2007/06/16 - 2007/06/24
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Tatsuoさん
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この旅行記のスケジュール
2007/06/20
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車での移動
ジャスパー出発(9:30発)
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アサバスカ川に掛かる橋
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アサバスカ・パス・ルックアウト(Athabasca Pass Lookout)
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ホースシュー湖(Horseshoe Lake)
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ミネラルリック
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Moberly Bend
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サンワプタ川
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スタッドフィールド氷河ビューポイント(Stutfield Glacier Viewpoint)
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タングル・クリーク・フォールズ(Tangle Creek Falls)
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峠
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コロンビア・アイスフィールド・ディスカバリー・センター(アサバスカ氷河)
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ビッグ・ベンド
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ウィーピング・ウォール(すすり泣く壁)
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ハウズ・パス・ビューポイント(Howse Pass Viewpoint)
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ノース・サスカチュワン川
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車での移動
レイク・ルイーズ到着(21:40)
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この旅行記スケジュールを元に
2007年の春、新緑のカナディアンロッキーを訪れました。
2006年秋にカナディアンロッキーを訪れてすっかり魅了されてしまい、1年も経たないうちの再訪です。
長い冬が終わり、ようやく雪が溶けて新緑が溢れるように芽吹いた姿を見て、ますますカナディアンロッキーが好きになりました。
今回はエドモントンからジャスパーに入り、前回は2泊しかしなかったジャスパーに3泊してジャスパー周辺やマウントロブソンの麓のキニー湖などを巡ります。その後レイクルイーズに移動して4泊し、新緑が眩しい湖や川を十二分に堪能します。
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【5】新緑のアイスフィールド・パークウェイ南下(2007/6/20)
ジャスパーからレイク・ルイーズまでアイスフィールド・パークウェイを南下します。5つの川に沿ってカナディアン・ロッキーを縦断するこの道は絶景の宝庫。道路脇や河川敷にはまばゆいばかりの新緑が萌え出ていて、去年の秋に通ったときとはまた違う美しさです。ちょっと進むと新たな絶景が広がり車を停めて眺める、ということの繰り返しです。
※2020/10/9公開
※2006年秋訪問時の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10267077
※2011年秋訪問時の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11572755
∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵ ∴∵
【1】再びカナダへ(2007/6/16)
【2】ミエッテ温泉リベンジ(2007/6/17)
【3】マウントロブソンの麓 神秘のキニー湖(2007/6/18)
【4】エンジェル氷河と小さな湖巡り(2007/6/19)
>【5】新緑のアイスフィールド・パークウェイ南下(2007/6/20)
【6】珠玉の湖たちとミスタヤ渓谷(2007/6/21)
【7】早朝のモレーン湖と新緑輝くバーミリオン湖(2007/6/22)
【8】旅の終わり(2007/6/23-24)
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※カナダ旅行記
・黄葉のカナディアンロッキー ドライブ旅行記(2006年9月)
https://4travel.jp/travelogue_group/11418
・春のカナディアン・ロッキー再訪(2007年6月)
