御嶽山　五の池小屋に泊まる　

2020/10/05 - 2020/10/06

　山友達と紅葉の山を歩こうと二人で久しぶりの御嶽山へ出かける。
2014年9月27日大噴火があり多くの死傷者が出た。いまだに四名の消息が分かっていない。私は噴火の一週間前、御嶽山の山頂を踏んだばかりだったのでショックが大きかった。その後海外を含めいろいろな山に登ったが、御嶽山にはHimalaya trekkingのトレーニングで一度上ったきりだった。その時は山頂の剣ヶ峰(3067ｍ)へは立ち入りが解除されていなかった。今回は剣ヶ峰まで登ってみることにする。

噴火で山頂周辺の山小屋は倒壊したが懸命な復旧作業が今も続いている。その際、五の池小屋の主を女性が引き継ぐことになったことを山岳雑誌で知ってはいたがホームページを見ると女性らしい細やかなかわいらしい趣の小屋に代わっておりぜひとも泊まってみたいと予約を入れた。

コロナ過の中定員を半分以下に減らした営業、何とか滑り込みセーフで予約完了。

10/4　自宅→中津川IC→中の湯駐車場テン泊

10/5　六合目中の湯駐車場発→黒沢口七合目行場山荘→八合目女人堂→九合目石室山荘→二の湖山荘→五の湖小屋

10/6　五の湖小屋→二の湖山荘→剣ヶ峰→女人堂→六合目中の湯駐車場

御岳　五の池小屋
今シーズンの営業は10/11(日)までとなリました。
〒506-0821　岐阜県高山市神明町3丁目26-1
ご予約・問い合わせ　
090-7612-2458（業務専用）
登山経験のある方来シーズン行ってみてくださいね！

　

エリア 木曽・塩尻(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日夕方、中の湯の駐車場に到着。隅っこにテントを張り一夜をすごす。
まだ薄暗いうちに朝食をとり(朝食と言ってもバターロールと野菜ジュースのみ)
小雨の中テントを撤収し朝6時出発。

出発です。黒沢口登山道を行きます。

7：01
八海山支店を通過。

7：16
黒沢口7合目　行場山荘通過

行場山荘通過これが行場へ行く沢。
水行だったら沢は枯れてますね。

さあ小雨の中、7合目通過です。

小雨になり雨が止んだのでレインウエアーを脱ぐ。霧がかかりまさに霊山。

紅葉がが始まりましたが登山道にはわずかな紅葉しかみられませんでした。

8：37
八合目　女人堂　到着。雨が止んだのでレインウエアーを脱ぎます。風はなく寒さは無い。

女人堂 宿・ホテル

女人堂脇のナナカマドの赤がきれい。

九合目石室山荘途中にある石碑や金剛童子

9：05
そこから下を見ると女人堂がはるか下になる。

沢ずたいに紅葉が始まる。

9合目直下岩場で雷鳥発見！
半分冬毛に代わっていますね。

10：47
九合目石室山荘着

石室山荘 宿・ホテル

山荘でしばらく休憩。稜線に出ると風が強くなるので再びカッパを切る。山友達の調子が上がらず。

12：22
稜線上は風が強く今日は剣ヶ峰へ登っても景色は見られないので予約してある五の池小屋へ向かうことにする。とにかく風とガスで何も見えない。
建設中の二の池山荘で少し休憩。ここで昼食。

御嶽山 二ノ池本館 宿・ホテル

賽の河原もガスの中でなんだか薄気味悪い。

13：07
賽の河原避難小屋を通過しひと登りすると摩利支天への分岐到着。あとは下り五の池小屋へ向かうだけだ。友達がバテテいるのでここまで来るとほっと一安心。

空が明るくなり始めた。

いきなり雲が切れ三の池が現れる。

御嶽山三の池 自然・景勝地

そして今日宿泊する五の池小屋が見えました。

13：37
五の池小屋到着。お疲れ様です！標高は2650ｍほどです。

御嶽山三の池 自然・景勝地

のんびりペースで7時間半かかりました。
ソーシャルディスタンスがとられ通常三人のスペースに一人です。両サイドは間仕切りされています。

受付を済ませ荷物を宿泊スペースには運びコーヒータイム。
ドリップしたての香り高いコーヒーがとってもうまい！
雲が切れて青空になりました。

美味しいコーヒーをいただき友達を小屋に残し、カメラを持って小屋周りを散策。
三の池です。

雲の中にいるみたい。宿泊する登山者。

雲海ができ始めました。

雲の流れが速く見飽きることがありません。

小屋前のテラスです。薪が積んであるのはこの小屋には薪オーブンがあり焼き立てのpizzaが食べられるんです。
2014年の大噴火の後オーナーが女性になりました。なので山小屋なのにかわいいペンション風になった五の池小屋。女性登山者に人気の様です。

