2013/08/24 - 2013/08/24
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nanochanさん
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シャワーを浴び、少し昼寝をしてから午後の遺跡探検に出発。まず、目指すは「アンコールワット」。午前中に訪れたアンコールトムが想像以上に素晴らしかったので、期待は増すばかり。アンコールワットの後は、夕日の名所「プレループ」に行く予定。午後は、どんな感動と出会えるだろう?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 利用旅行会社
- エス・ティー・ワールド
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-
1<アンコールワット到着>
午後の遺跡探検開始!アンコールワットの背後には不気味な雲・・・。
環濠を渡るための石橋は、フランスと日本、カンボジアの協力の下で修復されたもの。日本人であることを誇らしく思う。アンコールワット 史跡・遺跡
-
2<中央西塔門>
中央西塔門に到達。かつては、この門から入れるのは国王だけだった。
国王以外の者は、左右にある「象の門」から入ることになっていた。
現代では、「アンコールパス」があれば国王並みの権力者。 -
3<有名デバター>
中央西塔門に有名なデバターの彫像がある。
それが、この「歯を出して笑うデバター」だ。
実は、アンコールワットには、ほかにも「歯を出して笑うデバター」はいるのだが、探すのが難しい。 -
4<彫りの深いデバター>
昔の石工の技量や流儀の違いだろうが、一口にデバターといっても表情は一体一体違うし、彫りの深さや緻密さも異なる。
このデバターは「歯出しデバター」と比べ、彫りの深さが特徴だ。 -
5<ヴィシュヌ神>
西塔門南側の「一般人の門」には8本腕のヴィシュヌ神像が立つ。
アンコールワットの中には多くの仏像や神像があるが、このビシュヌ神が一番信仰を集めていた。 -
6<記念撮影>
遠くに見える中央祠堂をバックに記念撮影。
すぐ後ろにあるのは、参道にある長~い「ナーガ(蛇神)」。 -
イチオシ
7<逆さアンコール>
ド定番だけど、「逆さアンコール」。これは撮っとかないとね!!
さすがに「クメール建築の最高傑作」と言われるだけのことはある。アンコールワット 史跡・遺跡
-
8<須弥山>
現在は仏教寺院だが、元はヒンドゥー教寺院だったアンコールワット。
だからか、インドネシアの「プランバナン寺院」とよく似ている。
五つの尖塔は、聖地「須弥山」を表す。 -
9<十字回廊>
西参道をずずっと進み、大塔門をくぐればそこは「十字回廊」。
左右には4つの沐浴場があり、正面の階段を上れば第二回廊。
柱には、ベンガラ色の彩色が残る。 -
10<沐浴場からの眺め>
ここは、沐浴場。かつて、参拝者はここで身を清めた。
正面の「連子窓」がある場所が第二回廊。 -
11<武士の落書き>
十字回廊の名物と言えば、江戸時代にここを訪れた武士の落書き。
墨で消されたためよく分からないが、次のように書かれている。
〈寛永九年正月初めてここに来る/生国は日本/肥州の住人 藤原朝臣森本右近太夫一房/御堂を志し数千里の海上を渡り/一念を念じ世々娑婆浮世の思いを清めるために/ここに仏四体を奉るものなり〉 -
12<第二回廊 連子格子>
第二回廊は東西115m、南北100m。回廊にある、採光と風通しを考えてもうけられた「連子格子」は、そろばんの珠のような特徴ある形状。
スリットから見える風景が新鮮だ。 -
13<精緻なレリーフ>
柱に彫られたレリーフは、精緻で美しい。
植物紋様の中に、神仏の姿がさりげなく刻まれている。 -
14<雨が降りそう>
第二回廊の見学後、第三回廊と中央祠堂をバックに記念撮影。
上空から今にも雨が落ちてきそうだ。 -
15<急勾配の階段>
「えっ、これを上るの?」ここは、第三回廊に上るための階段。
