
描かれています。
ペテロと呼ばれるシモンと、アンデレは兄弟です。
イエスの昇天後、アンデレはギリシャのパトモスで宣教し、
そこでX型の十字架にかけられて殉教したといわれています。
十字架を担いでいることから、左側は聖アンデレと思われます。 -
旧高橋倉庫の中は、見えている部分がすべてです。
壁4面にステンドグラスが貼られ、中央の階段の脇に
数枚のステンドグラスがあり、2階へと続きます。
今回は1階のステンドグラスを紹介します。 -
4.「幼子よ我に来たれ Let the Little Children Come to Me」1915年頃
イギリス ヒートン・バトラー&バイン工房
母親たちが我が子を祝福してもらおうと、
イエスの元に集まっている場面です。
イエスはその様子を優しく見守っています。
作品下部に「神の栄光に。そして日曜学校の元管理者であった
トマス・ジェイムズ・シャープの最愛の妻エレンの想い出に。
彼女は1915年12月10日に没した。」
という文言が書かれていることから、
日曜学校で子供の教育に力を入れていたトマス・ジェイムズ・
シャープが、妻の死を悼んで教会に寄進したものと考えられます。 -
真ん中のイエスが子供を抱く場面です。
女性が自分の子供も祝福をもらおうと、差し出しています。
それにしても、イエスはこんなに豪華な衣装を纏える時が
あったんだっけ?
まるで、王侯貴族のようですが。 -
表情の描写が素晴らしい。
安心しきった子供の表情は、それだけで説話の意図を表しています。 -
右側のパネルです。弟子の誰かと子供たちでしょう。
実に色彩豊かな、華やかな場面です。
ステンドグラスの魅力を存分に発揮した一枚です。 -
左のパネル。こちらの女性も娘を差し出そうとしています。
娘は、花を手折って捧げようとしています。
女性の髪飾りが、とてもおもしろい造りになっています。
貴族の女性で、あまり動く必要が無いんでしょうね。 -
右側の奥に、白く光る聖母子と思われる像が描き込まれています。
でも、拡大してみると、フードを被った女性が
布にすっぽりくるまれた赤ん坊を抱いて、
木戸を押して入って来るところのように見えます。
この親子は誰なんでしょう?彼らだけ色彩がないのは何故?
ミステリアス・・・ -
5.「信仰 慈善 希望・Faith Charity Hope」 1906年
ジョーンズ&ウィリス工房
左から順に「信仰」「慈善」「希望」を擬人化した女性が
描かれています。 -
左の「信仰」です。
手にした十字架が「信仰」を表しています。
彼女を取り巻く垂れ幕が、ちゃんと柱に金具で止められているところが
描写が細かいなと感心させられます。
また、羽織ったマントのフリンジも、2~3束おきに色が入れ替わります。
どれだけ細やかに描き込まれているかと思うと、ただ嘆息。 -
中央の「慈善・チャリティー」です。
大抵、こういうシチュエーションでは、それぞれが持つ物で
意味を表すのですが、このパネルでは、
女性が優しく子供を抱くというポーズで、「慈善」を表します。 -
右の「希望・ホープ」です。
他の二人に比べて、ちょっと痩せた女性です。
(希望が一番痩せていたら悲しい・・・)
「希望」を表す女性は錨を手にしています。
新約聖書の中には、錨を希望のシンボルとする一節があります。
ヘブライ人への手紙 6章19節「わたしたちが持っているこの希望は、
魂にとって頼りになる、安定した錨のようなものであり、
また、至聖所の垂れ幕の内側に入って行くものなのです」 -
それぞれの上部の天使が、シンボルを抱えています。
これは、わかりやすい! -
右のパネルの天使。
天使の顔の向きで、どちら側のパネルかわかりますね。 -
左右の天使周辺のデザインはほぼ同じですが、
中央だけちょっと豪華です。
信仰・慈善・希望の中では「慈善」が一番大切なものと
されているからです。 -
「慈善」の顔。
それぞれの光輪も違っています。 -
「信仰」の顔。
色ガラスを組み合わせたものというステンドグラスの固定観念が
吹き飛ぶ作品です。
絵画のように描くことが出来るんですね。 -
衣の模様の細かいこと。
どの作品も、この衣の柄が非常に精緻で、魅力的です。 -
すずらんとヒヤシンスかな?
