柏市の布施土谷津・圓性寺・相馬霊場（８４）・石仏

2020/05/20 - 2020/05/20

関東三大弁天の１つ、布施弁天（あけぼの山）の南側、布施は広く、土谷津地区にあります。圓性寺には数多くの石仏が祀られています。ここでしか見られない石仏があります。庚申待現當二世成とは、日本の民間信仰で、庚申の日に神仏を祀って徹夜をする行事である。宵庚申、おさる待ちなどともいう。庚申待は通常、村単位など集団で行われ、その集り（講）のことを庚申講、庚申会、お日待ちなどと言う。「現当二世安楽」とは、「この世とあの世」の二世にわたり、幸せに暮らせることを願うことです。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　128　北総石仏　柏の石仏　布施３に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 柏・流山(千葉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

布施弁天街道の古谷入り口から東へ入る、あけぼの山の南側で布施新町の北側。隣接した我孫子市にも布施と言う住所があります。

円性寺前バス停。あびバス、１時間に１本有るか無いし。布施回転広場前行き、我孫子駅北口発、市民バス。

土谷津のふるさと会館（町会の集会所）。

貯水池竣工記念碑。

飛龍山圓性寺。

石仏が並んで居ます。

陸軍騎兵上等兵の墓碑。

弘法大師一千五十年遠忌塔。明治19年弘法大師一千五十年遠忌塔。

文字青面金剛。

享保四年（1719）二童子付六臂数珠持青面金剛塔、
青面金剛（しょうめんこんごう）は、日本仏教における信仰対象の1つ。青面金剛明王とも呼ばれる。夜叉神である。 インド由来の仏教尊像ではなく、中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像である。庚申講の本尊として知られ、三尸（さんし）を押さえる神とされる。 帝釈天(たいしゃくてん)の使者の金剛童子。身体は青色で、六臂(ろっぴ)または二臂、四臂、目は赤くて三眼で、怒りの形相をとる。病魔を退散させる威力があるとする。後世、道家の説が加わり、庚申(こうしん)待の本尊とする。せいめんこんごう。 文字だけの物もある。邪鬼を踏み付け、台座に三猿が彫られています。

文字青面金剛。前列左、文化十三年（1816）青面金剛塔、

庚申塔。
庚申・庚申塔
庚申庚申塔（こうしんとう）は、庚申塚（こうしんづか）ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれる。

庚申の歌碑。文化元年（1804）自然石型青面金剛文字塔、

文字青面金剛。文化三年青面金剛文字塔、

顔の無い地蔵尊。後列には左から正徳五年（1715）「・・光明真言持斎供養・・」地蔵塔、

普門品拾萬巻供養塔。大きな自然石型石碑は普門品十万巻供養碑、普門品とは、妙法蓮華経第二十五章の観世音菩薩普門品のことで、別称を観音経という。この石碑は、観音経を信奉する念仏講中によって建てられたもの。天保十二年（1841）普門品供養塔。読み上げた回数を記しています。

上部が破損しています。

庚申待現當二世成誌。
宝暦五年（1755）・昭和元年文字庚申塔・元禄八年（1696）三猿庚申塔・宝暦四年（1754）

庚申待現當二世成誌。
庚申待とは、日本の民間信仰で、庚申の日に神仏を祀って徹夜をする行事である。宵庚申、おさる待ちなどともいう。庚申待は通常、村単位など集団で行われ、その集り（講）のことを庚申講、庚申会、お日待ちなどと言う。下部に三猿。「現当二世安楽」とは、「この世とあの世」の二世にわたり、幸せに暮らせることを願うことです。

庚申塔・下部に三猿。文久三年（1863）文字庚申塔が並んでいます。三猿のモチーフは、庚申信仰の伝播とともに近世以降広く用いられるようになり、主尊の青面金剛を描く際、その足元に三猿が添えられた例が多い。また庚申塔にも多く三猿が彫り込まれている。 3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトやアンコールワットにも見られるもので、シルクロードを伝い中国を経由して日本に伝わった
という見解がある。

倒れた石仏。庚申待現當二世成誌。

２基の石仏。

判読不能。享保四年（1719）天蓋付きの護讃（ガイドに記載？）地蔵も並んでいます。

善光寺参拝記念。

新四国八拾五番。八栗寺写し。
八栗寺は、香川県高松市牟礼町牟礼字八栗にある真言宗大覚寺派の寺院。四国八十八箇所霊場の第八十五番札所。本尊は聖観音。四国までお詣りに行けない人の為、近所に写しと称し新四国を作る。

御手洗。

四国大師道。

段数の多い石灯籠。宝暦二年（1752）宝篋印塔。

大師堂。

お大師様が鎮座してます。

石仏７基。

お顔が落ちてます。

不明。

庚申待現當二世成像、前列右端は明治２４年延命地蔵。

観世音参拝記念。

二十三夜塔。明治２４年二十三夜塔、
旧暦19日の月待の記念として、十九夜講中によって造立された塔である。十九夜講のほとんどは女人講、念仏講である。子安講といい、安産を祈願することもある。「十九夜塔」「十九夜念仏供養」などと刻まれた文字塔と如意輪観音の刻像塔があり、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉などに分布する。他に十三、二十三等いろいろな数字がある。

鳥獣繁栄供養塔。明治１１年～２９年鳥猟繁栄供養塔。無益の殺生をした鳥獣の供養を営み、鳥・鹿・猪を刻した供養塔を立てて鳥獣の冥福を祈った。

三日月不動尊。明治２９年三日月不動尊。
額の上に銀製の三日月を持った火焔に包まれ憤怒の形相の不動明王、「三日月不動尊」

弘法大師一千年遠忌記念碑。弘法大師御遠忌紀念
高野山にお大師さま、弘法大師空海上人がご入定されて1150年の御遠忌を記念する。五十年毎に記念する。

石祠、剥離して読めません。

飛龍山圓性寺の本堂。

弘法大師一千五十年遠忌記念碑。

十基の石仏が並んで居ます。

全て馬頭観世音です。
六観音・八大明王の一。人身馬頭、または宝冠に馬頭をいただき、憤怒の相をした観世音菩薩。江戸時代、馬の守護神として民間に広く信仰された。馬頭大士。馬頭明王。文字だけの物もある。石段左手前みえるのは馬頭観音の整列です。天明二年（1782）から昭和34年までの文字馬頭塔が並んでいます。二馬頭の並列だったり
馬印を頭部に頂いたりしますが、いずれも文字塔ばかりです。

木祠。妙見堂。

石仏、不明。中を拝見すると、毘沙門天のような石仏が祀られていました。天保三年（1832）八肱の坐像です。左右の手に槍や杓棒のような持物・合掌手・蓮持ち手・宝珠持ちの計八手です。柏市史に清水観音塔と記し聖観音の像容と記載があります

木祠。

三峰山。
三峯神社の拝殿は1800年に建立されました。三峯神社は春日造です。日本武尊が創始したと伝えられていて、三峯神社の境内には日本武尊の大きな像もあります。標高約1,100mの高地にあります。三峯神社の神の使いはオオカミです、鳥居の前には狛犬ではなくオオカミが向かい合って座っています。御利益は夫婦和合、五穀
豊穣、家内安全、火難・盗難除け、諸難除けです。

六地蔵が並んで居ます。
仏語。六道のそれぞれにあって衆生の苦しみを救う６体の地蔵菩薩。地獄道の檀陀、餓鬼道の宝珠、畜生道の宝印、修羅道の持地、人間道の除蓋障、天道の日光の各地蔵菩薩とするが、異説もある。