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箱根登山鉄道は小田原から箱根湯本を経由して強羅までを結ぶ15Kmの山岳鉄道です。<br />小田原―箱根湯本間は小田急のロマンスカーも乗り入れる比較的勾配の緩い区間ですが、箱根湯本―強羅間はわずか9Km弱の間で445mもの標高差を上り、途中には80パーミル(1000mの間に80mの勾配)という鉄道としては驚異的な急こう配区間もあります。<br /><br />昨年10月の台風19号の影響で土砂崩れや倒木などの甚大な被害を受けて運転できなくなっていた箱根登山電車の箱根湯本―強羅 間。<br />今年7月23日に全線で運転再開を果たしました。<br />強羅駅から乗車し、途中のスイッチバックや急こう配、急カーブの車窓を楽しみながら箱根湯本駅までおよそ40分の楽しい登山電車旅でした。

箱根でのんびり(9)箱根登山電車(台風被害を乗越えて復旧した強羅―箱根湯本)

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2020/08/24 - 2020/08/27

17位(同エリア1046件中)

旅行記グループ 箱根でのんびり2020夏

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HAPPIN

HAPPINさん

この旅行記スケジュールを元に

箱根登山鉄道は小田原から箱根湯本を経由して強羅までを結ぶ15Kmの山岳鉄道です。
小田原―箱根湯本間は小田急のロマンスカーも乗り入れる比較的勾配の緩い区間ですが、箱根湯本―強羅間はわずか9Km弱の間で445mもの標高差を上り、途中には80パーミル(1000mの間に80mの勾配)という鉄道としては驚異的な急こう配区間もあります。

昨年10月の台風19号の影響で土砂崩れや倒木などの甚大な被害を受けて運転できなくなっていた箱根登山電車の箱根湯本―強羅 間。
今年7月23日に全線で運転再開を果たしました。
強羅駅から乗車し、途中のスイッチバックや急こう配、急カーブの車窓を楽しみながら箱根湯本駅までおよそ40分の楽しい登山電車旅でした。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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  • 8月27日午前11時過ぎ。箱根登山鉄道の終点、強羅駅にやってきました。<br />あいのくの雨模様ですが、雨が降っていなかったらバスで小田原へ帰っていたので、登山電車に乗ることになったのも雨のお陰かと。

    8月27日午前11時過ぎ。箱根登山鉄道の終点、強羅駅にやってきました。
    あいのくの雨模様ですが、雨が降っていなかったらバスで小田原へ帰っていたので、登山電車に乗ることになったのも雨のお陰かと。

    強羅駅

  • 簡易PASMO(Suica)改札機。

    簡易PASMO(Suica)改札機。

  • 折り返しとなる電車が3両編成で入って来ました。

    折り返しとなる電車が3両編成で入って来ました。

    箱根登山電車 乗り物

    豪雨災害を乗り越えて by HAPPINさん
  • 1000形という車両です。

    1000形という車両です。

  • 姉妹鉄道の関係にあるスイスの山岳鉄道、レーティッシュ鉄道にちなんでベルニナ号と名付けられている車両です。<br />スイスの人気観光地サンモリッツとお隣イタリアのティラーノを結ぶベルニナ線のベルニナ急行にちなんでいます。<br />もう7~8年前に一度だけスイスへ乗りに行ったことを思い出しました。

    姉妹鉄道の関係にあるスイスの山岳鉄道、レーティッシュ鉄道にちなんでベルニナ号と名付けられている車両です。
    スイスの人気観光地サンモリッツとお隣イタリアのティラーノを結ぶベルニナ線のベルニナ急行にちなんでいます。
    もう7~8年前に一度だけスイスへ乗りに行ったことを思い出しました。

  • ボックスシート主体の車内。<br />最初の予定では箱根登山電車は混むことが多く「密」を嫌ってバスで行こうと思っていたのですが、午前中に強羅から戻る客はまだ少ないみたいで座席の半分も埋まっていないくらいでした。<br />電車にしてよかったかも。

    ボックスシート主体の車内。
    最初の予定では箱根登山電車は混むことが多く「密」を嫌ってバスで行こうと思っていたのですが、午前中に強羅から戻る客はまだ少ないみたいで座席の半分も埋まっていないくらいでした。
    電車にしてよかったかも。

