黄葉のカナディアンロッキー　ドライブ旅行記　【３】ファイブ・レイクスを巡りアイスフィールド・パークウェイへ（2006/9/19）

2006/09/16 - 2006/09/25

黄葉が輝く９月のカナディアンロッキーを満喫する旅。　　　　　　　　　　　　　　　　　
【３】今回は第４日目。
ジャスパーからアイスフィールド・パークウェイで次の宿泊地、レイクルイーズに向かいます。
有名な観光ポイントが数珠つなぎのアイスフィールド・パークウェイですが、私にとってのハイライトは「バレー・オブ・ファイブ・レイクス」。いったいどんなところなのでしょうか。

※2007年訪問時の旅行記
　https://4travel.jp/travelogue/11572755
※2011年秋訪問時の旅行記
　https://4travel.jp/travelogue/11572755

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　【１】バンクーバーからレンタカーで　　　
　　　　　カナディアン・ロッキーへ（2006/9/16-17）
　【２】マリーン湖とウィスラー山（2006/9/18）
＞【３】ファイブ・レイクスを巡り
　　　　　　アイスフィールド・ハイウェイへ（2006/9/19）
　【４】ヨーホー（2006/9/20）
　【５】様々な表情の氷河湖たち（2006/9/21）
　【６】モレーン湖（2006/9/22）
　【７】バンフ周辺めぐり（2006/9/23-25）
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　【１】9/16　成田＝バンクーバー　　　　　
　　　　　＝ウィスラー（泊）　　　　　　　
　　　　9/17　ウィスラー＝ジャスパー（泊）
　【２】9/18　ジャスパー周辺観光　　　　　
　　　　　・マリーン湖　・ウィスラーズ山　
＞【３】9/19　ジャスパー　　　　　　　　　
　　　　　＝レイクルイーズ（泊）　　　　　
　　　　　・ファイブ・レイクス　　　　　　
　　　　　・アイスフィールド・パークウェイ
　【４】9/20　ヨーホー観光　　　　　　　　
　　　　　・タカカウ滝　・エメラルド湖　　
　　　　　・スパイラル・トンネル　　　　　
　【５】9/21　レイクルイーズ＝バンフ（泊）
　　　　　・ボウ湖　・ペイトー湖　・水鳥湖
　　　　　・ボウバレー・パークウェイ　　　
　【６】9/22　バーミリオン湖、モレーン湖　
　【７】9/23　バンフ周辺観光　　　　　　　
　　　　　・ミネワンカ湖　・サルファー山　
　　　　　・アッパー・ホット・スプリングス
　　　　9/24　バンフ＝カルガリー　　　　　
　　　　　＝バンクーバー＝　　　　　　　　
　　　　9/25　成田

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※カナダ旅行記
・黄葉のカナディアンロッキー　ドライブ旅行記（2006年9月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11418
・春のカナディアン・ロッキー再訪（2007年6月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/34132
・白いカナダ ～カナディアン・ロッキーとナイアガラ～（2010年3月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11423
・秋のカナディアンロッキーで過ごす１５日間（2011年9～10月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/25186

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 同行者: その他
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: JAL

【パトリシア湖】
ジャスパー最後の朝です。
街の近くの二つの湖と街中を見ることにしました。
まず来たのはパトリシア湖。
ひんやりとして寒いくらいです。湖面には靄がかかって静まり返っていました。

パトリシア湖 滝・河川・湖

【ピラミッド湖】
その先にあるピラミッド湖にやってきました。
大きな湖です。
湖畔にはロッジもあります。こんなところに泊まるのもいいですね。

ピラミッド湖 滝・河川・湖

【コットンウッド沼】
ジャスパーの街に戻る途中、右手の一角が黄色く色づいているのが目に留まりました。
慌てて車を止めて見てみると、小さな湖の周囲一面が黄色く色づいています。目が覚めるよう。
湖の淵に行こうと草地に踏み込んだら、くつが沈み込んで水浸しになってしまいました。一帯が湿地帯のようです。
COTTONWOODは植物の名前でポプラの一種だそうです。

【ジャスパー・ビジターセンター】
街の中心にやって来ました。
ここはビジターセンターです。
建物の周囲に色とりどりの花が咲いていました。

ジャスパー観光案内所 散歩・街歩き

【ジャスパー・ビジターセンター】
ビジターセンターで天気予報を見てみました。あまりよくなさそうです。残念。
ふと見ると左下に大雪の写真がありました。説明を読むと、なんと昨日訪れたミエッテ温泉の３日前、１５日の様子です。この大雪ならあの道路の荒れようもうなずけます。開通していたのが不思議なほどです。

【ジャスパー・ベア】
ジャスパーのシンボル、ジャスパーベアです。
かわいい顔をしています。
でもこれ熊ですか？

【マーモット・ロッジ】
２泊お世話になったマーモットロッジともお別れ。
右端がフロントです。
あてがわれた部屋の前に自分で車を置き、部屋には外から直接出入りします。こういうのが気楽でいいです。

マーモット ロッジ ジャスパー ホテル

【マーモット・ロッジ】
部屋は広くありませんが、夜寝るだけなのでこれで十分です。
ベッドはちょっと固めでしたが良く眠れました。窓は通路側だけなので、昼間滞在するのであればちょっと暗めです。
部屋にはコーヒーメーカーもあり、ロッジのマーク入りのコーヒーが置いてありました。もちろんただ。
敷地内にはプール、ジャグジーもありました。

