2015/07/04 - 2015/07/05
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群青さん
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2015/07/04
2015/07/05
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7月1週目の土曜日、旅に出た。
目的地は、普段まったく泊りがけで出かけたりしない場所。
そう、群馬県内。
普段は気軽に車を運転して、さっと立ち寄り湯を楽しみ、そして帰宅する!
それが当たり前のパターンなのだけど、だからこそ逆に「群馬県内で旅行気分を満喫したい 」なんて気分になったというか・・・
*この旅行記は、かつてブログに掲載したものを今回フォートラベルに転載しました。
(2020.7.19記)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昼前に自宅を出て一路、吾妻(あがつま)方面へと車を走らせる。
最初の目的地はここ。
道の駅 霊山たけやま道の駅 霊山たけやま 道の駅
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中之条の街中を貫く国道353号線から、案内標識通りにひたすら北上していく。
家々も少なくなり徐々に道も勾配を増し、ドンドン山の奥に進みながら不安を覚える頃に到着する道の駅は、嵩山(たけやま)という山の登山道入り口に位置する。 -
腹ごしらえに立ち寄った道の駅には、十割そばの店があるのでそこで昼にすることに。
「そば処 けやき」
昼食時に重なったせいか、店内は結構の賑わい。
手が足りてないのか、あまりテキパキと気働きできないのか、ちょっと細かな部分でどうなの?と感じる面に目をつぶり、注文。
天ざる。
天ぷらが揚げたてだったら、どんなにか美味しかっただろう・・・
不味くはないんだけど、たぶんもう来ないな 。
それと店内がややうっすらと暗いため、写真にしてもこんな明度だったのね~(苦笑) -
道の駅周辺にはさして見る物もないため、ちょっと足を伸ばして伊参(いさま)スタジオ公園まで。
伊参スタジオ公園 名所・史跡
-
ジェット金次郎。
コンコンと軽く叩いてみると張りぼての音。(笑) -
既に廃校となっていた町立中学校の敷地が再び日の目を浴びたのは、群馬出身の映画監督・小栗康平によって手がけられた作品「眠る男」の撮影スタジオとして使われたのが発端。
「眠る男」は、群馬県が人口200万人突破の記念として制作された作品。 -
校舎の中はこんな感じ。
旧い校舎はその後”伊参スタジオ”と呼ばれ、「月とキャベツ」「独立少年合唱団」といった映画作品の舞台としても用いられている。
また、中之条町は2年に一度、中之条ビエンナーレ という現代アートのイベント会場が町ぐるみで催される土地。
今年の秋が5回目の開催となるそうなのだが、過去もそして今回も、この伊参スタジオ公園も会場の一つとして作品が展示されるのだとか。 -
映画「眠る男」の1シーンのセットがそのまま残されている。
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撮影の舞台裏の光景を切り取った写真パネルがたくさん展示されていた。
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ミシミシと音を立てる木造校舎の階段を上り、2階へ。
シンプルな光景。
どことなく郷愁を掻き立てられるかのよう・・・ -
別の教室では、ビエンナーレのために外国人の芸術家が既に何かの準備に取り掛かっている様子。
さて、この先どんな風に作品(?)としてお目見えするのでしょうか・・・ -
四万温泉方向へと車を進めます。
温泉街入口まで間もなく、といった場所に、こんな自然の景観が。
四万の甌穴(おうけつ)群。
川底の岩場が水の流れや渦巻きなどによって削り取られ穴が空く。
そんな光景が何箇所も見られる場所なのですが・・・
果たしてどんな光景なのやら。四万の甌穴 自然・景勝地
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川底に向かって階段を降りていくと、こんな光景が。
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確かに上から見ていてもところどころかなりの水深が見受けられる。
水量の関係もあるのでしょうが、この日は岩場に沿って多少奥まで歩くこともできたため、小さな滝場の辺りまで進んでみた。 -
上から流れ落ちる水の力によって岩が浸食され、このような甌穴が作られたことが理解できますね~。
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そのままドンドン車を走らせ国道353号線のどん詰まりまで !!
奥四万湖。
四万川ダム。 -
「人には教えたくない湖」なのかしら?ここって・・・
ダム湖に沿って1周4kmちょっとの周遊道があるのだけれど、正直あまり面白さは感じられず。
何故かというと、湖面の様子が窺えないから・・・
ダムの堰堤の反対側から見た景色はこんな風。奥四万湖 自然・景勝地
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だって、この梅雨時なのにこの水位ってどーよ?