  • 最後部の運転席寄りロングシートに陣取りました。<br />箱根湯本までの間に3回もスイッチバックを行って進行方向が変わるので前でも後ろでもと。<br />向かい側のロングシートには若いカップルがあえてロングシートを選んで、私と同じように何枚も写真を撮っていました。<br />鉄道ファンだけでなく多くの人に愛されているらしいことになんだか嬉しくなってきます。

    最後部の運転席寄りロングシートに陣取りました。
    箱根湯本までの間に3回もスイッチバックを行って進行方向が変わるので前でも後ろでもと。
    向かい側のロングシートには若いカップルがあえてロングシートを選んで、私と同じように何枚も写真を撮っていました。
    鉄道ファンだけでなく多くの人に愛されているらしいことになんだか嬉しくなってきます。

  • 次の彫刻の森駅まではわずか700mほど。<br />この駅で意外に多くの下車客がありました。

    次の彫刻の森駅まではわずか700mほど。
    この駅で意外に多くの下車客がありました。

    彫刻の森駅

  • こんな風に急カーブを進むので前の方の車両も見えて楽しい。

    こんな風に急カーブを進むので前の方の車両も見えて楽しい。

  • 小涌谷駅では対向電車と行き違い。<br />箱根湯本―強羅間は単線区間です。

    小涌谷駅では対向電車と行き違い。
    箱根湯本―強羅間は単線区間です。

  • 小涌谷駅。

    小涌谷駅。

    小涌谷駅

  • 小涌谷駅を出発した直後の最後尾からの眺め。

    小涌谷駅を出発した直後の最後尾からの眺め。

  • 車窓には復旧工事のための重機を入れるための構造物らしいものが。<br />台風19号害でこのあたりの蛇骨鉄橋が押し流されたそうで、その復旧に相当な苦労があったことを窺わせます。<br />一時は運転再開が危ういという声もあったらしいのですが、沿線利用客や箱根登山鉄道、自治体、工事関係者その他多くの方々の強い思いと努力によって予定よりも早く運転再開に漕ぎつけたことに、拍手を惜しみません。<br />そんな人々の思いを、熱意を垣間見られたことは貴重な経験となりました。<br />今日の雨は、「登山電車に乗ってその目で見て帰れ」という箱根の神様の思し召しだったのかもしれません?

    車窓には復旧工事のための重機を入れるための構造物らしいものが。
    台風19号害でこのあたりの蛇骨鉄橋が押し流されたそうで、その復旧に相当な苦労があったことを窺わせます。
    一時は運転再開が危ういという声もあったらしいのですが、沿線利用客や箱根登山鉄道、自治体、工事関係者その他多くの方々の強い思いと努力によって予定よりも早く運転再開に漕ぎつけたことに、拍手を惜しみません。
    そんな人々の思いを、熱意を垣間見られたことは貴重な経験となりました。
    今日の雨は、「登山電車に乗ってその目で見て帰れ」という箱根の神様の思し召しだったのかもしれません?

  • 昨年の台風19号で運転できなくなっていた箱根湯本―強羅 間の運転再開を告げるポスター。<br />(別の電車の車内で撮影)

    昨年の台風19号で運転できなくなっていた箱根湯本―強羅 間の運転再開を告げるポスター。
    (別の電車の車内で撮影)

  • 路線図。

    路線図。

  • 宮ノ下駅

    宮ノ下駅

    宮ノ下駅

  • 宮ノ下でも電車の行き違い。

    宮ノ下でも電車の行き違い。

  • 近くを走る国道1号線の急カーブを見下ろしながらゆっくりと走ります。

    近くを走る国道1号線の急カーブを見下ろしながらゆっくりと走ります。

  • こちらも急カーブ。

    こちらも急カーブ。

  • 仙人台信号場。

    仙人台信号場。

  • 仙人台信号場を過ぎたあたりから急に青空が見えてきました。<br />がぜんテンションがあがります。

    仙人台信号場を過ぎたあたりから急に青空が見えてきました。
    がぜんテンションがあがります。

  • 上大平台信号場で対向電車(モハ109)と行き違い。<br />2019年の箱根登山鉄道開業100周年記念事業として開業当時の塗装になった電車だそうで、行き先方向板も手書き板を掲げているそうです。