【マーモット・ロッジ】
ロッジの案内図です。
チェックインのときにこれで部屋の位置、行き方を教えてくれます。
丸がつけてあるのがあてがわれた部屋。先ほどの写真の裏手になります。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
私は知床が大好き。中でも秘境の雰囲気あふれる知床五湖が大のお気に入りです。１湖、２湖と数字しかついていないところが秘境というのを象徴しています。
なんとここにも1st Lake、2nd Lakeと番号しかついていない湖がありました。それがバレー・オブ・ファイブレイクスです。
ジャスパーから１０kmほど南下したところの、こじんまりとした駐車場がトレイルの入り口です。地図がないと見逃しそう。
トレイルに入るとすぐ小さな川を渡ります。川の回りを帯のように黄色く色づいた草が埋め尽くし、それが太陽に照らされてまぶしいくらいです。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
黄色く色づいた木が点在する静かな森の中を行きます。
天気予報とは違っていい天気になってきました。
アップダウンもほとんどなく、とても気持ちのいい道です。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
ついにやって来ました。
最初に現れたのは5th Lake（５湖）です。
緑がかった水が、青空の青や雲の白、木々の緑を映して、何ともいえない色合い。
思わずため息が出て見とれてしまいます。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
少し歩くと4th Lake（４湖）が現れます。
小さな湖です。
緑が濃く、５湖の色とは全く違います。こんなに近いのに不思議。
きのう登ったウィスラーズ山がよく見えました。
後ろから自転車がやってきて、湖畔の斜面についた道を器用に走って行きました。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
すぐ隣の3rd Lake（３湖）に来ました。
４個より青が強い感じです。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
2nd Lake（２湖）です。
これも微妙に色が違います。

【バレー・オブ・ファイブレイクス】
少し歩いて1st Lake（１湖）にやって来ました。
一番大きな湖で北に細長く広がっており、開放感があります。
水の色は一番薄く、わずかに緑がかってている程度です。
１湖と５湖は周囲を回れますが、時間がないので断念。ここから駐車場に引き返します。
それぞれ違う色をたたえた５つの湖は神秘的で、想像以上の美しさでした。

【アサバスカ川】
ファイブ・レイクスに来るとき、すぐ手前でアサバスカ川を渡るのですが、そのときの眺めがどうしても気になっていました。
ファイブ・レイクスに見とれて２時間半もかかってしまい、もう１５時半です。予定を大幅に遅れているのですが、我慢できなくて戻ってみることにしました。

【アサバスカ川】
アサバスカ川はまぶしく輝いていました。
戻って来てよかった。
この青みがかった白色は、氷河を源とする川ならではの色。氷河に含まれる微粒子のためだそうです。
雲が時々日を隠しますが、日の当たり具合によって微妙に川の色が色が変わり、見ていて飽きません。

【アサバスカ川】
こちらは上流の眺め。
方向によっても色が全然違います。

【アサバスカ橋より】
周囲の木々は黄色く色づき輝いています。
「Beautiful Country!」
同じように車を止めて眺めていた外国人女性が、こちらを向いてそう言いました。感動を分け合いたくなる気持ち、とてもよく分かります。

【アイスフィールド・パークウェイ】
アイスフィールド・パークウェイを南下します。
カーブを曲がるたびに絶景が現れ、思わず声を上げてしまいます。

【マウンテンゴート・ビューポイント】
高台から、枝分かれして蛇行するアサバスカ川を見下ろします。
中州の木々が黄色く色づき、背後に原生林が広がる、雄大な眺めです。
マウンテンゴートは残念ながら見当たりませんでした。

【サンワプタ川】
サンワプタ川の河原に降りて水に手を入れてみたら、手がしびれました。
この川はアサバスカ氷河から流れ出ているのですから、冷たいのも当然です。

【アサバスカ氷河】
１７時半、アサバスカ氷河に到着です。
時間が遅いし、氷河はスイスで担当したので、観光はパスして先を急ぎます。
ここから先はパッケージツアーなどでもおなじみの観光ポイントが連なります。

アイスフィールド パークウェイ (ハイウェイ#93) 自然･景勝地

【アサバスカ氷河】
レストハウスでは氷河の水を売っています。
これはその自動販売機。日本語で「氷河の水」と書いてあります。

【ビッグベンド】
Big Bend、日本語にすると「大曲がり」。
その意味がここに来て初めて分かりました。
今いるここから道は大きく右の方を大回りして、下に見える道につながります。
ちょうど「Ω」を右に９０度倒したような形です。
このΩの形の大きなカーブを「大曲がり」と言っているのですね。

【ビッグベンド】
目の前を北上する車が大きなカーブを描いて通り過ぎて行きました。
ここが「Ω」のちょうど中間地点です。
「Ω」の直径は１kmくらいあるでしょうか。相当大きなものです。ビッグベンドという名に納得できます。

【ウィーピング・ウォール】
ウィーピング・ウォール、泣く壁です。
崖の隙間から水がチョロチョロと湧いています。

【アイスフィールド・パークウェイ】
この辺りは岩がむき出しの山が迫っています。すごい迫力。
崖の下の方に生えた木が色づいてきれいです。

【アイスフィールド・パークウェイ】
日が暮れました。
山の頂に名残の夕陽があたっています。

【アイスフィールド・パークウェイ】
道路工事の片側通行で１０分くらい止められました。
もう１９時。目的地のレイクルイーズまでかなり距離がありそうなので、焦ります。
片側通行は数キロに渡って続いていました。スケールが違います。

【ウォーターファウル・レイク】
ウォーターファウル・レイク、水鳥湖です。
ここはこの後も何度か訪れましたが、一番のお気に入りになりました。
２０時を過ぎて今夜の宿泊地、レイクルイーズに到着。遅くなったので、夕食はガソリンスタンドで買ったサンドイッチで済ませました。予想に反してハムがたっぷり入ったサンドイッチはとてもおいしいものでした。

ウォーターフォールレイクス 滝・河川・湖