南＆西インドの旅②-３ 「アルジュナの苦行」＆「クリシュナのバターボール」

2019/03/09 - 2019/03/18

「癒しの楽園：南インドと 世界遺産アジャンタ・エローラ遺跡」を巡る8泊10日のツアーに参加しました。
ここでは、二日目マハバリープラムの「アルジュナの苦行」と「クリシュナのバターボール」の記録です。

【２日目　2019/3/10の全行程】
カーンチープラム
　　・エーカンバラナータル寺院
　　・カイラーサナータル寺院
マハバリープラム
　　・ファイブ・ラタ
　　・海岸寺院
　　★アルジュナの苦行
　　★クリシュナのバターボール
グランド チェンナイ バイ GRT ホテルズ連泊

エリア マハーバリプラム(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

２日目　2019/3/10(日）
午前中、カーンチープラムの「エーカンバラナータル寺院」と「カイラーサナータル寺院 」、

カイラーサナータル寺院 寺院・教会

午後、マハバリープラムの「ファイブ・ラタ」と
　

ファイブ ラタ 寺院・教会

「海岸寺院」を訪れました。
その後、徒歩で15分ほどの、

海岸寺院 寺院・教会

「アルジュナの苦行」のある公園に向かいます。
高さ9ｍ、幅27ｍの巨大な花崗岩の一枚岩に、神々・動物・人間・建物などがビッシリと彫られており、世界一の大きさのレリーフだと言われています。

中央のガンジス川に見立てた亀裂には蛇神ナーガとナーギー夫婦の姿が刻まれています。
そして殆ど全ての登場者はこの亀裂に向かって彫られています。

アルジュナの苦行 寺院・教会

1300年以上経った今、この巨大レリーフが何を意図して作られたのかははっきりとは分からなくなってしまいました。二つの説があり、

一つは、インド最大の叙事詩「マハーバーラタ」に登場する「アルジュナの苦行」の場面を描いたという説。
英雄アルジュナが、シヴァ神から強力な武器を手に入れるために苦行をしているというもの。
矢印の、両手を頭上に挙げて片足で立ち続けるという苦行をしているのが「アルジュナ」だそうです。

もう一つは、ヒンドゥー教の神話である「ガンガーの降下」だという説。
聖なる水を持つ天界の川だったガンガー（ガンジス河）を地上に下ろすため、バギーラタという聖者が一心に苦行をしたというもの。

インドの神話の真偽はよく分かりません　(u_u)

一際目を惹く右下には実物大に近い大きな象の彫刻があります。
親の足元にいる子象はかなり小さめに表現されていますが、仲のいい家族の様子が見て取れます。
この象に限らず、人物や神々は殆どが男女のペアで表されています。

隣接した石造寺院の「パンチャパーンダパ・マンダパ窟」は 「アルジュナの苦行」の岩壁と一つの岩で繋がっています。
屋根にも巨石が乗っかっているように見えます。
6本の石柱が2列になって屋根を支えています。

石窟の奥の壁面には

レリーフが施されています

道を挟んだ向いの建物もお寺でしょうか

すぐ隣の「クリシュナのバターボール」に移動します。
正面（東側）から見るとまん丸のお団子のようです。
直径10ｍもあるとか。
千年も前からここにこうして鎮座しています。
パッラヴァ王朝時代に象８頭に引かせたけれどビクともしなかったそうです。

クリシュナのバターボール 史跡・遺跡

北側から見た側面です。
かなり急な斜面の始まりにくっ付くように接地面は本当に極くわずか。
中心線が丁度真ん中で絶妙なバランスが保たれているように見えます。
ヒンドゥー教を代表するクリシュナ神がバターボールが大好物だった事から、食べていたバターボールが飛んで来てこの岩になったと言われています。

裏（西側）から見るとスパっとナイフで切ったような断面が見て取れます。

ところで、神様が好物だったというバターボールって、昔食べたあの丸いバター味のキャンディのことでしょうか・・

他にも巨大な石がゴロゴロしています。
人と比べると大きさが分かります。

何故ここにこうして多くの巨石が転がっているのかは不明だそうです

きっと海が近いから大昔の大きな津波で運ばれて来たに違いない、と私は勝手に思うけど・・　(^^;

かなりの傾斜のある斜めった岩の上方で止まっているんですよね。
皆が滑り台にしている部分は石がツルツル光っています。

敷地内に有った薩摩芋のような大きな木の実

絶対に転がり落ちないという確信があるから誰も怖がらずに石の陰で涼んでいます

17：15　西日が当たります。
本来ここは午前中に来た方がいいですね。
正面からの丸いバターボールは東から当たる順光で撮った方が映えます。

遠景

19：00　夕食のレストランです。
多分チェンナイ市内？

私たちのリザーブ席

何かのジュース　その1

その2
何か変わった珍しいものだったのですが思い出せません

その3

突き出し的フワフワのお煎餅みたいなのはランチの時も出ました。
調べても名前不明。日本の居酒屋さんでも出るよネ？
4種のカレーソースは4人でシェア。

スープ

ガイドさんがバナナの花を見せてくれました。
黄色いバナナの実がなるということは当然花も咲きます。
この花自体も料理して食べられるそうです。

丸いお盆にやはりバナナの葉が敷かれています

少しずつおかずが運ばれてくるので見栄えはしません

インディカ米のビリヤニとヨーグルト？

チャパティとカレー

チョコレートアイスクリーム

サウスインディアンコーヒー（南インド式コーヒー）は少量のコーヒーにミルクと砂糖を加え、泡立てて飲みます

飲み方はガイドさんが教えてくれました

店内の置物

「isha　LIFE」というお店だと思いますが、ネットで検索しても出てきません

食後、連泊の「グランド チェンナイ バイ GRT ホテルズ」に戻ります

グランド チェンナイ バイ GRT ホテルズ ホテル

明日はこの旅のメインの一つ「ミーナクシー寺院」です