踏みしろが狭く急勾配のこの階段では、度々転落事故が起こり、現在では通行禁止に! 裏側に安全な木製階段がある、というので急ぐ。 -
16<第三回廊>
第三回廊は一辺60mの正方形で、外側には連子窓が続く。
屋根はリズミカルに高さを変える凝った造り。 -
17<第三回廊のデバター>
通路に近い所にあるデバター。みんなが触っていくため黒光りしている。
やっぱり「胸」と「ウエスト」「顔」は人気あるね。 -
18<第三回廊からのながめ>
第三回廊から南門方面を見た景色。
手前の連子窓があるのが第二回廊でその奥が第一回廊。
道は森へと続く。 -
19<第三回廊の仏像>
第三回廊には、ところどころに石仏や木彫りの仏が見られる。
光背は、ナーガ(蛇神)になっている。 -
20<西側参道を望む>
第三回廊から西側を見たところ。手前にあるのが第二回廊で、その先が第一回廊。そこからまっすぐに伸びる道の向こうに見えるのが「西塔門」。
この寺院がシンメトリーに造られていることが分かる。 -
21<中央祠堂>
中央祠堂は高さ65m。ビルだとおよそ16階くらい。
周りの祠堂と合わせて、世界の中心である「須弥山」を表している。
ちなみに、各回廊はヒマラヤ山脈を、周囲を囲む環濠は大洋を表す。 -
22<中央祠堂のデバター>
よく見ると、中央祠堂にも数々のデバターの姿があった。
赤色の彩色が今も残る。 -
23<中央祠堂の仏像>
中央祠堂の本堂には、大小5体の仏像が祀られている。
西塔門のヴィシュヌ神と比べると装飾も控えめで、参拝者も少ない。 -
24<下りはさらに怖い>
中央祠堂と第三回廊の見学を終え、木製の階段を降りる。
下りは、下が見えて足がすくむのか、みんなのろのろで渋滞している。
自分は、案外平気だった。 -
25<第二回廊内側>
第二回廊の南門付近から西側をみたところ。
正面に見える建物は、南側の「経堂」。 -
26<第一回廊>
第一回廊は東西200m、南北180mで、壁面に「ラーマーヤナ」や「乳海攪拌」など多くのレリーフが施されている。所々には、こんなトンネル状の場所もある。 -
27<プリヤ・ポアン>
第一回廊と第二回廊の間にはプリヤ・ポアン(千体仏の回廊)と呼ばれる場所があり多くの仏像が並んでいる。破壊された跡が痛々しい。 -
28<ラーマーヤナ>
西面北には、50mにわたる「ラーマーヤナ」のレリーフ。
ラーマーヤナは、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナと戦う古代インドの叙事詩。
お猿さんたちは、ラーマ王子の援軍であるハヌマーン将軍の部下。 -
29<悪党ラーヴァナ>
2頭の獅子に曳かれた馬車に乗るのがラークシャサの王「ラーヴァナ」。
10の頭と20本の腕、4本の足を持ち、めっちゃ強そう。 -
30<天国と地獄>
南面東は「天国と地獄」と呼ばれ、上段に天国へ昇った人々、中段に閻魔大王らとその裁きを待つ人々、下段に地獄へ落ちた人々が彫られている。これは、下段の地獄の場面。 -
31<共通点>
地獄では、火あぶりにされたり、棒で殴られたり、首枷をつけられ引きずり回されたりと悲惨な場面がいろいろと描かれている。
日本の寺院で見る「地獄絵図」と共通する点が多い。 -
32<乳海攪拌>
東面の南側は、50mにわたり「乳海攪拌」の様子が彫られている。
これは、不老不死の妙薬を手に入れるために、神々と阿修羅らが大蛇ヴァースキを引き合って、海を千年以上かき回し続けたというヒンドゥー教の天地創造の物語。 -
33<阿修羅軍>
左側は、阿修羅たちが大蛇ヴァースキを引く場面が彫られている。
下には、逃げ惑う海中の生き物たちの姿。 -
34<ヴィシュヌ神>
乳海攪拌の中心にいるのは、世界の維持神たる「ヴィシュヌ神」。
不老不死の霊薬アムリタをめぐる争いに疲弊した神々と阿修羅は、ヴィシュヌ神に助けを求めた。それを受けて、神はこう言った。
「争いをやめ、互いに協力して大海をかき回すがよい。さすればアムリタが得られるであろう」。こうして、乳海攪拌が始まった。 -
35<神軍>
右側は、神々が大蛇ヴァースキを引く場面が彫られている。 -
36<アプサラス>