https://4travel.jp/travelogue_group/34132
・白いカナダ ~カナディアン・ロッキーとナイアガラ~(2010年3月)
https://4travel.jp/travelogue_group/11423
・秋のカナディアンロッキーで過ごす15日間(2011年9~10月)
https://4travel.jp/travelogue_group/25186
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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3泊したジャスパーのマーモット・ロッジとも今日でお別れ。
ジャスパーの街の東側に沿って走るコンノート・ドライブに面した入り口を入ると、すぐ左手にフロントがあります。
入り口には馬車が置いてあります。マーモット ロッジ ジャスパー ホテル
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部屋の窓は道路の反対、ロッジに内側の方に開いています。
向こうに見えるのはジャグジーです。今回は時間がなくて入れませんでした。マーモット ロッジ ジャスパー ホテル
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ロッジの前をときどき旅行者らしき人が歩いて行きます。街の中心部までは1km程度なので、よく歩く欧米人にとっては歩くのが当たり前なのでしょう。
私は常に車で行きましたが。マーモット ロッジ ジャスパー ホテル
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出発前に道路の向こう側に渡ってみました。
これはそこから見たマーモット・ロッジの全景。
初日はようやく日が暮れた頃に到着し、ここから暗くなっていく空を眺めました。
https://4travel.jp/travelogue/10513235マーモット ロッジ ジャスパー ホテル
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南の町の中心部を見ると、背後にはウィスラー山が聳えています。左に見えるのは線路です。
今回時間の関係で、隣にあるトンキンのプライムリブ・ステーキが食べられなかったのが心残りです。 -
9:30、マーモット・ロッジを出発。
絶景の宝庫アイスフィールド・パークウェイを通って、本日の宿泊地レイク・ルイーズまで行きます。マーモット ロッジ ジャスパー ホテル
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その前に腹ごしらえ。
街の中心地にあるベアーズ・ポー・ベーカリーで朝食を仕入れます。ベアーズ ポー ベーカリー パン屋
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パンとコーヒーを買って、車の中で食べました。
ベアーズ ポー ベーカリー パン屋
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10時、改めてレイク・ルイーズに向けて出発。
コンノート・ドライブを南下して街の南端まで行くと道は左カーブで坂を下り、線路を潜ってトランスカナダ・ハイウェイ16号線との交差点に出ます。交差点を直進して、レイク・ルイーズまで227kmのアイスフィールド・パークウェイ(ハイウェイ93号線)に入ります。
6.1kmのところにあるジャスパー国立公園の出入口ゲートを通って南下します。出入口ゲートと言っても国立公園はここで終わりではありません。 -
イチオシ
ゲートのすぐ先で昨日行ったハイウェイ93Aが右に分岐すると、道は左カーブしてアサバスカ川を越えます。
アイスフィールド・パークウェイの起点である交差点から7.4kmのこの橋は絶景ポイントです。
これは下流側、すなわちジャスパー側の眺めです。尖った山はジャスパーの街の背後にあるピラミッド山です。 -
上流になる南側は日の光が反射してキラキラ光っています。
遠くからオレンジ色のゴムボートが下って来ました。 -
ゴムボートが橋の下を通り過ぎて行きました。おそらく3日前にオールド・フォート・ポイント(OLD FORT POINT)の下の橋のたもとで見た川下りツアーですね。
手を振っている人がいるので振り返します。感動を共有できている気がしてとてもいい気分です。
https://4travel.jp/travelogue/11645697 -
西側にはエンジェル氷河があるエディス・キャベル山(Mount Edith Cavell)が見えます。
いかにもカナディアン・ロッキーという感じの斜めに地層の筋が入った岩山です。 -
川原の新緑とわずかに雪を残した山並み。ほんとうに美しい。
来てよかった。
そばで景色を眺めていた婦人が "Beautiful country!" とこちらを見てつぶやきました。この思いを共有したくなる気持ち、よくわかります。 -
勾配を上った24.2km地点、右側に広い駐車スペースがあるのがアサバスカ・パス・ルックアウト(Athabasca Pass Lookout)です。
少し高いところにあるこの場所は、アサバスカ川対岸の山並みが一望できます。 -
真ん中の高いのがエディス・キャベル山。昨日見たエンジェル氷河のある山です。
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イチオシ
南の方角に連なるのはジェラルディン・ピーク(Geraldine Peak)とフライヤット山(Fryatt)。昨日モアブ湖(Moab Lake)への行き帰りやリーチ湖(Leach Lake)から双子のように見えた山です。
足元にはわずかに朱色がかったパステル調の赤い花が咲いています。 -