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こんなに水が少ないとは思ってもみなかった。
それともこのダム湖は元々あまり水量が多くない場所なのかしら?
水の色は何とも言い難いコバルトブルーを帯びた不思議な色合い。
*2020.7.19追記
ここを訪れた5年前は、奥四万湖は今ほど有名な場所ではなく・・・
知る人ぞ知る存在の場所でしたね。
この湖の独特な色合いが「四万ブルー」と呼ばれ、注目と人気を博すようになったのはここ数年の話。
今年の春先には、吉永小百合が出演するJR東日本のCM「大人の休日?楽部」でもここが取り上げられたのは記憶に新しい。 -
せっかく四万温泉まで来たので、昭和のレトロな雰囲気が漂う温泉街まで足を伸ばして見ましょう
川沿いの駐車場に車を停めて散策。
夏休み前のつかの間の時期なのか?あまり温泉街を歩く人は多くなく、ちょっと肩透かし。四万温泉 積善館 宿・ホテル
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積善館の前では、写真撮影をする観光客がぎっしり。
やっぱ四万温泉の名物の一つなんだなぁ・・・ -
宮崎駿監督のアニメーション映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった温泉宿の一つと言われる場所でもあります。
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河原の湯。
利用時間は朝9時から午後3時まで。
外湯で無料だが、狭いらしい。(僕は入ったことないので)河原の湯 温泉
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塩之湯飲泉所。
案外、湯の温度が高いような・・・
夕方にはまだ間がある温泉街は、間の抜けたような寂しさというか閑散とした雰囲気。塩之湯飲泉所 名所・史跡
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再び車を乗りだして、今日の宿に向かう途中にもう1箇所立ち寄ったのがここ。
ゆずり葉飲泉所。
飲泉だけでなく足湯も楽しめる場所として、屋根も設えられ立派な造りながら、この時期あまり利用者が多くないのか?足湯は一部だけの利用と仕切られていた。
湯の味は、先程の塩之湯の飲泉所とまた違ったテイスト?!
どんよりと曇り空の一日だったけど、どうにか天候が持ちこたえてくれてラッキー -
(画像は借り物)
この日の宿泊地は四万温泉(しまおんせん)。
上毛かるたの”よ”では「世のちり洗う四万温泉」と謳われるほど、群馬県民にとっては馴染みの場所。
四万温泉 ひなたみ館。
四万温泉のどん詰まりの、源泉にイチバン近い場所にひっそりと建つこの宿。
部屋数10室。
こじんまりとした外観は、数年前のリニューアルによって今風の個人客向けの上質の宿といった風情を纏っていた。四万温泉 ひなたみ館 宿・ホテル
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今回の宿を選んだ理由は2つ。
”美味しいものを食べたい!” そして ”のんびりと寛ぎたい!!”
あれこれ自分で調べて、これは良さそうだ!と感じた宿を4つ選びだし、今回の旅の友にメールして最終決定を委ねた。
嬉しい偶然なのだが、僕の中で1番目、2番目と密かに思っていた宿を友も選択し、2つを照らし合わせると、ここだよね!と結論付けた宿が一致
それが、今回お世話になった宿。
きびきびとした接客。
この手の温泉宿にしては働く人の年齢層が若く、ちょっと意外。
案内された部屋は2階の、渓流沿いの和室。
この部屋はリニューアルされてない部屋なのだが、落ち着いた佇まいの広々とした12畳の空間。 -
窓の下を覗きこめば・・・
絶えず渓流の音が部屋を包む。
非日常といった感覚がして、僕なんぞは嬉しくなってしまうのだが・・・
人によっては「川の音がうるさい!」なんて情緒もへったくれもないようなクレームを出すような輩も出てきそうな程の川の流れ。
たぶん、賛否が分かれそう・・・
これからチェックインする客が続く、と接客の方に言われたので、混雑する前に一風呂浴びに行くことに。 -
この宿、10室のうち4つか5つの部屋には部屋付きの風呂が備えられているらしい。
そして、館内には大浴場は設置されてなくて、自由に使える貸し切りの風呂が3つ用意されている。
1階と2階の階段付近には、貸切風呂の利用状況が一目瞭然となるランプが設置されていて、ランプが消えている浴室は自由に利用できる仕組み。
3つの風呂はこんな風に暖簾が連続して架けられていて、コンパクト。
左から貸切露天風呂「鶏鳴の湯」、静かな貸切風呂「蛍の湯」、大きな貸切風呂「摩耶の湯」といった配列。 -
