タイ4大王朝縦断の旅⑦　チェンマイ旧市街の2寺院を巡る

2019/11/08 - 2019/11/14

7日間でタイの４大王朝、バンコク→アユタヤ→スコタイ→チェンマイを南北に縦断するツアーに参加しました。
このツアーは通常の遺跡観光に加え、スコータイで音と光の祭典：「Light and Sound Performance」、チェンマイではコムローイ揚げにも参加できるという欲張りな日程です。

コムローイ揚げの翌日、チェンマイ２日目の今日は旧市街の寺院と、郊外の山の上の「ドイステープ寺院」を観光します。
さらに、夜は「イーペン祭り」の山車パレードも見ることができました。
ここでは先ず、5日目のその１として旧市街の主要２寺院巡りの記録です。

【5日目　2019/11/12(火)の全行程】
アモラターぺーホテル発　
チェンマイ旧市街寺院
　　ワット・チェン・マン
　　ワット・チェディ・ルアン

チェンマイ郊外
　　ワット・ドイステープ
飲茶食べ放題の昼食
傘づくりのボーサーン村
タイビュッフェの夕食

ターペー門周辺でイーペン祭りの山車パレード見学
同上ホテル連泊

エリア チェンマイ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

４日目　2019/11/11（月）
午後から夜にかけて「スカイランタンフェスティバル」を楽しみました

５日目　2019/11/12（火）
7：00　旧市街城壁東沿いのアモラターぺーホテルを発ち、

7：10　すぐに旧市街北側「チャン・プアク門」近くにある「ワット・チェン・マン」着
このお寺には礼拝堂が２棟あり、中央礼拝堂（ウィハーン）には御本尊、その右の新礼拝堂には2体の仏像が安置されています。

ワット チェン マン 寺院・教会

中央礼拝堂の左側には「布薩堂」が配されています

中央礼拝堂は外観の装飾が華やかで、ランナー様式の屋根の曲線美が美しい

「ワット・チェン・マン」は1296年～1297年にラーンナー王朝の創始者マンラーイ王がチェンマイ創都の際、城壁内で一番最初に建立したお寺です。
伝統的なタイ様式で建てられ、かつて宮殿として使われていたともいわれています。

新礼拝堂の須弥壇の奥にあるガラス張りの、まるで牢屋のような格子がついた厨子の中には2体の貴重な仏像が安置されています。

目一杯拡大して改めて写真で確認します。
手前中央が災いから守り幸せを招くと考えられている「プラ・セータン・カマニー」で高さ約10cmの水晶の像。

その奥の立像が凶暴な象ナラギリをひざまずかせて諭している仏陀をかたどった高さ約30cmの大理石の像で、雨を降らせると考えられている「プラ・スィラー」です。

実際に行った時はそんなに意識して撮った訳ではないので不鮮明な写真ですが　(_ _)

中央礼拝堂の裏の壁面にある仏像。
肝心な本堂の御本尊は撮り忘れました　(-"-)

階段の手すりを覆っている金色の龍はコブラの蛇神「ナーガ」

漢字で書くと「大象佛塔」。
基部を15頭の象に支えられた仏塔です。
化粧漆喰でできた迫力ある象は実物大の大きさですがかなり黒ずんで汚れています。
「ワット・チェン・マン」の中で一番古い建物がこの黄金の塔。
タイ王国の重要史跡として登録されています。

象はタイでは幸運と勇気と誇りの象徴。
仏教の世界観では象はすべてを支える存在なのだそうです。

マンラーイ王の銅像

お坊さんでも車椅子に乗るんだ・・
脳梗塞の後遺症かな？

温かい国だからいつでも花が咲いています

確か、お坊さんの宿舎だったと思います。
勿論、バリアフリーな造りではない・・

スマホに訊いたら「アデニウム・オベスム」という花だと言っていますが・・

紅白に咲き分けるお花

お寺の入口の野良ちゃん。
沢山居ますがみんなおとなしい。

今思うと、事前に見るべきもの等の下調べをしておかなかったので肝心なものを見落としたり、余計なものの写真だったりしています。
どんな場合でもある程度の予備知識は持って
臨まないといけませんね　(u_u)

50分ほどの滞在で移動です

8：00　次の「ワット・チェディ・ルアン」着
「チェディ」は仏塔、「ルアン」は最大を意味します。

1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王（1383～1402年）が亡くなった父を偲んで建立したと伝えられる寺院です。

仏塔は、創建当時で高さ約80メートル、四角い基壇の一辺も約60ｍと巨大なもので、チェンマイ市の真ん中にそびえ立っていました。
当時の王は仏教の宇宙観に従って、都の真ん中に須弥山に擬えた大きな仏塔を置き、それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を建立すると、王朝の繁栄がもたらされると信じていたとか。

現在の仏塔は1545年の大地震で先端が壊れ、後に現在のかたちに修復されたものです。
完全に修復されていないのが却っていいのかも・・

道路に面した入口の門は派手できらびやか

両脇を固める鬼の門番

その奥の門扉

門を入るとまずは本堂があります。

本堂の入口。
階段の手すりを覆っている金色の龍は蛇神の「ナーガ」。
ナーガはブッダが悟りを開くときに守護した精霊で、コブラを神格化したもの。

やっぱり、象にしろコブラにしろ、宗教ってその地域の風土に根差した条件の中で発生進展するものなんですよね。

本堂の奥にある御本尊。
丸みを帯びた柔和なお顔が特徴のランナー様式の仏像です。

金色は人々を喜ばせる色で、輝きは迷いを除き、願いをかなえるためのものだそうです

入口近くの仏さまに金箔を貼り付けてお願い事をします。
自分の体の悪い部分に貼ると病が良くなるとか・・

値段は確認していませんが仏像の脇で金箔が販売されていました

本堂の裏手の仏様

本堂の裏の大仏塔です。
四角い基壇の南正面

階段下には金色の仏さまが鎮座

南東角から

西正面

西側面もこんな感じになっています。
周りの鐘は鳴らすことができます。

チェンマイの御神木「国の柱」とされている神聖な巨木

この木が倒れると、チェンマイもまた滅びてしまうという伝承があるそうです

白い仏塔

大仏塔裏に幾つか有る小さなお堂の一つ

ゆかりの深い高僧の像や

涅槃像が祀ってあります

完全に生活習慣病だと思われます

十二支それぞれの小型の仏塔が並んでいました。
これ、私のです。

スマホに訊いたら「ホウガンノキ」だと言っていました。
実が砲丸投げの球に似ているゆえの和名だそうです。

托鉢のお坊さんの人形

タイ語にわざわざ併記されている日本語「言わぬ花」って何？
「言わぬが花」のことでしょうか・・
インゲンみたいに長い実が付いています。

9：00　約1時間の見学の後、「ワット・チェディ・ルアン」を後にします

途中からシャトルバス的赤いソンテウに乗り換えて

次の「ドイステープ寺院」に向かいます

ワット プラ タート ドイ ステープ 寺院・教会