11:30、起点から26.8km、昨年は場所がわからず通り過ぎてしまったホースシュー湖(Horseshoe Lake)にやって来ました。
湖は道路からも左側にチラッと見えます。駐車場に車を停めて森の中を5分ほど歩くと湖の奥の湖畔に出ます。
地図で見ると「U」という字を逆さにしたような形なのでホースシュー、つまり馬蹄という名なのですね。 -
イチオシ
湖の奥の部分は三方を垂直に切り立った岩に囲まれていて、岩の上から見下ろした湖面はインクを落としたような濃い青。吸い込まそうです。
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風が吹いて湖面が波立つと白っぽい青に変化します。不思議。
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12:15、起点から30.1kmのアサバスカ滝にやってきました。アイスフィールド・パークウェイと93Aとの合流点にあり、93Aに入ってすぐのところに駐車場があります。
滝の手前のアサバスカ川は広くおだやかです。アサバスカ滝 滝・河川・湖
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川はおそらく硬い岩盤に遮られたのでしょう、左に回り込んで岩の間の狭い隙間を滝となって流れ落ちます。
画面の右端、人の姿があるところが滝なのですが、ここからではこの先に滝があることはわかりません。アサバスカ滝 滝・河川・湖
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イチオシ
滝の周囲に遊歩道がつけられていて滝を間近で見ることができます。
とにかくものすごい水量と音。この迫力は写真では伝わりません。アサバスカ滝 滝・河川・湖
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凄まじい量の水がドオッと落ちるところを凝視していると引き込まれそうになります。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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落差はそれほどありませんが、あの広い川の水が狭まった岩の隙間を通り抜けるのでものすごい迫力です。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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アサバスカ川の駐車場にあった「貴重品は隠せ」という盗難注意の看板。鍵は絶対に掛け忘れないようにしないと危険です。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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12:58、アサバスカ滝の駐車場を出発。
駐車場を出たところは昨日通ったハイウェイ93Aです。アサバスカ滝 滝・河川・湖
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昨日は左側から走ってきました。背後に双子のジェラルディン・ピーク(Geraldine Peak)とフライヤット山(Fryatt)が見えます。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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右に行くと直ぐにアイスフィールド・パークウェイ(ハイウェイ93)に突き当たります。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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アイスフィールド・パークウェイ(ハイウェイ93)に突き当たって右折するとすぐにアサバスカ川の河畔に出ます。すぐそこに滝があるなんて思えないゆったりした流れです。
この先、川に近づいたり離れたりを繰り返しながら上流に向かい、延々と続く山並みを見ながら走ります。 -
道が登りになり、ミネラルリックにやってきました。
13:10、起点から36.4kmです。
ここはマウンテン・ゴートがよく見られるポイントで、見逃さないよう双眼鏡をすぐに出せるように万全の体制で挑みました。緊張しながら差し掛かったら。。。。
うじゃうじゃいます。しかも道のすぐ左脇に。見落とすことなどあるわけがない状態です。 -
親子連れがたくさんいます。
ここは土にミネラルがたっぷり含まれていて、これを舐めてミネラル分を補給しているのだそうです。 -
イチオシ
親は食べるのに夢中ですが子供はちょろちょろ動き回っています。
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疲れちゃったんでしょうか。
-
イチオシ
道の右側に駐車場があり、その先が展望台になっています。
ここでは道は川からかなり高いところあり、川からは急斜面の崖になっています。 -
よく見ると川にマウンテン・ゴートの姿が見えます。
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この急斜面を登っているマウンテン・ゴートがいます。
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マウンテン・ゴートは対岸から川を渡り崖を登ってここまで食事に来ているのです。先ほど見ていた土が露出している食事場所に行くために、マウンテン・ゴートが道を横断していきます。飛ばしている車もあってかなり危険です。
