Bon Voyage! カンボジア遺跡探検５日間の旅 2013夏～４日目Am～「怒りのアンパンマン」

2013/08/26 - 2013/08/26

４日目の午前は、「アンコール小回りコース」のうち、すでに訪れたアンコールワットとアンコールトムを除く次の４か所を探検することにしました。
①プラサット・クラヴァン（ヴィシュヌ神のレリーフが有名）
②スラ・スラン（スラ・スラン王のための沐浴池）
③バンテアイ・クデイ（四面観音菩薩像の門がすごい）
④タ・プローム（「天空の城ラピュタ」のモデル？）
　この中では、やっぱり映画「トゥームレイダー」の撮影場所となった「タ・プローム」が楽しみです。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

１＜タラアンコール ホテル＞
「タラアンコール」での滞在も４日目。施設が新しく、スタッフの対応もよく、何より朝のブッフェが充実しているのがいい。
午前中は「アンコール小回りコース」を回る予定。

タラ アンコール ホテル ホテル

２＜普通に牛さん＞
ホテルから車で15分ほどで「プラサット・クラヴァン」に到着。
環濠のそばで、牛がのんびり草を食む。

３＜プラサット・クラヴァン＞
他の遺跡と異なり、開けた平地に横一列に連なる祠堂。
ここはあまり観光客は来ないようで、ひっそりとしていた。

プラサット クラヴァン 史跡・遺跡

４＜ヴィシュヌ神＞
中央祠堂の内壁には、３面にヴィシュヌ神の浮き彫りがあった。
これは、正面のヴィシュヌ神像。何百もの信者に囲まれている。
煉瓦への浮き彫りは、クメール寺院では珍しいという。

５＜ラクシュミー＞
北端の祠堂の内壁にあるのは、ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーの像。
失われた屋根から降り注ぐ陽光で、像が美しく浮かび上がる。

６＜犬が見送り＞
あまり期待していなかった遺跡だが、来て本当によかった。
遺跡をあとにするとき、野良犬がずっと見送ってくれた。

７＜ナイス立ち乗り＞
小さい女の子が、見事な姿勢でバイクの立ち乗り。
カンボジアでは子どもがバイクを運転しているのを何度か見た。何と、運転免許制度はないんだって。本当？

８＜これが遺跡？＞
ここ「スラ・スラン」は、「沐浴の池」という意味の人工湖。
以前は池の中央に寺院が建っていたそうだが、現在では失われている。
かつて、ここで王や高僧が沐浴をしたという言い伝えがある。

スラ スラン 史跡・遺跡

９＜おや、これは・・・＞
スラ・スランのすぐ横にある遺跡が「バンテアイ・クディ」。
「おやっ、この門、あの遺跡と同じだ！」

バンテアイ クディ 史跡・遺跡

１０＜四面観音菩薩像＞
これは、アンコールトムの大門と同じ「四面観音菩薩像」。
ガイドさんから、ここはアンコールトムを造ったジャヤーヴァルマン7世が建設した寺院だと聞き、合点がいった。

１１＜アリの行列＞
参道に長～いアリの行列。日本では見ない体長１㎝ほどのアカアリだ。奴らに噛まれると、最初はものすごい痛みがあり、その後、猛烈にかゆくなるという。ポルポト時代には、拷問に使われたとか・・・。

１２＜東塔門＞
東大門から250ｍほど歩くと、東塔門が見えてきた。
苔むしたナーガがお出迎え。

１３＜東塔門の仏像＞
東塔門を入ると仏像が祀られていて、お坊さんらしき人がいた。
西洋人でもかまわず線香を渡し、お布施をもらっていた。

１４＜デヴァター＞
遺跡内のデヴァターは、アンコールトムのそれと同様に躍動的。
しかし、彫りは浅く、出来は今一歩の感がする。

１５＜ドヴァラパーラ＞
これは、寺院の門柱や祠堂の柱にはめ込まれて聖域を守っている門衛神「ドヴァラパーラ」。彫りが深く、けっこういい出来。
初期のものは右手で槍を持ち、中期以降は両手で剣を持つ。

１６＜西の回廊前＞
回廊前には、巨大な榕樹「スポアン」がそびえていた。
すでに根は遺跡の下や内側に伸び、静かに侵食を始めている。

１７＜ヤスイヨ、ヤスイヨー＞
西のテラス横にはたくさんの土産店が並び、売り子も多い。
人種を見分け、熱心に商売をする。
「Trilingual」どころか「Quadrilingual」「Pentalingual」だ。

１８＜西大門＞
こちらの大門にも、観音菩薩像が残っていた。
アンコールワットのものと比べると、規模は小さい。

１９＜人気の遺跡＞
タ・プロームは、映画「トゥーム・レイダー」の舞台ともなったこともあり、アンコールワットやアンコールトムに次ぐ人気の遺跡だ。
大声が近づいてきた。きっと彼の国の人たちだろう。

２０＜各国の支援掲示板＞
アンコールワットの各遺跡に、写真のような表示が見られる。
これは、どの国が遺跡の修復に協力しているかを示すもの。
タ・プロームは、インドが協力している。

２１＜修復中＞
これは、東塔門付近の修復現場。
完全修復まで、一体何年かかるのだろう。

２２＜苔むす遺跡＞
建物全体が緑がかって見える祠堂があった。いろんな樹木や草、苔などが建物を侵食しつつも建物の崩壊を食い止めている。

２３＜遺跡から生える巨木＞
「うわっ、すごい」。
スポアンが、遺跡の屋根を突き破って上に伸びているようにみえる。

タ プローム 寺院・教会

２４＜ブラキオサウルス＞
まるで、ジュラシックパークに出てくる「ブラキオサウルス」が、遺跡に足をかけ伸び上がっているように見える。
これは「イチオシ」でしょう。

２５＜鳥の足＞
タ・プロームの一番の撮影スポットが、この「鳥の足」。
この太さ、この長さ、自然のすごさを改めて感じる。

２６＜ほっこり＞
遺跡の中には、こんな「ほっこり」する仏像も・・・。

２７＜遺跡内部＞
タ・プロームの寺院内部は、このように崩れている部分が多い。
崩壊を防ぐ金属の支えがあるが、その細さが心もとない。

２８＜微笑むデヴァター＞
タ・プロームには、いろいろ撮影スポットがある。
この「スポアンの奥から微笑むデヴァター」もその一つ。
そういえば、タイのアユタヤでも同じような仏像を見たなぁ。

２９＜怒りのアンパンマン＞
ガイドさんが、ぜひ写真を撮れとしつこく勧めるのが、これ。
名付けて「怒りのアンパンマン」。たしかに、そのようにも見える。
日本人にウケる写真スポットだってさ。

３０＜アンパンマンよりこっちだな！＞
ここも人気の撮影スポット。自然の造形美はすごいね！
血管のように遺跡に巻きつく根っこの迫力は、半端ない。

３１＜バイヨン再び＞
タ・プロームを堪能したのち、バイヨンを横目で眺めながらホテルへ。

バイヨン 史跡・遺跡

３２＜昼食・休憩＞
午後の「大回りコース」に備えて、昼食後、シャワーと昼寝。
しばし、おやすみなさい・・・。

４日目午前「アンコール小回りコース」は、以上です。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
次回は、「アンコール大回りコース」の様子をアップする予定です。
よろしければ、ごらんください。　

タラ アンコール ホテル ホテル