かつて北海道が観光地として注目され始めた頃、
すずらんは北海道の象徴でした。
すずらん香水などがよく売れました。今はすっかりラベンダーですね。
でも、香りならハマナスが最高です。 -
6.「磔刑図 The Crucifixion」 1890~1900年頃
十字架にかけられるイエスの姿(磔刑図)を中心に、
聖母マリアやイエスの弟子、イギリスにゆかりの深い聖人などが
描かれています。 -
左上から行きます。
Saint Peterと読めるので、聖ペテロですね。 -
右隣。ペテロが読めたので次もわかるかと思ったけれど、あれ?
-
上段中央。おそらくは復活後のイエス。
「神の子」ではなく、「万能の神」のようですが。 -
その右隣。Saint Stephen 聖ステファンです。
ユダヤ系ギリシャ人のキリスト教徒で、最初の殉教者です。
主に12月26日がステファノの日とされます。
呼び名は各言語で異なり、
生まれのギリシャ語ではステファノス、英語ではスティーブン
ドイツ語ではシュテファン(ウィーンの中心にある教会がこれ)、
スペイン語ではエステバン、ロシア語ではステファン、
そしてハンガリー語でイシュトバーン。
これは「グインサーガ」の登場人物の名前です。
ハンガリーの首都ブダペストの中心に大聖堂があります。 -
上段右端。Saint Wilfrid?
ウィルフォード・ウッドラフは1807年3月1日,
コネチカット州ファーミントンで誕生した、アメリカとイギリスで
伝道を行った著名な宣教師です。この人じゃないかな? -
下段右端。Saint Paul 聖パウロ。
-
その左隣。Saint John 聖ヨハネ。
-
下段中央が本題の「磔刑図」。
作品の多くに、装飾として建物の柱や尖塔などが描き込まれていますが、
これは当時流行した「ゴシックリバイバル(復興)運動」の影響を
受けたものです。
ゴシック様式の教会と言ったら「尖塔」が特徴です。 -
磔刑図の左が「聖母マリア」。
-
下段左端 Saint Luke 聖ルカ。
-
7.「四人の聖人伝 The Four Saints」 19世紀末~20世紀初め
上部に聖人が描かれ、下部にはそれぞれの聖人にまつわる物語が
描かれています。 -
左端が、聖オズワルドです。
戦地へ赴く兵士の護りとされています。 -
戦いに赴く際、十字架を立て、祈りを捧げたことで
大勝利を得たと言われ、
兵士たちと共に木の十字架を立てる場面が描かれています。 -
右隣は聖マルティン。
11月11日は聖マルティンの日として様々な行事が行われます。 -
聖マルティン(マルティヌス)は兵士の頃、雪の中で凍えていた
半裸の物乞いに、自らのマントを半分裂いて与えました。
その夜、マルティヌスの夢の中に、
半分のマントをまとったイエス・キリストが現れ、
「まだ受洗もしていないローマの兵士マルティヌスが、
私にこのマントをくれた」と言いました。
この物乞いはイエス自身であったと言い伝えられています。 -
右から2番目はイングランドの守護聖人聖ゲオルギウスです。
ラテン語でゲオルギウスですが、英語ではジョージ、
フランス語ではジョルジュとなり、
ドイツ語ではゲオルク、スペイン語では、ホルヘとなります。 -
人気の高い悪竜退治が描かれています。
-
右端。Saint Alban 聖オールバン(アルバン)。
英国で最初の殉教者です。 -
彼はローマの市民権を持っていたので、
十字架ではなく剣による斬首とされました。
ロンドン郊外のセント・オールバンズは、
聖オールバンが処刑されたとされる丘の町で、
セント・オールバンズ大聖堂が建っています。 -
8.「神とイギリスの栄光」 1919年頃
第一次世界大戦の戦勝記念と犠牲者追悼のために製作されました。
1階から2階までの吹き抜け全面に掲げられた大きな作品です。 -
下段中央では、イングランドの守護聖人、聖ジョージ(ゲオルギウス)が悪竜退治をしています。
-
その上で、キリストが王冠を彼に捧げています。
-
聖ジョージの左側には、アイルランド・スコットランド・ウェールズの
守護聖人が描かれています。
このパネルに2人。 -
左端に、最後の一人。
-
この女性は、ジャンヌダルクです。
第一次世界大戦を一緒に戦ったフランスを表す者として
描き込まれています。 -
聖ジョージの右側には、聖ニコラウスも描かれているそうなので、
彼がそうかな?
金貨と靴下を持っていてくれれば、すぐにわかるのだけどね。
サンタクロースとは彼のことです。 -
その上の天使たちの麗しいこと!