崖や川原にだって土が露出しているのに、わざわざ急な崖を登ってここまで来るのはなぜなんでしょうか。 -
14:00、ミネラルリックから坂を下ると、再び道は河畔に出ます。
ちょうどフライヤット山(Fryatt)の真横です。 -
14:13、起点から45.0kmのところでアサバスカ川が大きく湾曲しています。Moberly Bendという名前があるようです。
川は向かって左奥から流れて来て、ヘアピンカーブを描いて右奥に流れて行きます。 -
アサバスカ川はここまでずっとアイスフィールド・パークウェイに沿っていましたが、ここから上流は西の方に離れていきます。
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カナディアン・ロッキーではキャンピングカーをよく見かけます。レンタルが多いようで、きれいな絵と予約サイトのURLや電話番号が書いてあるのをよく見かけます。
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Moberly Bendでアサバスカ川と別れて山際を走ります。
4.3km登って来ると、展望の開ける駐車スペースがあります。南の方角には段丘の向こう側にフライヤット山の南に連なる山並みが覗いています。 -
北の方角に見えるのはフライヤット山からジャスパー方面に連なる山並みです。
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イチオシ
14:40、起点から53.4kmのサンワプタ滝に到着。
アサバスカ川の支流、サンワプタ川にある滝です。サンワプタ滝 滝・河川・湖
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この川の水が狭い岩の間を流れ落ちて行きます。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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岩の隙間は本当に狭く、あれだけの川幅を流れる水がここを通り抜けているのが信じられないほど。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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滝を通り過ぎた水はここから西に向かって流れ、先程まで沿ってきたアサバスカ川の上流で合流しています。
アサバスカ滝 滝・河川・湖
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イチオシ
サンワプタ滝からはサンワプタ川に沿って進みます。しばらくサンワプタ川はV字型の谷底を流れ、道は少し上の山の斜面につけられているので川の姿は見えません。
サンワプタ滝から29.5km、起点から82.9kmの河川敷が広くなったところで道路は河畔に出ます。 -
この辺りは西側から氷河が溶けた川がいく筋か流れ込んでいます。その土砂で谷が埋められて広い河川敷になったのでしょう。
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しばらく道は広い河川敷に沿って進みます。
ちょっと走るとまた新たな絶景が広がり、何度も停まって眺めてしまいます。 -
道路の左側には、緑に覆われたなだらかな傾斜の向こうに雪の残った山が見えています、
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道はしばらく河畔を行った後、上りにかかります。登り始めてすぐ、起点から92.9km地点に Stutfield Glacier Viewpoint という名の展望スペースがあります。
岩山の上に分厚い雪が乗ったように見えるのは、コロンビア氷原から流れ下るスタッドフィールド氷河(Stutfield Glacier)です。あの上がコロンビア氷原です。 -
サンワプタ川は広い河川敷を蛇行し、分流・合流しながら流れて行きます。
冬の間は雪に覆われていた河川敷から緑が萌え出しています。
上から見るといかにも土砂が谷を埋めたという感じです。 -
道はぐんぐん登り、河川敷が下に遠ざかっていきます。
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対岸には滝が流れ落ちています。
背後に見えるキッチナー山(Mount Kitchener)から流れ落ちる、これもコロンビア氷原が起源のキッチナー氷河(Kitchener Glacier)が溶けた水です。
サンワプタ川はこの辺りから上流では再び深い渓谷になります。 -
94.7km地点の道の左側にタングル・クリーク・フォールズ(Tangle Creek Falls)が流れ落ちています。
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95.5km地点の右側に広い駐車スペースがあります。
下には深い渓谷となったサンワプタ川の細い流れが見えます。 -
上流側は再び川道が広くなっています。
このすぐ先が観光スポットとなっているアサバスカ氷河です。
この場所には今「スカイウォーク」(Columbia Icefield Skywalk、Glacier Skywalk)というアトラクションがあります。岩から飛び出したガラス張りの半円形の通路からサンワプタ川の渓谷を見下ろせるのでしょう。 -
16:30、コロンビア・アイスフィールド・ディスカバリー・センターに到着しました。起点から102kmです。
レイク・ルイーズまで227kmなのでまだ中間地点に達していません。予定よりだいぶ遅いのですが、なにしろ見どころが多すぎてどうしても時間がかかってします。 -
ここから先はレイク・ルイーズを起点にして別の日に見ることもできるので、ここは急がずにディスカバリー・センター内のセルフサービスのレストランで食事をしていくことにします。