神々の上には、大海から生まれた天女「アプサラス」の姿。 -
37<ハヌマーン>
神側の最後尾は猿面の神「ハヌマーン」。
神の背後には、槍と剣を持ち神々の応援にかけつけた人々の姿。 -
38<階段がない>
東塔門にはなぜか階段がなく、横の楼門の階段を下りた。
パゴタみたいなものがあったが、何か分からない。 -
39<裏アンコールワット>
中央祠堂と第三回廊が東側にあるため、表側の優美な姿と異なり、こちらに迫ってくるような迫力ある姿だ。 -
40<密林に眠る遺跡>
東参道からのアンコールワットのながめ。
西参道からのながめが「遺跡公園」なら、こちらは「密林に眠る遺跡」といったところか。とてもいい雰囲気の写真が撮れた。 -
41<東門>
正面に見える崩れかかった建物は「東門」。
「おやっ、あちらから自転車がやってくるぞ・・・」。 -
42<ねえ、買って買って!>
彼らは、兄弟らしきちっちゃな3人組。
カンボジアで初めて会った「売り子」だ。
とてもかわいかったので、一番小さい女の子からキーホルダーを買ってあげたところ、残りの2人も「ぼくのも買って買って」「私だって買ってもらわないとお母さんに叱られる」(推測)とねだったり、泣き落としに入ったりと、そのテクニックに簡単に負けて3つも土産を買う羽目に。 -
イチオシ
43<引き上げる3兄弟>
へなちょこ日本人に土産を買わせ、悠々と引き上げる3兄弟。
このあと、各地の遺跡でこのような子供たちの売り子にあうのだが、彼らは立派な一家の稼ぎ手となっているという。
貧しいカンボジア、そして、逞しいカンボジアの姿を見た。 -
44<東ゲート>
道の先がアンコールワットの東参道。
夕方になってので、門番の姿はなかった。向こうから、例の3人組がやってくるので早く退散せねば! -
45<夕日の名所>
夕日の名所というとアンコールワット北西の「プノンバケン」だが、山頂にあって行くのが大変。そこで、ガイドさんが進めてくれたのがアンコールワット東側にある「プレループ」。
ここはヒンドゥー教ピラミッド型の寺院で、世界遺産となっている。プレ ループ 寺院・教会
-
46<プレループ>
プレループ の「プレ」は変化「ループ」は体を意味し、かつて境内で行われていた火葬が寺院の名前となった。
寺院の周りには、ジャングルが迫っている。 -
47<雲多し>
残念ながら雲が多く、きれいな夕焼けは望めそうにない。
塔を守る獅子像がいい雰囲気を出している。 -
48<ちょっぴり夕焼け>
ここには観光客が写っていないが、左奥の方にはたくさんの観光客がいる。5時くらいから場所取りが始まるようだ。
それなりの夕焼けが撮れたので、よしとしよう。 -
49<アプサラダンス>
夕飯は、シェムリアップ市街の「クーレン」というレストランへ行った。クーレン2 地元の料理
-
50<味はいまいち>
こういうレストランは、食事はあまり期待できない。
ブッフェ方式で、種類は多いが「うまい」といえるものは少ない。
明日は、ちゃんとしたところで食べよう。 -
51<しなやかな動き>
アプサラダンスの特徴といえば、手や指先のしなやかな動き。
手や指の動きや反り方で、ダンサーのレベルが分かるとか。
演目の中では、「漁師の踊り」が面白かった。 -
52<こんなものと遭遇>
トイレに入りふと目を上にやると、蛍光灯の陰から出てくるものが・・・。 -
53<ヤモリ>
カンボジアの家屋は隙間が多く、そこからいろいろな虫や動物が入ってくるそうな。
日本の普段の生活ではまず見かけないヤモリ。見たのは何十年ぶりか。
日本では「家守」として縁起のいい虫とされるが、ここカンボジアでも同じようだ。吉兆の現れかな。
カンボジア遺跡探検2日目pm「お子ちゃまにカモられた!」は以上です。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
次回は、3日目午前中の探検記をアップする予定です。
新型コロナウイルス感染防止のため、悲しいけれどこの夏休みの「GoToトラベル」は、4トラベルの中で我慢します!
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