雲海を見ながらベンチに寝転んでぼんやり山々を眺められます。10月の2600㎡はさすがに寒くここでのんびりはできません。

コーヒーもビールも600円
ヘリで荷揚げは高くつきます。
テラスでいただくビールが最高です。

テラスのテーブルの下は池です。

太陽が傾きかけました。山々がかすかにオレンジ色に。

コロナ過前は人々がここでくつろいだのでしょうね。
絶景です。

夕食は鍋です。一人ひとりの鍋なんて山小屋で初めていただきます。

鍋はみそ仕立てで豚肉、野菜、うどん、豆腐、シイタケなど、、うーんうまい！！！
さすが女性スタッフの山小屋(笑)

ソーシャルディスタンスのため普段食事スペース以外の喫茶室でも食卓になります。

入り口左にある喫茶ルーム、ここを進むと自炊スペースがある。女性登山客が多い。

夕日がしずむーー。
久しぶりにこんなきれいな夕日を見ました。

夕日が沈んでからしばらくが美しい時。
そしてお休みtimeは8時半

日が沈み星がたくさん輝きだした。

明日は天気予報は晴れ。
御嶽山頂、剣ヶ峰を登り下山予定。

この旅行記へのコメント （4）

• クリント東木さん 2020/10/13 23:15:18

  奇遇です

  　baraさんへ
  
  　こんにちは。お久しぶりです。まさかまさかの同じ日に登っていたとは！ご来光などは全く同じですね。時間の記載がなかったのですが、剣ヶ峰には何時頃登頂されたのですか。もしかしたらすれ違っていたかも。
  
  　五の池山荘、良さそうですね。泊まりたい山小屋の一つですが、今年はシャラフ持参という事で諦めました。テラスは魅力的だし夕食も美味しそう。（女人堂とは大違い！）オーナーは女性なんですか？以前テレビで紹介されていた時は（取材されていたのが）男性だったので、てっきりその方だと思っていました。
  
  　クリント東木

  baraさん からの返信 2020/10/14 10:45:30

  Re: 奇遇です

  クリント東木さん、おはようございます。
  
  こちらこそご無沙汰していました。
  そうですか～！同じ日に剣ヶ峰に登られたんですね。8時20分に山頂にいましたので下り石室山荘近辺ですれ違ったかもしれませんね。
  
  5日(初日)は同級生がバテたのと稜線はガスと強風で何も見えなかったのでそのまま五の池小屋へ向かいました。小屋へ着くと信じられないくらい晴れ渡りました。
  翌日同級生を石室小屋へ向かわせ一人で剣ヶ峰を登ってきました。空はどんよりしていましたが北、南、八、富士まで見えました。
  
  五の池小屋は山岳雑誌では噴火後女性が引き継いだと記憶していますが定かではありません。小屋修理、ボッカさんに男2名はいましたがあとは全て女性スタッフでした。きめ細やかなしつらえが女性受けする雰囲気で宿泊山ガールに占拠されていました。ドリップしたてのコーヒーが最高においしかったです。
  小屋前のテラスで見る雲海、朝日、夕日が見られる小屋は数少ないかも。
  
  秋が深まり私は低山へと歩きが移りますが、クリント東木さんはどんな計画でしょうか。
  またどこかでお会いできたら最高です。
  
  bara

• rokoさん 2020/10/10 14:33:21

  五の池小屋～♪

  baraさん　　こんにちは～♪
  
  御嶽山登山、拝見しました。
  あのショッキングな噴火から６年ですか、
  青空に紅葉、山の最高のシーズンにあのような出来事が！
  ずっと引きずってました。
  
  いつか登りたいと思いつつ、一歩がなかなかでません(-"-)
  でもお泊まりされた五の池小屋　いいですね～♪
  ～雲海を見ながらベンチに寝転んでぼんやり山々を眺められます～
  これ最高ですね！
  
  楽しませていただきました。
  
  お友達は体調悪かったようですが、翌日は回復されましたか？
  気になりました。
  
  　　　roko
  
  
  

  baraさん からの返信 2020/10/11 09:07:49

  Re: 五の池小屋～♪

  rokoさん、おはようございます。
  
  御嶽山は久しぶりでしたので楽しかったです。山をやり始めた友達を連れて行ったので五の湖小屋を予約しました。通常なら一日で登って降りるのですが。
  上で宿泊するとよいこともあります。自然の美しさを満喫できます。行動時間に余裕ができますし星の写真も撮れる。
  
  山頂付近はいまだに噴火の跡が生々しかったですが眺望は素晴らしい山頂です。山肌の崩落止め工事が急ピッチでやってました。すべてヘリでの材料運びなのでずいぶん手間なことだと感じます。
  
  友達は結局9合目石室山荘まで降りてもらって一人で山頂まで行ってきました。山登りは下りるまで安全を考えないと、ですね。
  
  ありがとうございました。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　bara