雪上車で氷河の上に行くのが定番ですが、営業時間が終了していました。もっとも氷河はスイス(フルカ峠)で間近に見たことがあるのでもともと行くつもりはありませんでしたが。 -
左の棚にサンドイッチなどがありますが、パンが苦手なので食べる気がしません。
正面にご飯っぽいもののメニューがあります。 -
俄然食欲が湧いてきました。
-
カレーも捨てがたかったのですが、ブラック・ペッパ・ビーフにしました。
やっぱりご飯は最高。ビーフはコショウが効いたちょっと甘めのタレで、ご飯が進みます。 -
イチオシ
時間が遅いので中はガラガラ。窓際の席でアサバスカ氷河を眺めながら食べます。
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持ち帰り用のサンドイッチやカップラーメンも置いてあります。
-
ここの名物、氷河の水を詰めたペットボトル。自動販売機で売っています。
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建物の外をぶらぶらしてみます。
道の反対側にアサバスカ氷河があります。ここまで道に沿ってきたサンワプタ川はアサバスカ氷河が源流です。
ちなみにジャスパーから道に沿っていたアサバスカ川は、この奥の方から流れ落ちるコロンビア氷河が源流です。なんだか名前が紛らわしいですね。
※2011年に氷河の末端まで歩いていきました。
https://4travel.jp/travelogue/11572755 -
アサバスカ氷河の北側の谷をドーム氷河が流れ下っています。
標高1,050mのジャスパーからアサバスカ川、サンワプタ川を遡ってきて、ここの標高は2,000mに達しています。その上氷原から冷気が吹き下ろすのでかなり寒く、まだ冬の気候です。 -
17:18、ディスカバリー・センターを出発します。
ゆるい上り坂を4.6km行くとサンワプタ峠(Sanwapta Pass)。標高2,042mでアイスフィールド・パークウェイの最高地点です。
ここは国立公園の境界でもあります。サンワプタ峠 山・渓谷
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ジャスパー国立公園はここまで。
サンワプタ峠 山・渓谷
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ここから先はバンフ国立公園です。
サンワプタ峠 山・渓谷
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17:35、起点から115km地点に到着。やっと中間地点です。
ビッグ・ベンドの手前にある駐車スペースから、道の左側にある谷の対岸の斜面を流れ下るブライダル・ベール滝(Bridal Veil Falls)の細い流れが見えます。
谷底を流れるのはナイジェル川(Nigel Creek)です。 -
イチオシ
そのすぐ先の右カーブに差し掛かるところにも駐車スペースがあります。
ここからはU字谷の底のアイスフィールド・パークウェイを見下ろすことができます。ガイドブックやパンフレットなどでもおなじみの景色です。
ここから道は右を大きく迂回して下に見える道まで下って行きます。 -
これが「ビッグベンド(Big Bend)」と呼ばれています。
地図で見るとこんな感じ。これこそまさに「ヘアピン」ですね。でもふつう「ヘアピンカーブ」と言われるのは小さな急カーブですが、ここは巨大なカーブで、出っ張りは1.5kmほどもあります。 -
今いるのは駐車スペース2で、ここから南側を見ています。
ビッグベンドで高度は一気に150mも下がります。
駐車スペース1はブライダル・ベール滝を見たところです。 -
ビッグ・ベンドのちょうど中間地点、先程の地図の駐車スペース3に降りてきました。駐車スペース2から1.5kmです。
ジャスパー方面に向かうこの車は、これから左の坂道を登って駐車スペース2の方に行きます。 -
左上がやって来たジャスパー方面、右下がこれから行くレイク・ルイーズ方面です。
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この背後(西側)からノース・サスカチュワン川が流れてきて、道路の南側を流れています。この谷を遡ったところでコロンビア氷原からサスカチュワン氷河が流れ落ちていて、これがノース・サスカチュワン川の源流です。
山中には支流の川が滝になって流れ落ちています。
ノース・サスカチュワン川の水はサスカチュワン川、ウィニペグ湖、ネルソン川を経てはるかかなた、北極海のハドソン湾に注ぎます。 -
1.3km進んだところに駐車スペースがあり(先程の地図の駐車スペース4)、そこからノース・サスカチュワン川が流れ下っていく姿を見下ろすことができます。
ビッグベンドのカーブの辺りでは道のすぐ横を流れていた川が、あんなに下に見えます。狭い岩の隙間を滝になって一気に落ちているようです。 -
この先、右に90度向きを変えた辺りでナイジェル川(Nigel Creek)を橋で渡ります。坂の上の駐車スペース2から真下に見下ろしていたのはあの辺りです。
ナイジェル川はサンワプタ峠から道の左側を流れていた川で、このすぐ先でノース・サスカチュワン川に合流しています。 -
18:14、ビッグベンドを過ぎて5kmほどでノース・サスカチュワン川の広くなった河川敷に出ます。
起点から123kmのここは、道路左側の崖から水が染み出して流れ落ちています。ウィーピング・ウォール(すすり泣く壁)と名付けられています。 -
やって来た上流側を見ると、正面の山の斜面にビッグベンドに下る道が左下がりに横切っているのが見えます。
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ここは標高1,564m。