最初に利用したのは「摩耶の湯」
とにかく浴槽が広い。
大人5人が一度に浸かっても狭さを感じさせない広さ。
ガラス越しに四万川の景観を感じられ、湯の温度もとても快適。
広い湯船を貸切で満喫できる醍醐味といったら、言葉が見つからないほど。 -
その後に利用した露天風呂「鶏鳴の湯」はこんな感じ。
ひょうたん型した湯船は大人3人が利用できる広さ。
風に吹かれ、湯を楽しむ嬉しさよ。
冬はかなりの雪が降るこの土地ならではの半露天の設えながらも、けっしてせせこましさを感じさせない造りはGood! -
無垢の板を張り巡らせた館内はシンプルで清潔感に溢れ、飾り気のなさと温かさが絶妙な塩梅。
気持ちよく湯を堪能し、水分補給をした後、部屋に戻るまでのスペースをしばし愉しむ。
急ぐ宛てのないのんびりとした時間が、ただただ快適。 -
半階ほど上がったスペースにはソファが置かれ、片隅のオーディオからはゆったりとしたジャズの調べ。
-
中之条ビエンナーレに出品された芸術家の作品もちょこんと飾られ、さりげなく宿の景観の一翼を担っている感が窺えて、これまたいい風情。
個人旅行の大人のつかの間の休日のための隠れ家。
どう楽しむかはそれぞれの自由!
そんなコンセプトが潔くて、心地よい。
部屋に戻り、風呂上がりのビールを堪能しながら、夕餉を待つ。
これまた非日常の愉しみの一つ。 -
18:30。
待ちに待った夕食時。
部屋出し。
《献立》
右下から反時計周りに
先付 刻み隠元明太マヨネーズがけ
中皿 自家製卵豆腐くこの実のせ
煮物 茄子味噌のミルフィーユ
酢物 トマト七宝盛りバルサミコ酢がけ
造り 間八、帆立のレモン〆、甘海老
今回の食事のお供は麦焼酎。
何故か九州の大分か宮崎産。 -
蒸物 ステビアポーク豆腐包み
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焼物 コンソメスープの壺焼
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大皿 上州牛のサーロインステーキ
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箸休 夏野菜の水晶寄せ
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食事 自家製「美野原米」鮎茶漬け
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茶漬けはこんな風に!
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デザート 吾妻産花豆の寄せと抹茶の焼菓子
とても美味しい食事だった。
どれもこれもしっかりと手作りで丁寧な仕事をしている事が窺えて、また基本を押さえつつもいい意味で冒険心・アレンジを利かせている様子が窺えて・・・
目で愉しみ、味で堪能し、記憶に焼き付ける。
その反復過程が嬉しくてネ。
非常にいい仕事をしている宿だ !!
心からそう思います。
だからこそ、少し惜しい面も見えました。
群馬の奥の四万温泉。
地産地消にこだわり、地元の食材を大切に利用し献立を組み立てている料理人の腕が冴えわたっていて、本当に食事面では何を食べても満足だった分、感じる些細な瑕疵。
日本食伝統のフォーマットに則って料理を出すことに囚われるあまり、地産地消とは何の関係もない造りが出てきたことには、もう少しじっくり検討してもいいのでは?と感じなくもない。
出されたものは鮮度も保たれ美味しく頂くことができましたが、でも、ここって群馬の山奥なんだよなぁ・・・
ステビアポークって何?
と、給仕してくださった女性に尋ねたところ、ちゃんとした説明を聞くことができず。
料理人に聞きに行って教えてくださったので、後でわかりましたが・・・
その日の献立について、料理人だけでなくスタッフ全員で情報の共有をされていたら、もっと良かったと感じた。
非日常の時間と空間を楽しみに温泉宿に客は来る。
食事面での評価が高い宿ですから、期待値は否が応でも上がるのは摂理というもので・・・
食事を提供する者が、自分たちの組み上げた”ストーリー”をしっかりと咀嚼して、自信を持って客に提供する。
何を聞かれてもたじろぐことなく、質問された以上の話を振ってくれた日にゃ、想定以上の満足感を得られるもの。
この宿のポテンシャルは非常に高く、しかも若い方たちが多いから、この点を意識してスタッフ全体で「献立を巡る物語」を共有できたらきっと鬼に金棒。
是非、その点を今後期待したいことです。
そして、食の伴である酒について。
例えばワインは群馬では期待できないから、料理に合う美味しいワインをバラエティ豊かに品揃えするのがベターだと感じます。
で、焼酎。
もっと群馬県産にこだわりましょ!