    上大平台信号場で対向電車(モハ109)と行き違い。
    2019年の箱根登山鉄道開業100周年記念事業として開業当時の塗装になった電車だそうで、行き先方向板も手書き板を掲げているそうです。

    上大平台信号所 名所・史跡

  • すっかりいいお天気になった上大平台信号場ではスイッチバックのため、運転手さんと車掌さんが入れ替わります。

    すっかりいいお天気になった上大平台信号場ではスイッチバックのため、運転手さんと車掌さんが入れ替わります。

  • 乗っていた場所は最前部展望席に早変わり。

    乗っていた場所は最前部展望席に早変わり。

  • 先ほどは左側から降りてきましたが、今度は右へと下っていきます。<br />これだけみてもなかなかの勾配です。

    先ほどは左側から降りてきましたが、今度は右へと下っていきます。
    これだけみてもなかなかの勾配です。

  • 大平台駅。<br />この駅も行き止まりとなっていて再びスイッチバックします。

    大平台駅。
    この駅も行き止まりとなっていて再びスイッチバックします。

    大平台駅

  • 大平台駅でも対向電車とすれ違い。<br />前後が入れ替わって車掌さんが移動して来たので、乗り遅れないよう慌てて車内に戻りました。

    イチオシ

    大平台駅でも対向電車とすれ違い。
    前後が入れ替わって車掌さんが移動して来たので、乗り遅れないよう慌てて車内に戻りました。

  • 大平台駅を発車。<br />またまた最後尾になりました。

    大平台駅を発車。
    またまた最後尾になりました。

  • 出山信号場。

    出山信号場。

    出山信号所 名所・史跡

  • 案内放送で下の方に早川に架かる出山鉄橋が見えていることを告げていました。

    案内放送で下の方に早川に架かる出山鉄橋が見えていることを告げていました。

  • 3回目のスイッチバック。今度は先頭になります。<br />この電車は左側の線路を下って出山信号場に入って来ましたが、このあと右側の線路を下っていきます。

    3回目のスイッチバック。今度は先頭になります。
    この電車は左側の線路を下って出山信号場に入って来ましたが、このあと右側の線路を下っていきます。

  • その前に対向電車が上って来ました。

    その前に対向電車が上って来ました。

  • 対向電車を待って出山信号場を出発。<br />再び先頭になって右側へと下っていきます。

    対向電車を待って出山信号場を出発。
    再び先頭になって右側へと下っていきます。

  • トンネル(出山隧道)を抜けて出山鉄橋(早川鉄橋)に差しかかります。<br />先ほど出山信号場から眺めた鉄橋です。

    トンネル(出山隧道)を抜けて出山鉄橋(早川鉄橋)に差しかかります。
    先ほど出山信号場から眺めた鉄橋です。

  • 出山鉄橋

    出山鉄橋

    早川鉄橋(出山の鉄橋) 名所・史跡

    箱根登山電車の観光名所、周囲に溶けこむ緑の鉄橋 by HAPPINさん
  • はるか下を流れる早川。

    はるか下を流れる早川。

  • 塔ノ沢駅。

    塔ノ沢駅。

    塔ノ沢駅

  • 箱根湯本の温泉街が見えてきました。

    箱根湯本の温泉街が見えてきました。

  • 箱根湯本駅に入ります。

    箱根湯本駅に入ります。

  • お隣のホームには3000形アレグラ号。<br />3日前に小涌谷駅近くの踏切でバス車内から見送った車両です。

    お隣のホームには3000形アレグラ号。
    3日前に小涌谷駅近くの踏切でバス車内から見送った車両です。

  • 強羅駅からおよそ40分でこの電車の終点、箱根湯本駅に着きました。<br />強羅駅の標高はおよそ541m、箱根湯本駅の標高はおよそ96mだそうですから9Km弱の間に445mも下ったことになります。<br />箱根湯本駅からは小田原行きに乗り換えます。<br /><br />(つづく)

    強羅駅からおよそ40分でこの電車の終点、箱根湯本駅に着きました。
    強羅駅の標高はおよそ541m、箱根湯本駅の標高はおよそ96mだそうですから9Km弱の間に445mも下ったことになります。
    箱根湯本駅からは小田原行きに乗り換えます。

    (つづく)

    箱根湯本駅

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箱根でのんびり2020夏

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