このステンドグラスはちょっと上に掲げられているので、
上部の絵を見るには、2階から見るといい位置で見られます。 -
この豪華な衣装を見よ。さすがは大天使ガブリエル。
ガブリエルは、ジャンヌダルクに神の声を告げた天使なので、
彼女の上に描かれています。 -
下から見上げると、像が歪んでしまうので、2階から見ます。
大天使ガブリエルの顔。百合を持っているのが目印です。
受胎告知の天使として有名ですね。 -
ガブリエルの上の天使も、2階からならよく見えます。
教会にあった頃なら、ほとんど見えなかったこれらの細かい描写が、
こんな近くで直に見られて、しかも写真もOKだなんて。
わざわざ、このために小樽まで来た甲斐があったなあ。 -
中央の天使。さすがにキリストには天使も二人。
普段よく目にする子供の天使より、もっと育って神学校の生徒みたい。
イメージはウィーン少年合唱団。 -
右が大天使ガブリエルなら、左は大天使ミカエルでしょう。
最後の審判で、魂の重さを量る天使として登場するため、
天秤を持つ姿で描かれます。
この天使もドラゴン退治をします。
英語でマイケル、ドイツ語でミヒャエル、フランス語でミシェル
(モン・サン・ミシェルが有名ですね)
イタリア語でミケーレになります。 -
2階から見ると、天上界の部分が正面に見えて、迫力です。
1階では、階段のステップがあるのですが、
階段を昇って2階には行かれないようにしてあって、
ステップに座ってゆっくり鑑賞できるようになっています。 -
番号は飛びますが、階段の脇にあるので、先にこちらを見てしまいます。
17.「十字軍に遠征する聖王ルイ Saint Louis on the Crusade」
19世紀末~20世紀初め
聖王ルイとは、フランス国王ルイ9世(1214~1270年)のこと。
信仰深いルイは、在位中に二度、十字軍を出征しています。
フランス王家の紋章の旗を掲げた勇ましい姿が描かれています。
18.「悪魔を踏み敷く大天使ミカエル」と対の作品だったと
考えられます。 -
理想に燃えた若い顔が描かれています。
フランス・カペー朝ルイ8世とスペイン・カスティーリャ王の娘ブランシュ・ド・カスティーユ(スペイン名ブランカ・デ・カスティーリャ)の間に生まれ、わずか12歳で即位しました。
1248年の十字軍ではエジプトで捕虜となり、
1270年の十字軍ではチュニスに到着しましたが
チフスまたはペストに罹って客死してしまいました。
死後の1297年に、列聖され、聖王ルイと呼ばれます。
アメリカのセントルイスは彼に由来する地名です。 -
振り返って、6「磔刑図」と7「四人の聖人伝」を見ます。
床に反射して、綺麗です。
教会のステンドグラスは、日中、日が差していないと
あまり綺麗には見えませんが、ここは天候や時間に左右されないので、
とても助かります。 -
9.「十字架のキリスト Christ on the Cross」 19世紀末
イギリスを代表する「チャールズ・イーマー・ケンプ工房」作。 -
上部中央の磔にされているキリストです。
なんだか随分元気に磔られていますね。
(大阪のグリコみたいと言ったら怒られるかなあ) -
上部右側。
「ゴシックリバイバル(復興)運動」の影響が少なくなったのか、
縁取りが軽くなって画面が広くなりましたが、背景色が暗いので、
ちょっと「映え」ませんね。 -
その下の人物には、何か書かれていますが、
名前というより標語?みたい。 -
下段中央の人物。
説明書きと、格言がいろいろあるけど、英語でも読めない。 -
下段左側。
なんだか熱意が込められないのは、可愛い天使じゃないからだろうなあ。
作品としては完成度が高くて、立派な作品ですが、
全体的に暗くて、華やかでないのが残念。 -
「一番左下の隅に、麦束にお城の塔が描かれている小さなマークが
確認できます。
これはケンプ工房が19世紀末に使っていた隠しサインです。
後世に自分たちの作品だと伝える手段でした。」
先程の写真に、確かに見ることが出来ます。 -
左上部。こういう絵柄なのは、依頼主の要望なんだろうか。
-
「Because I Live go shall live also」
キリストの真下にある格言? -
やっぱり天使がいい。けど、羽根が金属製みたいに硬くて、
好みじゃないなあ。 -
鎧を着ている割には、首から上は軽装なのが妙だけど、一番いい絵かな?
1階には、18番までの作品が展示されています。
ここまでで、その半分です。
次回は、残り半分を紹介します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
小樽(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 小樽芸術村をたずねて + 札幌散策
0
87