全国的には決して有名ではないけれど、夕食時に飲んで美味しいと感じてもらえれば、きっと翌日、同じ銘柄をお土産として買い求められる機会が増えるのですから・・・
群馬は突出して名物があるわけではない県なのだから、逆に隠れた名産や発見の場を少しでも与えられる場を作った方が、きっと地産地消の好循環ができるはず。
この3点が少し気になりました。
ホント、いい仕事をしている宿ゆえ、まだまだ伸びる余地があるので・・・
一つの提案として受け止めていただけたら嬉しく思います、ハイ。 -
腹ごなしに温泉に。
入ってなかった「蛍の湯」を覗いたけど・・・
浴室内がちょっと暗すぎて。
結局、宿滞在中に4回も温泉に入りましたが 、残り2つを2回ずつ利用。 -
四万温泉の夜は静かに更けていく。
夜中、かなり激しく雨が降った。
渓流の音と相まって、水が大地を叩く音のアンサンブルをBGMに爆睡。
目覚めれば、雨上がり。
朝風呂を堪能。
空腹を覚えつつ、朝食。 -
和食の総菜の数々。
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地元の食材をふんだんに利用したおかずたち。
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もう少し食べたいな!と感じさせる程々さが正に「大人のための宿」の正しき流儀というか・・・
ホント、恐れ入りました!って感じ。
細部にまで行き届いた仕事。
”おもてなし”なんて押しつけがましさの微塵も感じさせない品の良さ。
また来たい!と心底感じる宿がまた一つ見つかった嬉しさを噛みしめつつ・・・
ぐんまの旅の2日目は、草津を巡る行程へ。 -
国道292号線沿いの天狗山駐車場に車を停め、西の河原公園を散策しつつ草津温泉街まで下って来る。
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草津温泉の湯畑。
湯滝からは勢いよく温泉が流れ出していた。湯畑 自然・景勝地
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昔ながらのこの風景を見に、多くの観光客が訪れていた。
立ち上がる硫黄の独特の臭気が、より一層の風情を醸し出していた。 -
熱乃湯。
湯もみショーで有名ですよね?熱乃湯 名所・史跡
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帰りがけに帰りがけに道の駅草津運動茶屋公園に立ち寄り、そのまま友人に我が家まで送り届けてもらった。
普段は自分で運転して草津温泉まで日帰りドライブ&温泉で行くことが多いけれど・・・
誰かの助手席に乗せてもらって、地元の風景を眺めつつ旅をするのもまた乙なもの。
いろんな再発見のあった週末ふらり旅でした。道の駅 草津運動茶屋公園 道の駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- 旅猫さん 2022/02/04 10:12:50
- 四万の湯
- 群青さん、こんにちは。
四万温泉は、何度か訪れたことがあります。
なかなか風情のある温泉街ですよね。
甌穴も観に行ったのですが、ダムの放流と重なってしまい、立入禁止でした。。。
ダム湖も観たかったのですが、バスが無いので断念しました。
河原の湯は、確かに狭いですが、湯は良かったです。
積善館の建物も浴室も素晴らしかった。
泊まられた宿は、清潔そうで綺麗ですね。
食事も美味しそうですし。
コロナが落ち着いたら、また訪れてみたいものです。
二冊ほど四万の旅行記を書いていますので、よかったら読んでやってください。
旅猫
- 群青さん からの返信 2022/02/05 20:38:29
- Re: 四万の湯
- 旅猫さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
四万温泉は時間が止まってしまったかのような独特な雰囲気があり、また近年は四万ブルーや積善館も注目され、それなりの人出は見られます。
一方で、車社会群馬の弊害として、公共交通機関の貧弱さとバスのダイヤの不自由さが一層深刻になって来ていて・・・
良い面と悪い面が両方目立つような地域であると思います。
旅猫さんの四万の旅行記2冊も先程読ませていただきました。
地元民ですら知らない話や、新鮮な視点が多く興味深かったです。
塩の湯の塩の結晶の出来具合などビックリですね。
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