ディスカバリー・センターから400m以上下り、氷原から吹き下ろす冷気もなくなってだいぶ暖かくなりました。木々もすっかり春の装いです。 -
崖の麓は鮮やかな新緑に覆われています。
※2011年の秋に再び訪れたときは見事な黄葉でした。
https://4travel.jp/travelogue/11625192 -
ここからサスカチュワン・クロッシングまでノース・サスカチュワン川に沿って進みみます。
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しばらくは川に近づいたり少し離れたりしながら進み、133km地点辺りから広くなった河川敷の脇を行きます。ここではノース・サスカチュワン川に西からアレクサンドラ川(Alexandra River)が合流ます。写真で正面に見える山並みの麓を左側からアレクサンドラ川が流れてきています。
アレクサンドラ川の支流であるキャッスルガード川は、コロンビア氷原から流れ出るキャッスルガード氷河(Castleguard Glacier)を源流としています。 -
広い河川敷を蛇行し、別れたり合流したりしながら川は流れています。河川敷の水が流れていないところや中洲には新緑が溢れています。
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ノース・サスカチュワン川は広い河川敷を南に流れていきます。
光の色が夕方っぽくなってきました。 -
18:55、起点から152kmのサスカチュワン・クロッシングまでやって来ました。
そしてここはハウズ・パス・ビューポイント(Howse Pass Viewpoint)という絶景ポイントですです。ハイウェイ11号線が分岐して200mの右側に駐車スペースがあり、そこから変わっぷちに出るとこの大展望が開けます。
北からノース・サスカチュワン川、南からハウス川(Howse River)が流れてきてここで合流しています。合流地点は広大な河川敷となっていて、皮が幾筋にも別れ広がって流れています。 -
ここからノース・サスカチュワン川の河川敷まで下り、川を渡ります。
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ノース・サスカチュワン川の広大な河川敷を渡ります。
ノース・サスカチュワン川はここで東に向きを変え、アイスフィールド・パークウェイから離れます。 -
19:38、起点から169km、水鳥湖(ウォーターファウル・レイク、Waterfowl Lake)にやってきました。
これはチェフレン山(Mount Chephren)。湖の北端部分にある駐車スペースから見た姿です。 -
南寄りの湖畔に駐車スペースがあり、湖を間近に見ることができます。
新緑とエメラルド・グリーンの湖面が青空に映えます。
日がだいぶ傾いてきました。ウォーターフォールレイクス 滝・河川・湖
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これから行く南の方角。
レイク・ルイーズまであと61kmです。 -
20時、起点から187km地点のボウ峠からペイトー湖(Peyto Lake)を見下ろします。
ミルキーブルーの湖面が美しい湖ですが、湖面の日が陰ってその色が見えません。滞在中にもう一度訪れるつもりです。ボウ峠 山・渓谷
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山の上にはまだ日が当たっています。
ボウ峠 山・渓谷
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日が陰ったU字谷の底を走り続け薄暗くなった頃、227kmのアイスフィールド・パークウェイの終点に到着しました。最後はトランスカナダ・ハイウェイ1号線に合流して終わります。
次の出口がレイク・ルイーズです。宿泊するディア・ロッジはレイク・ルイースの近くなので、湖まで15kmほど登っていきます。わずかに空に明るさが残っているので、宿に入る前に湖を見ていくことにします。
21:40、湖畔に到着しました。向こうの山頂にわずかに日が残っていますが、これもあっという間に消え、夜の帳が降りていきます。ルイーズ湖 滝・河川・湖
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ディア・ロッジはレイク・ルイーズの駐車場を出るとすぐ、道路の反対側にあります。
ディア ロッジ ホテル
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1階の部屋です。
ディア ロッジ ホテル
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夕食を外で食べるのが面倒だったので、ここに来る途中、レイク・ルイーズ・ビレッジのサムソン・モールに寄ってスーパで食べ物を買ってきました。
マフィン、ワンタンスープ、バナナ、ヨーグルトという、ありあわせのものをとりあえず買ったという感が満載のメニュー。ディア ロッジ ホテル
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ワンタンスープがどんなものか不安だったのですが、あっさりしたチキンスープで想像通りでした。マルちゃんを選んで正解。
ディア ロッジ ホテル
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簡素な部屋でベッドも小振りです。
窓を開けて外を見ると怖いくらいに真っ暗闇で静まり返っています。
窓を閉めても微かに聞こえる甲高いキーン、キーンというシカの鳴き声を聞きながら眠りにつきました。ディア ロッジ ホテル
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